現役大学進学者による大学合格体験記
指定校・提携校推薦
 

 

東洋大学
社会学部メディアコミュニケーション学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
六郷中出身

仙台育英は頑張った分だけ
自分の夢を叶えてくれる学校だ


■定期テスト前は苦手教科を
 徹底的に予習・復習


 私が仙台育英で過ごした3年間はとても充実したものであった。
 私は高校入試で第1志望の公立高校,第2志望の高校にも落ちて,第3志望で仙台育英に入学した。入学当初は,第1志望の高校に入れなかった悔しさであまり学校が楽しくなく,早く卒業したいという気持ちでいっぱいだった。そんな時,私は中学時代の友人よりレベルの少しでも高い大学に合格して,見返してやろうという気持ちを強く持つようになり大学進学を意識するようになった。
 後に仙台育英は多くの大学から指定校推薦枠を得ていることを知り,指定校を受けるために,定期テスト前は中学時代では考えられないぐらい勉強した。私の定期テスト対策は,自分の苦手教科を徹底的に予習・復習すること,そして,分からない部分がある時は執務室に行って先生にどんどん質問し,テスト前には放課後残って勉強することだった。また,担任の先生に言われたとおり,全教科テスト範囲を3回くり返して勉強した。これらを確実にこなせば定期テスト対策は大丈夫だと思う。
 指定校の場合,3年間の評定平均値が重要になってくるので,日々勉強に励み,まじめな学校生活を送るべきだと思う。評定は「2」を取ってしまうと評定平均値が落ちて推薦が厳しくなるので,苦手教科でも最低「3」は取って評定を落とさないようにした方が良い。なるべく全教科「4」か「5」を取ることだ。

■高校時代はしっかり英語力を
 つける必要がある


 3年生になり指定校を受けるときには自己推薦書を書かなければならない。これは,自分自身をアピールするものであるが,必ず先生に何回も添削指導をうけて,なるべく完璧な物を提出した方が良いと思う。自分がなぜこの大学の指定校を受けたいのかを書くことが大切である。
 もし指定校推薦を受けられることになったとしても,まだ合格したわけではないのだから慢心せず,日々の勉強,そして小論文対策,面接対策が必要である。私の場合,小論文と面接があったので,小論文対策として,新聞の社説や記事を利用したネタ帳を作り,できるだけ多くの先生に小論文の添削指導をしていただいた。面接は何回も練習をすることが大切である。
 高校時代の勉強を振り返ってみると,何といっても英語の勉強が重要だったと思う。英語が苦手だと大学にいってからも不利なので,高校時代はしっかり英語力をつけることが必要だろう。私も英語力が乏しく最後まで苦労したので…。私のお勧めの参考書は「ネクストステージ」である。これは,入試問題を解きながら基礎も学習できるので,長期休暇にはこれを活用して勉強すれば良いと思う。
 私は先にも述べたように第1志望で仙台育英に入学したわけではない。しかし,この学校は自分が頑張った分だけ自分の夢を叶えてくれる学校だと思う。だから,後輩のみなさんも頑張って勉強して,卒業する頃には,仙台育英に入学して良かったと思えるような,充実した学園生活を送るように努力してほしいと思う。



 

東洋大学
経済学部国際経済学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
南中山中出身

推定校推薦で合格できるよう
努力を重ねた3年間


■途中から入った部活動のおかげで
 授業態度も良くなった


 私は1年生の入学時から指定校推薦で大学に入りたいという気持ちがありました。しかし,1年生の頃は自由奔放でよく注意されていました。自由奔放にまじめに授業を受けていませんでしたから,成績もあまり良くなかったですし,先生方にもあまり良くは思われていなかったと思います。しかし,1年生の途中から入った部活動のおかげで,少しずつですが授業態度や生活態度は良くなってきたと思います。
 2年生になっても,前半は部活動が忙しく,それを言いわけにしてまるっきり勉強をしませんでした。高校総体が終わって1週間後に前期中間試験がありましたが,全く無気力のまま臨んでしまいました。結果はとても人に見せることができない点数でした。さすがに今のままでは,指定校推薦はおろか大学にさえ入れないと思い,焦って勉強するようになりました。すると,少しずつではありますが点数が上がっていき安心しましたが,先生には「まだまだ指定校で大学にいけるほど成績は良くない」と忠告されてしまいました。

■3年の高校総体後は
 気持ちを入れ替えて勉強


 3年生になると,周りの皆も大学受験に対して意欲的になっていました。しかし,第1希望の大学にさえ強く入りたいと思っていなかったせいか,周りより遅れているのは明らかで,内心はかなり焦っていました。
 その後,最後の高校総体はあっけなく終わってしまいましたが,そのときは自分でも驚くほど簡単に,気持ちを勉強モードに入れ替えることができました。定期試験にも成績が上がるよう努力し,結果を残しました。そして,志望大学も決まり,指定校推薦に応募しました。私は心配性だったので,何回も志望理由書を書き直して,先生にOKをもらえるよう努力しました。校内選考を通った後は,面接の練習を何回もし,自分に自信がつくまで努力しました。そして,合格することができました。
 振り返ってみると,指定校推薦で合格できるようにさまざまな努力をした3年間でした。



 

立正大学
経済学部経済学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
山田中出身

面接では自然体を心がけ
質問されたことには短く的確に


■面接の練習ではノートを活用
 質問と答えをまとめて整理


 進路を決める際,とても悩みましたが,運よく指定校推薦の枠をいただき合格することができました。
 推薦入試ではふだんの学校生活が重要になるので生活態度に気を配り,毎日の授業もまじめに受けました。また欠席が多いと校内選考でも不利になってしまうので皆勤を目標にし,学校で行われるボランティア活動にも参加しました。
 受験した大学は面接だけでした。ただ小論文のかわりに「志望動機と将来の夢」という題で作文を書いて提出しなければならず,またその内容の中から面接の時に質問すると言われていたので,作文を暗記する思いで何度も読みかえしました。
 面接に当たっては受験の前に先生方からご指導をいただき。自信がつきました。練習するときは質問と答えをノートなどにまとめた方が覚えやすいと思います。面接では自然体を心がけ,質問されたことには短く的確に答えること。大学への進学という自分の意志をしっかり持ち受験することが大事だと思います。指定校推薦は学校の代表なので,責任と自覚を持ち受験するようにしましょう。



 

立正大学
文学部史学科1年

平成18年3月フレックスコース卒
白石東中出身

この体験がきっといつか
人生の支えになる


■3年の夏の校内模試が
 指定校推薦の大きなヤマ


 仙台育英学園高校に入学を決めたのは,充実した高校生活を送るためだったのはもちろんですが,高校を卒業したら,ぜひ大学に進学したかったからです。進学校としての仙台育英の実績は,とても魅力あるものでした。
 入学してすぐ,指定校推薦という入試制度を知り,私はぜひこれに挑戦しようと決め,そして,それを実現することができました。
 指定校推薦の受験資格は,欠席日数と成績が深く関わります。受験資格を得たければ,欠席日数を最小限に抑え,毎回の定期考査では手を抜かず良い点を取ることを心掛ける。このことを頭に入れ私は3年間生活してきました。それから,3年生の夏にやる校内模試は,校内の大学受験を考えている3年生全員が受けるもので,指定校推薦の一つの条件となります。私はこの模試に向け,自分での勉強はもちろん,学校帰りに予備校へ行き,夜遅くまで勉強をしていました。模試では良い結果が出せませんでしたが,2年生の時から放課後,予備校に行っていた私の頑張りを先生方が考慮してくださったのか,希望の立正大学への指定校推薦の受験資格を取得することができました。

■大学進学のために選んだ仙台育英
 あきらめなければ合格につながる


 大学受験は精神的に辛いものです。それを合格につなげるには,あきらめないことだと思います。「私はダメだ」「たかがフレックスだ」という気持ちも時にはありました。しかし私は,「大学に入りたい」という思いを抱いて仙台育英に入学したこと,「絶対に進学する」という気持ちを忘れず,絶対あきらめませんでした。あきらめなければ,それは合格につながります。人生においてプラスとなる体験でしょう。受験を通して私はそのことを知りました。学問を学び精神的にも学んだような気がします。
 周りで応援してくださった先生方や家族,友人にも,支えてもらっていたことに気付き,人の温かさを知ることができました。一人で受験を乗り越えたのではないということを,深く感じることができたと思います。
 大学とは,今の自分の知識をもっと広く深く多くするための所だと思います。先人たちの残した学問を学ぶというのは,とても重要なことです。
 自分を信じ見くびらないこと。そして,あきらめないことと人の温かさに気付く心。これを忘れなければ,きっといつかはこの体験が人生の支えになる,そう思いました。



 

同志社大学
政策学部政策学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
石巻山下中出身

自分は何のために勉強しているのか
もう一度考え直してみよう


■一般受験も推薦での受験も同じ
 定期考査の延長上に入試がある


 私は1年生の頃から同志社大学に憧れをもっていて,一般入試で受験しようと考えていました。同志社大学に心引かれたのは,京都という歴史深い街に立地しているということと,伝統ある赤レンガの立派な校舎がかっこいいなと思ったからです。
 元々,一般受験での合格を目指していた私は,指定校推薦で合格した今となっては,1年生からどういう努力をしてきたのかと問われると,返答に悩んでしまいます。しかし,定期考査の対策をしっかりしてきたことが,合格につながったのは間違いないと思います。負けず嫌いな私は,定期考査で悪い結果を出すことが,自分に負けることのような気がして,毎回頑張ってきました。定期考査の延長上に入試がある,と先生方が言っていたのは,推薦入試も決して例外ではないな,と思いました。

■新聞を読むことで世の中を知り
 本を読むことで新しい発見をする


 そして私は運が良かったのだと思います。優しい友達,優しい先生に恵まれていました。友達は,本番の面接に怖じ気づいている私を励ましてくれたり,たくさんのアドバイスをしてくれました。先生方は,面接や小論文のアドバイスに加え,社会人としてのマナーや知識も教えてくださいました。また,病弱気味だった私を支えてくれた両親にも,心から感謝したいと思います。
 最後に一つ,先輩らしくこれから大学受験を控えている後輩にアドバイスをしたいと思います。勉強はもちろんですが,日々,新聞や本を読む習慣をつけるといいです。推薦入試に限らず,新聞を読むことで世の中を知り,本を読むことで新しい発見に出会えるので,自分の可能性を見出すきっかけになるかと思います。私は先生方からこのようなアドバイスをもらい,実行していったところ,それまでおぼろげだった将来の目標が明確になり,やる気も3倍になりました。自分が何のために勉強しているのか,考え直して見てください。



 

同志社大学
工学部電気工学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
長町中出身

急がば回れ!
日々の地道な努力で力をつける


■教科ごとに勉強のやり方を工夫
 予習と復習を使い分ける


 僕は指定校推薦で同志社大学に合格することができました。指定校推薦は高校側からの推薦ということで,一般には楽そうに見えますが,目標としている大学に推薦していただくには,それなりの評定が必要です。評定は,ほとんど期末や中間テストの結果によって決まります。テストで良い結果を出すためには,日々の努力が必要となるのです。
 約3年間,僕がしてきた日々の努力は予習・復習です。ありきたりなことですが,とても大切なことなのです。教科ごとに予習復習のどちらに力を入れるべきかは異なります。例えば英語。この教科で僕は予習に力を入れてきました。それは,教科書の長文を一文一文ノートに書き写し,間に自分で訳を考えて書いていくという方法です。地道な作業かもしれませんが,確実に力はつきます。急がば回れです。

■指定校推薦でも気を抜けば不合格になる
 ぎりぎりまでの努力が大切


 次に数学。この教科で僕は復習に力を入れました,授業中にしっかりと先生方の話を聞き,理解し,問題を解き,家に帰ってから同じ問題ができるかを再確認するという方法を実践してきました。授業中に話を聞いていれば,ガイド等を購入する必要もなくなり,成績は確実に向上します。また,どの教科でもわからないところが出てきます。その時には,先生を頼るべきです。仙台育英学園の先生であれば,必ずや熱心に教えてくださるでしょう。
 他の教科も同様に予習復習をし,理解していれば高い評価がもらえること間違いなしです。兎に角,日々の努力が大切だということです。三日坊主でもかまいません。全くやらないよりは断然良いのです。
 指定校推薦は,そのほとんどが面接試験や小論文の作成です。僕の場合は面接試験だけでした。僕は面接で難なく受け答えができるよう,下調べや面接練習等をとても頑張りました。例え指定校推薦でも気を抜けば不合格になる可能性が十分にあるので,試験日までの努力が必要とされます。どの推薦でもこれは共通する点でしょう。
 上記の他にも色々と努力し,何とか大学に合格することができました。最後になりましたが,推薦に関わっていただいた先生方,本当にどうもありがとうございました。



 

立命館大学
産業社会学部産業社会学科国際社会コース1年

平成18年3月特別進学コース卒
岩沼北中出身

今自分は何に興味があるか,
将来何をやりたいのか!


■自分の前を歩いている先輩は
 不安解消の助けになる


 私は仙台育英に入ってから毎年受験について考えさせられてきました。それは1年生の時から生徒会に入っていたため,受験に悩む先輩を見てきたからです。「勉強はしていた方がいいよ」という先輩からの言葉は胸にくるものがあったものの,1,2年生の時はまだ大丈夫だろうという感覚から,特別勉強するわけでもなく日々を過ごしてしまいました。実際自分が3年生になって後輩達に同じような言葉を言うようになり,「もっと勉強していればよかった」と後悔するばかりでした。たぶん後輩達も3年生になった時に同じような状態になると思います。
 私自身の考えでは,部活は入った方がいいと思います。先輩に学校のことや受験の情報を聞くことができるし,たまに勉強を教えてもらったりすることもあります。自分の前を歩いてくれる人がいるというのは,少しの不安解消にもなります。後輩がいるというのは「あんな先輩みたいにはなりたくない」というようなある意味,良いプレッシャーをかけてくれます。そしてなによりも,クラス・学年・コースを越える単位での活動はいい刺激になり,自分にとってプラスになることばかりです。

■資格検定試験や部活に挑戦
 学校生活の中に常に生きがいを持つ


 高校生活は何一つ特別なことはなかったと思います。予備校に行くこともなかったです。唯一自慢できるのは,入学時に目標にしていた,『無遅刻・無欠席』を継続したことです。大事なことは毎日3食の食事をとり,ちゃんと学校に行って授業を受ける。当たり前なことかもしれませんが,規則正しい生活が勉強できる,できないといよりも大切だと思います。
 志望する大学を決定するにあたって判断基準としたのは2つの事柄です。1つは自分の将来やりたいことを基にフィードバックして,どんなことを学べばいいか,どんな資格が必要かで判断しました。2つ目は今自分が何に興味があるかということです。これによって学部をしぼりました。この2つがそろっている大学が自分に最も適した大学のはずです。私は指定校推薦で合格しましたが,チャンスがある限り挑戦してみょうと,入りたいと思う大学のAO・公募入試などいろいろなことを調べました。
 最後になりましたが,高校生活で大切なことは,資格検定試験や部活など,常に学校生活の中に生きがいを持つことだと思います。



 

立命館大学
産業社会学部人間福祉学科国際福祉コース1年

平成18年3月英進進学コース卒
仙台第二中出身

高校生活は自分の方向性を
探り発見する大切な場


■両親に真剣な思いを理解してもらうため
 しっかりとした日常生活を意識して


 私が大学進学を目指した理由は,将来「国際協力機構(JICA)」の職員になりたいと考えたからです。そのため,インターネットなどの情報を利用し,一番自分が成長できる環境である大学を調べました。その結果,著書に大変感銘を受け,ぜひ師事したいと思える教授もいらっしゃる立命館大学・産業福祉学部・人間福祉学科・国際福祉コースを志望することにしました。我が校の指定校推薦入試の枠が設けられていたので,ますます意欲が湧きました。
 指定を受けるために心掛けたのは,部活動に一生懸命取り組むということです。私は奉仕活動をする「インターアクト部」に所属して活動しました。また,私の志望する大学は県外だったため,当初は両親の反対にあいました。そのため,私の立命館大学に対する真剣な思いや,自立しようという決意を理解してもらえるように,しっかりとした日常生活を送るよう意識して過ごしました。また,指定校推薦は小論文が大きなカギなので,先生方の所へたびたび足を運び,書いたものを見て頂きました。

■予習すれば授業が復習になり
 勉強が効率良く進む


 定期考査の際,私は人より要領が悪いため,その分早めにテスト勉強に取りかかりました。予習をしていくと授業が復習になるため,効率よく勉強が進みました。また,学校で勉強したことが,実際にはどのように用いられているのかということを知ると面白くなり,次第に勉強が好きになっていきました。休日は自宅近くの図書館にも通いました。周りの人が頑張っていると自分のモチベーションも上がりました。
 高校生活は私にとって自分が将来どのような方向へ行くのかを探り,発見する大切な場でした。ここでの経験をいかし,大学生活をより良いものにしていきたいです。



 

立命館大学
経済学部経済学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
折立中出身

仙台育英での貴重な体験が
夢だった大学進学を現実のものに


■失敗が自分を変えてくれた
 大学は第1志望に行くんだ!


 仙台育英を卒業した今,本当にこの学校に入学して良かったと感じています。入学した当時,仙台育英はスポーツにおいては全国に旋風を巻き起こす,とても有名な学校だと思っていましたが,勉強においては,あまり良いイメージがありませんでした。なぜなら私自身が公立の高校の受験に失敗して仙台育英に入学したからです。
 しかし,そこで失敗したことで自分を変えることができました。なぜ失敗したかを深く考え,気持ちも新たに仙台育英で高校生活をスタートして,みんなに負けないように努力しようと思いました。そして,大学は自分の第1希望の所に行くんだと決意しました。
 高校生活が始まってからは,先生の話をしっかり聞いて,日頃の生活から気をつけて過ごしました。高校に入学するまでは,見たいテレビを見たり,友達と遊んだりして,勉強が手につかないまま過ごしてしまっていたのです。しかし,高校生になってから,無遅刻・無欠席で宿題を必ずやり,試験前ぐらいはやりたいことを我慢して勉強に集中することを心掛けました。このことを継続しただけで,クラスでも上位の成績をキープできるようになりました。
 三者面談の時,先生に「仙台育英は宮城県には珍しいぐらい指定校推薦の枠があるんですよ」と言われて,その時から指定校推薦で大学に行くぞという新たな目標ができました。それから私は推薦を目指し,日頃の生活面や服装に気をつけて生活しました。また,資格取得にも力を入れました。

■せめてテスト前だけでも
 粘り強く勉強に取り組もう


 指定校推薦をもらうために最も頑張ったのは定期テストです。私は毎日,2時間も3時間も勉強を続けられなかったので,テスト前だけでも死ぬ気で勉強しようと思い粘り強く取り組みました。また,先生に言われていた「最低でもテストの範囲は3回やりなさい」ということを守り毎回のテストに臨みました。3年の間には,何回か勉強をさぼったこともあったけれど,テスト前だけはできる限りの力をふりしぼって取り組みました。定期テスト前は,学校からもらったプリントと教科書とノートを頭の隅々にまで記憶させました。定期テストの勉強はそれだけで,ほかの物には手をつけませんでした。特に覚えることの多い日本史や世界史にはかなり時間をかけました。
 高校生活もあっという間に終わり,仙台育英では良い3年間を過ごすことができました。大学進学は高校入学当時からの夢であり,本当にうれしいです。私が大学に合格できたのは,高校受験での厳しい体験の後,仙台育英に入学したからです。後輩のみなさんの中にも私のような人がいると思います。でも,焦らず,あきらめず毎日の生活を送ってください。きっといい結果になると思います。



 

立命館大学
理工学部電子情報デザイン学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
長命ケ丘中出身

大学とは自分を見つける場所
何事にも挑戦する人を応援してくれる


■貴重な体験をするつもりで
 立命館大学のプログラムを受ける


 立命館大学の特別推薦を受けてみようと思ったきっかけは,担任の先生の紹介によるものでした。1・2年生の時はこれといって行きたい大学もみつからず,漠然と学校に通うだけの毎日でした(ただ,普通の勉強だけはまじめにしていたつもりです)。3年生の初めに担任の先生から立命館大学の講習の案内をいただき,僕は貴重な体験ができるかなというくらいの軽い気持ちでプログラムに参加しました。しかし,回を重ねるごとにそのプログラムもより専門的な内容が含まれるようになり,今までのようにただ話を聞いていればいいという訳にはいかなくなりました。毎回課される課題の内容は高校の勉強がどうこうというよりも,社会の中でのコンピュータの存在がどのようなものかということを問われる,むしろ一般常識を学ぶような感覚でした。

■大学への課題提出は
 特別推薦に向けての第一歩だった


 課題では,「問われているもの」を正確に理解する上で欠かせない,用語の意味から調べる必要がありました。初めは,多くの用語が分からなかったため,インターネットや用語辞典などで意味を調べ,調べた内容をプリントアウトし,備忘録として活用していました。そして自分なりに課題の内容を主旨が合うようにまとめ,最後に自分が調べた結果,疑問に思ったことなどを書いて提出しました。立命館大学への特別推薦を希望する上で,この課題をまじめにやるかやらないかは,後々影響してくるかもしれません。それから大学の課題と高校の勉強を両立させることはそれほど困難ではありません。3年生は受験勉強で忙しいとは思いますが,勉強の合間に少しずつ仕上げていけば十分間に合うくらい期間はあると思います。
 そして,8月には立命館大学のキャンパスへ行って,直に講義を受ける機会もありました。そこではより具体的な内容の講義を,実技を踏まえながら学びます。課題でやってきたことが講義の中でも使われたりするので,復習するのもいいかもしれません。また,立命館大学はあらゆる面で学生へのアフターフォローが万全なので,学生は心置きなく勉学なりスポーツなりに励むことができる,とても環境のよい大学だと思います。
 最後に後輩へのメッセージとして。これから推薦入学を考えている人,またはまだ全然考えていない人も1・2年生の頃はしっかりと勉強しておくべきだと思います。僕の場合,3年生で習う内容が難しく,評価があまりよくなかったので,初めのうちから評価を上げておくと,後になって何かと有利になると思います。僕にとって大学とは自分を見つける場所です。立命館大学は,何事にも挑戦する人を大いに応援してくれる,そんな大学です。これから大学に入って新しい自分を発見したいと考えている人にはまさに最適な大学だと思います。皆さんも頑張って下さい。



 

立命館大学
理工学部電子光情報工学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
宮城教育大学付属中出身

推薦入試には大学独自で行うものもある
情報をキャッチして活用しよう


■高大連携アドバンスト・プログラムで
 進学への意欲が高まった


 私が立命館大学への進学を目指したきっかけの一つは,私たちの代から始まった「高大連携アドバンスト・プログラム」に興味を持ったことから始まりました。高校と大学が連携をして学びを深めようという企画で,ウェブ上で大学の講義を聞きレポートを提出し,評価を頂くというスタイルで進めてきました。講義を聞くうちに「大学ではこのような講義を受けるのか」と,次第に面白くなっていったことが一番のきっかけです。
 プログラムの中に大学へ行って講義を受けたり,施設見学や先生方との会話をする機会もあり,大学のことを知ることや,自分の興味ある科目を探すこともできました。
 他にもありますが,立命館大学といえば有名校ですし,理系の授業を受けている私にとって,興味や関心の高い学科があることも事前に調べていましたので,プログラムを受ける前から進学したいという気持ちはありました。

■幅広くいろいろなことに興味を持ち
 積極的に行動に移そう


 仙台育英学園の3年間で頑張ったことは生徒会執行部での活動です。これからの自分を見据え,成長していくためにこの部活動に入りました。育英祭の企画や議題について話し合ったり,災害があった地域への募金活動や周辺地域の清掃をしたり,幅広く,率先して事にあたってきました。
 学業では,毎日の勉強をかかさず行い,検定試験などにも挑戦してきました。
 3年間を有意義に過ごすために,休まず学校へ行き,部活動などに力を注ぎました。このようなこと全てが,大学合格に繋がっていたのかとも感じています。
 これから大学を目指される皆さんには,なるべく多くのことを自分からどんどん興味を持ち,行動に移していってもらいたいと思います。勉強だけではなく,例えば私のように生徒会をやってみるのもいいかと思います。推薦入試では,今回の私のケースのように,大学側で行う独自の制度もあります。自分から進んで調べ,推薦を大いに活用してもいいと思います。



 

関西大学
社会学部社会システムデザイン専攻1年

平成18年3月英進進学コース卒
亘理山下中出身

初めは少しずつでもいい
家で勉強する習慣をつけよう


■時間のかかる電車通学は
 暗記物の勉強に有効活用


 私が指定校推薦を受けるにあたって3年間努力してきたことは,日々の授業を大切にするということです。私は3年間ずっと部活動に所属していたので,どうしても帰りが夜遅くになってしまい,自宅ではなかなか勉強の時間をもうけることができませんでした。しかし,部活が忙しいという理由だけで学校を疎かにはできないので,学校での授業に特に力を入れました。授業の内容はその日のうちに覚えられるよう,毎日真剣に取り組むように心掛けました。
 また,私は家から学校が離れており,電車通学に時間がとてもかかるのを利用して,電車内でも勉強をしていました。車内では主に英単語などの暗記物を中心に勉強し,時間を有効に活用するように心掛けました。

■どの教科も教科書を使って
 毎日コツコツ勉強するのがポイント


 テスト前の勉強は2週間ぐらい前から始めていました。特にテスト前の授業は予習・復習を欠かさずに行い,先生の言葉を聞き逃さないように注意をはらいました。
 自宅での勉強法は,教科別にさまざまな対策を取りました。国語は授業中に取ったノートを参考に勉強し,教科書を繰り返し読むことが大切です。漢字などはとにかく書いて覚えていました。数学については,スタディーアップノートや教科書の基礎問題を繰り返し解き,土台を固めていきました。英語は毎日コツコツと勉強することが大切で,重要な英単語などは確実に答えられるようにします。文法については,教科書を繰り返し読むことで力がついてきます。理科と社会は暗記教科なので,ひたすら教科書やノートを見て勉強しました。
 後輩のみなさんは,テストの直前だけ勉強するのではなく,日々の勉強の積み重ねを大切にし,家に帰ったら必ず勉強する習慣をつけるようにしてください。初めは少しずつでもいいのです。それが大学合格への一番の近道だと思います。



 

静岡産業大学
経営学部スポーツ経営学科1年

平成18年3月フレックスコース卒
成東東中(千葉)出身

早い時期から将来何をしたいのか
視野に入れ多くの人に相談しよう


■授業中は先生の話を聞き漏らさないよう
 前の席に座り集中して勉強


 私は指定校推薦で静岡産業大学経営学部スポーツ経営学科に合格しました。私が静岡産業大学に進学しようとした理由は,興味のあるスポーツについて学ぶことができ,大好きなサッカーも充実した環境でできると思ったからです。
 仙台育英学園でサッカー部に入り,雨の日も,雪の日も,風の強い日も,毎日トレーニングをしてきました。学業では,部活動が終わり,帰宅してから家庭学習をしました。授業中は先生の話を聞き漏らさないように,前の方の席に座り集中して勉強したので,3年前期までの平均評定を4.7も得ることができました。
 大学へ進学するにあたって私は,高校2年生の時から自分の将来の進路を考え始め,その道を進むにはどの大学が合っているかを調べました。そして,大学の候補をいくつか出し,自分の学力などに合った大学を2,3校絞り込みました。そのため,いざ大学を決めるときにも慌てることなく,余裕をもって大学受験に臨むことができました。

■自己推薦文はじっくり時間をかけ
 完成度の高いものを作成する


 指定校推薦での面接はAO入試ほど厳しくはありませんが,面接練習はたくさんした方がいいと思います。自己推薦文は大学に進学した人の推薦文を参考にしたり,国語の先生に細かい所まで直してもらって,なるべくじっくり時間をかけた完成度の高い推薦文を作成してください。
 大学は遊びに行く所ではなく,自分の将来の夢のため,やりたいものを見つけるために,自分自身を向上させる重要な場所です。早い時期から将来何をしたいか,どこの大学に行きたいか,大学に入るためにはどうしたら良いかを,先生をはじめとする多くの人に相談しながらじっくり考え,受験に向け準備をして自分に合った大学を選んでください。



 

鈴鹿医療科学大学
保健衛生学部医療福祉学科1年

平成18年3月教養コース卒
城南中(秋田)出身

学校のテストで高得点を
持続できるように努力する


■勉強面で大切なのは
 分かりやすいノート作り


 私が大学進学を目指した理由は,今の社会,どんなに実力社会とはいえ,やはり学歴が問われるのが現状だと思ったのが一つの大きな要因です。
 そのために入学当初から推薦入試合格を考えており,学校側が定めた定期テストにおいては高得点を持続できるよう,授業ではもちろんのこと,自宅へ帰宅してからも,できるだけ他の人に差をつけようと努力してきました。
 特に勉強で大切だと思うことは,ノートを分かりやすく取ることです。後で見てもすぐに分かるよう,ノートは工夫して見やすいものを作りました。
 推薦入試に成功した一番の要因は,やはり学校が定めたテストで高得点を取れたこと,3年間通して欠席が少なかったことだと思います。
 そして,私にとって仙台育英とは,全てにおいて広い視野で物事を考えさせてくれた場所であり,自分を良い方向へと育ててくれた場所でした。
 最後に,後輩へのメッセージですが,合格するためには,先ほども書いたとおり,他人に差をつける努力をすること,ノートを分かりやすく,見やすく作ることです。今後,ますます厳しくなると予想される受験戦争ですが,最後まであきらめずに志望校に入学できるよう努力してください。



 

立命館アジア太平洋大学
アジア太平洋学部1年

平成18年3月外国語コース卒
稲井中出身

自慢できるのは充実した高校3年間
空手部で実績を残す


■通学電車は貴重な勉強の場
 時間を有効に使って文武両道を実現


 高校生活の3年間は毎日,充実していました。私は,空手部に所属していて,毎日の放課後の練習に励みました。朝は6時半の電車に乗り,家に帰るのは夜の9時ごろだったので,実際,家ではあまり勉強はしませんでした。しかし宿題もあったので,朝の電車や帰りの電車,朝のホームルーム前の時間を有効に使って,勉強しました。そして私は定期考査にも力を入れました。毎日勉強できない分,テスト前で部活が休みになったときに集中して頑張りました。また,私は学校を休むのが嫌いだったので,一度も休みませんでした。今思えば,これらのことが指定校推薦をいただけた理由になったのかもしれません。
 また,私の高校生活は,外国語コースの生徒として,茶道に華道,そしてマンドリンと第三言語を習得することで,より充実していました。2年生の時に体験した語学研修で語学に対する考え方も変わり,英語を身に付けるには積極的に話すことが必要だと知りました。
 高校生活で一番印象に残っていることは,3年生の最後の大会になる高校総体です。空手道部女子は4人しかいなく,団体戦の人数に足りませんでしたが,県大会で3位に入賞することができ,部活をやっていて本当に良かったと思いました。

■出席日数や生活態度は当たり前
 プラスアルファで自分をアピール


 指定校推薦を考え始めたのは3年生の春で,担任の先生からアジア太平洋大学を薦められたのがきっかけでした。海外の人と直に交流して,外国について学びたかったので,この大学は私にぴったりだと思いました。まず校内選考が心配でしたが,自己推薦書は無事通過。大学の試験も書類選考だったので,3年間の活動と自分の夢,大学で学びたいことについて書き,合格することができました。
 指定校推薦で合格するためには,出席日数や授業態度は当たり前のことですが,その他にも自分が自慢できることや,学校での活動に関して話せる何かを持っていると有利だと思います。そして1年生からの毎日の積み重ねが大事です。私は他の人があまり受けていないTOEICに何回かチャレンジしました。TOEICはスコアで評価されるし,大学でも推奨していたので受けました。これから指定校推薦で大学へ行こうと考えている人は,基本的なことはクリアした上でのプラスアルファ,資格や活動について積極的にアピールすることが大切です。皆さん合格できるように頑張ってください!