現役大学進学者による大学合格体験記
指定校・提携校推薦
 

 

神奈川大学
外国語学部英語英文学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
能代第二中出身

資格取得も準備のうち
推薦を意識して早めに受験対策を


 自立した大人になるため,力をつけてから社会に出るべきだと考え,大学進学を決めました。
 受験する大学を絞り込むときに,指定校にエントリーするか,別の学校をAOで受けるか迷いました。しかし,少しでも可能性があるのなら前から憧れていた神大を受けてみたいと思いエントリーしました。
 3年生の初めあたりから少しずつ推薦を意識した受験対策を始めました。特に定期考査を大切にしました。テスト前の2週間は予定表を作り,苦手な教科を多めに取り入れ,遅れた分は休日にばん回するようにしました。また学校が終わるとすぐに帰宅し,夜ごはんまで仮眠をとるように決め,夜3時くらいまでを目処に起きて勉強するようにしました。また,資格取得に力を入れました。英検準2級・漢検準2級・ワープロ検定3級を取得しました。1人で受験するのは心細かったので,母と一緒に受験し,お互いに励ましあい,競争したので楽しく勉強する事ができました。さらに,ESS部に入部しました。オーラルの先生と話し,英語の字幕で映画をみたり,本格的な英語に触れる機会をつくりました。
 早め早めに対策をたてていくことが大切だと思います。


 

 

神奈川大学
法学部法律学科1年

平成16年3月教養コース卒
横浜 荏田南中出身

硬式テニスと勉強の両立を
武器に 指定校推薦にかける

 高校1年生の時から進学したいと思っていましたが,どんな大学に行きたいかとか,どの学部で勉強したいとかいうことまでは具体的に決めていませんでした。しかし,仙台育英は宮城県有数の進学校なので,指定校枠が幅広くあると知っていました。そこで私は推薦入試で進学したいと思い,学校推薦をいただけるよう日頃の学校生活をがんばる事に決めました。

■目標を立てるだけでは
 意味がない,実行あるのみ


 私にはやりたい事がありました。それはクラブ活動です。中学校で燃え尽きることができなかったテニスへの思いを高校で実現するため,私は入学前から硬式テニスをやる事を決めていました。誰よりもテニスが上手くなり,自分が仙台育英硬式テニス部を引っぱって行くことも目標の1つでした。目標を持って生活することは,学校生活の中で大切なことであり必要なことだと私は思います。
 しかし,目標を立てるだけではいけません。その目標を達成するために実行に移し,日頃の努力を怠らないことが必要です。私はテストで高得点を狙えるわけではなかったので,補講授業や講習になるべく多く出て単位 を稼ぎました。つらかった事もありましたが,今,考えてみると出て良かったと思います。
 部活動は自分が一番打ち込みたいと思っていたことなので,全然苦ではありませんでした。毎日をしっかり生活できました。こういった日頃の努力の成果 や私の学校生活を評価していただきました。私は仙台育英代表として神奈川大学を志望し,無事合格することが決まりました。

■学校の雰囲気をつかむため,
 積極的に見学会や説明会に参加


 私が大学を絞り込む際で必要だと思ったのは,まず,「将来何をしたいか」ということです。夢や希望によってガラリと行きたい大学が変わると思います。二つ目は,「大学に行って何を学びたいと思っているのか」で,大学のカリキュラムなどに目を通 しておくと,また違う発見ができると思います。そして,三つ目は学校の雰囲気だと思います。私が神奈川大学にひかれたのは,とても自由で開放的な雰囲気に興味を持ったからです。積極的に学校見学や説明会などに行って話を聞いて,すばらしい大学だと思い志望しました。
 大学に行って勉強するのは自分自身なので,中途半端な気持ちで進学してしまうと痛い目に合います。自分が偉そうな事を言えた立場じゃありませんが,大学に進学する以上,気持ちを強く持って勉強したいと思います。そして,仙台育英代表として,誇りを高く持ってがんばりたいです。


 

 

神奈川大学
工学部経営工学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
涌谷中出身

健康と得意科目の数学が
指定校推薦の決め手に

 私の高校生活で後輩達に教えられる事なんて,これっぽっちもありません。めちゃくちゃなくらい遊んでいたし,3年生になるまでテスト前以外に勉強したことは,数えられる位 しかなかったと思います。部活もやっていなかったし,生徒会もやる気がありませんでした。こんなダメダメな私でも,指定校推薦で志望校に合格することができました。それは多分私が健康であったということと,数学のおかげだと思います。
 私は1年生の時は自転車がパンクしてしまったせいでの1回の遅刻で精勤賞,2年生の時は皆勤賞でした。数学に関しては,担任の先生方が素晴らしく,わかりやすく教えていただけたので,授業だけで内容を理解できて,毎回良い点数をとることができました。ですから,指定校推薦を狙うのならまず,きちんとした学校生活をおくる事を心がけること。そして,自信を持って「この教科は私の得意教科だ」と言い切れるような教科を一つでも多く持つことだと思います。

■面接での丸暗記はやめ,
 その場できちんと答えられるように


 面接の事ですが,面接の練習はしすぎない方がいいということです。私は教頭先生に面 接の練習をしていただき,頭の中で何度もイメージトレーニングをして,「なぜこの学校,学部,学科を志望したか」といった質問の答えを完全に暗記して試験を受けました。案の定「なぜここを志望したのですか」という質問があったので,暗記した事をすぐさま答えました。すると,「すっかり頑張って暗記してきたようですね。」と言われました。こういうことを言われると,はずかしいし,あわててしまうものです。多分そこは減点対象となったでしょう。なので,答えは暗記せず,その場で思いついたことを思いついたように答えるようにした方がよいと思います。


 

 

桜美林大学
文学部言語コミュニケーション学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
将監中出身

志望学科に関する本を読み
万全の対策で臨む

■自分の目標をしっかり持ち,
 普段の生活をまじめに


 推薦入試を受けるには,普段からの授業態度や定期テストが重要になります。私は普段から授業をまじめに受け,テスト勉強もまじめに取り組んでいたので,指定校推薦を受けることができました。
 校内審査を通ってから試験当日までは,面接の本を何度も読んで練習しました。また,自分の進みたい学部学科に関する本を何冊か読み,万全の対策で臨みました。その他には面 接で一番重要視される,志望理由や大学に入って何をしたいのかを明確にし,自分のやる気を面 接官にわかりやすく伝えることができるよう努力しました。実際に,面接の試験では,主に大学に入学した後のことについて詳しく聞かれました。
 大学の推薦入試には,様々なものがありますが,これから推薦入試で大学を受けようと考えてる人たちは,自分の目標をしっかりと持ち,普段の学校生活もまじめに過ごすことができれば大丈夫だと思います。がんばってください。


 

 

玉川大学
工学部メディアネットワーク学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
東豊中出身

失敗は無駄 ではなかった
新設の学科で最新知識を学ぶ

 指定校推薦で玉川大学のメディアネットワーク学科に合格することが出来ました。しかし,私は最初からこの玉 川大学に行きたかったわけではありません。最初は東北学院大学に行きたかったのですが指定校推薦を出すにはいたらず,AOでは一次審査でC判定でした。C判定では競争率の高い東北学院大学では勝ち目はないと思い,新たな道を探しました。

■将来はインターネットを
 使う仕事に就きたい


 出合ったのが玉川大学でした。私は成績基準を満たしていたし,試験が「面 接,書類審査のみ」という点にもひかれました。私の趣味は,パソコンでウェブサーフィンをすることです。志望したメディアネットワーク学科は,インターネットについて深く理解し,インターネットを使う仕事のプロフェッショナルを目指す学科でした。しかも今年新しくできたので,新しい知識を学べるという点でも私は大いにひかれました。
 面接は緊張しましたが学校で先生方と練習したので,聞かれた事はすんなりと答えることができ,合格する事ができました。最初に目指した学校とはちがいますが,私は心底受かる事ができてよかったと思っています。一つの学校に狙いを絞るのもいいでのすが,そのために見落とす物があると言う事にも気づかせてくれて,色々と学んだ気分です。


 

 

拓殖大学
外国語学部英米語学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
折立中出身

得意科目を伸ばすのが
自然で無理のない栄光への道

 3年生の半ばごろまで,「将来何をしたいか」,「どの大学に入りたいのか」など全くといっていいほど決まっていない,というよりは,わからなくてただ悩んでいました。自分はこれから何を学び,どんな職業に就きたいのか,と考えたときに,「これだ!」というものは浮かんできませんでした。色々と考えてるうちに,「そもそも何のために大学へいくのだろう」とまで疑問に思えてきました。その頃の私は,高校生という楽しい時間がこのままずっと続けばいいと思っていたからです。

■中学校から頑張った
 英語を生かす


 そんな私でもようやく冷静に考え,出した答えがありました。それは英語でした。私は中学生の頃,地元で有名な英語の塾に通 っていました。そこで苦しみながらも頑張った甲斐あって,英語を得意と言えるほどに伸ばすことができました。そのおかげで,高校でも英語だけは自ら進んで勉強し,良い成績を残してくることができたのです。将来何になりたいかなんてわからなくてもいい。今自分が好きで,得意だと思えるものが一つでもあるならば,それをとことん伸ばせばいいと私は思います。問題は,むしろそれがないことなのではないでしょうか。
 学びたいものを見つけた私は,拓殖大学外国語学部英米語学科の指定校推薦に応募し,合格することができました。それはたくさんの先生方の助けがあったおかげであり,特に担任の進藤先生にはとても感謝しています。ありがとうございました。
 さて,いよいよ次はみなさんの出番です。合格が決まるのが早かれ遅かれ,良い結果 が出ることを願っています。自分にはこれしかないと思う得意なものを何か一つでも持っていれば,きっと道はひらけるでしょう。


 

 

拓殖大学
政経学部法律政治学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
桜丘中出身

部活で,先生や先輩に対する
言葉遣いや礼儀を教わる

 私が大学進学を意識し始めたのは入学当初からでした。入学してから,一般 入試ではなく,推薦入試で大学に入れるという事を聞きました。それからの目標は無遅刻,無欠席,そして定期テストで常に高得点を取る事でした。私は部活動を行っていたので,なかなか勉強する時間がありませんでした。そこで定期テストの前だけは集中して勉強するようにするようにし,教科書やプリント,問題集から先生がテストに出すと言った所を更にチェックするようにしていました。定期テストは実力テストなどと違い,決められた範囲を勉強していればそれだけの結果 がついてくるものです。一生懸命頑張ることが評定平均値の向上にもなり,推薦入試の道も開けてくると思います。

■自分がやりたいと
 思うことを見極める


 進学先を考えるにあたり,まず初めにやるべきことは,自分が本当にやりたいと思っていることは何なのかを見極めることだと思います。そうすることによって,それを達成するために自分は何をすべきか,何をしなければならないのかということが分かってくるはずです。これを読んでいる人の中には,やりたいことがまだ見つかっていない人もいると思います。そういう人は,今すぐにとは言いません。なるべく早めにやりたいことを見つけ,目標を立ててみるようにしましょう。
 私の場合は,高校からフェンシングをしてきて,是非大学でも続けたいと思うようになりました。それからは,部活,勉強共に頑張ってきました。その結果 ,スポーツ推薦という形ではないにしろ,フェンシングの強い大学へと進むことができ,自分のやりたい事を続けることができたと思っています。
 推薦入試は面接だけでしたが,部活動を通じて,顧問の先生や先輩に対しての言葉遣いや礼儀など教わりました。それがいい体験となり,面 接の時は失敗することもありませんでした。面接を受けることに関しては,急にできるものではないので,普段から目上の人への言葉遣いには,とことん注意しておくことが大切です。
 自分が大学に合格できたのは,自分一人の力ではありません。担任の先生,顧問の先生,そして私を支えてくれた両親や先生方に心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。


 

 

拓殖大学
工学部情報工学科1年

平成16年3月教養コース卒
北仙台中出身

毎日の授業に真剣に取り組み
常に上位の成績をキープ

 1年生のときから毎日の授業は真剣に取り組み,常に上位の成績をキープしました。また,この3年間無遅刻無欠席の皆勤で頑張り通 しました。学校の授業以外では,1年生のときから塾に通い,学力アップを目指してして努力してきました。苦手な英語は,中学校の英語からやり直したり,とにかく目標に向かって日々努力してきました。

■面接は先生の指導を受けて,
 家でも練習


 幸いなことに大学は指定校推薦で合格することができました。推薦入試のときは進路指導室の先生や担任の先生に面 接時の注意などの指導を受けたり大変お世話になりました。面接の知識のない私が家で練習するときにとても参考になりました。
 推薦入試で合格できたのは,もちろん私の努力もありますが,担任の先生,進路指導の先生,両親の協力があってのことだと感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


 

 

武蔵大学
人文学部比較文化学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
多賀城中出身

私の「栄光への軌跡」は
仙台育英の入学から始まった

 入学してすぐにゴルフ部に所属し,練習や試合など,充実した時間をすごすことができた。ゴルフ部がある学校は珍しく,仙台育英に来なければ私はゴルフをすることはできなかったと思う。思うような成績を残すことはできなかったが,私は頼れる先生や仲間に出会うことができ,それで十分満足している。先生にはとても感謝している。
 私は人に努力したと胸を張って言えるようなことは何もしていない。ただ毎日学校に通 い,定期テストの前には少し勉強をした。それくらいであとは学園生活を楽しんでいた。ただ入学当初から指定校推薦で大学合格を目指そうとは思っていたので赤点だけはとらないように,できれば少しでも多く点数を取ることができるように定期テスト勉強,特に直前の勉強は行っていた。
 大学によって志望している生徒の人数ももちろん違うし,難易度も違う。校内推薦を通 るだけでもとても大変な場合があるが,推薦の場合は普通に学校生活を送ればチャンスはあると実感した。

■多くの友達や素晴らしい
 先生方との出会いがあった


 高校では両親に金銭面でとても迷惑をかけてしまった。大学に通えばさらに迷惑をかけてしまう。これからは親に対する感謝の気持ちを忘れないように心がけ,生活しようと思う。
 今まで私は多くの人に支えられ生きてきた。家族,先生,友達。今,私が指定校推薦で志望校に合格することができたのも多くの人たちの助けがあったおかげである。
 入学した時,「最後は仙台育英に来て良かったと思えるだろう」という先生の話を聞いたが,私にとってはまさにその通 りになったのである。卒業を前にした時,私は今まで気づかなかった多くのことに気づき,思い,感じた。多くの友達や素晴らしい先生方と出会えたこと,そして忘れかけていた感謝の気持ちを持つことができたこと。私の「栄光への軌跡」はこの仙台育英学園高等学校に入学する事で始まり,そしてこれからずっと先の未来へ続いている。
 そして最後に,力になっていただいた先生方に,一緒に笑い,苦楽を共にした友達に,自分をここまで育ててくれた親に心からありがとうと言いたい。仙台育英学園高等学校を母校とすることができ,私はとても幸せである。


 

 

大東文化大学
外国語学部英語学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
北仙台中出身

年4回しかない定期考査だから
その都度,大事に取り組む

 私が進路を決めたのは,高3の夏頃でした。はじめは学校を一つに絞ることができずだいぶ迷いましたが,いろいろと悩んで考えた結果 ,大東文化大学に行きつきました。元々,私は英語が好きでこの方面で大学に進もうと思っていました。大東大には英語学科があり,私の希望することがそろっていました。
 私は指定校推薦を受けましたがそのために努力したことは,まず何といっても定期考査で点数をとって評定を上げておくということです。定期考査は年に4回しかないので,1回1回を大事にしてください。評定を上げておけば3年生になってからも平均値は良いと思うので推薦の幅が広がります。

■だらだら続けるよりも,
 集中して取り組む


 そしてもう一つ,推薦を受ける上で資格取得は大きなプラスになるでしょう。英検,漢検や数検など,資格はたくさんありますが,自分がこれだと誇れるものを取得しておくと良いと思います。
 普段の勉強法についてですが,これといったはっきりしたものはありません。ただ私はだらだら2時間,3時間やっても頭には入ってこないので,1時間と決めたなら集中して取り組むことが大事だと思っています。勉強法というものは人それぞれ違うものなので,私が今ここに書いてもしょうがないでしょう。ゆっくりと時間をかけて自分だけの勉強法を確立してください。
 大学に進学する上で一番重要なことは,自分が何をしたいかです。将来を考えても何も分からないと,不安に感じると思います。好きなものは誰もが必ずあると思うので,好きなことを大学で学んで形にしていけばいいと思います。大学は自らがテーマを決めて研究・発見してゆく場所なのだと思っています。「目的」を持つことが一番重要です。
 最後にお世話になりました先生方,ありがとうございました。


 

 

大東文化大学
経営学部経営学科1年

平成16年3月教養コース卒
上杉山中出身

学力重視の一般 入試と違い
推薦は個性や可能性を評価

 大学に進学しようと思ったのは,両親が自営業なので私も自分の店を開きたいと考えたからです。そのためにどんな努力をすればいいのかを考えました。まず,欠席,遅刻をしないようにしました。授業をしっかりと受け,積極的に参加するようにしました。そのかいあって,毎回の定期考査の勉強はスムーズに進めることができました。これも先生方の授業のおかげだと感謝の気持ちでいっぱいです。
 提出物なども毎回欠かさず出し,内容もしっかりとまとめるようにしました。他にも,教頭先生方や担任の先生に面 接の指導をしていただいて,帰宅後も一人で鏡に向かって練習をしたり,両親に試験官になってもらいました。
 夏期講習や冬期講習も毎回受けて,長期の休みの間でも学力が低下しないように予習・復習もなるべくやりました。また,行事には全力を尽くして取り組み,友人関係もその都度育むなど,自分なりに努力してきました。

■東京の大学を調べ,
 片っ端から資料を請求


 大学受験があと数カ月後に迫ってきた時期に,どの受験方法を選ぶか考えました。私としては一般 入試で受験して自分の力を試してみたいという気持ちがあったのですが,やはり確実な方法を取った方がいいと考えたので,学力だけを見る一般 入試ではなく,個性や可能性なども見てくれる指定校推薦を受けることにしました。
 どの大学を受けるかについては,最初は福祉について学べる大学に入学して人のためになる仕事に就きたいという思いもありましたが,自分の店を持つという夢をあきらめきれなかったので,経営学部を受けることにしました。
 能力を伸ばすには,まず家族と離れて甘えを断ち切らなければいけない。そして力をつけるためにいろいろなことを学ぶには東京に行くのが一番だと考えました。そうして,東京にある大学を調べ,片っ端から資料請求をしました。その中でも大東文化大学は目を引くものがありました。有名な大学なので以前から知っていましたが,資料を見て,この大学しかないとますます思いました。指定校推薦で合格することができ,本当にうれしく思います。


 

 

千葉工業大学
工学部機械サイエンス学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
石巻中出身

失敗を生かして勉強すれば
自ずと道はひらける

 1年生のときから,大学進学のことを考えて勉強だけはしっかりしてきたつもりです。  高校受験に失敗したときはあまりのショックで動揺を隠せませんでした。しかし高校に入ってからは,二度と受験に失敗したくないという気持ちから勉強に励んできました。
 その結果,無事に大学へ進学することができました。仙台育英は他の高校と比べて進学率がとても高いです。これはチャンスなのです。高校受験に失敗して本校に来た人は少なくないはずです。しかし,その失敗を生かして勉強すれば,自ずと道はひらけます。ぜひとも頑張ってください。


 

 

尚美学園大学
芸術情報学部情報表現学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
長命ヶ丘中出身

高校3年間の頑張りで
人生が変わるかもしれない

 将来自分がどのような仕事に就きたいかということは,大学を選ぶうえで大切です。私の場合は音楽がとても好きで友人とバンドを組んでいました。そこで私はひとつの壁にぶつかりました。それはどのように機械をセッティングしたらきれいな音が出せるかということです。とても悩みました。
 そのことについて調べていくうちに,将来音にかかわる仕事に就きたいと考えるようになりました。そこでどのような大学に進めばよいのかを調べ,学力の適性はどうなのかと真剣に進路について考えました。

■学校で渡される
 ワークブックを使用


 私は自分の学力に自信がなかったので,目標が決まってからは必死に勉強しました。その結果 ,推薦基準を上回るほど成績が上がり,推薦という形で大学を受験することができました。
 目標が決まってからの勉強の仕方というと,まず授業の復習からはじめました。毎日の授業をきちんと聞いていれば復習をしっかりやるだけでもかなり力になります。私が復習に使った教材は主に学校で渡されるワークブックです。様々な教材を使いましたが,私はこれが一番わかりやすいと思います。
 受験に成功した一番の要因を今考えてみると,目標がはっきりしていて,それに向かってがんばったからだと思います。高校生活の3年間は非常に短いです。遊ぶことも必要ですが,この3年間で自分の人生が変わってしまうかもしれないのです。
 後輩のみなさんには早いうちから目標を見つけて,それに向かって頑張ってほしいと思います。


 

 

高崎健康福祉大学
健康福祉学部医療福祉情報学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
矢本第一中出身

部活動で得たものは,
学問で得た知識より大きい

 部活動をやっている後輩たちに私の体験記を贈ります。私はバスケ部に3年間所属していました。その部活動では,同じ目標に向かって共に力を合わせて進んでいく友との絆,顧問の先生への感謝の気持ちと,ここには書ききれないほどの事を学び,本当に充実感でいっぱいです。一つのことに夢中になることは素晴らしいことだと思います。

■帰宅して勉強できない分,
 授業を大事に


 勉強面では,部活動の後,帰宅してからは勉強する気にはなれないはずだと思います。実際,私自身も勉強はしませんでした。ですから,私は授業を大事にしました。定期テスト期間は部活動が1時間だけの練習になるので,学校の図書館や家で勉強しました。部活動をしていると,勉強はできないと思われるのが悔しかったということもありますが,他の人より勉強しないのは事実だったので,最低限のことはやろうと思っていました。そのお陰か,定期テストだけはそれなりの成績をおさめることができました。
 私が指定校推薦で大学合格できたのは,やはり部活動を最後まで続けたこと,普段の授業を大切にし,定期テストを頑張ったことが大きいと思います。だから,推薦で行こうと考えてる人は,無遅刻,無欠席,そして評定平均を良くすることが最低条件なので頑張ってみてください。
 最後に,部活動をしていてふだん勉強する気になれなかった私と同じ境遇の後輩達へ。定期テストは勉強しましょう。また初めにも書きましたが,部活動を一生懸命がんばってください。部活動で得るものは,学問の知識よりもさらに大きく,人間にとって非常に大切で貴重なものではないかと私は思っています。残りの高校生活を充実して送ることができるように頑張ってください。


 

 

跡見学園女子大学
文学部人文学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
築館中出身

多くの人の支えがあったから
3年間が充実,受験も頑張れた

 本気で大学進学を意識し始めたのは2年生の後半あたりからでした。遅刻・早退・欠席を増やさないように体調管理する事も必要であり,定期テストの前は,しっかり勉強するのが当たり前です。そんな当たり前の事が少し辛くて凹む時もありましたが,3年生になって卒業という言葉を聞く度に頑張らなければならないと思うようになり,進学を目指して努力し始めました。
 授業の中で出来るだけ分かり易くノートをまとめたり,提出物をなるべく出したり,夏休みには予備校の夏期講習にも参加しました。
 志望していた大学には公募推薦で受験するつもりだったのでそれに対して受験対策をしていましたが,途中で本当に合格できるのか自信をなくし,あきらめようかなぁ,と思った頃に担任の先生から電話があり,涙が出ました。校内での指定校推薦がいただけたという内容に「まだまだいける!」と立ち直り,次の日は書類書きで大変でした。でも,それから合格発表まですごく不安でした。だから合格の知らせを聞いた時,死ぬ 程うれしくて,一日中良い気分でした。正直,「こんなにうまく進んでいいの?」と思いましたが,せっかくのチャンスが無駄 にならなくてよかったです。

■合唱コンクールのピアノ伴奏や
 部活もアピール材料に


 私が合格した理由は分かりませんが,3年生で出席率100%を出したからだと思っています。それと2年生の時,合唱コンクールのピアノ伴奏や部活をしていたのも大きかったと思いました。でも一番は,先生方のおかげだと思います。指定校推薦をいただけたのも先生方のフォローがあってこそだと思いました。
 それから,友達がかけてくれた言葉もすごく心強く,支えになりました。高校は勉強する事を第一にいろいろなことが学べる場所だと思います。後輩の進学を希望しているみんなには,「深く考え過ぎず,友達や先生方と一緒に充実した毎日を過ごす事」が受験の中でも大切なんだよ! と伝えたいと思います。どんな時でも周りのみんなの存在が心の支えになると思います。私も実際,頑張れたのはみんなのおかげだと思います…。大学に入学しても,今の気持ちを忘れないで4年間,頑張りたいと思います。


 

 

城西大学
薬学部製薬学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
槻木中出身

「やりたい時にやる」
それが,私の勉強法

 私が大学進学を目指したのは高校に入ってからです。きっかけは授業で化学に興味を持ち,専門的に学びたいと思ったからです。しかしいろいろ考えているうち,医療にも興味をもっていたことから,薬学に進むことを決め,指定校推薦で行こうと思いました。そのためには普段の勉強をしっかりとやるべきです。様々な校外での活動に休まず参加したりすることも大事です。資格なども持っている方が有利になるので,たくさん取ることをおすすめします。

■本当にその大学に入りたいのか,
 自分の気持ちを確認する


 私がしてきた勉強法は「やりたいときにやること」です。行きたい学部が決まれば,それに向けて自然と少しずつやる気がでてくると思います。休みの日などは少し暇な時間ができるので,そういう時間を少しでも利用すればいいと思います。1日1時間程度でも,1週間続ければ7時間分になります。継続させることが大事だと思います。そのほか,英語をしっかりとやることが大事だと思います。大学進学を目指すなら英語は絶対に必要だからです。そして一番重要なのは体力です。
 大学を決める時にはしっかりと考えて,本当にその大学に行きたいのかを確認するべきです。大学に入ってからではもう遅いので,しっかりと考えてください。大学受験はあっという間なのでがんばってください。


 

駿河台大学
文化情報学部知識情報学科1年

平成16年3月教養コース卒
多賀城第二中出身

仙台育英学園という後ろ盾が
合格への道につながった

 私が大学に合格できたのは,仙台育英学園という大きな後ろ盾があったからだと思います。

■オープンキャンパスで刺激を受け,
 進学を決意する


 当初私は,「大学へ行きたいなぁ」と思う程度でした。毎日の勉強どころか,試験勉強すらしたことが全くというほどありませんでした。しかし,3年の夏に大学のオープンキャンパスに行った時,私は「大学に入りたい」と強く思うようになりました。大学が大きく綺麗で,私の大変興味のあることを授業としてやっているのに大きな衝撃を受けたからです。
 当初私は心理関係を,第一,第二希望に考えていましたが,私の成績では入ることができませんでした。そこで第三希望の大学を選びました。今,思うと第一,第二希望よりもこちらの方が私に合ってよかったように思えます。
 大学に入るに当たって努力したことは特にありません。ただ私は,学校が嫌なわけではないので毎日時間通 りに学校に来て,ある程度まじめに授業を受けていました。それだけです。先生の指導の通 りやれば良いと思います。仙台育英に入って本当によかったと思います。


 

 

東京国際大学
国際関係学部国際関係学科1年

平成16年3月教養コース卒
愛宕中出身

周りの言うことを気にせず
自分なりの方法で努力する

 高校3年間の生活はとても充実していました。悩んだこともありましたが「大学に行く」という目標を持ち,毎日の生活を努力してきました。  高校入学時から自分の進路について考えていました。自分はこの3年間何を目標にし,それに向けて何を努力するべきなのか悩み,考えました。その結果 「大学に行き,将来自分に必要な知識をもっと学ぼう」と思い,この3年間勉学に励みました。

■なせば成る,
 なさねば成らぬ何事も


 どんなことでも同じことが言えると思いますが,しっかりとした目標を定め,そのために何を努力すればいいのか。大学を受けるのは他の誰でもなく自分なのです。周りの言うことをいちいち気にして,まねしていては身に付くものも身に付かないと思います。「なせば成るなさねば成らぬ 何事も」と言う言葉の通りだと思います。私はこの言葉に幾度となく励まされ,「大学合格」という目標を達成し,自信を付けることができました。
 私の経験から,大学に受かるためには,まず目標を立て,それに向けて自分なりの方法で努力すること。そしてともかく休まず学校へ行き,毎日の授業を集中して受けることです。自分を信じて努力すれば,努力した分必ず自分に返ってきます。絶対です。だから毎日の積み重ねが大切です。後々に楽しい思い出になるか,苦い思い出になるかどうかは,今の頑張り次第。後悔しないよう精一杯,努力してください。


 

 

獨協大学
外国語学部言語文化学科1年

平成16年3月外国語コース卒
陸前高田市立広田中出身

早い時期に進路を決定し
幅広く情報収集する

 私が大学進学を目指した理由を簡単に述べると,「もっと勉強したかったから」である。そのため,当然のことではあるが,自らの好奇心に従って大学選びを進めていった。
 今回合格した大学を受験するにあたっては指定校推薦を利用したわけだが,決めるきっかけとなったのが在卒懇である。実のところ3年生の夏まで指定校推薦で受験しようとは考えていなかった。なぜならば,それまで私は受験雑誌を見ながら自分好みの大学を見つける度に模試の成績と照らし合わせるという方法で受験大学を選んでいた。その受験雑誌があまり親切でなかったために詳細がわからず獨協大学を候補に入れていなかったからだ。幸運にも在卒懇である先輩が将来について話したときのことを思い出し,その内容が私の目的と合致していたことからそれに倣うことができた。

■内容を理解すればするほど
 勉強が楽しくなった


 しかしながら先に述べた通り,指定校推薦を視野に入れたのは3年生の夏のことであった。それに関わる大切な校内模試は既に終わっていたし,私は普段からあまり勉強しなかったので,評定には多少不安があった。できることは審査の対象になる残りの1回の定期考査に向けて精一杯取り組むことのみであった。
 これらのことから,できるだけ早い時期に進路を決定し,在卒懇における卒業生の話等も踏まえつつ,気になる大学のオープンキャンパスや進学フェアなどへ積極的に参加し,資料を用いて情報を収集することが有効であるといえる。  ここに記したことは,あくまでも私個人の体験から言えることであり,また,ごく一般 的とも言える「当たり前」のことが多かったように思う。少しでも後輩の皆さんの役に立つことができればと思う。
 最後にもう一つ言っておきたいことがある。私は普段からよく勉強していなかったが,当然定期考査前には勉強した。定期考査直前に,苦しみながら勉強するなかで感じたものは,勉強の楽しさだった。内容を理解すればするほど勉強が楽しくなった。にもかかわらず,時間に迫られ,次を急がなくてはならないことが多かったことを少し後悔している。もし,一度でも勉強が楽しいと感じたことがあるなら,そのときのことを思い出し,日々学習に取り組んで頂きたく思う。


 

 

獨協大学
法学部国際関係法学科1年

平成16年3月特別進学コース卒
岩沼西中出身

大学や学部が自分に合っているか
興味・関心を持っているか

 指定校推薦を受けさせていただくために,私は担任の先生に相談をした。国際関係に興味を持ち,大学で高校より深く学び,理解したいと思ったからである。そこで私は,先生方に「どうしても獨協大学・法学部・国際関係法学科を受験したい」という気持ちをアピールし続けた。そして私は,無事校内審査を合格して,獨協大学への推薦をしていただけることになった。

■夜8時まで学校に残り,
 国語の課題をやり続けた


 私は,推薦入試の小論文試験を甘く見てはいなかった。生まれて1回も書いたことがない小論文を,本番でいきなり書けるわけがない。私は,夜8時まで学校に残り,国語の先生の課題をやり続けた。およそ1カ月間毎日練習した成果 が出たのか,小論文は最高の文を書くことができた。
 もう一つの難関は,面接試験であった。面接の経験はあまりなかったからだ。人前で話すことも苦手な私は,教頭先生に一対一での面 接練習をしていただいた。その練習で私は,話し方や声の出し方を教えていただき,家に帰ってからは両親に協力してもらい,話し方の練習をした。ここで大切なことは,恥ずかしがらないこと。この練習を色々な人でくり返していれば,自然と人前で堂々と話せるようになる。
 試験より大切なことはその大学・学部が本当に自分に合っているか,興味・関心を持っているかである。自分の勉強への意欲も大切なことである。


 

 

獨協大学
法学部法律学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
五橋中出身

TVニュースや新聞に目を通 し
世の中の動きを知る

 3年になった頃から本格的に大学を選ぶ為の資料を集めました。2年の頃から法律の勉強をしたいと思っていたので,法律系の大学に目を通 しました。かなりの数の大学から自分に合いそうな1校を見つけるのは大変でした。次に自分の偏差値が大学のレベルに達しているか調べましたが,まだ程遠く一般 入試ではかなり厳しいと感じたので,仙台育英で有効な進学手段である指定校推薦を使うしかないと思いました。
 指定校推薦の枠は限られていて,1校に多いところで各学部2,3人程度で,枠を得る為には相当の勉強が必要になると思いました。枠を決めるための資料は,1年の初めのテストから3年前期中間,中間後の基準判断テストによって決まるので,残りの中間テストで頑張らなくてはなりませんでした。3年の前期中間テストは,部活の試合でテストだけに集中出来ないだろうと思い,中間テストに勝負をかけました。その作戦がうまくいき,何とかうまく枠に入ることが出来ました。

■大学が何に力を
 入れているかを把握


 それから推薦入試の試験日まで,面接や小論文の練習をしました。小論文対策として,大学側が力を入れている事に関して調べました(獨協大学の場合は少年犯罪)。それと,推薦入試試験日の1カ月前位 からニュースや新聞に目を通しておくことも重要です。
 小論文では「日本の政府開発援助について」とだけ書かれた紙が渡され,資料は付いていませんでした。やってきた練習内容とは異なった内容にとまどいましたが,その頃の新聞やニュースでは,イラクへの日本の自衛隊派遣が頻繁に報道されていたので,それについて書いて何とか終える事ができました。朝のニュースを見るだけでも自分の力になると思いますので,必ず心掛けてください。
 面接では,喉がかわくと質問に対してうまく答えられなくなるので,事前に飲み物を買うとよいでしょう。質問は自分が大学側に書いた推薦文にそって出されやすいので,主にそこをおさえれば大丈夫だと思います。


 

 

獨協大学
経済学部経済学科1年

平成16年3月英進進学コース卒
東向陽台中出身

ボクシング部で得たものを
面接で強くアピール


 大学進学をめざした理由は,将来やりたいことのためであり,また,大学での生活のなかで高校とは違ったことを学び,より広い視野を持つことができると思ったからです。
 推薦入試で受験するにあたって心がけたことは,授業態度を特に気を付けました。校内での推薦をまず突破しなければならないからです。先生方とよく話し,コミュニケーションをとることが必要です。

■時間を使った
 小論文対策


 ボクシング部に所属していたので,私はこのことを強みにしました。ボクシングをどれだけ頑張り,そのなかで得たものはどのようなものだったかということ,またインターハイに出場したことなどを強くアピールしました。
 小論文対策にはとても時間を使いました。推薦入試に出そうな問題や,過去に出た形式の問題を解き,先生方に添削していただき,納得のいくまで書いたからです。推薦入試に合格することは簡単なことではないということを実感しました。
 今振り返ってみると,私が推薦入試に合格できたのは,定期テストの勉強だけでなく,部活に励み,きちんとした生活を送り,毎日頑張ったからだと思います。