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私たちの生活の中で、インターネットを中心にした情報社会は想像を超えるスピードで進化し、発展しています。この「著しい速さで進む情報社会に対応できる知識と能力を持った人材を育成する」という目的を持ったプロジェクトを、本校は現在推進しています。 | ![]() |
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次世代の情報社会で 活躍できる人材を育成 プロジェクトの名称は『トリプルA』。トリプルAとは「アクセス(access)」「アドバンス(advance)」「アカデミー(Academy)」の三つの言葉を意味し、“多種多様化する現代社会の中で情報教育を推進し、次世代の産業界で活躍する人材を育成する”ことを目的としたもの。現在、このプロジェクトの実践として、3つの授業・講座が進められています。その一つは『先進IT授業』。本校のフレックスコースの生徒を中心にしておこなわれています。 |
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仮想ショップを携帯サイトで開設 …先端IT授業 先進ITの授業のようすを見てみましょう。 宮城野校舎のパソコン実習室。ここで生徒たちがパソコンに向かってキーを忙しく叩いています。生徒たちが見つめる画面をのぞき込んでみると、そこには携帯電話の画面が…。携帯画面の中にはコーヒーやケーキ、あるいはラーメンや餃子の画像が浮かび上がっています。 「架空のお店の携帯サイトを、生徒たちが思い思いのアイデアを盛り込みながらパソコンの中でつくっているのです」と、指導にあたるフレックスコースの日野彰先生。 パソコンに向かう生徒たちに「製作の意図は?」と尋ねてみると、「和風のレストランにしたいから落ち着いた雰囲気の色使いで」とか「クリックすれば“今日のランチ”のメニューが出てくるようにしたい」とか、それぞれの“こだわり”の答えがかえってきます。 |
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実習を通して “総合ビジネス力”を養う この携帯サイト製作のためのシステムやプログラムはIT企業との共同研究によって開発されたもの。生徒たちがつねに興味・関心をいだきながら進められるように実践的で話題性のある内容となっています。 テーマは半年ごとに設定して3年間で完結。実習を通して携帯仮想携帯サイトのような作品を製作していくことになります。 「実習により各種ソフトウエアの使い方やプログラミング技法を習得していくことになるのですが、これはたんに技術教育にのみ目的があるのではなく、製作の実践を通して生徒のアイデア力、企画力、表現力などをバランス良く育て、IT技術やビジネス全般に対する総合力を養い、さらには諸活動の中で職業意識を高めていくことになるのです」(トリプルA委員会委員長・佐々木英明先生) |
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大学入試や就職試験の 面接時にも力を発揮 この授業で身につけた能力は、社会に出て初めて役立つものとは限りません。 「たとえば就職試験の面接の時に発揮されることになると思います。また、大学進学希望者なら、たとえばAO入試の面接の時に…。“私は実習でこのような携帯サイトをつくりました”と、携帯電話を取り出してその場で見せることができるわけです。自己をアピールするための大きな“武器”になるはずです。」(佐々木先生) |
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マイクロソフト社『オフィス』を 使いこなす検定 『トリプルA』プロジェクトでは、『先進IT授業』に加えて、さらにふたつの講座を展開しています。『マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト』と、『YESプログラム』です。 『マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト』は、世界中のビジネス分野で最も使われているマイクロソフト社の『オフィス』(ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス、アウトルック)をどれだけ使いこなせるか、機能を知っているか、という能力を証明する資格認定制度。この検定試験導入の目的は、情報処理の実践力を身につけさせるため。これまでおこなってきた情報処理検定試験(全商主催)にプラスして導入されました。本校では、希望生徒を対象に学内で随時検定試験を実施しています。本校は認定校のため、生徒はアカデミックプライスで受験できます。すでに2種目(エクセル、パワーポイント)に合格した生徒も出ています。 |
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本校のこの取り組みは、主催者であるマイクロソフト社からも、高い評価を得ています。 |
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厚生労働省が展開する プログラムにも挑戦 『YESプログラム』は、就職に向けて真剣に取り組む若年者を対象に、平成16年度から厚生労働省が展開しているプログラム。「コミュニケーション能力」「職業人意識」「基礎学力」「ビジネスマナー」などについて受講し1種目の資格を取得すると、校正労働大臣名で『若年者就職基礎能力修得証明書』が発行されます。 この証明書は、就職活動をする際に大きなアピールポイントになります。本校は平成18年春からこのプログラムに挑戦。今年度は11名の合格者が誕生しています。 |
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トリプルA委員会は、ITを一層レベルの高いものに上げていくための教育プロジェクトを進めています。
「将来的には本校を“ITスーパーハイスクール”と評価されるところまで推進していきたいと考えています」(佐々木英明先生) |
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