現役大学進学者による大学合格体験記
スポーツ推薦
 

 

明治大学
政治経済学部地域行政学科1年

平成17年3月特別進学コース卒
柳生中出身

自分にしかできないことを,
アピールする


 私はスポーツAO入試で合格しました。入試の内容は実技試験と面接でした。実技試験は各専門のスポーツによって様々ですが,私は陸上競技の長距離を専門にやってきたので,3kmを設定されたペースで走るという内容でした。1kmごとペースが設定されていて,その設定でしっかり走れるかどうかをテストされました。ここで注意するのは1秒でも設定より遅く走ってはいけないということです。その際,必ず専門の先生が試験官をやるわけではない,つまり素人の先生が試験官をやることがあります。私の場合がそうでした。

■勉強と部活の両立を目標に,
 充実した生活を


 面接では,自己推薦書を元に聞かれることを頭に入れておいてください。私の場合,学部が自己推薦書で決まりました。なので,自己推薦書で自分をアピールすることが最も重要かもしれません。決め手は「自分にしかできないこと」を書くことだと思います。そして本番の面 接では,面接官の質問に対してはっきりと大きい声で答えればいいと思います。
 部活動をやっている人達は勉強との両立が大変だと思いますが,両立しようとがんばれば生活が充実し,部活動の成績も向上するはずです。自分の夢に向かってがんばってください。


 

 

城西大学
経営学部マネジメント総合学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
真室川中出身

普段の学習の努力と,
面接での適切な態度がポイント


 私が大学進学をめざした理由として主に2つのことがあります。第1に部活動において,大学というレベルで,自分自身を試してみたかったからです。第2に将来の就職を決めるために大学進学をめざしました。

■部活の指導者のもと,
 頑張った3年間


 私はスポーツ推薦で合格しました。部活動の関係で日々の生活では抜けることもありましたが,指導者の下,一生懸命頑張ってやってきたつもりです。私自身受験に成功した一番の要因は,ふだんの学習の評価のため努力をしてきたことと,面接での適切な態度だと考えています。


 

 

東洋大学
国際地域学部国際観光学科1年

平成17年3月英進進学コース卒
富岡中出身

小論文と面接はしっかりと
準備し余裕を持って


 私は東洋大学の国際地域学部,国際観光学科をスポーツ推薦(サッカー)で受けました。
 受ける前に自分のプレーを見ていただき,ほぼ大丈夫とは言われていました。しかし,小論文,面接の練習を,各自でしっかりとやってくるようにという事でしたので,小論文は本を見て研究し,面接は聞かれると思われる事と自分の考えをノートにまとめました。事前に先生が何人かを呼んで面接をしているところを見学させていただいたので,実際に練習をして臨みました。(スポーツ推薦だったため小論文と面接でした。)

■予想外の質問が多かった面接も,
 練習のお陰で乗り切ることが


 小論文では昨年,一昨年に出た,「カレッジスポーツのサッカーについて」「大学のサッカーにおいて地域への貢献とつながり」などを参考にしました。ところが,400文字だと思っていたのに,試験当日の課題は1時間で800文字でした。一応最後まで書く事は出来たのですが,文の構成などがわからなくなり,途中から題にあってないことを書いてしまったり,めちゃくちゃな内容になって焦りました。
 面接は2対2でやるという形でした。時間は10分から15分ぐらいです。本を参考に,出そうなものを選んでだいたい記憶し,実際に練習もしてきましたが,やってきたのとは違う質問が多かったです。しかし,練習をしていたお陰で答え方がわかり,つまりながらも乗り切る事が出来ました。
 質問の内容は,いつからサッカーをはじめたのかとその理由,好きな教科とその理由,将来はどのようになりたいか,それがダメだったらどうするのか,挫折した時どのように克服したかというような事でした。答え方はスポーツマンらしく,最初に「ハイ」と言ってから答えた方が良いです。
 小論文と面接を受けてみて言えるアドバイスを。私は試験の1週間前から慌しく取り組んだのでなかなか良い準備をする事が出来ませんでした。やはり1カ月ぐらい前から,しっかりと準備して余裕をもって臨んだ方が良いと思います。また,面接のときはものすごく緊張するので,できるだけリラックスすることが大切です。


 

 

東北学院大学
法学部法律科1年

平成17年3月英進進学コース卒
福島県福島市立立子山中出身

当たり前のことを,
精一杯努力する


 昨年,ソフトテニス部の先輩がスポーツ推薦で東北学院大学に合格していたので,私にもチャンスがあると思い東北学院大学を志望しました。

■挨拶ができなければ,
 スポーツする資格はない


 私が部活で心がけたことは,まず,スポーツマンとして当たり前のこと,例えば,挨拶や先生,先輩に対する言葉遣いなどに気をつけることです。それができなければ,スポーツをする資格はないと思います。
 学校生活では,とにかく休まないこと,遅刻しないことを心がけました。定期考査前は部活もフリー練習になっていたので,普段できない分,勉強に時間を費やしました。
 私がスポーツ推薦で合格できたのも一人の人間として当たり前のこと,自分ができることを精一杯やれたからだと思います。