*NEW ZEALAND
女子栄養大学栄養学部実践栄養学科
指定校推薦で合格
ニュージーランドに留学
和島さん
外国語コース3年
田尻中出身

















留学先で食欲が落ちた経験で
栄養の大切さを学びました


ホストとの雑談するうちに
 自然と語学力がアップしました


 仙台育英の外国語コースを選んだのは、海外への留学制度が整っていたからです。初めは3カ月留学をと考えていましたが、先生から「英語の実力は、外国で生活して3カ月経ったあたりから急に伸びるものだよ」とアドバイスをいただき、1年間に変更しました。ニュージーランドのアラヌイ高校には留学生だけのクラスがあるので、タイ・ドイツ・アルゼンチン・中国などさまざまな人種の友達が増え、毎日楽しく勉強できました。語学力アップに役立ったのは、ホストファミリーとの雑談。身近なこと、思いついたことをどんどん英語でしゃべる。文法にこだわらず、とにかく口に出す。たいした話題じゃないから気楽に話せるんですよね。夏休みはホストと過ごす時間が長く、会話がスムーズになりました。耳が慣れてきて、街で外国人同士の会話を聞き取れるようになったときには、ちょっと感激しましたね。
 生活習慣も変わりました。ホストファミリーにお世話になるうち、自分は何と親に頼りすぎていたんだろう、と気づいたのです。日本では、洗濯も掃除も皿洗いも親まかせで当然と思っていましたから。反省して、帰国後に家事を手伝ったら、親に「どうしたの?珍しいね」と驚かれてしまいました(笑)。

『健康は栄養にあり』
 大学創設者の人生に感動しました


 大学を決めたきっかけは、留学中に食事が合わず、体重が減ったこと。体力が衰え、食べることの大切さ、栄養の大切さを痛感しました。それで、授業で栄養学と調理を選択し、一日に必要な栄養素などを学び、実習でピザやクッキーを作るうち、おもしろくなってしまって…。自分の進む道が見えてきたのです。私が考えた料理を、子供たちやスポーツ選手に食べてもらいたい。私の作ったメニューで患者さんの症状を改善したい。そう思って、帰国後、女子栄養大学のオープンキャンパスに行きました。大学創設者の香川綾さんは戦中戦後の日本の貧しい食生活を憂い、生涯を栄養学の普及に尽くした女性。ビデオを見せられて、「これこそ、自分のやりたかった仕事だ!」と感動で涙があふれるほどでした。
 栄養学は理系ですが、私は化学と生物が得意ではありません。海外留学中のブランクを埋めるため、授業のテキストで補習を重ね、香川綾さんの著書も読みました。進路決定後は一心に勉強できたのが良かったと思います。
 保育所に勤める私の母は、「最近の子供は、家できちんと栄養が摂れていない」と嘆きます。栄養士になったら、幼い子供を持つお母さんたちに栄養指導をしたいと思っています 。
 
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