現役大学進学者による大学合格体験記
公募制推薦
 

 

山形大学
教育学部学校教育教員養成過程1年

平成16年3月特別進学コース卒
多賀城中出身

「文武両道」という目標が
結果的に合格へつながった


 私は,仙台育英学園で3年間,勉強・部活動そして学校行事など,とても充実した高校生活を送りました。その中で一生懸命頑張ったのが部活動でした。

■「部活をしていると,勉強はできない」
 と思われるのは悔しい…!


 私は剣道部に所属していましたが,そこで苦しみや喜びを部の仲間たちと分かち合いながら“日本一”を目指して日々稽古に励んでいました。最終的に日本一になることができませんでしたが,剣道を通 して礼儀作法は勿論のこと,心身共に鍛えられ,人間としてかなりの成長を遂げることができたと自負しています。後輩の皆さん,勉強だけというのもいいのですが,部活動などにも取り組めば,より充実した3年間を送れることは間違いありません!頑張って挑戦してみて下さい。
 勉強面においては,とにかく毎日の授業を大事にしました。疑問やわからないところがあった場合には,授業終了後すぐに先生へ聞きに行き,その日のうちに理解するように心掛けました。定期テストの前になると部活動もテスト休みに入るため勉強に専念し,毎日夜遅くまで教室に残って勉強しました。「部活をしていると,勉強はできないと思われるのがとても悔しかった」ということもあり,より一層勉強に力が入りました。その甲斐あってか,定期テストではそれなりの成績を収めることができたと,自信を持って言うことができます。

■大切なのは,常に目標を
 持って物事に取り組むこと


 私が高校3年間を過ごしてきて大切だと思ったことは,“常に目標を持って物事に取り組む”ということです。人間誰でも目標を持てば,自然と力が湧いてきて頑張る事ができるものです。実際,私自身も“文武両道”という目標を持ち,それを達成するために努力した結果 ,推薦で大学に合格する事ができました。後輩の皆さんもそれぞれ目標をしっかりと持ち,一生懸命頑張って下さい。そうすれば,必ずその目標を達成できます。
 最後に今まで御指導して下さった先生方,共に頑張ってくれた友人たち,心の支えとなってくれた家族に心から感謝したいと思います。ありがとうございました。


 

 

山形大学
工学部機能高分子工学科1年

平成16年3月特別進学コース卒
東仙台中出身

推薦入試で大切なのは
「熱意をいかに伝えるか」

 
  志望大学を決定するにあたって重要なのは,大学に入って何を学び,何をしてみたいかという自分自身のはっきりした方向性とそれに対する熱意だと思います。

■大学のオープンキャンパスには
 ぜひ積極的に参加を


 私が志望大学を決定したのは2年生の夏頃でした。それまでは,はっきりした志望理由もなく,ただ漠然と情報系の学科のある大学への進学を考えていました。そのため,勉強にも身が入らず,ただだらだらした生活を送っていたように思います。しかし,テレビと新聞で機能高分子工学科の研究を知り,オープンキャンパスで実際に見学してからは,自分もその研究に携わってみたいという明確な志望理由ができ,勉強にも身が入るようになり,学校での成績はいっきに向上しました。
 この決定において一番良かったと思うのは,オープンキャンパスの参加によって他の大学や学科と迷わなくなったという点です。ほとんどの大学でオープンキャンパスが開かれていると思うので,自分が興味を持った大学には進んで参加することを強くおすすめします。

■確実に聞かれそうな質問に対する意見は
 日頃から紙に書き出しておこう


 次に,推薦入試を受験して感じたことを書きたいと思います。一つは,どんな質問にもすぐに自分の考えが言えるように,日ごろから自分の意見を持つようにすること,志望理由などの確実に聞かれる質問は,箇条書きでいいので紙に一度書き出してまとめておくことです。このとき,ただ書いたものを丸暗記するのではなく,自分が一番主張したい事だけを書き,それをいつでも自分の言葉でまとめて言えるようにすると良いでしょう。そのほうが説得力のある言葉になると思います。
 二つ目は,面接で試験管に,この大学に入りたいという熱意をいかに伝えるかということです。面 接において最も重視されるのは高校での生活がどうであったかということよりもこの熱意だと思います。最初のも書きましたが,自分は大学に入って何を学び,何がしたいか,これが大切です。この熱意をうまく伝えられるように,先生方や友達と多く練習をしたほうが良いと思います。
 最後になりましたが,3年間バンド活動に太鼓,勉強ととても充実した高校生活を送ることができました。指導してくださった多くの先生方,いろいろと支えてくれた友達にはとても感謝しています。ありがとうございました。そして後輩の皆さん,高校生活はとても早く過ぎてしまいます。後悔しないためにも,日々を充実したものにしてください。


 

 

山形大学
工学部物質化学工学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
岩沼中出身

勝利への執念で合格の
可能性は変わってきます


 山形大学工学部の推薦入試を受験した理由は,成績はそんなに悪くないし,資格も取っていたし,もし不合格だったとしても本試験で頑張ればいいと思ったからです。せっかくチャンスがあるのだから受けてみようと思ったからです。

■オープンキャンパスに出かけて
 大学の教授に話しかけてみよう


 しかし,私がそんな甘い考えを持っていたからといって受験前に何もせずに過ごしたわけではありません。 それでは,私が受験前にした中で大切だと思うことを二つ挙げたいと思います。
  一つ目は,実際に自分の受験する大学を見に行くことです。そして,大学の教授に話し掛けることです。そうすることによって,入試についてのヒントをなにか知ることができます。二つ目は,面 接の練習についてです。私には小論文がなかったので面接だけの受験でした。私は受験当日1週間前に化学の先生にお願いしました。自分の進路に近い先生でクラスの担任でない先生がお勧めです。その先生は私に必要な資料を用意してくださったり,私ができるまで何度も練習をしてくださいました。これら二つを参考にしてみてはいかがでしょう。

■規則正しい生活を送ると
 推薦入試に有利です


 次に生活面について大切なことを書きたいと思います。大切なことは,基本的なことを守ることです。それは,まじめに学校の授業に出席することです。推薦ではそういう人は有利です。私は幸いなことに担任が厳格な先生だったので規則正しい生活を送ることができました。もう一つ,勝利への執念が大切だと思います。どれだけ強い思いを持っているかによって合格の可能性は変わってくると思います。
 最後に,面接の練習でお世話になった先生,担任の先生,私を支えてくれた友人,家族に感謝します。ありがとうございました。


 

 

宇都宮大学
国際学部国際文化学科1年

平成16年3月外国語コース卒
川渡中出身

推薦のことだけを考え,
模擬面接などの練習に集中


 第一志望である宇都宮大に合格することができ,大変嬉しく思っています。 

■推薦で受験すると決めてからは
 一般の勉強はきっぱりと切り捨てました


 私は一般入試に向けて勉強していましたが推薦入試を受けると決まってからは,それだけに集中するようにしました。落ちたときのことを考えると,それではいけないような気がしましたが,中途半端に一般 の勉強をしても頭に入らないと思ったので,すっぱりと一般の勉強は切り捨てました。そうやって推薦のことだけを考えるようにすることも重要でないかと思います。
 入試は自己推薦書とエッセイと面接でした。エッセイは事前に題が知らされていたので,その題について何十回も書いて添削してもらうということを繰り返しました。また,模擬面 接も何回もしてもらいました。同じような質問内容であっても,答え方が微妙に違ってくるので,いろいろな先生にしてもらうと良いと思います。先生方と改まってお話をするということはめったにないことなので,先生方それぞれの社会に対する考えや知識など,とても参考になりました。全く面 識のない先生との模擬面接は本番に似た緊張感があっておすすめです。

■自分の意欲や積極性をどれだけ
 アピールできるかがカギ


 推薦入試で一番大切なことは,自分がなぜその大学でなければならないのか,また,その大学に入ってやりたいこと,学びたいことを明確にしておくことだと思います。資格や評定値などは良いほうがいいと思いますが,それ以上に自分の意欲や積極性をどれだけアピールできるかが,重要になってくるのではないでしょうか。
 最後になりましたが,出井先生はじめ,多くの先生方,チューターさんたち,励まし合い共に頑張った友人達。私が合格できたのは皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。


 

 

宮城大学
看護学部看護学科1年

平成16年3月特別進学コース卒
高崎中出身

努力することの大切さを実感
誘惑に負けず,頑張って


 私は公募推薦によって,合格を手にしました。人数制限があったので,公募推薦を希望するには,条件に満たなければなりませんでした。私は,その条件に当てはまるよう,高校生活を楽しみながらも,一つひとつの定期考査を大切にしてきました。
 テストの点数によって,評定は大きく変わります。大袈裟に言えば,たった1点で,条件に合わなくなってしまうかもしれません。生徒数が多い仙台育英で,1人の枠をいただくのは,とても大変です。条件に当てはまることはもちろん,その大学に入学したいという熱意,どうしてその大学を希望するのか,理由を自分の中にしっかりともっていなければならないと思います。
 公募推薦のたった1人の枠にせっかく選んでいただいたので,恥じることのないように,受験日までは死ぬ 気で毎日勉強しました。絶対に合格したいという気持ちがあれば,自然と出来るものです。とにかく,毎日,新聞を隅々まで読み,ひたすら小論文を書きました。宮城大学の小論文は難しく,不安などに押し潰されそうになり,毎日のように泣きました。それでもがんばれたのは,周りの人たちの支えや,自分の中に入学したいという気持ちが,強くあったからだと思います。そんなことも合格した後には良い思い出となります。
 人生の中のほんの少しの期間,精一杯がんばれば必ず合格はついてきます。私はこの受験を通 して,努力することの大切さを実感しました。誘惑はたくさんありますが,負けずにがんばってみてください。今までがんばってきたことが,本番の自信に繋がります。合格ほど,うれしいものはありません。
 みなさんも,がんばってください。そして合格した時には,自分を支えてくれていた家族や友達,先生方など,周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れないでください。


 

 

東北職業能力開発大学校
生産技術科1年

平成16年3月英進進学コース卒
松島中出身

一日一日を無駄にすることなく
充実した3年間を過ごす


 私が受けた公募推薦の受験教科は数学で,一般公募を受けると決めた時から毎日基礎から始め,何度も繰り返しやりました。休日も試験日が近くなるにつれて,遊ぶのを控え,時間をできるだけ有効に使って少しでも多く勉強するように努力しました。
 そして推薦の評定の基準を満たすために,定期考査では決して手を抜かず,毎回十分に勉強をし,定期考査に臨みました。
 なお,学校で行われる行事には毎回欠かすことなく参加しており,欠席・遅刻もできるだけ少なくするように心掛けました。
 私にとって,高校生活は一日一日を無駄にすることもなくすごしたよいものでした。ですから,大学に進学しても,毎日遊ぶのではなく,その先があることを忘れずに勉強に励み,一日一日を充実してすごしたいと思っています。そして来年受験する後輩達にも希望する大学に合格してもらいたいと思います


 

 

駒澤大学
経済学部経済学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
千葉 勝田台中出身

長期休暇の過ごし方が大切,
明日もあると思わず「今」を一生懸命に


 私が大学受験を目指した理由は,希望する就職先に勤めることができる確率が,高卒より著しく高いこと。これが最大の要因です。高卒で8%,大卒で70%といった具合です。更に,今は就職難で,まともに就職することすらできにくい時代です。会社も,大学でより専門的な知識を身に付け,入社して即戦力となる人材を求めています。これを総合して考え,進学という結論に至りました。
  大学進学にあたり,推薦入試と一般 入試 があり,推薦を受けるためには,平均評定が4.0以上必要であることを知り,2年生の時から真剣に取り組み始めました。2年生からは小論文の授業が始まり,書き方の勉強をしたため,大変助かりました。その中で小論文を書くためには,ニュースを見て情報を集める事が大切だと思い,毎日欠かさずニュースを見るようにしました。この事が,大学受験において,大いに役立ちました。

■大学進学への明確な意志を
 はっきりさせておく


 受験する大学を絞り込むには,希望する就職先への内定率の高さで選んだ方がいいと思います。そのために,やりたい事と大学進学への明確な意志をはっきりさせておくことが大切だと思います。
 意思を明確にしたならば,長期休暇の過ごし方が大切になってきます。明日から勉強を始めようと思っても,なかなかできないものです。休暇が終わり,あっという間に春,夏,秋となって,結局,あの時にやっておけば良かったと後悔する事になると思うので,今を一生懸命やって下さい。
 推薦入試で受験するなら,殆どといっていい程の大学で面接があります。面 接においては,意地悪な面接官であれ,和やかな面接官であれ,結構,自分の答えた内容について,更に聞かれる事が多いので,しっかりとした答えを用意しておく必要があると思います。以上が私の体験から大学受験を推薦で受ける場合に必要と思われる事です。この体験が何かの役に立てばと思います。


 

 

桜美林大学
経済政策学部ビジネスマネジメント学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
岩沼北中出身

常に頭を柔軟にし,
多くの情報を取り入れる


 私は語学の他にもう一つ,会社が社会の中でどのような役割を果たしているのかという観点から,社会全体を学んでみたいと思っていました。そのためには学部学科間の壁がない自由に学べるシステムがある大学を探す必要がありました。大学の資料を集め一つ一つ比較し自分に最も適していると思えたのが,桜美林大学でした。まず,語学は16カ国の言語の中から学ぶことが出来ます。学科は多くのコースに分かれています。将来の目標に合わせて選ぶことができる点に魅力を感じ,自分の力を伸ばせると確信しました。
 入試試験方法はA・B方式に分かれていました。A方式は評定が3.5以上で,課題図書を読んでレポートを作成する,B方式は,大学が指定した条件を満たしていればよいというものでした。どちらにも面 接はあります。

■面接では,将来なりたい
 職業も考えておく


 私はA方式で受験することにしました。B方式の資格も基準も満たしていたのですが,3年間定期試験を頑張ってきたので,評定も重視される方式を選びました。
 試験日までは何度も本を読み…と言いたいところですが,読んだのは2回だけでした。本の内容が私自身が生活の中で感じていることやとても興味深いものだったので,1回読んだ時点で内容を把握することが出来ました。その後の,考えをまとめて文章を作成する作業が大変でした。先生に学校が閉まるギリギリまで指導して頂き,なんとか締切りの3日ぐらい前までに出すことができました。
 試験当日の控え室はとても張り詰めた雰囲気でした。何度も志望理由を読み返して順番を待つことですごく緊張し,もう胸の鼓動が鳴りっぱなしで大変なことになっていました。
 面接では「へ!?」という疑問が多く,戸惑う事も多々ありましたが,前日姉と練習をしたこともあり,臨機応変に答えることが出来ました。
 試験を終えてみて思うことは,常に頭を柔軟にし多くの情報を取り入れることが大切だということです。もちろん定期試験を頑張ることも大切です。そして将来なりたい職業があるならば,今のうちから調べておくことも重要なことです。そのことを面 接で質問される場合もあります。
 私がこの受験を乗り越えることが出来たのは家族や友達,先生方に支えていただいたからです。心の底から感謝しています。この気持ちこそ,最も忘れてはいけないものだと思っています。


 

 

東海大学
開発工学部生物工学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
大沢中出身

試験のための準備は
苦手を克服するチャンスだ


 仙台育英に入学した時から,大学への進学を考えていました。推薦などの試験では成績の他に出席数も重要になってくると思います。1年生の時,私は少し欠席が多かったので,これではダメだと思い,2年生からは大学進学への意識が高まってきたこともあり,ほとんど欠席せず頑張ることができました。また,定期テストは80点以上とれば評定が5なので,これを目標に努力しました。

■対応策をノートに箇条書きにして
 まとめ,自分の中で整理


 3年生になり,大学を決めなくてはならない時期があっという間に来て,私は指定校か公募制かで悩んだあげく,何回かオープンキャンパスに行った大学を公募で受けることに決めました。
 小論文にはかなり頭を悩まされました。元々私は文章を書くのが苦手だったので,推薦での受験は自分には不適だったのではないかと思うこともありました。そんな中で,自分なりにできることは頑張りました。小論文の参考書を読んだり,学部に関連した事柄やニュースなどをチェックし,何項目かに分けて,さまざまな問題への対応策をノートに箇条書きにまとめたり,自分の中で整理していきました。あとはとにかく文章を書くように努めました。たくさん書いているうちに文章の構成の仕方がわかってくると思います。自分の書いていることが矛盾しないように,考えをしっかり相手に伝えることが大切だと思います。
 これから推薦での受験をと考えている皆さん,目標に向かって精一杯頑張ってください。試験への準備はとても大変ですが,自分の苦手な部分を克服できるチャンスだと思って臨むと良いと思います。たくさん迷惑をかけてしまった先生方,いつも支えてくれて一緒に頑張ってくれた友人たちには,深く感謝しています。ありがとうございました。


 

 

鎌倉女子大学
児童学部子ども心理学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
加茂中出身

自分に合った大学探しは
先輩の体験も参考に


 大学へ行きたいという気持ちは1,2年生のときからありましたが,あまり実感が湧かず,何も行動には移しませんでした。そうこうしているうちに3年生になり,焦りを感じながら自分に合った大学を探し始めました。しかし,大学選びとは簡単なものではありませんでした。自分の学力や志望学科,自分の求めているもの全てを挙げるとなかなか大学が決まらず,いくつもの大学の資料を取り寄せました。

■志望校が決まれば,
 勉強に対する姿勢も変わる


 私の場合,たくさんの資料を取り寄せたことで自分にあった大学を見つけることができましたが,身近にいる大学生や先生方に話を聞くことも重要だと思います。大学の雰囲気など自身の経験からたくさんのアドバイスをいただけるのでとても参考になります。
 そして,実際に自分の目で確かめることも,とても重要だと思います。なので,オープンキャンパスやその学校の行事には積極的に参加した方がいいと思います。
 1,2年生のうちに志望校を決めることは決して早いことだとは思いません。志望校・目標が決まったということで,勉強に対する姿勢も変わってくるでしょう。


 

 

白鴎大学
法学部法律学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
多賀城第二中出身

毎日の積み重ねがあれば
受験勉強も苦ではない


 もっと早くから勉強をしていればよかったのにという後悔があります。私が本格的に勉強に取り組み始めたのは,3年生の夏休みに入ってからだからです。
 それまでの私は,定期考査の前ぐらいしか勉強していませんでした。だから,苦手にしていた英語は文法はもちろんのこと,単語や熟語もほとんどわからない状態でした。そのため私は,夏休みから本気になって勉強を始めました。

■200語を目標に,効率よく
 単語・熟語を覚える


 始めた初日から,単語と熟語を合わせて200語を覚えることを目標にして,それを毎日続けました。ただ,がむしゃらに単語や熟語を覚えるのではなく,似た意味の語を一つにまとめることによって,頭の中で他の意味の異なる語との区別 がはっきりできるようになりました。こうして覚えた方が,より多くの単語を少ない日数で覚えることができるので,効率がよいと思いました。
 私は受験勉強を通して,勉強はやはり毎日の積み重ねが重要だと感じました。毎日少しでもやっていれば,もっと楽な受験勉強ができたはずだと思います。授業でやったことを復習し,そして予習する。さらにあきらめない。このことを守れば,受験勉強は決して大変なものではないのかもしれません。


 

 

びわこ成蹊スポーツ大学
スポーツ学部競技スポーツ学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
門脇中出身

一度しかない人生だから
自分を信じて目標に向かう

 
  時間を費やし自分で見極め,明確にした目標の中でどれだけ自己を見つめ,伸ばすことができるかが全てにつながるポイントだと思います。私の場合,短期の海外滞在,そしていろんな人との出会いが自分自身を見つめ直すよい機会で,あらたな目標を私の中に示してくれました。
 高校に入ってから,3年最後の三者面談までの私は医療関係の仕事に就きたいと思っていました。当然,志望学部もほぼ決まっていて,それに向けて勉強をしていました。しかし,今はスポーツに関することに興味を持って,方向転換しました。職が安定しない厳しい世界だと関係者の方々の意見もありましたが,「一度しかない人生でやりたいのはこれだ」と,自らの目標に対し自信を持って言えるのです。私は自分の目標や夢をちょっとした体験で変えたことを恥じてはいません。むしろ,人との出会いの中で見つけ出した目標は自分の誇りであり,大切なものです。

■新聞を毎日読んで
 社会状況を把握


 私は勉強という習慣がなく,とても苦労しました。私の受けた公募制推薦の審査基準は,事前提出の調査書と,当日の小論文と面 接でした。小論文については,新聞を毎日読み,社会状況を把握し,クラスに配られる蛍雪時代の特集などを利用し,先生に出願分析などをしました。試験までの1週間は毎日1題小論文を書き,先生に添削して頂きました。
 夢や目標を持てば,達成するために自分のやるべきことが見えてくると思います。
 漠然と大学に入るよりも,意欲があれば大学生活の充実度も違ってくるはずです。頑張ってください。


 

 

北海道医療大学
看護福祉学部看護学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
五橋中出身

早めの小論文と面 接対策で
看護師の夢に一歩近づく

 
 中学生から看護師になりたいという夢がありました。他の職業は全く考えていなかったに等しく,その夢の実現のために大学進学の道を選択しました。しかし,今思えば,そう容易な道ではありませんでした。ですから,今後大学進学の道を歩もうとしている皆さんの力に少しでもなれることを期待して,私の合格までの軌跡の一部をお話したいと思います。
 まず,第一に知っておいて欲しいのは,大学受験でライバルとなるのは仙台育英の生徒ではなく,北海道から沖縄までの全国の高校生,さらには浪人生だということです。あまり井の中の蛙にならないでください。私は,中学校3年生から予備校に通 っていたので,受験に対する刺激を常に受けてきました。もし通わせてもらえるのであれば,夏期・冬期講習だけでも通 ってみるのも良いかもしれません。ただし,自分への甘えは予備校では許されません。様々な決断は慎重に行いましょう。

■小論文を書いて添削を受け,直す…。
 この繰り返しが大事


 推薦入試に関して言うと,私が受験した大学は受験科目に小論文と面接を課していましたから,それらの練習を徹底して行いました。まず,小論文は人によって様々ですが,私は高校3年の夏休み前から少しずつ始めました。書き方がわからない人が大半だと思うので,参考書代わりに1冊小論文入門などの本を買い,家でいつでも見られるようにします。しかし,これは本当の小論文対策とは全く言えません。自分で文章(小論)を書き,国語の先生等に見ていただくことで初めて成り立ちます。わからなければ,とことん先生に質問すれば良いのです。私は,この練習を今まで何回行ったのか,数え切れません。直前期はほぼ毎日のように書いては先生に持って行き,添削されたものを書き直して…といったことを繰り返しました。そうすれば必ず,自分の文章が良い方向へ変わっていきます。

■面接の準備で大切なのは,
 自分を見つめ直すこと


 もう一つ,推薦入試に重要なのが面接です。面接は大半の大学に課せられていると思うので,自分が希望する学部は今からでも受験科目を調べておいてください。私は,合格した大学の他にも受験した大学がありましたが,残念ながら不合格でした。不合格の理由の一つに,面 接の根本が理解できていなかったこともあると思います。面接の根本とは,自分のことをよく分析,理解しているか。周りの人のことを理解しているか。職業,志望大学についてどのような想いがあるかです。これは,自分を見つめ直すという一番重要なことであり,しかも困難なことなのです。親や友達,先生方と声に出して話し合ってみるのが良いと思います。そして,答え方もある程度まで考えて用意しておくのがベストです。ただし,嘘はバレてしまうでしょう。
 以上の2点が,私が大学推薦受験するにあたっての対策でした。今は何となく,漠然とした未来に不安を持っているだけかもしれませんが,受験を意識し始めるのは,早ければ早いほど良いのですから,今から対策をしておく方が良いでしょう。私は推薦受験についてを中心に述べましたが,推薦入試だけを考えていてはいけません。学力試験のことを最優先に考えてください。そうでなければ,推薦入試の道も自然と閉ざされてしまうからです。
 とにかく日々の予習・復習を怠らなければ大丈夫です。今の勉強に耐えられなければ,希望する大学に入ってからは,今の何倍もの量 の勉強に耐えていくことはできません。勉強は一生死ぬまで続くのですから,息抜きをしながら,ゆっくり,そして確実に進めていきましょう。皆さんの栄光を期待します。


 

 

東北公益文科大学
公益学部公益学科1年

平成16年3月教養コース卒
白石中出身

有意義に高校生活を過ごせば
自然にいい結果が出る


 大学進学をめざしたのは3年生になって何カ月かたった,進学か就職かを真剣に決める時期でした。しかし,考えてみても将来なりたい職業や夢は漠然としか考えつかないまま,時間が経っていきました。自分がもしこのまま将来のことを考えずに就職してしまったら,後々後悔してしまうのではと思い,それなら進学してさまざまな知識を得て改めて自分の将来希望する職業に就きたいと思うようになりました。その結果 ,大学受験を決意しました。
 大学を受験するにあたって,私は周りにいるさまざまな人に助けていただきました。担任や各教科の先生方には感謝しています。ありがとうございました。

■修学旅行で中国へ
 行ったことをアピール


 小論文対策としては,受験する大学の過去問題を解いたり,新聞で最近のニュースをチェックしたり,出題されそうなテーマをパソコンのインターネットで調べてみたりと,出来る限りのことをしました。
 面接にそなえては,緊張して何も言えないということがないように,練習をしておいた方が良いでしょう。自分のアピールしたいこと,たとえば大学で学びたいこと,成し遂げたい夢などを持つことが大切だと思います。私の場合は,修学旅行で中国へ行ったことが大きなアピールになったと思います。これは初めての海外旅行でもありました。中国での体験,日本との違いなどを面 接で質問されました。
 さまざまな経験をして積極的に部活動をし,できるだけ資格を取るなどをすれば,有意義に高校生活を過ごすことができます。そして,結果 が出てくると思います。


 

 

愛知学院大学
文学部国際文化学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
香川 屋島中出身

努力するのは当たり前,
当たり前のことをやればいい


 特別な努力なんて必要ないと思う。基本をやれば問題ない。基本を続けることは「努力」ではない。「当たり前」のことではないだろうか。「当たり前」のことを「当たり前」にやっていれば,何事にもチャレンジできる勇気がわいてくる。強い気持ちで,優しい心で,常に明るく楽しく,学校生活を送ってください。
 担任の進藤先生,本当にありがとうございました。先生のおかげで未来へ羽ばたく土台をつくることが出来ました。本当に本当にありがとうございました。


 

 

東北文化学園大学
総合政策学部総合政策学科1年

平成16年3月教養コース卒
船迫中出身

中国への研修旅行で
現地の学生から大きな刺激を

 大学に進学したいと思ったのは,高校2年の修学旅行で中国の生徒達と対面 して会話をした時に,大きな刺激を受けたからです。中国の学生は日本語と英語の二カ国語を勉強していていました。日本語で「どうして,こんなに話ができるの?」と聞いたところ,彼等は,とても努力家で朝6時半から夜10時まで授業を受けて,10時以降も予習などで,1日の勉強時間は10数時間に及ぶ勉強をしている,日本語の勉強もたくさんしているからだと答えてくれました。これには驚きました。彼等にとってその位 の勉強は当たり前のようで,私はその話を聞いて自分は勉強しなさすぎている事に気づき,もっと勉強するために大学に入ろうと思ったのです。

■AO入試での失敗を糧に
 次の試験に向け猛特訓


 私は東北文化学園を受験する前に福島学院大学という大学をAO入試で受験したのですが,つっこまれたらどう話していいのかわからなくなったり,自分の思いがはっきり伝える事ができず,結果 は不合格でした。しかし,ここでの面接の試験は次の入試の面接の時に大きく役立ちました。
 私はその時の面接で聞かれた事をすべてノートに書き写して頭の中でシミュレーションをして何度も練習したり,担任の先生にも何回も面 接の練習をしてもらいました。

■小論文は,添削していただくのが
 一番の効率のよい勉強法


 また,次の入試を受ける事になった東北文化学園大は公募推薦なので小論文の勉強も必要でした。小論文の勉強をするに,本屋に行って何冊か手にとって読んでみて,良いと思った本を片っ端から買いそろえました。しかし,実際に買った本全てを読むことは無かったので,それは失敗だったと思います,やはり一番勉強になったのは国語の先生か担任の先生の見ていただいたことです。人に見てもらって間違いや良い所を指摘してもらうのは一番の勉強になります。また,一回でも多く見ていただくことが効率の良い勉強につながります。
 以上の事をして私は大学に合格する事ができました。これからは高校生活以上の勉強時間とは話にならないほど勉強しなければなりませんが自分のやりたかった事なので苦ではありません。これから大学生活を迎える事になりますが,この大学に合格するために努力した事は一生の思い出になると思います。あの時の努力が実った時のうれしさは言葉では表せないほどでした。
 みなさんも夢を現実のものにしてみてください。


 

 

東北文化学園大学
総合政策学部総合政策学科1年

平成16年3月教養コース卒
亘理 山下中出身

入院生活がきっかけで
人助けになる仕事に就きたいと決心


 大学を目指そうと決めた矢先,バイトの帰りに事故に遭い,1カ月ほど入院生活を強いられることになりました。が,その事故のおかげで目指したい方向がはっきりしました。入院生活を通 して色々な人と出会い,その人たちの経験談を聞いたり,相談にのってもらったりしていく中で,「やっぱり大学に進んだほうが良い」とあたらめて再確認しました。
 志望大学を決めた一番の理由は,リハビリ担当の先生を見て,自分も人のためになれる仕事に就きたいと思ったからで,福祉関係の学部がある東北文化学園大学に入りたいと強く思いました。

■先生の適切な指導の
 おかげで,自信を持つ


 一般推薦入試を目指し,家に帰ってからも毎日,小論文の練習を徹底的にやりました。そうして書いた小論文を国語の先生に見ていただきながら,悪い所をなおしていきました。
 面接の練習にも力を入れ,担任の先生の指導のおかげで,本番までには自信を持てるようになりました。しかし,いざ本番となると当日はかなり緊張してしまい,習った事を全部出しきれないまま試験が終わってしまい,不合格に違いないと思いました。だから合格という結果 を聞いてびっくりした時のことが,今でも印象に残っています。


 

 

東北文化学園大学
科学技術学部応用情報工学科1年

平成16年3月教養コース卒
岩沼西中出身

練習を積み重ねた自信が
心の余裕につながる


 何回も練習した小論文を,何回も直される日々が続きました。直された文をまた他の先生に見てもらうとまた直される。さらに面 接の練習では,一つひとつの仕草まで練習しました。こうした繰り返しで,最終的にはとても自信がつき,おかげでいい結果 につながったと思います。

■ライバルを蹴散らす
 勢いで,本番に挑む


 公募推薦というきびしい条件でありながら目標を決めて挑戦しようと思ったのは,希望した大学の設備がとてもよかったからです。試験のときに初めて行った大学は,まずあまりにも大きいのに驚きました。中に入るととてもきれいで,試験教室も立派でした。
 試験用紙を渡されると,練習ではやらなかった課題が出題されました。しかしそこでは焦りません。今まで何度も小論文の練習をしていたので,自信を持って挑みました。たとえ文の課題が練習した課題と違っても文の作り方や表現力は同じなので,がんばることができました。次の面 接でも練習とはまったく異なる事を聞かれましたが,正直に答えることができました。
 後輩へのアドバイスとしては,公募推薦の場合は必ず書店で小論文についての本を買うことをオススメします。その中に載っている例文を真似するのも作戦であると思います。面 接については,担任の先生にしっかり練習していただくのが一番です。試験会場にいる周りの人は全員ライバルです。ライバルを蹴散らす思いで挑んでください。


 

 

東北文化学園大学
医療福祉学部保健福祉学科1年

平成16年3月教養コース卒
鹿島台中出身

つらくて嫌になった時は
楽しそうな自分を想像して乗り切る


 私は東北文化学園大学医療福祉学部保健福祉学科保健福祉専攻に公募推薦で合格しました。
 試験は小論文と面接でした。小論文は,下書き用の紙も渡されましたが,下書き用の紙に文章を書いていると,あっという間に時間がなくなり,本用紙に文章を写 し切るまで時間切れになってしまいます。下書き用の紙におおざっぱな流れを書き,本用紙で練習してきた文章を交ぜながら文字数を調整していくといいと思いました。私は下書き用の紙に文章を書いていたら「残り10分」の合図があり,あわてて本用紙に写 しました。色々なパターンの文章を頭に入れて小論文に挑めば楽になるでしょう。
 次に面接ですが,面接官がとてもいい先生方で,私がバスケットボールの話をすると,好きな選手の話になり,楽しみながら面 接を受けることができました。

■地道に小論文などの練習を
 重ね,受験にそなえる


 大学に進学するために日々,地道に小論文などの練習を重ねて受験にそなえました。自分の好きなことには徹底的に頑張れる私ですが,数学などの苦手なモノには努力が嫌いです。大学のために頑張るのがツラくなったり,嫌になったときもありましたが,私はその度に大学生になっている自分を想像しました。想像の中で膨らむ自分は楽しそうで楽しそうで,頑張ろうという気持ちにさせてくれました。
 私にとって高校生活は自分を見つけるためのいい生活になったと思います。中学のときは将来のことも何も考えず,ただ友達と過ごしていました。夢を持って日々頑張っている友達を見て,自分を見つめなおす時間を持てました。
 大学生活では目標を常に持ち,なりたい自分になれるように頑張っていこうと思います。


 

 

東北文化学園大学
医療福祉学部保健福祉学科1年

平成16年3月教養コース卒
逢隈中出身

興味ある福祉を学び
人の役に立ちたい


 自分は福祉に興味があります。東北文化学園大学を選んだ理由は,医療福祉の設備がすごく整っているからです。すごく大変だと思いますが,私は将来人の役に立ちたいと思い,一般 入試で受けて合格しました。受かるなんて思ってもいなかったのですごく嬉しかったです。

■面接では,合格したい
 という意志をはっきり伝える


 面接できちんと答えられるか,きちんと声が出る心配でした。でも私は,入りたいという自分の意志をはっきりと伝えよう!
 と心に決めて臨みました。最初は試験官の顔が見ることができず,声も張れませんでした。ですが,質問された時は,はっきり答えられるようになりました。
 担任をはじめ多くの先生に面接の練習をしていただいたことを,すごく感謝しています。あの時の練習が無かったら合格できたかどうかわかりません。自分の実力だけではなく,協力していただいた方々のおかげです。
 私にとって大学は,夢をつかむところであり,サークルなど趣味を幅広く楽しむ所でもあります。逆に高校は,友達をつくる所であり,今までにない色々な事を学ぶ所だと思っています。大学では専門知識を多く学びます。高校では基礎や社会的な事を学びます。
 仙台育英に来て田中先生と出会い,この大学を受けて良かったと思っています。だから後輩にも悔いのない高校生活を送ってほしいと思います。そして,自分の行きたい大学,気になっている大学を先生に聞いたり本で調べたりして,より現実的になるよう頑張って下さい。そして,仙台育英生として恥じぬ よう人生を楽しんで下さい。


 

 

東北文化学園大学
医療福祉学部リハビリテーション学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
岩手大附属中出身

公募推薦のおかげで
理学療法士の夢に一歩近づく


 大学に受かることができたのは,推薦入試のおかげです。一般ではたぶん受からなかったでしょう。将来,理学療法士になりたかった私は,リハビリテーション学科のある大学を探しました。その結果 ,東北文化学園大学が一番自分に合っていると分かりました。しかし偏差値が高く,一般 受験だけでは不安でした。そこで仙台育英の推薦枠を使って,指定校推薦か公募推薦も受けようと決めました。指定校推薦は評定平均値が少し足りなく受けられなかったので,一般 入試 と公募推薦を目指しました。

■親を相手に,
 面接練習を繰り返す


 最初に公募推薦の試験があるので,面接と小論文の勉強から始めました。まず,面 接の練習は,親に試験官になってもらい,相手の目をみて,できるだけ大きな声でハッキリ話すよう心がけました。小論文は毎日新聞をチェックして医療系の記事を切り抜いて,それについて詳しく調べました。あとは医療系の小論文の問題集をひたすらこなしました。
 試験は小論文は,練習していたものが出たので楽に書くことができました。面 接は多少声が小さくなってしまいましたが,相手をしっかりみて話したのでよかったと思います。
 練習したおかげで合格できたので,改めて「努力することは大切だ」と感じています。