現役大学進学者による大学合格体験記
指定校・提携校推薦
 

 

東北学院大学
文学部歴史学科1年

平成18年3月外国語コース卒
明星中出身

3年間の苦労がなかったら
現役合格はできなかった


■毎日予習・復習を繰り返すだけで
 考査の勉強が楽になる


 私がこの仙台育英学園に入学してからあっという間に3年が経ちました。この3年の高校生活は,私にとってはとても充実した3年でもあり,苦労した3年でもありました。しかし,その苦労がなかったら今の私はいなかったし,大学に現役で合格もできなかったと思います。
 私が合格した東北学院大学に入学を希望し始めたのは高1の頃でした。しかし,高1の前期中間考査で良くない点数を取ってしまい,とても反省した経験があります。そこで私は今までの勉強法を改めて,新しい勉強法で期末考査に挑むと,点数がグンと上がり,中間の時より順位も9位ぐらい上げることができました。高校のテストは少しでも勉強をしなくなると,周りの皆にどんどん引き離されていってしまうので,必ず次の日の予習,前日やったことの復習をしました。それを繰り返していくだけで中間・期末考査の時の勉強はとても楽なものになります。1年生の頃は,高校生活に早く慣れて自分に合った勉強法を見つけた期間でした。
 2年生になると,大学についての話題が多く交わされるようになり,しかも突っ込んだ内容になってきて,受験本番がだんだんと近づいてきたなと実感しました。この頃は中間・期末テストの点数も満足のいくもので,充実した毎日を送っていました。私が歴史学部を選択しようとしていたのも,2年生の時から学んだ世界史の授業でヨーロッパの歴史に興味を持ったからです。また,2年生は学校行事に参加する回数が多く,テストのある教科も3年間で最も多いのでとても忙しかったです。

■友人の応援が受験のプレッシャーを
 感じていた私の大きな励みに


 3年生になると,冬に大学受験,そしてセンター試験が控えているので,いろいろ気を配りながら生活をしなくてはならないのが大変でした。周囲の人に次々と大学合格の嬉しい知らせが届くのを聞いていると,まだ受験を控えていた私にとっては,それがとてもプレッシャーになりました。しかし,そんな私を友人がいろいろと応援してくれて,とても励みになりました。
 受験は小論文と面接だったので,上がりやすい私はとても苦戦しました。小論文は書けば書くほど上達するので何度も書いて練習するのがいいです。
 合格すれば,1年からの努力が実を結んだということを実感でき,とても気持ちが良いです。みなさんも希望している大学に気持ちよく合格できるように頑張ってください。



 

東北学院大学
経済学部経営学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
松島中出身

最善のものを希望し
最悪のものに備える


■思考を養うのに役立った小論文の練習
 新聞の社説を要約,自分の意見を書く


 私は指定校推薦で大学に入学することが出来たが,受験資格を得るためにした努力はほとんどない。当たり前と言われるような事を3年間真面目にやってきたぐらいだ。まず無遅刻・無欠席・無早退をクリアし,定期考査はそれなりにこなしてきた。このくらいしか自信を持って言えることはないが,結果としてこれが受験資格を得るための要因になったと思う。
 私は始め,何となく推薦入試を考えていたが,一度諦めている。推薦は競争率が激しく,後々何かと大変だという声が周りで飛び交っていたからだ。しかし最終的には両親に相談し,入学する手段は色々あるのだから少しでも可能性があるなら賭けてみても良いだろうという助言があったので,指定校にエントリーした。もう少し早めに決めていれば小論文にかける時間を増やせたのではないかと思ったので,後輩の方には決断は早いほうが良いと勧めておきたい。
 私は小論文には本当に苦労した。書くということで自分の能力の無さを思い知ったのだ。練習しても,書けば書くほど自己嫌悪に陥り,泣きたくなる程だった。小論文が入試科目にある人は早いうちから練習しておくのが良いと思う。新聞の社説を読んで要約をし,自分の意見を書くというのが先生から勧められた練習法だ。大変だが,文章を書くというのは自分を知り,深い思考力を養うのにとても良い勉強だった。

■何事にも関心を持ち
 繋がりを大切にする


 私が一番苦労し,時間をかけても最後まで実現出来なかったのは具体的な目標を見つけることだ。何かを達成するのに最も大切な目標と強い意志が持てなかった。そこで私は最低ラインを定め,それより下にいくことがないように努力した。
 学校の勉強の他に一つだけ心がけたことは,何事にも関心を持ち,繋がりを大切にすることだ。例えば苦手な分野も,必要性や価値などは置いておき,知識として頭に入れるようにした。そうすることで,目標を定める材料になるかもしれないと考えているからだ。確かに私にはまだ具体的な夢はないが,段々自分の将来をはっきり見ることが出来るようになってきてはいる。ただ,「全く何の目標も持たずに3年間を過ごしてきたわけではないので,合格することが出来た」ということは,分かってもらいたい。
 これから受験をむかえる人は,やはり目標とそれに対する強い意志を持つのが一番だろう。高いところに目標を置き,目標を見上げることなく目標から自分を見るようにすると良いと思う。後輩の方には,最善のものを希望し,最悪なものに備えるよう頑張ってほしい。



 

東北学院大学
経済学部経済学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
多賀城第二中出身

苦しいことがあったり,努力したりするから
喜びや楽しさが見えてくる


■硬式野球部での経験を通し
 あいさつと,会話の大切さを学ぶ


 東北学院大学の進学に際し,一番自分を助けてくれたのは硬式野球部に所属し,経験したことだと思います。まずあいさつを一から学びました。「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」というあいさつは社会人として,また面接の場でも使います。また「あいさつ」は初対面の人との印象にもかかわってきます。それによって相手との関係も変わってきます。
 また「会話」をするということも学びました。大学に進学する場面でも,専門学校でも就職でも,必ずと言っていいほど面接はあると思います。その時に目上の人との会話は緊張すると思います。それは日常,目上の人と話したり,親と会話したりする機会があまりないからだと思います。部活動では練習以外でもOBの方や,様々の大人の人達と会話する機会があり,いろいろな知識も得ました。それが面接にも生きたと思います。また会話をするということは,自分で知識を得たり,情報を知ったりしなければできない場合が多いです。それは面接でも同じです。自分で大学の特徴や学部,学科を調べて,本当に何がしたいのかを考え,それを伝えるために,会話が必要です。
 面接以外にもグループディスカッションのある学校もあるので,新聞やニュースなどで情報を知り,自分の考えを持って会話ができるようにしておけばよいでしょう。

■「何もしたいことがない」ではなく
 自分で見つける努力をしなければいけない


 また,私もですが,これから一歩一歩大人になっていかなければならないと思います。だから,ニュースを知ったり,新聞を読んだりして,その事について考えたらいいと思います。悪質事件もあれば良いニュースありますが,何か自分に生かせることもあるし,発見があると思います。ただ毎日を過ごしているとただ何となく大学に行くことになって,やる気もおきないし,中退することになるかもしれないと思います。何もしたいことがないではなく,自分で見つけなければできません。やってみようとしなければ,失敗も成功も経験として生かせません。ニートが社会に増えていますが,働けないと言う前に働けるよう最大限努力しなければいけません。言い訳して自分を納得させているのかもしれません,自分がやりたいことを全てできるわけもないし,全て完ぺきにうまくいくわけがありません。あたり前だけれど苦しかったり努力したりするから,喜びや楽しさが見えてくると思います。だから,苦労と努力は無駄には絶対になりません。そして,努力すればそれだけ自分も強くなれるし,簡単に負けることはないです。自分次第で変わると思います。



 

東北学院大学
工学部環境建設工学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
生出中出身

大学に合格した今,
苦しかったこともいい思い出に


■夏休みや冬休みといった長期休暇には
 実力テストの勉強を


 大学を目指そうと思ったきっかけは,まず一つ目に高校受験に失敗し,悔しかったから。二つ目は中学生の時にほとんど勉強していなかったので,受験に失敗して勉強の重要さが分かったような気がしたから。最後に,私の中学校の成績は,大学以前に高校にすら受かるか分からないレベルだったので,大学に受かって中学校の先生と友達を見返してやりたかったからだ。
 大学は推薦入試で目指すことにした。なぜなら,仙台育英には指定校推薦がたくさんあるし,一般 入試で行くのは厳しいと感じたからだ。そして,合格のためにまず定期テストで良い評定を取ることを心掛け,夏休みや冬休みといった長い休みには実力テストの勉強をした。また,まだどこの大学に行くかを決めていなかったので,まず自分が行きたい学部を決めようといろいろな大学の資料を読んでいるうちに,工学部が一番良いと思うようになった。

■行事に積極的に取り組み
 きちんとした生活を送ろうと心掛けた


 その次は目指す大学の決定である。本当は県外に行きたいと考えていたが,かなりお金がかかるため県内の大学にすることにした。そして,勉強のかいあって,無事県内の大学に合格することができた。
 生活面では,行事に積極的に取り組み,学校も休まずきちんとした生活を送るように心掛けた。
 私の高校生活を振り返ってみると,楽しい記憶よりも苦しい思い出の方が多かったように思われる。仙台育英のいろいろな行事に参加するのはかなり大変だったし,勉強が嫌になったこともあるが,大学受験を終えた今,それら全てがいい思い出になったような気がする。



 

東北学院大学
工学部機械知能工学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
宮城野中出身

「自分は勉強ができない」と
決め付けるのは可能性を捨てること


■遊んだら遊んだ分だけ勉強する
 自分に厳しくすることで変化が


 私がこの大学を目指した理由は,地元にあり,小さい頃から機械が好きで,将来も機械に携わる仕事をしたいという希望にあった勉強ができる所だと思ったからです。
 指定校推薦で受けようと思ったのは,まず私の評定が基準を満たしていたからです。大学へ行ってやりたいと思ったこともたくさんあったし,将来の夢も大学を卒業しないとなれないような職業だったので,指定校推薦のチャンスをいかしたいと思いました。
 定期考査対策としては,授業で習ったことを忘れないために家に帰って復習したり,考査の2週間ぐらい前から,友達と遊んだりせずに,家でずっと勉強していれば問題ないと思われます。
 休日,友達と遊んで帰ったら,遊んだ分だけ勉強したり,自分に厳しくすることで勉強できる体質へと変わるでしょう。「なぜ勉強するのかわからない。勉強しても大人になったら使わねーじゃん」と思っている人は,考え方を変えましょう。

■目標がないから
 勉強するのが辛いのでは?


 学校はあたりまえのことをきちんと行うという,人として大切なことを教えてくれる場所だと思います。勉強をしないで,「自分は勉強ができない」と決め付けている人は,あたりまえのことができない人。自分の可能性を捨てちゃうなんてもったいない。ロックじゃないよ。
 私はロックに出合って考え方が変わりました。あるロッカーの言葉を紹介します。「ほんとに学校行って就きたい職業があるなら,俺らがライブするのと一緒だ。やりたいことをやってるんだ。それで辛いなんて言ったら殴ってやるよ」
 夢がない人は夢を見つけるべきです。目標がなきゃ勉強なんてできないでしょ。だから勉強するのが辛いんじゃないかな。先生たちは生徒にもっと夢を語るチャンスを与えてもいいんじゃないかな。ただ金を稼ぐために働くなんてロックじゃない。そんな人が公務員になって働いたら日本はどうなるんだろ。夢があって小さい会社で一生懸命働いている人より,夢のない公務員の方が社会的立場は上です。でも夢のある人は笑って人生を送ることができると思うんだ。
 大学へ行きたい人は夢があれば受かります。夢があれば人生楽しいんじゃないかな。



 

東北学院大学
工学部機械知能学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
高崎中出身

定期考査は1年生の時から
とても大事である


■高校受験の失敗をいかして
 大学受験で合格の2文字を勝ち取る


 私は小さい頃から電車の運転士になることが夢でした。今でもその気持ちは変わらずにいます。中学校で担任の先生に「運転士になるためにはどうしたらいいですか」と相談しました。すると,「JR東日本に入るためには大学に入った方がいいのではないか」という返事が返ってきました。それで,大学を目指そうと思いました。
 大学に入るためには高校に行かないといけません。しかし,私は希望高校に入れませんでした。そのとき担任の先生に,「高校は自分の夢までの通過点である。ゴールは高校でなく夢を実現することである」と励まされました。そこで,高校生活の3年間頑張る気持ちで,仙台育英学園高等学校に入学しました。
 入学直後は気持ちの整理がなかなかできずにいました。しかし,次第に「大学受験でも失敗して,また悲しい気持ちになりたくない」と思い始めてきました。高校受験の失敗をいかして,今度は大学受験で合格の2文字を勝ち取り,中学校の担任に嬉しい報告がしたいと思いました。
 入学後しばらくして三者面談があり,担任の先生に「定期考査は1年生の時からとても大事である」と言われました。その言葉を聞いた私は,1年生から定期考査を大事にし,できるだけ高得点を取るように頑張りました。3年生になったら,ぜひ指定校推薦を取りたいと思ったからです。学年が上がるにつれ,テストも難しくなり点数が取りずらくなってくると,やはり1年生の時に定期考査を大事にして良かったなぁと実感しました。

■「夢を持つ」「定期考査で良い成績を取る」
 「無遅刻・無欠席を続ける」


 3年生になり,いよいよ進路を決める時期になりました。私はオープンキャンパスをいろいろと回り,自分のやりたい事とあっている大学を探しました。そして,この大学を見つけ,指定校推薦をもらいたいと思うようになりました。そのために,自己推薦書を担任の先生に添削していただきながら,何枚も書き直しました。そして,校内選考の結果 ,志望大学の指定校推薦をもらうことができました。
 しかし,指定校推薦の校内選考を通っても,まだ本当の合格でないので,大学の推薦入試まで気を抜くわけにはいきません。そして,その後の推薦入試の結果,見事合格しました。この時はかなり嬉しく,中学校の担任の先生に今度は嬉しい報告ができて良かったです。
 最後になりますが,私は大学入試には次の三つが大事だと思います。一つ目は夢を持つこと,二つ目は定期考査で良い成績を取ること,そして,三つ目は無遅刻・無欠席を続けることです。



 

東北学院大学
工学部電気情報工学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
鶴巣中出身

3年は長いようで短い
自分としっかり向き合い出遅れないように


■バスの待ち時間に図書館を利用したり
 帰宅後の勉強を習慣にした


 高校1年生の春,私は仙台育英学園に入学し,期待と不安に胸を膨らませていました。
 入学した当初はさすがに先の進路のことはさほど考えもせず,しかし,授業だけは真剣に取り組もうと思い,しっかりと出席しました。通学にはシャトルバスを利用していたこともあり,部活動をするのかしないかで迷いました。私は硬式テニスか陸上部に入部しようと思っていましたが,結局どちらにも入部せず勉強に専念することにしました。そして真剣に授業を受け,放課後シャトルバスを待っている空き時間に図書館へ行ったり,帰宅後,少しではありますが勉強する習慣を付けるようになっていきました。
 定期テストはやはり後の進路選択に影響すると思い,勉強により一層力をいれて取り組みました。

■自分で予習・復習の時間を作り
 定期テストで頑張れば進路選択の幅が広がる


 2年に進級するときクラス選択があり,私は理系のクラスを選択しました。周りも以前とは全く変わったので,気持ちを切り替え,さらに気を引き締めました。2年の時の先生はとても厳しい方で,その先生の影響もあってこのころから先の進路について考えるようになりました。親からも「大学に進学しなさい」と言われていたので,図書館で大学の資料などを見て,どうするか悩んでいました。結局はしばらく悩みましたが,その時には完全には決まりませんでした。それでも毎日の授業は大切にし定期テストも真剣に取り組みました。
 そして,何やかんやで3年になってしまい,今までの成績を見て推薦入試に挑戦することにしました。志願先は2年の時,オープンキャンパスで見学し,ここで勉強したいと思った東北学院大学です。合格したときは今まで真剣に授業やテストに取り組んできて本当に良かったと思いました。やはり毎日の授業に真剣に取り組み,自分で予習・復習の時間を作って,定期テストで頑張れば,進路選択のときに選択の幅が広がり,より良い進路選択ができると思います。
 3年間は長いようで短いので,自分としっかり向き合い,出遅れないようにしていかないといけないと思います。



 

東北学院大学
工学部電子工学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
東向陽台中出身

推薦枠が多い仙台育英だから
僕にもチャンスがあった


■校内模試での頑張りと
 崩さなかった生活のリズムが合格の要因に


 成績は良くなかったし推薦のことを考えたのも3年生になってからです。絶対に無理だと思っていたにもかかわらず合格することができたのは,校内模試で良い点を取れた事と,よほどの事がない限り学校を休まないようにしていたからだと思います。普段から生活のリズムは崩さないようにしていたので遅刻もしませんでした。これらのことから,確かに毎日の勉強もとても重要ですが,学校での生活態度もキチンとしていたことが合格した理由だと思います。

■経験豊富な先生方の
 アドバイスを大切に


 他に合格ができた理由と言えば仙台育英学園であったということです。長い歴史のある仙台育英は,大学から信頼を得て推薦枠が多いということです。今まで卒業していった先輩達が大学で頑張ったからだと思います。そして,推薦入試まで,経験豊富な先生方に小論文の書き方を教えていただきました。決められたテーマの小論文を書いて先生に見ていただきながら,文を書く上での言葉使いやどのように書くべきかなどを学び,ダメな所があればまた最初から書き直すという作業を,推薦入試前日までやり続けました。
 面接の練習では過去に質問された事を調べ,先生に面接官の代わりをやっていただいて,聞かれたら答えられるように練習を繰り返しました。
 僕の場合は推薦について考えるのが遅かったというのが反省点です。推薦を考えている皆さんは,1年の時から学校を休まないようにし,テストや模試でしっかり点数をとれるように,毎日少しずつでも勉強する事が必要だと思います。でもあまり勉強,勉強では大変なので,楽しめる事も見つけて楽しい3年間にしてほしいと思います。



東北学院大学
教養学部地域構想学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
亘理山下中出身

チャンスは多い方がいい
精勤賞と皆勤賞でアピール


■小論文で苦労した感想文からの脱却
 基礎から取り組み,徐々に慣れる


 以前から興味を持ち,志望校としていた大学が指定校推薦となっていることを知り,もし結果が駄目だったとしても,チャンスは多い方がいいと思い,推薦を受けてみようと決めました。
 しかし,私は部活動にも入っていなかったし,特別なこともしていなかったので,毎回の定期テストの成績を落とさないようにし,無遅刻無欠席を目指して頑張ってきました。そのため,指定校推薦の評定平均に達することができ,また精勤賞と皆勤賞も取ることができました。

■試験の2週間前から
 集中的に面接の練習を


 推薦入試には小論文と面接があったので,校内推薦が通ったあとは,すぐに小論文の対策をしました。最初のうちは,小論文がただの感想文になってしまったりと非常に苦労しましたが,毎週行われていた課外授業に参加し,基礎から教えていただいたり,個人的に課題を出していただいたりしたことによって少しずつ小論文に慣れることができました。
 入試日の2週間前くらいからは,集中的に面接の練習をするようにしました。去年の先輩方の資料を参考にして,質問の内容などを調べ,どんな質問をされても完璧に答えることができるように,何度も自分自身で繰り返し練習しました。また,何人もの先生方に面接官の代わりをしていただき,たくさんのアドバイスをいただいたので,とても自信がつきました。
 結果的に,私は指定校推薦で大学に合格できましたが,これは自分一人の力ではなく,先生方にご指導いただいたからだと思います。仙台育英学園の先生方は,どんなことに対しても生徒一人一人に丁寧に受け答えしてくださいます。このようにたくさんの良い先生方に恵まれた環境は,後輩の皆さんがこれから高校生活を送るにつれ,もっと実感すると思います。そして,卒業する時に,仙台育英学園の生徒で本当に良かったと感じられるように,毎日充実した高校生活を送ってください。



 

東北文化学園大学
医療福祉学部保健福祉学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
八木山中出身

社会福祉士になろうと
大学進学を決意


■授業をよく理解するには
 毎日の予習が効果的


 小学生の頃から社会福祉士になりたいという夢がありました。夢を実現するため,大学で福祉を学びたいと思ったのが,大学進学の理由です。
 私は,指定校推薦で東北文化学園大学に合格しました。指定校推薦を受けるためには,校内で行われる定期テストで良い結果を残さなければ受験することができないので私は,毎日の授業は集中して聞くようにしました。また,自宅での自主学習は,授業の予習,復習を心掛け,時間を有効に使い勉強しました。予習をして授業を受けると,先生の話もとてもわかりやすくなるので,予習はとても良い勉強方法です。

■小論文の書き方を理解し
 できるだけ多く書いてみる


 勉強ができるというだけでは,指定校推薦での合格は難しいと思います。指定校推薦での受験は面接,小論文で受験者を審査します。
 中には面接も小論文もなく書類審査だけの大学もありますが,ほとんどの大学は面接,小論文のどちらかはあります。
 私が受験した東北文化学園大学にも,面接,小論文がありました。小論文は,参考書を見て,まず書き方を知ることが大切だと思います。句読点のつけ間違いでも減点されるので,参考書などをよく読み,試験前までできる限り書いてみるということが一番の小論文対策になると思います。
 面接は,担任の先生に見ていただき,言葉遣いに注意し,自己アピールができるようになれば大丈夫だと思います。以上のことを私は,率先して実践したので合格できたと思います。勉強やいろいろなことを頑張り,大学に合格できたのは,仙台育英学園のおかげです。本当に入学して良かったと思いました。



 

東北文化学園大学
医療福祉学部保険福祉学科1年

平成18年3月特別進学コース卒
宮城野中出身

毎日少しずつでもコツコツ勉強すれば
何らかの道が見えてくる


■分からないことがあれば
 理解できるまで先生に質問する


 大学進学を目指したのは,自分のやりたい事・興味のある事を詳しく勉強したいと思ったからです。1年生の時には既に大まかな進路を考えていたので,それが功を奏し,今まで勉強を頑張ることができたのだと思います。
 とにかく毎日コツコツ勉強しました。何時間も勉強していたわけでも,難しい問題をやっていたわけでもありません。短時間ではあっても,毎日授業の予習だけはしていました。そして,わからない問題があれば,すぐに執務室へ行き,自分が理解できるまでしつこく先生方に教えていただきました。いつも先生方は,理解力のない私に根気強く,何時間も教えてくださいました。定期考査の時だけ執務室に来る人もいますが,普段から先生方と仲良くなっているほうが,気軽で行きやすいです。先生方と親しくなると,進路相談などもしやすくなります。

■定期考査を頑張れば
 進路の視野を広げることができる


 定期考査の勉強は特に力を入れていました。定期考査の結果で評定が決まるというのも一つの理由ですが,何よりも定期考査は自分の勉強した分だけの結果が出るからです。勉強をほとんどしないで受けた時は悲惨でした。でも,その悔しさをバネにして,ひたすら勉強したら,かなり成績は伸びました。そのお陰で,指定校推薦で合格することができました。だから,定期考査を馬鹿にしてはいけません。定期考査を頑張ることで,自分の進路の視野を広げることができます。
 今,高校生活3年間を振り返ると,仙台育英で本当にいろいろなことを学ぶことができました。仙台育英に入らなければ,ここまで努力して勉強しなかったと思うし,進学も難しかったと思います。仙台育英には勉強できる環境が整っています。素晴らしい先生方もいます。言い方が悪いですが,後輩の皆さんには,先生方を利用して,自分の進路に向かって勉強を頑張ってもらいたいです。生徒に頼られて嫌な顔をする先生は一人もいません。
 私の体験は一つの例に過ぎませんが,毎日少しでも勉強をすることが大切です。それを続けていけば,高3になった時に何かしらの道は見えてくるはずです。
 後輩の皆さんが自分のそれぞれの志望大学に合格することを願っています。



 

東北文化学園大学
医療福祉学部保健福祉学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
長町中出身

3年間の「自分探し」を経て可能性と
いう言葉を初めて信じることができた


■福祉の道を目指す私が部活で
 学んだのは人と関わることの大切さ


 私が東北文化学園を目指したのは,将来福祉関係の仕事に進みたいと思ったからです。福祉への道を進むことにしたきっかけは,「誰かのためになることをしたい」,たったそれだけのことでした。
 正直,福祉の知識など全くありませんでした。しかし,それではいけないと思い,自主的に福祉の知識を高めようと努力しました。駅などに出向き,高齢者,障害者に対する駅内の設備や駅員さんの対応を調べました。また,日赤の講習も受講し,福祉の知識と技術を学び「家庭看護法介助員」の資格を取りました。そして,普段の生活の中でも,障害者の方が困っているのを見たら,積極的に「大丈夫ですか」と声を掛けたり,介助をしました。声を掛けるのはとても緊張しましたが,日赤で学んだことを実践できてとても嬉しかったです。また,介助をした相手からの「ありがとう」という言葉が大きな力になり,勇気にもなりました。
 部活は生徒会と獅子太鼓部に所属しました。一見福祉と関係の無さそうに見えますが,生徒会も獅子太鼓部もとても大切なことを学ばせてくれました。それは,人と関わることの大切さ,一つのことに向かって仲間と手を取り合い頑張ること,人を思いやること。当たり前のことですが,こんな当たり前なことが福祉には必要なんです。
 福祉は人を介助する前に人と人との関わりです。知識,技術だけでは,介助を求めている人々に受け入れてもらえません。福祉には関わらず,この当たり前なことが「人」として一番必要なことだと思います。このような考えを持ったのは部活の仲間や,相良先生,小野先生,後藤先生に出会えたからです。多くの出会いから,多くの大切なことを学んだことが,大学の合格の大きな要因でもあると思います。

■挑戦して無駄なことは何一つない
 そこで得たモノが可能性に変わる


 私にとってこの3年間は「自分探し」の時間で,「自分」という者が,何が好きで,何が得意で,どんな人間かを知ることができた3年間でした。可能性という言葉を初めて信じることができた3年間だったとも思えます。この仙台育英に入学できて心から良かったと思っています。本当にありがとうございました。
 最後に,これを読んでいる1年生や2年生に伝えます。自分が何者かを知り,夢を持ってください。そして,いろんな人と関わり,いろんなことに挑戦してください。挑戦して,無駄なことは何一つありません。そこで得たモノが,みなさんの可能性に変わります。そして,みなさんが描く夢が現実に変わります。頑張って見てください! 大丈夫です。私にでもできたのですから,みなさんにもきっとできます。



 

東北文化学園大学
医療福祉学部リハビリテーション学科作業療法専攻1年

平成18年3月特別進学コース卒
多賀城中出身

今ある自分を磨いた上で
将来の夢や目標に進んでいくことが大切


■高校生活で学んだ経験を
 大きな力に変えていく


 大学生活を楽しみながら,作業療法学をしっかり勉強したいと思い,進学を決意しました。大変難しいことかもしれませんが,自分の目標に向かっていくことで今の自分よりも,もっと上にいける気がするのでこれからが楽しみです。しかし,先ばかりを見て,今に集中できないのではいけません。今ある自分がだらしない授業態度を取ったり,学校を平気でさぼったりしていると,後が厳しくなると思われます。今ある自分を磨いた上で,将来の夢や目標に進んでいくことが,一番理想的と考えられます。
 高校生活で授業や部活,行事などの経験で学んだことを現在や将来への力にすることも大切であると思います。うれしかったことや辛かったことやその他の経験は必ず後々に自分の力になると思います。特に友達同士で様々なことを話したり,励まし合ったりしたことの記憶はとても大事で,自分にとっても,相手にとってもためになることだと思いませんか? 年が過ぎてゆくにつれ,恐らくかつての友人達も変わると思いますが,思い出は本人が忘れない限り,ずっと心にあるものです。

■苦しくなったときは無理をせず
 誰かに相談して回避する


 これから,大学や専門学校,または就職する人々は,経験を力に変え,今ある自分を磨き上げ,更に将来の夢や目標に向けてより努力することが大事だと思います。ただ,1つだけ言えることは,世の中はあまくはないし,矛盾を感じる時もあるでしょう。苦しくなったときは,無理をしないで誰かに相談したり,何かに集中したり,といった回避も不可欠である。それを無理に我慢すると自らを破滅にもたらすかもしれません。
 これからの将来に巣立っていく人々は,自分のとった,あるいはとるべき行動にしっかりとした責任を持っていかなければいけないと思います。



 

東北文化学園大学
医療福祉学部リハビリテーション学科作業療法学専攻1年

平成18年3月英進進学コース卒
塩釜第二中出身

仙台育英は夢に一歩近ける場所
さあ,次のステップへ!


■数学の授業はただ聞くのではなく
 完全に覚えるつもりで取り組もう


 私は高校へ入学したときから進学したいと思っていましたが,具体的には何も考えていませんでした。入学時は学校のテストを頑張ろうと思い,定期テストが近づいたらしっかりとテスト範囲を復習しました。その結果,1年生の時の成績はそれなりに取れていました。
 しかし,1年生の時に成績が良かったからといって2年生で手を抜くと大変なことになります。特に数学は授業をただ聞いているだけでなく,完全に覚えるつもりで取り組まないと,点数がひどいことになります。それでも,赤点だけは取らないように気をつけました。そして私はある二つの事を努力しました。
 一つは学校での授業を疎かにしないように注意し,授業態度や生活態度に気を付けて,テストではできるだけ良い点数が取れるようにすることです。ケジメをきっちりつけ真面目に学習に取り組むことが重要で,試験の2,3週間前からは娯楽を最小限に控え,しっかり集中して勉強し,テストが終わってからリラックスするという方法です。そして夏期,冬期の講習には必ず出席するようにしました。
 二つ目はできるだけ学校を休まないようにしたことです。目標を無遅刻・無欠席と決めて,それらを破らないように心掛けました。1回や2回の欠席ならなんとかなりますが,できるだけ欠席しない方がいいです。

■最大の難関は夏休み前の校内模試
 結果次第では推薦がもらえないことも


 3年生になり,一般入試で入るのは難しいと言われても,1,2年のテストで良い成績を取り,評定平均値を常に高く維持しつつ,欠席をしないように気をつけた結果,少しでも可能性が広がる指定校推薦を受けられるようになりました。校内選考までじっくり大学を選んでいられます。しかし,最大の難関は夏休み前にある校内模試です。そのテストの結果次第では推薦してもらえない可能性もあるので,評定に関係ないからといって甘く見ない方がいいです。
 仙台育英は夢に一歩近づくことのできる場所です。夢を諦めず次のステップに踏み出して行きたいと思います。



 

東北文化学園大学
医療福祉学部リハビリテーション学科理学療法学専攻1年

平成18年3月英進進学コース卒
明星中出身

介護セミナーや老人施設での
経験から理学療法士を目指す


■目標とする職業の現場を見ることは
 進路決定や自己推薦書を書くのに役立つ


 私は今年,指定校推薦の受験資格を得て,大学から内定をもらうことができました。私がこの大学へ進学しようと思った理由は,将来なりたい職業が理学療法士だからです。
 私は,3年生の夏に「高校生のための介護(看護)トレーニングセミナー」という赤十字主催の講義を受講し,リハビリ関係の仕事がしたいと考えるようになりました。そして,進路をはっきりと決めるために多賀城の老人施設へ見学に行き,そこでの経験から理学療法士を目指そうと決意しました。
 校内推薦の際の自己推薦書や,指定校推薦の際の志望理由書を書くときには,こういった体験がとても役立ちました。また,この大学は指定校やAOなどの推薦を受ける人のために,何回か大学から進学アドバイザーの方がいらっしゃって,推薦書や小論文の添削,面接の練習などをしてくださいます。そういう機会にはできるだけ参加しておくと,本番で緊張しなくなります。
 これから指定校推薦を希望する人は,評定をできるだけ高くすることと,クラスでの役割を一生懸命務めること,資格を取得することなどが大切です。これからも合格目指して頑張ってください。



 

東北文化学園大学
総合政策学部総合政策学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
宮城野中出身

ツアーコンダクターになり
美しい景色を紹介し,感動を伝えたい


■夢を叶える第一歩として
 旅行業検定のある大学を探した


 東北文化学園大学総合政策学部総合政策学科を目指したきっかけとなったのは,2年生の時の語学研修です。カナダでは壮大なスケールの景観を見たり,大自然の中で釣りをしたりして楽しみました。この時に訪れた,コロンビア大氷原では,世界には私がまだ目にしていない美しい景色があるのだなぁと感心しました。それと同時に,このような感動を他の人にも味わってもらいたいと思い,ツアーコンダクターになりたいと思いました。
 カナダから日本に帰ってきて進路を決める際に,ツアーコンダクターの資格が取れる大学に入学したいと考えて探したところ,東北文化学園大学で旅行業検定という資格が取れることが分かり,夢を叶えるにはここしかないと思い,東北文化学園に決めました。

■先生方のアドバイスを素直に聞けば
 難しいことはない


 一般受験での合格は難しいと思ったので,指定校推薦を考えました。そのために気を付けたことは,評定基準を3,3より下げないようにしたことです。私の場合は最初から評定基準を上回っていたので,自己推薦文を書くこと以外は,あまり苦労しませんでした。定期テストもいつも80点くらいは取っていたので,他の人にも評定で負ける気がしませんでした。自己推薦文は塾や参考書などを見ることで,結構良い文章を書くことが出来ました。
 推薦入試の面接練習や事前提出の小論文は,大学から先生方がアドバイスに来てくださるので,あまり心配する必要はありません。面接練習で聞かれたことがそのまま面接の本番でも聞かれたので結構楽しかったです。小論文はとにかく提出することです。一度自分で書いたものを大学の先生や高校の先生に見ていただき,アドバイスを受けた箇所を直して提出すれば大丈夫です。
 私にとって高校生活で一番楽しかったのは,2年生の時に行ったカナダへのホームステイで,貴重な体験でした。また,先生方には大変お世話になり本当に感謝しています。
 後輩も,私のように正月をゆっくり過ごせるようにAO入試や指定校推薦を狙ってがんばって下さい。