現役大学進学者による大学合格体験記
指定校・提携校推薦
 

 

早稲田大学
政治経済学部国際政治経済学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
秀光中出身

充実した学園生活の中で,
自分の夢を実現


 高校入学以来,大学進学について本格的に考え,中学時より憧れていた早稲田大学への進学を達成するために,指定校推薦へ出願しました。私が政治経済学部国際政治経済学科を選択した理由は,中学3年のユーロスクールの最中に遭遇したアメリカでの同時多発テロ事件がきっかけでした。当時私は,ヒースロー空港で足止めをされ,ホームステイを十分に消化しないまま「もう日本へ帰れないのではないか」という強い不安を感じました。このような出来事を体験して,国際政治経済学科を強く志望しました。仙台育英学園の諸先生方のご指導があり,目標であった大学に合格することができました。

■興味ある学部に関係する情報を,
 数多く取得する


 私が指定校推薦を得るために特に気をつけていたことは,第一に学業です。定期テストでしっかり点数を取り,自分の評定平均を常に高く維持することです。第二に無遅刻,無欠席ということです。自分の体調をしっかり管理することもとても大切です。そして第三に英検などの資格取得,部活などの活動に積極的にチャレンジすることです。必ず自分にとってプラスになるはずです。授業以外にも社会科の先生から政治,経済の資料をいただいたり,メディアを通して国際情勢を常に把握することを心がけました。
 推薦入試では小論文や面接がありますが,前に述べたように自分が興味を持っている学部に関係する情報を多く取得することで,どんな課題や質問を受けても,しっかり対応できると思います。
 仙台育英学園に6年間在学し,自分の目標を見出すことができ,充実感に満ちた学園生活を過ごすことができました。仙台育英は,夢を実現できるすばらしい学校です。後輩の皆さん,自分の夢を現実に!


 

 

早稲田大学
商学部商学科1年

平成17年3月特別進学コース卒
仙台第二中出身

イギリスの語学研修で
意識が大きく変わりました


■伝えたいという強い思いで
 言葉の壁を乗り越えました


 3年間いろいろな学校行事がありましたが,強烈な印象として残っているのが2年生の3月に希望参加した2週間の語学研修です。初めての海外で,しかもホームステイ。行く前は言葉が通じるかどうか心配でしたが,いざとなると何とかなるもの。思っていたよりも問題なく過ごせました。
 出掛けたのはイギリスの古都,ストラットフォート・アポン・エイボンで,シェークスピアが生まれた町として知られています。ホームステイしたのは親と同じような年代の夫婦が暮らす家です。車で迎えに来てくれたのですが,車中では何を話していいかわからず,ちょっと沈黙がありました。
 打ち解けたのは,お土産として持っていった扇子やミニチュアの凧の飾りものなどを披露してからです。日本で辞書を引きながら覚えた英語を使い,身振り手振りで一生懸命使い方を説明しました。自分の気持ちを相手に伝えようと努力をして通じたことは一つの自信になり,以来自分の中に積極性が芽生えました。2週間という短期間の海外研修でしたが,大きく成長できたような気がします。

■添削のおかげで
 苦手な小論文を克服


 1,2年のころは国公立大学の経済学部を目標に掲げていました。浪人はしたくないと思ったので選択肢の一つとして推薦入試枠を調べていたら,早稲田大学商学部が浮かんできました。オープンキャンパスで大学に行ったときは感動でしたね。伝統を肌で感じで,絶対に合格したいと思うようになりました。
 試験は小論文と面接でした。書くのは苦手だったので,学校推薦が決まってから先生にお願いして小論文の勉強を始めました。最初の添削では,「これはまるで感想文だね。全然論理的じゃない」と厳しい評価でしたが,繰り返し添削をしていただくうちに,何とか形になりました。
 面接では書いた小論文をもとに質問を受けましたが,非常に和やかな雰囲気で,将来は公認会計士を目指しているという自分の気持ちを伝えることができました。早稲田大学は英語教育にも力を入れているので,しっかり勉強して留学も視野に入れて考えたいと思っています。


 

 

東京理科大学
経営学部経営学科1年

平成17年3月特別進学コース卒
郡山中出身

先生方を信頼し,
授業を重要視する


 私が東京理科大学に指定校推薦で合格するまでにはいろいろありました。
 まず初めに校内推薦を突破する必要がありました。私は高校受験のときに公立高校に落ちて育英に入りました。そのときに大変悔しい思いをしました。その思いがあったので私は3年間育英で一生懸命勉強することができました。私は学校での授業を大切にし,1年生のときから3年生まで放課後の課外講習を積極的に受けて日々の学習を頑張ってきました。
 そのために定期テストでは自分の満足する点を取ることができていました。その時は本当に嬉しかったです。でも校内推薦が決まってからも大変でした。

■たくさんやっておきたい,
 面接の練習


 私は次に面接の練習を始めました。自分の知識を増やすために毎日,新聞を読んだり,たくさんの本を読むようにしました。しかし実際,口に出して自分の気持ちを表現するのは難しいと思います。そのためには先生方に協力をお願いし,面接の練習をしていただくとよいと思います。私は本番前日,緊張して一睡もできませんでした。でも面接官の人がいい人だったので緊張せずに自分のやりたいことを伝えられました。やはり面接の練習はたくさんするべきだと思います。
 日々の学習については参考にならないかもしれませんが,私は予備校や塾に通わず仙台育英の先生方を信頼して勉強をしていました。質問しにいっても納得するまで時間をかけて教えてくれるのは育英の先生方ぐらいだと思います。だからこそ,授業を一番大切にして欲しいと思います。
 最後になりましたが,受験まで私を支えてくださった先生方,特に担任の日比野先生や友達や家族に感謝したいと思います。自分一人ではここまでやることはできませんでした。本当にありがとうございました。


 

 

明治大学
政治経済学部地域行政学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
高崎中出身

評定平均値を上げるには,
努力と継続が必要


 3年間の学校生活は,本当にあっと言う間です。気が付けば受験が目前にまで迫っていました。
 僕が進路について真剣に考えたのは,3年生の夏休みでした。それまで,なにも考えていなかったので,どこに進めばいいのか全く分かりませんでした。ある先生に相談すると,「自分の興味のあることを探せ」と言われました。そして,僕は「梅田川清掃」で環境問題について興味を持っていたので,地域社会と環境問題について学ぼうとしました。
 ですが,半ば強引に決めたところもあるので,自分のやりたいことは本当に何なのかと,未だに悩んでいます。
 だから,僕のようにならないように早いうちに自分の「やりたいこと」を探しておいて下さい。1年生のときから少しずつでいいので考えてみて下さい。3年生になる前までには,具体的に何がしたいのか絞っておくといいでしょう。
 かといって無理に決める必要はないと思います。見つからなかったら,とりあえず興味のある分野に進み,大学生活中で探すというのでもいいと思います。今の僕はどちらかというとそっちに近いかもしれません。

■3年間の努力を
 評価される指定校推薦


 私が指定校推薦を受けた理由は,3年間努力してきた日頃の学業を評価していただこうと思ったからです。受けるにあたり重要視されるのが,評定平均値と校内模試です。評定平均値は,3年間の全ての評定の平均から出されます。いきなり平均値を上げることは非常に困難なので,3年間勉学の努力とその継続が必要です。
 さらに,校内模試の結果も重要視されます。僕は部活動をやっていて,帰宅するとすぐ寝てしまうといった毎日でした。普段の授業も真面目ではなかったのですが,定期テストの勉強には力を入れました。そして遅刻・欠席をしないように心がけ,勉学と部活動の両立を3年間ずっと続けてきた結果が,合格につながったのだと思います。
 また,これは自分の力だけではできなかったと思います。先生方や友人,家族の協力があったからこそ成し得たことです。お忙しい中,書類の書き方を教えていただいたり,何度も模擬面接をしていただいたり。さらに,相談に乗っていただくなど,とにかくたくさんの方に応援していただいたからです。
 これから受験を迎えるみなさん,1日1日を大切にし,有意義な学園生活を送って下さい。かといって勉強にだけこだわらずに,部活動も行い,適度に遊んじゃって下さい。まだ高校生だから。
 最後に,僕に協力してくれたすべての方へ,この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。


 

 

法政大学
社会学部メディア社会学科1年

平成17年3月特別進学コース卒
福島大学附属中出身

指定校推薦は
挑戦してみる価値がある


 私は3年の4月に,両親ともよく相談し,私立大学を志望することに決めました。入学当初は国立大学を志望していましたが,数学の成績が悪かったため,数学を使わない私立大学に変えざるを得ませんでした。両親も賛成してくれました。しかし,その時はまだ,指定校推薦を受けることは全く考えていませんでした。第一,私の志望する社会学部は,前年度の指定校推薦枠に入っていなかったので,一般入試でしか入る方法がないと思っていました。

■難関の校内選考を通過してからも
 油断はできなかった


 ところが,9月に今年度の指定校推薦枠を見ると,私の志望する法政大学の社会学部がありました。私は8月に行われた法政大学のオープンキャンパスに行ったときから,社会学部の映像製作のゼミに惹かれ,なんとしても法政大学の社会学部に入りたいと思っていたので,ダメもとで担任の先生に相談し,校内選考に出していただきました。担任の先生から「お前より評定の高い生徒も他にいる」と聞いていたので,まさか自分が校内選考に通るとは思っていませんでした。
 校内選考に通ったからといって油断はできませんでした。グループディスカッションの際に用いる,「現代社会における情報化の進展は,社会を平等にするか,それともより不平等にするか」というテーマについて,自分の意見の作文を作成するのが大変だったのです。情報化社会に関する本や新聞の社会面を読み,自分の考えをまとめましたが,グループディスカッションがどのように行われるのか見当がつかず,当日まで不安でいっぱいでした。
 本番では,受験生対受験生という形ではなく,先生が出すテーマに関する質問に対し,手を挙げて自分の意見を述べるという形だったため,とてもやりやすく,落ち着いて自分の意見を述べることができました。正直,少し拍子抜けしましたが,無事合格することができ,やっと安心しました。
 私はこのような形で,自分の第一志望の大学にひと足早く合格する事ができ,大変恵まれていると思います。指定校推薦という制度をどのようにとらえるかは人それぞれですが,自分がどうしても行きたい大学に指定校推薦で行ける可能性があるのならば,挑戦してみる価値はあると思います。


 

 

法政大学
人間環境学部人間環境学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
川崎市立柿生中出身

部活を通して学んだことが
推薦につながった


 僕の高校生活は部活動が中心にまわっていました。3年間,雨の日も雪の日も1つの目標に向かってみんなで頑張ってきました。ですから,部活動をやっていない人に比べ,学校以外の場所での勉強は十分ではなかったと思います。しかし,だからこそ逆に学校の授業に集中してしっかりやってきました。期末や中間テストはやった部分が出るので,授業に集中してノートをり,メモをしておけば,テスト前にもう一度見直すように勉強することができました。また,部活をしていたために健康管理も意識するようになり,その結果,欠席することもほとんどなく,時間を守るという当たり前の事も身につき,遅刻せずに登校することができました。

■人よりも多くやる,
 できないところは何度も繰り返す


 部活からは努力の大切さも学びました。人よりも多くやる,できないところは何度も繰り返しやる。このことはすべてのことに活かされると思います。このようなことから,僕の高校3年間はやはり部活が中心にまわっていたのだと実感しています。
 3年生になり進路のことを考えたとき,これまでサッカーを続けてくることができた理由を思い浮かべてみました。それは,サッカーが好きで,楽しいからという理由でした。そして,この先も自分の興味のある事をやった方が頑張れると思い,以前から興味のあった環境問題について学びたいと,この学部を選びました。
 受験の仕方としては,これまでの3年間の自分の学校生活や学びたいという意志,人間性などを総合的に評価してもらえることから推薦入試を受けました。
 今振り返ってみれば,僕は推薦のために何かしたわけではなく,これまで自分のしてきたことが推薦につながったのだと思います。


 

 

日本大学
工学部建築学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
多賀城中出身

大事なことは,目標にむかって
一生懸命やること


 私が推薦入試のために心がけたり,努力してきたことは,一所懸命取り組むということです。私は3年間,そのことを大事にしてきました。一所懸命というのは簡単にみえて,とても難しいことだからです。一所懸命は個々それぞれ違うと思うからです。だけど,一所懸命やっていれば,先生達はきっと感じ取ってくださいます。一所懸命は,やればやるほど良いと思うし,私はやってきてつもりです。結果,推薦入試合格に結び付くことができました。

■部活動は推薦にも有利になるし,
 人間的にも成長できる


 もう1つ,私は部活を頑張りました。部活をしていると,推薦するときに良いと言われますが,ただ評定が高いだけでなく,人間的に成長できるからです。先輩や後輩とやることで,いろいろなことを感じることができるなど,プラスになることばかりだからです。しかし,決して部活に入らないのが悪いと言っているわけではありません。その人達はその人なりに他のことをやればいいと思います。
 なにより,一番大事なのは一所懸命にやることです。途中で投げ出さないで,自分の考えた目標に向かっていけば,絶対達成できると思います。
 私はこれらのことを心がけ,努力したから推薦入試に合格できたと思っています。ということは,どんな人にでも合格する可能性があるということです。だから,どんなことにも一所懸命にやってください。


 

 

日本大学
理工学部機械工学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
仙台市立寺岡中出身

目標がしっかりあれば,
面接や小論も乗り切れる


 私は日本大学理工学部に合格する事ができた。機械工学科を選択したのは,私が一番やってみたい,学んでみたい学科だったからだ。大学を進学するうえで一番大切なことは自分が将来何を目指すのかということだ。目指すものがなければ大学へ進学しても意味がない。まずは自分が何をしたいのかを見つけるべきだと思う。
 私は仙台育英に入学した当時,推薦入試というものをまったく知らず,2年生になって始めて知った。そこで過去の卒業生の資料を調べると,ものすごい数の大学が載っていて驚いた。資料を見て,自分もこれから頑張ればもしかしたら推薦入試を受けられるかもしれないと思い大学進学を目指した。
 推薦入試といっても種類がある。私が受けたのは指定校推薦で,大学側から1人か2人(多い大学では4,5人の大学もある)を推薦してもらうというものだ。私の第一志望の日本大学は1人を推薦すると資料に書かれていたので,私は必死に勉強をした。
 推薦入試は成績だけではない。資格を必要とする大学もある。例えば英検4級以上とか漢検3級以上といった条件を満たさなければならない。日本大学もそういった条件があったので私は英検やパソコン検定をうけて合格し,条件をクリアした。条件がなくても資格をたくさん持っていれば有利になるので,たくさん受ければいいと思う。

■知ったかぶりをせず,
 分からなければ正直に言う


 もう一つ大切なことがある。大学によって様々なのは小論文だ。入試には面接と小論文,面接だけ,書類だけという大学があって,私は面接と小論文であった。入試の1カ月ぐらい前にインターネット等で過去に出題された題目を書いて国語の先生に添削していただいた。一つ言えることは題目が違っていても,自分のやりたいことを文の中に入れ,題目とうまく合わせることで,良い小論文ができると思う。小論文は書けば書くほど慣れてくるし,文章もうまく書けるようになる。推薦入試は面接が主役だと思うのだが,小論文もかなり重要なのだ。
 小論文が終わると面接だ。これはかなり緊張すると思うが,それは当たり前。面接員はたいてい2人だ。一方は質問をする方で,もう1人は質問の答えに対してさらに質問をする方だ。頭がパニックにならないためにも,質問をよく聞き,おちついて自分の目指すことを言えば面接員は納得するはずだ。分からないときは嘘をつかずに率直に分からないと言った方がいい。
 面接のポイントは自分が何をしたいのか,何を目指すのかをきちんとのべること,おちつくことが大切だと思う。服装もきちんとするように。私はこのようなことをして日本大学理工学部に合格した。私自身,受験に成功した一番の要因は,勉強を延々とするのではなくたまには遊んだり,趣味を没頭したりして,けじめをつけることが出来たからだと思う。勉強も大事だが,遊ぶという行為も受験勉強の一つではないだろうか。


 

 

日本大学
生産工学部管理工学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
涌谷中出身

何事も積極的に取り組み,
日々地道な努力を


 私は高校に入学してから常に「大学進学」という目標を持っていました。なぜなら私には国家公務員試験に現役合格したいという夢があったからです。それを実現させるためには,大学という発展した場所でより細かい知識をつける必要があると思ったからです。
 私はバレーボール部にも所属しており,一般試験(筆記)は少し困難と感じたため,当初から一般推薦か指定校推薦のどちらかをいただくことができるよう,いくつかの努力をしてきました。

■理解しやすい
 ノートづくりを心掛ける


 まず1つ目は,勉強と部活動を両立させられる学習計画をしっかりたてたことです。私はスポーツクラスだったので,他のクラスの人より授業数が少ないため,それをどこで補うか迷いました。そこで家に帰ったら,少しでも予習・復習をするという目標をたて,努力し実践してきました。
 2つ目は,普段の授業をまじめに受けるという基本的なことです。授業中は先生が黒板に書いたことをしっかりとノートに書き写すことはもちろん,口頭で説明した細かいことも必ずノートにメモして,理解しやすいノートづくりを積極的に行ってきました。その結果,いくらか良い成績をとることができたので,自分のプラスになったと感じることができました。
 最後の3つ目は,学校生活を規則正しくし,服装や髪型などで先生から注意されないように心がけたことです。私は推薦をいただきたいと思っていたので,勉強・部活動以外の日常生活を正すことを特に心掛けました。なぜならこういった推薦関係は,学業成績よりも生活態度の方を重視される場合があるからです。これは,かなりの努力が必要です。
 大きく分けてこの3つを心がけ,毎日の学校生活を送ってきました。推薦をいただく秘訣は,何事にも積極的に取り組み,1日1日地道に努力し,頑張っていくことだと私は思います。


 

 

成城大学
法学部法律学科1年

平成17年3月特別進学コース卒
函館的場中出身

授業をよく聞き,
時間を見つけて反復学習


 自分は「大学合格体験記」を書く機会を与えられた事を光栄に思っています。決して,自慢できる程の高校生活を送っていないため,役立つものにならないかもしれませんが,体験してきたことを書かせてもらいます。

■集中力を欠きそうなときは
 学習場所を変えた


 2年生の秋頃までは,国公立大学を志望していましたが,継続して家庭学習をしておらず,実力的に不可能でした。そのため,得意科目で臨むことができる私立大学への進学を考えました。
 2年生の半ばまで部活動(陸上競技)を優先していたため,学習に使える時間も限られていました。ですから,授業をよく聞き,時間をみつけては反復を繰り返すようにしました。本格的に受験勉強を開始したのは,3年生になってからでした。誘惑に負けて集中力を欠きそうになるときには,気分転換を兼ねて,学習場所を変えていました。
 試験は面接だったので,大学についての資料,毎日のニュース,法について簡単に書かれている物などを読み,必要な知識を養い,準備してきました。その甲斐あって,和やかな雰囲気で,落ち着いて自分の事を表現できました。
 今,自分が合格に辿り着けたのは,周囲の方々のおかげだと思っています。友達とは,勉強やその他の部分で刺激しあい,活力を生んできました。先生方には,学習以外のところでも丁寧に接して頂きました。本当に感謝しております。
 最後になりますが,受験を控えている後輩のみなさん,様々な困難が待ち受けていますが,自分の道を切り開いていって下さい。


 

 

明治学院大学
社会学部社会福祉学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
西山中出身

苦手教科をなくすことが,
平均点の底上げに


 大学合格のために常に心掛けたことは,授業をしっかりと聞き復習をすることでした。私は部活に入っていたので,正直なところ練習後に家に帰り勉強をするというのは大変なことでした。だから,学校での授業をきちんと受け,授業中や休み時間中に,習ったことを覚えるようにしていました。家でくたくたになって全然覚えられずに勉強するよりは短期に集中して勉強できたので,覚えが良かったです。
 それは定期テストでの得点力アップにも繋がっていきました。私の場合,推薦入試での受験を考えて育英に入学したので,推薦枠に入れるよう日頃の学習態度に気を付け,定期テストの結果を維持して,希望の大学の推薦枠に入れることができました。

■部活で学んだ,
 努力することの大切さ


 学習する際に私が心掛けていたことは,復習する際に何度も覚えるまで書くということです。1,2回書いただけで満足せずに,数十回と手が覚えるまでひたすら書くことです。そしてもう一つ必要なのは,苦手な教科をできるだけなくすことです。少しでも得意にすることによって,点数の偏りをなくすことができ,全体の底上げとなります。ここは嫌だからといって中途半端にせず,少しでも理解して得意な教科を増やしていった方がよいでしょう。
 大学に入れた一番の要因は,文武両道をやり遂げたからだと思います。私は部活動で,努力することの大切さや,何事にも最後まで諦めない気持ちを教えてもらいました。そのことが勉強に対しても反映されていったのだと思います。どちらか一方だけに偏っていたら,現在のような満足のいく結果にならなかったと思います。
 何事にも目標を持ち,達成に向かって最後までやり通せば誰かが必ず見てくれていたり,良い結果がでます。とにかく妥協せずに,3年間やり通すことが大切だと思います。


 

 

神奈川大学
外国語学部英語英文学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
郡山中出身

常に80点以上の,「5」の
評定平均をモットーに


 高校入学前から強く大学進学を希望していました。その中でも英文科がある大学に入り,英語について深く学んだり,語学研修といった留学制度をぜひとも利用したいと思っていました。そのため早くから大学のパンフレットを調べ,オープンキャンパスに積極的に参加していろいろな大学を調べました。その結果,私の希望に一番合っている大学は,神奈川大学外国語学部英語英文科でした。この大学には私の魅力を引き立てる設備が十分に整っています。

■外国系に進みたい人は,
 最低でも英検準2級を


 仙台育英学園には多くの指定校推薦があり,その中にもちろん神奈川大学もありました。指定校推薦の枠を取るために何をしたらいいのか。まず1つ目は定期テストでは,絶対赤点をとらない,常に80点以上の「5」の評定平均をとることをモットーにがんばってきました。たとえ苦手な教科があっても毎回5点から10点は上げ,上がった教科はそれ以上下げない。これは重要です。
 2つ目は,外国語学部系に進みたい人は英語,国語の評定を毎回「5」をとっているとなにかと役に立ちます。そして必ず取得しておいた方がいい資格は最低でも英検準2級です。ほとんどの外国語学科の大学では推薦条件に英検準2級か2級と書いてあります。必ず取得しましょう。
 3つ目は,学校の出席率ですが,やはり推薦を利用したい人は無遅刻・無欠席・無早退が基本です。
 この3つのポイントをクリアするためには,何が何でも学校に行くことと,早い時期に自分の行きたい大学を見つけそれに向けて勉強することだと思います。
 このことを守れば絶対大学合格は間違いないでしょう。
 最後になりますが,いろいろと相談にのってくださった先生方やいつも私を周りから支えてくれた家族,友達には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


 

 

桜美林大学
文学部中国語中国文学科1年

平成17年3月教養コース卒
大河原中出身

大学は自分を見つめ直し,
新たな夢を見つける場


 大学を目指したきっかけは,まだやりたいことが決まってないので大学に行って探そうと思ったからです。
 推薦入試合格のために努力したことは,人前に出ても上がらないことと,他人でも普通に話が出来ることです。
 定期考査対策としては,1週間前位から今までとったノートやプリントを見直すようにしました。資格取得をするために色々な参考書やテキストをやってみましたが努力が足りなかったので取得は出来ませんでした。小論文は,時間が無かったのでとにかく無い知識を全部使って単語を出し,それを並べ直して文章を作りました。

■進みたい大学をよく調べ,
 2年目までの過去問を勉強


 大学を目指しての勉強は,予備校に通い,志望している大学の受験対策を徹底的にしました。予備校でのアドバイスの良さは個別指導してくれる点です。自分の弱点を一番合った方法で改善してくれました。
 私にとって高校とは,中学で学んだことを深く勉強する所で,色々な人達と友達になれる場だと思います。一方,大学とは自分の夢に近づくために勉強する場であり色々なことを深く学ぶところでもあり,自分を見つめ直し,新たな世界を見つける場所です。
 これから大学を目指す人達へ。出来るだけ自分がやりたいことを早めに見つけ,行きたい大学を決めてください。そして,その大学をよく調べ,少なくとも2年前までの過去問をもらって勉強し,準備して挑むべきです。大学の準備は早ければ早い方が絶対良いと思います。


 

 

芝浦工業大学
工学部建築学科1年

平成17年3月特別進学コース卒
東華中出身

推薦を受けるのは,
逃げではない!


 大学を決める上で一番重要だと考えるのは自分がその大学で何を学び,何を将来したいのかということをはっきりとしておくことだと思います。推薦入試ならなおさらです。自分のやりたいことを大学で探そうと考えている人には推薦入試はオススメしません。面接でも志望理由などは聞かれると思います。
 私は将来建設に携わる職業に就きたいと考えていました。そこで建築系の大学の資料などで自分に合った大学を探していました。そんな中で芝浦工業大学が目にとまりました。この大学は第一に,就職率が他の大学に比べてとても高いということがありました。また教授陣もとても優秀だということでした。そしてたまたま指定校の中にこの大学があることを見つけました。

■その時その時で,
 全力を尽くす


 指定校推薦は日頃の成績と面接などで見る適性などで判断されます。だから定期試験で赤点でなければいいというような考えはやめた方がいい。その時その時で全力を尽くすことが大切になってきます。そしてそれの3年間の積み重ねです。
 私は工学部建築学科の面接を受けました。主に志望理由について聞かれましたが,その他にも自分の住んでいる町についてとか,建築学科らしい「今まで見た中で一番印象に残っている建築物は?」など。やはり事前に面接の練習を何度かやっておくといいと思います。私も担任の先生に練習をしていただき,そのおかげであまり緊張することもありませんでした。先生にはとても感謝しています。
 入学が決まってからは,大学の入学前プログラム(通信教育)をやりました。推薦は逃げだと言う人もいますが決してそうではないと思います。入学まではやらなければならないことが山積みで一つ一つこなしていかなければなりませんでしたが,基礎学力を身につけてその先にある大学生活に備えました。