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*MEXICO | |||
宇都宮大学
国際学部 国際文化学科 に公募制推薦で合格 メキシコに留学 |
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大学で取り組んでいきたいテーマに メキシコの地で出合いました ■メキシコでも英語が学べるよ の一言で留学を決意 外国語コースに入学した当初から海外留学を希望していました。英語を学びたいのだから当然「英語の国」へと考えていました。でも、ある会合で一人のメキシコの女の子に出会ってから考えが変わりました。 その女の子はロータリーの交換留学で日本に来ていたのですが、みんなの前でとても流暢(りゅうちょう)な英語でメキシコの魅力を語ってくれました。あとでその子に尋ねてみたら「メキシコでも英語が学べるよ」とのこと。彼女の話の内容もあいまって、すっかりメキシコの虜(とりこ)に。ロータリー交換留学のリストの中に「メキシコ」の文字を見つけたときには感激。迷わず申し込みました。 留学先では当初からクラスのみんなとのコミュニケーションはうまくいきました。みんな、私と同じ程度か、少し上くらいの英語力。だから英語とゼスチャーを使って意志を伝え合うことができました。ですが、周囲を見渡したら、少し状況が違っていたのです。 留学先の学校には世界各国から集まってきたロータリー留学生達が何人かいたのですが、彼らは私とは少し違いました。ポルトガルやブラジルから来た子たちはスペイン語にすぐに馴染んでいました。その他のヨーロッパ系の子たちも基本的な文法に共通 なところがあるからか、片言ながらもすぐにスペイン語で会話ができるように。スペイン語がほとんど理解できないままの私は、たちまちコンプレックスに陥ってしまいました。 ■水着を着て登校、放課後は そのまま海に直行! でも、ここで落ち込んでは入られない。そう思って行動を開始しました。同じ留学生の友達のホストマザーがスペイン語の先生をしていると聞いて、さっそく個人レッスンを申し込みました。スペイン語でスペイン語の勉強…。文法の基礎から学びました。やがて、少しずつスペイン語が話せるように。そうなると毎日の生活はとても面 白いものになってきました。留学先はメキシコ北部の小さな町だったのですが、休日には町の探索をよくしました。町の人たちとも顔見知りになりました。みんな親切で、本当にいい人たちばかり。あるときはバスの運転手さんに「今日は料金はいらないよ」とか(笑)。 学校は海のそば。夏には制服の下に水着を着て学校へ行き、放課後はそのまま海へ、なんてこともありました。カトリックのお祭りの日にはクラス対抗で祭壇をつくったり、アステカ、マヤから続くメキシコの伝統の踊りを習ったり、留学生のイベントで浴衣を着て「和風チャーハン」や「和風カレー」をつくって売ったり…。英語はテレビで覚えました。アメリカがお隣にあるせいでしょうけれども、みんなアメリカの番組や映画をよく観ていました。ですから、私自身もリスニング力はすごくつきました。 ■どんなきっかけで人は宗教を 信じるようになるのか… 大学進学のことについては、留学中から頭の片隅にありました。初めは「語学を極められる学部を」と考えていたのですが、メキシコで思いがけないテーマに出合いました。「宗教」というテーマです。 メキシコの人たちはみんなすごく敬虔なカトリックの信者。日曜日には欠かさずミサに出かけます。私の周囲の留学生もすごく熱心なプロテスタントだったり、タイから来た子はとても信心深い仏教徒でした。いっぽう、私はというと、まったくの無信教。家には仏壇があれば、神棚もあり…。典型的な日本人なのですね。彼らを見ていて思い始めました。「どんなきっかけで宗教を信じるようになったんだろう」と。 それで、いろいろ考えていたら「そうだ、パレスチナ問題など、宗教的なことから発している紛争がたくさんあるんだ」というこにも気付いて。その問題(宗教を軸に国際関係を追求する)を大学でのテーマにしてみたいと思うようになったのです。留学中のメキシコからインターネットで日本の大学を調べてみて、宇都宮大学の国際学部国際文化学科に行き当たったのです。宇都宮大学については、すでに外国語コースの先輩達が何人か推薦入試で進学していて、以前から気になってもいたのですが。 将来の夢は国際公務員になること。国連とかの国際機関で働くことができればと思っています。大学に進んでの夢もあります。それはスペインへの留学。スペインに行ってカソリックについて深く突っ込んだ研究をしてみたいとも思っています。 |
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