現役大学進学者による大学合格体験記
指定校・提携校推薦
 

 

東北文化学園大学
総合政策学部総合政策学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
広瀬中出身

合格するために
今,自分にできることは何かを考える


■ホームページやパンフレットで
 大学の教育理念や学科などを調べる


 東北文化学園大学に強い入学意志を持ち始めたのは高校2年生の夏でした。夏休みにオープンキャンパスへ行き,たくさんの講義を受講してきました。そこで私は将来,地方公務員になりたいという目標を持つようになりました。オープンキャンパスをきっかけに東北文化学園大学への強い入学意志を持つようになりました。
 大学に入学したいという気持ちがより現実化し,東北文化学園大学のホームページやパンフレットをよく調べ,大学の教育理念や大学の目指しているもの,特徴,学部,学科のカリキュラムの内容などをより理解しました。
 大学合格のための後輩へのアドバイスは,まず今自分にできる事は何かを考え学習面,生活面,両方をもう1度見直した方が良いと思います。指定校推薦を希望する場合は希望の大学にいかに入学したいかを伝え,その大学で何を学び,何をしたいか,何を目指したいかを推薦書,または面接で伝える必要があると思います。他にも取得できる資格(漢字検定,数学検定,英語検定など)はなるべく取得していた方が有利になるかもしれません。



 

東北文化学園大学
総合政策学部総合政策学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
三条中出身

指定校推薦をめざし,
定期考査の勉強を頑張る


■得意な歴史は教科書と参考書を
 苦手の英語や数学は板書の項目を整理


 総合政策学科を志望した理由は,東北の伝統産業や文化,東北の町づくりなどが学べる地域・生活・環境フィールドと,地方自治などの行政を学べる公共政策フィールドを受講したいと思ったためです。
 指定校推薦を目ざして,私は,定期考査の勉強を頑張りました。私のクラスは文系なので,教科書と学校で渡された参考書を使い,日本史・世界史などの得意科目をやりました。特に教科書を何度も繰り返し読みました。苦手な英語や数学は先生が板書した重要項目をノートにまとめ,先生の話をよく聞きました。生物は教科書・ノートをやりました。特にノートから試験問題が出るので,ノートを中心に,試験勉強に励みました。また,2年生のときには精勤賞を頂くため,欠席・遅刻をしないように努力しました。
 本番の面接は,事前に担任の先生が丁寧に面接の受け方や出入りの仕方などを教えて下さいましたが,とても緊張しました。



 

東北文化学園大学
総合政策学部総合政策学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
矢本第二中出身

3年生で焦って頑張るのではなく
1年生からの積み重ねが大切


■まだ大学進学の実感がわかない人も
 普段から良い成績を取っておくこと


 私が東北文化学園大学に進学を決めたきっかけは,オープンキャンパスに行ったことです。オープンキャンパスで実際に教授の方々や学生の人たちと接して,とても熱意のある教育をしていると感じました。オープンキャンパスに参加することは,大学を選択するのにとても重要だと思います。後輩のみなさんにも,ぜひ積極的にいろいろな大学のオープンキャンパスに参加してもらいたいです。
 私が推薦入学合格のために心掛けたことは,良い成績を残すため,普段から勉強を頑張ったことです。1年生のうちは,まだ大学進学について実感がわかない人も多いと思いますが,推薦入試を狙うのならば,やはり普段から良い成績を取ることが大切だと思います。
 また,小論文の勉強もしっかりしておくことが大切です。推薦入試は小論文で決まる所が多いと思うので,普段から小論文を書いたり,新聞を見たりしておくことで力がつくと思います。小論文と同様に大切なのが面接の対策です。私は親や友達に面接官の役をしてもらい,面接練習をしました。一人でするよりも実際に質問をしてもらい練習する方が身につくと思います。

■自分の成長につながる
 部活動,ボランティア


 私は部活動など,勉強以外の活動を何もしてこなかったのですが,何か一つでもしていた方が絶対有利だと感じました。特にボランティア活動は推薦入試でとても有利だし,自分の成長にもつながり良いと思います。高校生活では,何か一つでも自分が夢中になれるものを探すことが大切だと思います。それが見つけられない人でも,勉強を頑張れば合格する可能性は充分あります。3年生になってから焦って頑張っても遅いので,1,2年の積み重ねが大切だと思います。あとは,自信を持って頑張ってほしいです。



 

東北文化学園大学
科学技術学部応用情報工学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
塩釜第一中出身

仙台育英での3年間が教えてくれた
ルールを守ることの大切さ


■資料だけでは分からない大学の顔が
 オープンキャンパスで見えてくる


 私が東北学園大学に決めた理由は,機械やロボットに興味があり,大学の資料を見ると,さまざまな工学分野を学べることや,将来エンジニアになるための資格が取れることが分かったからです。大学を決めるのに重要なことは,複数の大学の資料を見て比較し,将来自分がやりたい職業にいかせるような勉強ができるかどうかや,資格が取れるかどうかだと思います。
 大学の資料を見ただけでは,毎日何の研究をしているのか分からないので,オープンキャンパスに行って,研究している内容を見ることも大事だと思います。
 指定校推薦を受けるために努力したのは,定期考査で赤点をとらないためにも一生懸命勉強することでした。考査の1週間前から,先生が言った箇所や線を引いた部分を中心に,ワークブックやノートも使って勉強し,赤点をとらないようにして推薦を受けられるように努力しました。

■普段の生活態度や授業態度が
 乱れていたら推薦はない


 他にも,普段の生活態度や授業態度にも気をつけていなければならないと思います。成績が良くても,生活態度や授業態度が乱れていたらきっと推薦されません。
 私は仙台育英での3年間で,勉強以外にも生活していく中で,最低限のルールを守ることが大事だと学びました。



 

東北文化学園大学
科学技術学部環境計画工学科1年

平成18年3月教養コース卒
鳴瀬第一中出身

4年間ゆっくり勉強に
打ちこめるのが大学の魅力だ


■良い成績が取れるように
 授業中は先生の話をしっかり聞いて


 私は指定校推薦で東北文化学園大学・科学技術学部に合格しました。
 
指定校推薦を受けるために努力したことは,学校のテストで良い成績を取ることができるよう,授業中,先生の話をしっかり聞いて,ノートを見やすいように綺麗にまとめることでした。そして,提出するものはちゃんと出すようにしました。
 また,選択演習なども積極的に受講し,大学で必要な数学と物理を選択して学びました。さらに小論文の対策のためには新聞を読み,それを写して実際に小論文を書く練習をしました。
 私が大学進学を目指した理由は,専門学校では2年間しか学ぶことができないが,大学では4年間しっかりと基礎を学べ,ゆっくりと勉強に打ち込めると思ったからです。後輩の皆さんも合格目指して頑張ってください。



 

東北工業大学
工学部デザイン工学科1年

平成18年3月教養コース卒
柳生中出身

目の前の目標を一つひとつ
クリアしていこう


■定期テストで毎回好成績を残すため
 日頃から地道に勉強する


 私が大学進学を目指した理由の一つに,自分自身が一番に考える最も学びたいことを大学で熱心に学び,自分のものにしたいということがありました。
 高校1年生の頃に大学進学についての説明を受けました。そのとき,公募推薦,AOなどがあることが分かりました。その中で私は指定校推薦を目指すことにしました。なぜなら,この推薦は高校生活3年間の定期テストで,5段階評価の総合評価が大学から指定された評価に達していれば,ほとんどの確率が合格できるという推薦制度だったからです。
 この指定校推薦に合格するために努力すべきことは,まず普段から勉強に力を入れ,定期テストで毎回好成績を残すことです。そのためには,日頃から地道に勉強することが大切です。
 生活面では,先生に言われたことを積極的にやり,できれば,ボランティア活動に参加しましょう。

■なぜこの大学に行きたいのか
 何がしたいのかをしっかり考えて


 それから自己推薦書を書くためには小論文を書く力が必要であり,そのためには,自分がなぜこの大学に行きたいか,大学で何をしたいかをしっかり考えておくことが一番大切です。
 私が受験に成功した一番の要因は,目の前の目標を一つひとつクリアしていったことだと思います。これから大学受験する人は自分の目標に向かって,頑張ってください。



 

東北工業大学
工学部環境情報工学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
茂庭台中出身

毎日部活動の練習にしっかり
取り組んだことが受験の力に


■自己推薦文は何度も何度も
 書いて読みやすい文章に


 私が東北工業大学の指定校推薦の資格を得ることができたのは,毎日部活動をしながら勉強にも力を入れ,数学検定準2級を取得できたことが大きな要因だと思っています。
 毎日部活でヘトヘトになりながら帰宅していましたが,テスト前には毎日の勉強をかかさず,予習と復習もしっかりしました。さらに,部活動にも毎日休まず行き,練習にしっかり取り組んだことが,自己推薦文や面接のときなどに大きく役立ちました。
 自己推薦の文章は何度も何度も書く必要があると思います。自己推薦文は校長先生も目を通す大変大切なものなので,キレイで読みやすい文章を書くよう心掛けましょう。

■面接ではオープンキャンパスや
 入学後の目標などについて聞かれる


 また,面接の練習も繰り返しした方がいいと思います。面接はどこの大学へ行ってもあるし,合否を大きく左右するものなので練習は重要です。面接では必ずオープンキャンパスについてや大学に入ってからの目標などが深く聞かれるので,それらの点については何を聞かれても答えられるようにした方がいいと思います。
 さらに,早い時期から大学説明会などがあるので,それに参加して大学の先生の話を聞くことも大切だと思います。
 これらのことをまず最低でもした上で,それ以外でも自分をアピールできるところがあれば,自己推薦文や面接などでプラスアルファーとして加えていくと良いでしょう。



 

東北工業大学
工学部建築学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
松陵中出身

祖父の仕事ぶりに憧れ
「ものづくりをする人になる」と決意


■定期テスト対策は最低でも2週間前から
 授業態度も普段以上に真剣に


 私が東北工業大学工学部建築学科を志願した理由は,昔からものを作るのに興味があったからです。私の祖父は大工をしており,その仕事ぶりを小さいころから見て,当時から将来の夢を「ものづくりをする人になる」と決めていました。
 指定校推薦をもらうためには,日々の学校生活の態度が大切です。まずは,授業中はしっかり先生の話を聞くようにしなければなりません。また,積極的に発言をすることで,先生に好印象を持っていただけると思います。授業中以外の時間も,常にまじめな態度を心掛けましょう。
 定期テストは指定校推薦をもらうために一番重要です。生活態度がいくら良くても,テストの点が低ければ意味がありません。最低でも2週間前にはテスト対策をはじめ,その期間中は普段の授業にも,いつも以上に真剣に取り組むことが大切です。

■自分の夢を実現させるためにも
 高校生活はまじめに過ごそう


 私にとって大学とは,将来の夢に向けての大切な通過点です。4年間の大学生活を自分の将来を決める重要な時間としてとらえ,大切に過ごしたいと思います。
 また高校とは,社会に出るための重要な準備期間だと思います。高校生活の中で多くの人と出会い,多くのことを学びました。そして,たくさんの人に支えられて,とても充実した3年間を送ることができました。
 最後に後輩の皆さんへ。高校生活はとても重要な期間です。自分の将来の夢を実現させるためにも,まじめに残りの高校生活を過ごしてください。



 

東北工業大学
工学部情報通信工学科1年

平成18年3月フレックスコース卒
稻田中(神奈川)出身

部活に熱中していたら
勉強する場所は授業しかありません


■指定校推薦で進学するために
 評定4.0以上をキープ


 私が東北工業大学工学部情報通信工学科を選んだのは,将来IT関係の仕事に就きたいと思っているからです。やはり大学に入るのなら,自分の就きたい仕事について学べる学部学科に入ることが一番だと思います。
 私はこの大学に指定校推薦で入るために,数々の努力をしました。私の高校生活はほとんど部活に明け暮れる日々でした。ですから,家に帰っても勉強ができる状態ではありませんでした。そのような中で勉強する場所といえば授業しかありません。授業は集中して聞き,しっかりノートを取ることにより,その部分を補うことができました。
 また,指定校推薦で大学に入る場合,重要なのはテストの点数です。私の場合,テスト前は部活も1日おきになったので,休みの日は徹夜して勉強し,1年生の時から高得点を維持することができました。評定も4.0以上をキープし,結果として東北工業大学の指定を受けることができました。

■いろいろな趣味を持つことや
 資格取得も大事なことです


 これから指定校推薦を受ける後輩たちにアドバイスです。
 まず一つ目は,何か趣味を持つことです。部活をやっている人はよいのですが,やっていない人は,例えばスポーツ観戦が好きだとか,旅をするのが好きだとか,いろいろな趣味を持つことが大事だと思います。それが,面接の際に役立つかもしれません。二つ目は資格です。私が受けた東北工業大学には英検や漢検のような資格の条件はありませんでしたが,中には資格の取得を条件とする大学もあります。自分のプラスになることなので,資格はなるべく取った方がいいと思います。
 最後のは一番重要な成績です。指定校推薦の決め手といっても過言ではないです。まずはテストで確実に良い点を取ることです。そして評定を平均4以上取る。これが何よりも一番大切なことです。
 これから指定校推薦を受ける後輩たち,頑張ってください。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成18年3月教養コース卒
八軒中出身

推薦を目指し態度を改めたら
高得点が取れるようになった


■推薦希望者は小論文講座を受けよう

 私が石巻専修大学を目指したのは,高校2年生の時に自分が将来何をしたいかと考え,経営学を学んで将来会社を興したいと思ったのがきっかけでした。経営学部を学べる学校を探したところ,石巻専修大学・経営学部・経営学科の教え方が私の希望する内容と合致したので,この大学への進学を目指すようになりました。
 高校1年生の頃の成績はクラス10位前後で,テストでも1教科は赤点があるという感じでした。しかし,推薦を希望するようになってからは授業態度を真面目にし,テストの時も3週間ほど前から勉強をするようになりました。その結果,テストで80点から90点ぐらいは取れるようになりました。
 大学の推薦を受けるにあたっての課題はやはり小論文です。2年生の頃から総合の時間で小論文講座を受けましたが,推薦を希望する人はこの講座を取っていた方がいいと思います。最初はみんな作文になってしまったけれど,3年生になる頃には慣れて小論文を書けるようになりました。

■今からでも遅くはない
 進学したいなら勉強を始めよう


 私は中学の頃は全く勉強ができず,勉強する気もありませんでした。テスト前も勉強せず,5教科合計で100点いくかいかないかという感じでした。しかし,やればできるのです。私のように高校に入ってから考え方を改め,勉強を始めた者でも,大学に行けるということを多くの人に教えたいです。
 もちろん大学の勉強についていけるかどうか不安はあります。石巻専修大学の科目は専門知識に関するものが多いので,ほとんど大学から学ぶのですが,必修科目には英語がありました。私は英語が苦手なので,入学前から英語だけは家で勉強しました。これから大学進学を目指す人たちも,その大学で苦手な科目があるのなら,予習はしていた方がいいと思います。
 推薦を受けるにあたって,私は一つの不安を抱いていました。1年生の時に椎間板ヘルニアになり手術をしたため,約1カ月半も学校を休んでしまったのです。学校に復帰した後も腰の調子が悪く,何回も休んでしまったことで,出席数が推薦基準に達していませんでした。こんな状態で推薦を受けられるのか心配でしたが,先生に相談してみたところ,入院などの欠席は大丈夫と言ってくださったので安心しました。
 もう一つ,私のアドバイスとしては,大学進学を目指すなら小論文は早めに勉強を始めた方がいいと思います。



 

石巻専修大学
理工学部情報電子工学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
広瀬中出身

充実した高校生活のおかげで
指定校入試に合格できた


■学校行事を通して何事も
 一生懸命やれば報われることを学ぶ


 今日の技術は明日には古くなっています。現在のIT技術は日に日に進歩し続けております。日本の技術は世界に負けず劣らずトップクラスに立っており,常に時代の最先端を歩んでいます。しかし,発展途上国が急激にコストの低いIT機器を作り,日本を脅かしているのも事実です。それを食い止めるには今の学生,すなわち私たちの努力が必要ではないかと思います。
 私は自動車にとても興味を持っており,必要な知識を学ぶ場として大学進学を目指し,より良い環境で勉強できる石巻専修大学に合格することができました。今思えば,充実した3年間の学校生活ができたからこそ,指定校入試合格を果たせたのだと思います。学校生活で特に印象に残り,そして,受験を成功へと導いた一番の要因は,仙台育英独自の行事です。
 今思えば,充実した3年間の学校生活ができたからこそ,指定校入試合格を果たせたのだと思います。学校生活で特に印象に残り,そして,受験を成功へと導いた一番の要因は,仙台育英独自の行事です。
 野球に興味があり,実際に経験もあった私がキャプテンになり,素人ばかりでしたが,みんなが協力しあい,体育の授業だけでなく放課後にも練習したおかげで,1回戦を勝つことができました。2回戦は負けましたが,1勝できたのは毎日練習した結果であり,地道な努力が大きな成果を生み,何事も一生懸命やれば報われることを学びました。これをきっかけに内気な私が前向きになり,会話する友達も増えて,楽しいクラスになりました。また,勉強の励みにもなり,とても貴重な体験ができたことは今でもいい思い出です。

■授業中はノートをきちんと取る
 分からない箇所は先生に聞く


 勉学面で心掛けていたのは,基本ですが,毎回毎回授業でノートをきちんと取ることです。ルーズリーフはすぐにバラバラになるので,一般的なノートの方が復習しやすくとても便利です。参考書や問題集は買わずに学校でもらったもので勉強し,分からない箇所があれば先生に聞くことが大事だと思います。休日や長期休暇期間は,まず一日の予定表を作り,それに沿って生活するのがベストでしょう。勉強時間は一日3時間ぐらいで,時々休憩を入れて勉強していました。また,私は常に平常心でいることが一番大切なことだと思います。何事にも平常心でいればうまくいきますし,後々結果が出てきます。
 高校生活は青春の1ページです。後で悔いのないように日々充実した生活を送ってください。



 

石巻専修大学
理工学部機械工学科1年

平成18年3月英進進学コース卒
しらかし台中出身

指定校推薦とは仙台育英の
看板を背負うことだ


■推薦合格後は勉強するのも遊ぶのも
 行動全てが自分の責任である


 私は指定校推薦という形で石巻専修大学の理工学部機械工学科に合格しました。一般入試とは違い,テストも面接もなかったので,他の生徒に比べるとかなり楽をして合格したことになります。楽をしたということは,他の生徒が一生懸命に勉強をしている中,勉強するのも遊ぶのも,全て自分の責任において行動をしなくてはいけないというです。これは先生方,先輩方もおっしゃっていましたし,私自身もわかっているつもりでした。
 しかし,意志の弱い私は「受かった」という安心感から,やはり遊ぶことを多く考えたり,無駄な時間を多く過ごすようになり,勉強の面でも特に今まで以上の努力をした訳でもなく,学校の先生方が設けてくれた講習も少し疎かにすることがありました。私は両親から注意され,改まって自分と向き合ってみて,遅ればせながら多くの反省すべき点に気づきました。

■先生方や大学側の信頼に見合った
 努力と結果を残す義務がある


 先に述べたように,私は指定校推薦で自分の望んだ大学に入学することができました。そして,それは仙台育英の校長先生や先生方,先輩方がこれまで築き上げてきた,大学側からこの学校に対する信頼のおかげであり,私にはそれに見合った努力と結果を残す義務があるのです。にもかかわらず,そのことに責任を感じていなかったこと,私たちの大学入試後のことを考え,講習会を開いてくださった先生方の気持ちを裏切ったこと,そして,両親や先生方を含めた多くの方々に迷惑をかけたことなどが抜けていた自分を,今ではとても恥ずかしく思い反省しています。
 今は大学で自分のなりたいものになるための勉強に本腰を入れて,指定校で私を推薦してくださった仙台育英の看板を背負う一人として,責任を持った行動を取ると決意しています。
 来年受験する中でも,特に指定校推薦で受験するみなさんは,自分一人の責任で受けるのではなく,自分の責任が学校の責任にもなってしまうという面で,私のように後悔することなく頑張ってください。



 

尚絅学院大学女子短期大学部
保育科1年

平成18年3月英進進学コース卒
青葉中出身

大学はゴールではなく始まり
夢に一歩近づくことができた


■英語を苦手教科のままにしないで
 他の教科以上に勉強した


 私が尚絅学院大学女子短期学部保育科を目指した理由は,小さいころから子どもが好きで,幼稚園教諭または保育士になりたいという夢があったからです。また,尚絅学院大学の保育科は,定員数の半分以上を推薦で取るので,指定校推薦を狙おうと決意しました。そのためにはいろいろな面で努力しました。
 一つ目は生活面。私は学校生活の中で無遅刻・無欠席を目指して生活していました。中には週に1回しかない授業もあり,欠席すると,成績や平常点に響いて推薦で受ける人にとって不利になるからです。また,化粧をすることや他校のかばんを持つことも不利になると思い,たとえ友達がやっているからといっても,自分はやらないように注意していました。
 二つ目は学習面。尚絅学院大学の評定平均値を調べ,その評定平均値を超えられるように努力しました。特に私は英語が苦手だったので,得意教科で成績全体が落ちないようにフォローしました。また,英語も苦手教科のままにしないで,他の教科以上勉強をして得意教科にしようと頑張りました。
 三つ目は部活動です。部活動をしていた方が推薦に有利だと思いますが,私は通学時間に1時間以上かかるので,部活動をしていませんでした。そのため,部活動の代わりになるものということで,学校行事に積極的に参加しました。仙台育英には他校で体験できないような行事が多くあり,驚きの連続でした。しかし,その体験からいろいろなことを学ぶことができました。

■大事なのは行動力と強い意志

 大学合格を目指して頑張ってきた体験の中で,大学はどこにするのか早めに決め,オープンキャンパスに行ったり,パンフレットを見て情報を多く集める行動力と,絶対この大学に入るんだという強い気持ちを持つことが大事なんだということを学びました。
 私にとって大学とは,ゴールではなく始まりであり,将来の夢に一歩近づくことができたと思っています。私は将来の夢にもっと近づくために努力し,実現できるように頑張りたいと思います。みなさんも,将来何をしたいのか高校生活の中で決め,夢に向かって頑張ってください。



 

桜の聖母短期大学
生活科学科福祉こども専攻福祉デザインコース1年

平成18年3月英進進学コース卒
多賀城中出身

やりたい事を見つけるのが
合格への近道


■「興味がない学部に行っても続かない」
 先生にそう言われ大学への考えを改めた


 私は桜の聖母短期大学・生活科学科・福祉こども専攻・福祉デザインコースに合格しました。しかし,私がこの大学に合格するまでには,高校生活のうちでやりたい事がみつからなかったり,親に反対されて志望校が決まらなかったりとさまざまな事がありました。
 大学は“将来の夢をより実現するために通う所”とずっと考えていたので,「どこでもいいから大学だけは行きたい。そうすれば必ず将来なんらかの職に就くことができる」と思っていました。しかし,先生にそう相談してみると,「本当にやりたい事のために大学に行くんだから,興味がない学部に行っても続かなくて退学することになるよ」と言われ,「それでは大学に行っても簡単に就職できそうにないな」と考えを改め,いろいろな大学のオープンキャンパスへ通ったり,職業の本を何冊も読んだりして,必死にやりたい事を探しました。
 その結果,2,3校興味を持った大学を見つけることができたのですが,それを親に相談してみると,「そんな大学じゃ,今就職難なのにさらに職に就けないよ」と,どの学校も反対されてしまいました。その頃,私の周りの友達は,すでに願書やいろいろな書類を書く時期を迎えており,「私だけ志望校が決まっていない」と焦りを覚えました。
 「さすがにこの時期になっても志望校が決まっていないのは困る」と思い,親とどこの大学なら賛成してくれるのかを話し合うことにしました。その話し合いでは,“今の世の中で一番必要とされている職業は何か”“どの大学に入れば職に就ける可能性が高いのか”という就職重視の内容で終わり,結局目指す大学は決まらないままでした。その後,母と話をしていると,「桜の聖母でも入ったら? 聖母はいい学校だよ」という言葉が出てきて,母が高校時代に通っていた学校の短大を勧められました。最初はあまり乗り気ではなかったものの,その学校について調べているうちにだんだん興味がわき,入学したいと考えるようになりました。

■普段の授業を大切にし
 指定校推薦を意識して勉強に励む


 桜の聖母短大のほかに行きたい大学の候補がなかった私は,どうしても桜の聖母短大に入りたいという気持ちを抑えることができず,仙台育英の指定校推薦の枠に桜の聖母短期大学があることを知り,指定校推薦を受けることにしました。
 指定校推薦を受けるために,私は普段の授業を大切にし,真剣に先生の話を聞いて大事な事はすぐにノートに取ったり,テスト時ではできるだけ点数を取れるように,ギリギリになってから勉強をするのではなく,できる限り早く勉強を始めたりと,指定校推薦を意識して勉強に励みました。
 また,自己推薦文を書くのが思ったよりも大変で,「指定された文字数の中で,どれだけ大学側に誠意を伝えられるか」「字は絶対に間違ってはいけない」などと,緊張しながら何回も書き直したのを覚えています。校内での審査を終えた後も,大学に送る自己推薦文を書かなければならず,何日もかけてその推薦文を書き直したり,面接の練習をしたりと受験に向けて着々と準備を進めました。
 面接では優しい先生が面接官だったおかげで緊張することもなく,少し話をしただけですぐに終わりました。そして,「4月に会えるの,楽しみにしてるからね」というあたたかい言葉をいただき,無事に受験は終了しました。
 仙台育英での3年間,簡単にできることではないかもしれませんが,自分のやりたい事を見つけるのが一番だと思います。夢が見つかれば自然に勉強にも身が入ると思うし,やりたい事が見つかればどこの大学へ行こうかと迷うこともなく,受験の準備ができるからです。仙台育英での3年間,いろいろな事を体験・経験して,楽しい思い出を作ったり,やりたい事をみつけてください。



 

カリフォルニア州立大学イーストベイ
1年

平成18年3月特別進学コース卒
加茂中出身

今日の一日は大きな未来につながっている
ミクロとマクロで物事を見ることが大切


■ダラス訪問やカナダのホームステイが
 自分の生き方を変えるきっかけに


 私は1年生の頃から,外国へ行ってみたい,アメリカに行ってみたい,という憧れみたいなものがありました。最初は,ただ楽しそうだからという理由だけでしたが,高校生活の中で体験した色々なことが私のアメリカに対する思いを強くしたと思います。
 1年生の時は世界の文化に興味があったので,英語と世界史に力を入れて勉強した甲斐あって,この2つの教科には自信が持てました。
 しかし,1年生の春休みに仙台市で募集した「仙台,ダラス青少年訪問団」に応募してテキサス州ダラス市へ行った時,訪問先の高校生から日本の事を色々質問され,全くといってよいほど何も答えられませんでした。理由は2つあります。それは英語が上手く使えなかったことと,日本のことをあまり知らなかったことです。英語や歴史の知識に対する自信が一気になくなり,自分の無知を恥ずかしく思いました。それと同時に,現地の人々は子供でさえも自分をきちんと持っていて,意見をしっかり述べることができるのに驚きました。悔しい経験が多かったダラス訪問でしたが,その中で自分が少し成長した様に感じて,帰国した時はアメリカに対する興味が高まっていました。
 校内の語学研修でカナダに行った時も2週間ホームステイをして,同じようなことを感じました。そして,私は海外に進学しようと思いました。しかし,結局,不安等に負けてしまい,3年生になった時には海外の大学は諦めて日本での進学を考えるようになっていました。

■社会学を本気で学びたいと思うなら
 海外に行ったほうが良い


 私は,文化に興味がありました。そういった幅広いものを学べる分野は社会学であるということがわかり,どこで本格的に学べるのか色々調べました。そんなある日,読んでいた本の中に「現在ある学問は全て西洋で生まれたものである」と書いてあるのを見つけました。それと同時期に知り合いから「社会学を本気で学びたいと思うなら,最終的に海外に行ったほうが良い」と指摘され,再びアメリカに対する関心が高まりました。そして,2回の海外の経験で自分が大きく成長したことを思い出し,アメリカへ行くことを決心しました。
 私が高校生活で学んだことは,「ミクロとマクロで物事を見ることが大切」ということです。一つ一つ不安なことも今勉強していることも,また今日という1日でさえ,とてもミクロなことすぎて,ただ何となく過ごしがちですが,それをマクロな視点で見た時,それは自分の未来につながっている。そのことを忘れずに,これからも日々邁進していきたいです。