【推薦入試】
 
 
外国語コース
玉川大学 文学部比較文化学科
指定校推薦で合格


平成26年3月外国語コース卒 
佐藤さん(松山中出身)
 

ハワイ研修で
会話力が向上し、
英検2級を取得しました

ビーチに沈む夕日の
美しさは一生忘れません


 本当は英語があまり得意じゃなかったんです。でも、クラスには海外で生まれた人や幼稚園から英語教育を受けてきた人がいて、休み時間に洋楽のバンドやポップス、ハリウッド映画などの話題で盛り上がるうちに自然と英語への苦手意識が薄れました。外国語コースの授業は、教科書に基づいて生徒同士が英語でディスカッションしたり先生と会話のキャッチボールをするなど、コミュニケーション中心の内容です。常に授業に参加している意識があって英語の力もそれなりについてきましたが、クラスメートにネイティブの発音と理解力を持つ優秀な人が多いため、いまひとつ自信を持てずにいました。
 転機となったのは2年生のハワイ研修です。現地校の授業は予想以上に早口で、単語さえ聞き取れず「?」の連続でした。ホームステイ先で私とペアになったのは英語の上手な友だちで、街歩きでもホストマザーとの会話でもつい彼女に頼ってしまい、これではハワイまで研修に来た意味がない、たとえ通じなくてもできるだけ自分で頑張らなくてはと思い直したのです。それからは相手の口元を凝視して言葉をひとつでも多く聞き取ろうと必死になり、こちらからもどんどん話しかけるよう心がけました。耳が慣れるまで2週間くらいかかったでしょうか。いったん通じるようになると、私の話す英語もスムーズに伝わるようになりました。
 研修で最高の思い出となったシーンはワイキキビーチの夕日です。海が徐々に赤く染まっていって太陽が水平線に沈んだ瞬間、ビーチにいた群衆から一斉に拍手が起こったほど感動的な美しい眺めでした。

欧米と日本の文化の
架け橋を目指します


 帰国後、英語の授業で「あなたはちゃんと私の目を見て、うなずきながら聞いている。話の内容を理解できていますね」とネイティブの先生にほめられ、無意識のうちにハワイでの経験を実践していたことに自分でも驚いてしまいました。リスニングの力も上がっていて、授業で積極的に発言できるようになったのです。英検2級に合格できたのも、朝から晩まで英語漬けになり、必死で会話を重ねたハワイ研修のおかげです。
 外国語コースでは華道と茶道を学びます。正しいお辞儀のしかたや礼儀作法、和菓子の洗練された美しさなど新しい発見がいくつもあり、母国の伝統文化に誇りを持ちました。いま、スポーツ界では海外リーグで活躍する野球やサッカーの選手が話題になり、日本中が欧米に関心を持っています。私の夢は、海外のスポーツや地域の文化を日本に紹介し、仙台育英で学んだ日本の文化を海外に紹介すること。玉川大学文学部の比較文化コースは英語をツールとして世界の地域文化を学び、国際交流に貢献できる人材育成を方針としていて、私の目標と一致しました。大学では英語以外の外国語も習得して海外へ視野を広げ、欧米と日本との文化の架け橋になれるような職業を目指します。