現役大学進学者による大学合格体験記
スポーツ推薦
 

 

東北学院大学
経済学部経済学科1年

平成16年3月教養コース卒
富沢中出身

ボクシングの厳しい練習を
乗り越えてつかんだ「合格」


 私は東北学院大学経済学部経営学科に合格しました。志望理由は東北学院大学は県内でも有名な大学であり以前から興味があったから。合格できたのは夢のようでした。

■監督の言葉に勇気づけられ
 ボクシングを続けようと決意


 私は高校生活でボクシング部に入部し、3年間部活に力を入れてきました。入部したきっかけは、入学式の部活動紹介の時、先輩のミット打ちやシャドーボクシングをしてる姿がとてもかっこよく,自分もやってみたいと思ったのがきっかけでした。しかし入部して実際やってみると想像以上に難しく,生半端な気持ちではできないと思い知らされました。一番つらかったのは減量 でした。食べたい物も我慢しなければならないという初めての苦しみでした。暑い真夏でもストーブを3台つけ、ハードな練習をしていました。練習のあまりのつらさに本気でやめようとしたこともありました。しかし監督は、「自分に負けるな、ここでやめたら今までやってきたことが無駄 になる」と勇気づけてくださったので、あともう少しがんばろうと思いました。ここでやめていたら今の自分はなかったと思います。監督には本当に感謝しています。試合で勝った時の喜びは練習のつらさを忘れるほどの快感でした。

■合格を手にしたことで
 3年間の努力が報われました


 3年間部活をがんばったおかげで監督がスポーツ推薦をすすめてくださいました。スポーツ推薦は面 接と小論文でした。試験に向けて2週間本を読んだり感想文書いたりしてとても大変でした。試験1週間前になるととても緊張していましたが,自分のできることを精一杯出すことができました。習してきた結果 だったと思います。
 3年間ボクシングをやってきてつらくても自分自身に負けずがんばってきたからこそ認められたと思います。大切なのは,何事にもあきらめず自分に負けないで最後までやり通 すことだと実感しました。


 

 

道都大学
経営学部経営学科1年

平成16年3月教養コース卒
塩竃第一中出身

柔道と勉強の両立を目標に
授業に集中,定期考査に力注ぐ


 高校生活は部活動が中心でした。3年間、毎日といっていいほど練習に明け暮れてました。そのため帰宅する時間も遅くなり、勉強もせずに寝てしまう毎日でした。しかし毎日の勉強ができない分、定期考査には力を入れ、少しでも平均評定を上げるように努力してきました。
 私はスポーツ推薦で受験しましたが、推薦では生活態度が大きく影響するので、1年生の頃からできる限り学校は休まず、遅刻、早退もしないようにしてきました。定期考査のときは、柔道部自体も練習を短くし、試験勉強の時間を取るようにしてくれたので、とても助かりました。しかし試験前の一夜漬けだけでは難しいので、授業に集中して勉強することを心がけてきました。また授業の休み時間などを有効に使いながら勉強し、柔道と勉強の両立を目標にしてきました。

■一緒にがんばってきた
 仲間がいた


 スポーツ推薦入試は,主に小論文と面接が試験内容になっていますが,小論文というのは日頃から練習していないと書けるものではありません。毎日小論文を欠かさず書いてみてください。そして先生にお願いして手直しとアドバイスをいただくことがベストだと思います。また面 接では固くならず,はっきりとした声で答えることが一番大切なことだと思います。そうすれば本番もリラックスして面 接官の質問に答えることができます。  最後に私は仙台育英の柔道部に入部して本当によかったと思っています。弱い私が3年間続けられたのも,一緒にがんばってきた仲間がいたからだと思います。そして,3年間指導してくださった箱島先生のおかげです。本当に感謝しています。そして,自分勝手に好きなことばかりやっていろいろ心配をかけましたが,今まで心の支えになってくれた両親にも感謝したいと思います。ありがとうございました。


 

 

秋田経済法科大学
法学部法律学科1年

平成16年3月教養コース卒
高崎中出身

挨拶がきちんとできなければ
スポーツマン失格


 大学進学を目指した理由は,一つには不況が続き,職業に就くのが大変厳しいためで,大学で色々な知識を身につけたいと思ったからです。
 私は,スポーツ推薦で進学したのですが,一番大切な事は,大学の先生方にきちんとした挨拶が出来るかどうかという事です。挨拶はスポーツマンとして当たり前のことです。大学側はスポーツ推薦者のスポーツの才能を買ってくれていると思うので,一種のプロ意識のような心を持っていた方が良いと思います。

■毎日の新聞は
 有効な小論文対策


 私の場合は,小論文と個人面接のみの試験だったので,小論文と個人面接対策について書こうと思います。まず小論文は新聞を毎日読んだ方がよいと思います。その日に起こった事件の詳細をよく読み,自分なりの意見をノートにまとめるなどしておいた方が,小論文の勉強としては役立つと思います。試験当日になるまで小論文の課題が分からないならば,なおさら新聞を隅から隅まで読む必要があると思います。私が新聞でよく読んだのは,コラムや一般 の方から寄せられた意見や感想,TV番組への賛否などです。ここには色々な人達の思想や伝えたい事が書かれているため,その人の意見に賛同したり,または反発したりなど,感受性が磨かれて,とても良い勉強になると思います。
 次に,個人面接について書きたいと思います。面接で気を付けた事は,「焦らず返答はハッキリと」という事です。面 接官の方に,予想もしてない事を聞かれたとしても,焦らず,的を得た返答をする事を心がけ,決して黙り込んだりしないようにした方がよいと思います。本当に分からない場合は,「分かりません」と言った方が,黙り込むより遙かにましだと思います。
 私にとって大学とは,これからの可能性を自ら引き出していく所だと思います。大学進学を目指している方々も,がんばって合格を目指して下さい。