ヨーロッパ研修
1日目、2日目 →移動
POMPEI
ポンペイは、ヴェスヴィオ火山の噴火により埋没した街全体が世界遺産という遺跡。日本で弥生時代にあたるというくらいすごく古い遺跡なのに、火山灰などで埋もれたため、建物など多少溶けたりはしていたが大規模に残っていた。水道管や馬車が通った跡などもあった。道路は石で敷き詰められ舗装されていたし、床暖房があったりと日本に比べてすごく発展していたと思うとすごい。3000人収容するという大浴場があり、お風呂に入るというより、人と話したり音楽を聞いたりするのが主だったらしい!浴場の天井は溝になっていて、水滴が落ちて来ないようになっていた。脱衣所の壁に光が入ってくる所があって、その光を手でふさぐと下に人の顔のような彫刻があった。スゴイ☆☆
NAPOLI
サンタルチア港付近で写真を撮る以外、バスから見学した。道路はゴミがたくさん落ちていたが、海や公園などの景色はすごくキレイだった。バスからは赤い壁の“ブルボン家の王宮”、そのあとにブルボン家が建てた“新しい城”アンジュー家が建てた“ヌオーヴォ城”、スペイン王が建てた“卵城”という4つのお城を見た。ナポリもまた世界遺産に登録されている街。少し曇っていたが、「ナポリを見てから死ね」という言葉があるくらい本当にキレイで感動した。
お昼はシーフードパスタ!イタリアで初パスタ、とてもとてもおいしかった。
☆松の並木道がある道路は、日本が縄文時代のころにできていた古い道
■イタリア語会話研修!
イタリア語は英語と違って、ローマ字をそのまま読むというのを知って入りやすかった。あいさつやいろんな単語を教えてもらった。(英語と似ているのもいくつかあった)イタリア語では“G”と“H”は発音しない。難しいと思ったのは、“THE”という意味で使うのがたくさんあったこと。イタリア語を習った日、研修センターに消防士さんたちが泊まっていてロビーで会ったので、さっそく習った言葉で話しかけてみました☆
■プレートデコレーション体験!
ラピスラズリという石にみせかけたベルを作った。色は青、白、金、灰色の4色だけを使って、スポンジでたたいたり、歯ブラシを使ったりして、うまく出来るか心配だったけどきれいに作ることが出来た。教えてくれた人達は皆優しくておもしろい方たちでした。
TIVOLI
エステ家の別荘に行く時の山道は見渡す限りオリーブの木々で、実は収穫された後だったけど、オリーブの木というのを初めて見た。山道を登って行くと、下に街並が見えてすごくキレイだった☆
エステ家の別荘はすーっごく広くて噴水もたくさんあった。高1の国語で勉強した時に、教科書にエステ家の写真が載っていて、本物を見られるとは思ってもいなかったので嬉しかった♪本当に様々な噴水があってキレイだった。人や動物の像もいくつかあって、その中には狼に育てられた双子の像もあった。エステ家のいたる所に“鷲”と“ゆり”のマークがあって、その2つのマークがあるとエステ家の象徴なんだと教えてもらった。そのマークは鉢にまで入っていた。別荘から見下ろす街はとってもキレイで、こんな所に住んでいたエステ家の人たちがうらやましいと思った。
次に、ハドリアヌス帝の別荘に行った。別荘は1900年前のものであまりキレイには残っていなかったけど、すっごく広くてそれを一人で使っていたと聞いてビックリした。まきこさんというイタリアを案内してくれた人によると、こんな広い別荘を10年くらいで建てたのに、皇帝は2年くらいしか使わず、水死してしまったそうだ。こんな広いのに10年で建てたということは、相当奴隷がいたのだと思った。所々に大理石が残っていた。
お昼はカルボナーラみたいなショートパスタとジェラードを食べた。とってもおいしかった。
☆その日覚えたイタリア語☆
ケ ベンロ (景色などを見て)わぁ!素晴らしい!!
(人に使う)かっこいい
ケ ベンラ (人に使う)かわいい
ボナノッテ おやすみなさい
ORIVIETO
ボルセーナという農村地域に行く途中、ティレニア海がずーっと続いていてすごくキレイだった☆ボルセーナではオリーブ工場に行った。今は機械を使って石で潰して、その潰しきれないオリーブを取り除く機械に入れる。1番しぼりは熱を通さない料理などに使い、2・3番しぼりは熱を通す料理などに使う。色は1番しぼりから2・3番しぼりになるにつれて薄くなっていく。臭いがキツイのは、南の地域の方でギラギラ太陽に当たって育ったオリーブだそうだ。お昼はオリーブ工場のマルコさんという人が経営しているレストランで食べた。そこに行く時、ボルセーナ湖が見えてとてもキレイでした☆☆
オリヴィエートの街はすごくキレイで、浮いて見える街は“天空の城ラピュタ”のモデルになった所だと知ってビックリした。そこの浮いて見える街にはケーブルに乗って、そこ専用のバスに乗って行った。最初に63mもある井戸に行って、一番下まで降りた。ずーっと階段で疲れたけど、貴重な体験ができた。
次に街のもっと上まで行って、ドゥオモのある所に行った。ちょうど夕方で夕日に照らされた街並みとドゥオモはとてもキレイでした。買い物する時間も少しあったので、いろんなお店に行った。どこも可愛いものばかり売っていて、どれを買おうか悩みました。またイタリアに行ったら、もっとゆっくり見学したい!!
☆その日覚えたイタリア語☆
ヴォーノ ドメニカ 日曜日のあいさつ
スクイジャー すみません(失礼)
ヴォーノ おいしい
市岡さんという戦後イタリアに渡って来た人の話を聞いた。当時はガイドブックとか行ったことある人とかいたわけじゃないから大変だったと言っていた。すごい人だなぁ!って思った。
ROMA
夜はピザを作りにローマへ行った。車がいっぱいあったし、お店もたくさんあった。ピザ作りに行ったお店にはローマのサッカークラブの人々や芸能人らしき人たちの写真やサインがあった。ピザ作りはキジを丸くのばすのと、どのくらいのばすのかが難しかった。なかなか体験できることじゃないし、すごく楽しかった♪ピザもアイスもとってもおいしかった。また食べたい!今度イタリアに来たらローマも見学してみたいと思った☆
☆その日覚えたイタリア語☆
サーレ 塩
FIRENZE
フィレンツェは映画“冷静と情熱のあいだ”の舞台の一部になった場所だったので、すごく楽しみだった。フィレンツェはトスカーナ州の州都で“花の都”とも呼ばれているらしい!!
昼食をとった後、ウフィッツィー美術館に行った。美術館の中の廊下全部の天井に絵が描いてあった。美術館では“ヴィーナスの誕生”“春”“受胎告知”“ひわの聖母”など有名な絵をたくさん見た。その後は自由時間があったので友達とドゥオモに行った。ドゥオモの上に登る時、すっごいたくさんの階段があって大変だったけど、一番上から見る景色は本当に本当に最高で、ちょうど夕日の光りでさらにキレイだった☆その景色は本当に感動したし絶対に忘れられないと思う。イタリアにまた行けたら、またフィレンツェのドゥオモからの景色を見たい。フィレンツェは街全体が世界遺産になっているというのが分かるくらいすごくキレイな街だった。
☆覚えたイタリア語☆
ヴォンピアッチョ よい旅を続けて下さい
ヴォンナターレ よいクリスマスを…☆
コルサ 走る
カリーナ かわいらしい
コロナ 王宮
ウフィッツィー 事務所
ドヴェ イル バーニョ? トイレはどこですか?
VENEZIA
サン・マルコ地区まで水上バスで行った。ドゥカーレ宮殿は廊下、部屋の天井、壁、すべてに金でできた模様、油絵が描かれていた。大評議室は体育館並の大きさなのに柱は一本もなく、壁の厚さが1mもあるらしい。そこには世界一大きい油絵が飾られていて、壁の周りにはヴェネツィアの歴史を題材にした絵がたくさん飾られていた。裁判所の壁には1つだけ少し色が違う“秘密の扉”と呼ばれている扉があり、監獄に入れられる人はそこから秘密の階段を通り、溜息橋というこの橋を渡ると二度と生きては戻れない。ヴェネツィアを見納めする橋を渡って監獄に入れられる。そこの監獄は日本の大正時代まで使われていたらしい!地下だから暗いし寒かった。
サン・マルコ寺院はモザイクでできているとは思えないくらい絵がすごくきれいだった。
買い物をする時間が結構あったので、いろんなお店に行った。仮面やヴェネツィアガラスが多くあった。ヴェネツィアガラスでできた商品はどれもキレイでたくさん欲しかった☆
ヴェネツィアを象徴するマークはライオンに羽がはえている。仙台育英と同じマークでビックリした!!ヴェネツィア空港ではスーツケースをみて「ヴェネツィア」と言われた。
お昼はイカスミパスタとティラミスを食べた。イカスミパスタは初めて食べたけど、とってもおいしかった。
★感想★
ヨーロッパ研修は何よりもいろんな人との出会いがあった。イタリアの人はすごく気さくな人が多くて、それは習慣なのかもしれないけど、全然知らないのにあいあつを交わしたり、下手な英語や覚えたてのイタリア語で話しかけても、丁寧に返してくれたり説明してくれたりと親切な人もたくさんいた。言葉が分からなくても、伝えようとすれば伝わるんだなあと思った。本当に毎日人との出会いがあり、楽しかった♪
イタリアは世界遺産もたくさんあり、キレイな所もたくさんあって、本当に行けて良かった☆また絶対に行って、今回とは違う発見をたくさんしたいと思うし、またいろんな人との出会いを楽しみたい。
今回はほんの少ししかイタリア語を学ぶことができなかったけど、これを機にイタリア語をもっと学んで、日常会話くらいはできるようになりたい。
この研修では、言葉に表せない“何か”と本当に本当に貴重な経験をすることができて本当に良かったと思う。最高としか言えない研修旅行になりました。