現役大学進学者による大学合格体験記
指定校・提携校推薦
 

 

帝京平成大学
現代ライフ学部人間文化学科1年

平成19年3月外国語コース卒
大連日本人中出身

社会福祉士になれるよう
専門知識や技術,資格を身につけたい


■将来の目的に近づくためなら
 人一倍頑張るつもりで!


 祖父が養護老人ホームの役員をしている関係で,施設で開かれる行事やお祭りなどに参加する機会が多くありました。そこでは,福祉士のみなさんが高齢者や障害者の方々に対し優しく言葉をかけて心のケアをしたり,体の不自由な面をサポートしたりしている姿がありました。その時,私も将来人々を守り支え,サポートしていける職業につきたいと思いました。それにはまず,福祉の知識や技術を身につけなければなりません。そこで,私は大学へ進み,専門知識や技術,資格を身につけようと考えました。大学に入る手段として,私は最初から指定校推薦を受けようと考えていました。指定校推薦は学校の代表として受けることになるので,人一倍勉強を頑張らなければいけません。それでも,自分のめざす将来の目的に近づくためなので,頑張ろうと思いました。

■先生方との練習を思い出しながら
 本番の面接に臨む


 心がけたことは無遅刻,無欠席です。また授業中はまじめに先生の話を聞き,重要な所は絶対に聞き逃さないといったことに努力しました。その結果,指定校推薦で帝京平成大学を受験することになりました。受験日前まで先生方と面接の練習をし,自分で納得のいく対応が出来るようになりました。受験当日も先生方との練習を思い出しながら面接に臨み,大学合格が決まりました。
 大学進学を含め,充実した高校生活を過ごすことができたのは,ご指導してくださった先生方,家庭でサポートしてくれた家族,そして共に勉強を頑張ってきた友人たちのお陰です。大学でも同じように充実した学校生活を送り,将来社会福祉士になれるよう努めたいと思います。



 

東洋学園大学
人文学部国際コミュニケーション学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
玉川中出身

第一志望が難しいと分かったとき
1,2年から勉強すべきだったと後悔


■せっかく英進進学コースで学んだのだから
 大学に行かなければ,と思い始めて…


 私の高校生活において,勉強はとても大変でした。毎日毎日勉強し,たまに授業中に寝てしまうこともあったけれど,精いっぱい勉強したと思います。
 仙台育英学園高等学校の英進進学コースに入学した時は,大学に入る気なんて全くなく,全然勉強していませんでした。もちろんテスト勉強もしなかったから,テストはいつも赤点ギリギリでした。
 2年生になっても大学に興味はなかったし,入れるとも思ってなかったから授業にも身が入りませんでした。
 3年生になり,周囲で進学の話題が多くなると,さすがの私も,せっかく仙台育英学園高等学校英進進学コースで学んだのだから大学に行かないと,と思い始めました。また,このままでは,授業料を払ってもらっている親にも悪いと思い,進学を目指す気持ちになったのです。しかし,自分にあった大学はあるのか,自分が将来何をしたいのかなど,分からないことばかりで,どうすればいいのか戸惑いました。日を追うごとにみんなも志望校が決まっていくし,自分も早く決めなくてはと,次第に焦りにも似た気持ちになってきました。

■校内推薦で落ちると言われたときから
 合格に向けての努力が始まった


 外国に興味があったので,外国関係の大学を探しました。なんとか志望校が決まり先生に相談してみると,学力が足りないし,テストの点が悪かったから校内推薦で落ちると言われました。そのとき初めて,1,2年の時に勉強するべきだったと後悔しました。しかし,そこから努力し,第一希望ではなかったけれど,大学に合格することができました。
 後輩の皆さんも後で悔やまないように,1,2年でしっかり勉強した方がいいと思います。確かに授業は大変で,眠くなることもあるけれど,やるべきことはしっかりやった方がいいです。そうしないと3年になってから苦労し,大変なことになります。ただし,本当に自分がやりたいこと,自分がそこで学びたいと思う大学を選ばないと,将来に不安を抱くようになるので,そこだけはしっかりとした意志で貫き通してください。



 

千葉科学大学
危機管理学部危機管理システム学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
宮城野中出身

サッカー部に所属し
精神的にも体力的にも大きく成長


■進学したい大学が決まれば
 自然に意欲がわいて勉強に身が入る


 高校2年生の夏に千葉科学大学に行くことを決めました。それまでは目標がなく,授業中に居眠りをするなど授業に集中していないことが多くありました。しかし,目標が出来てからは勉強に身が入りどんどんと成績が上がりました。目標を決めて行きたい大学のレベルを調べれば,どのくらい頑張らなくてはならないかを知ることができ勉強する意欲が出てくるようになります。

■挫折の危機を
 仲間の支えで乗り越えた


 私はサッカー部に所属していましたが,中学生の時からいろいろなクラブチームでサッカーをやってきた人たちに圧倒され,試合にもあまり出ることが出来ませんでした。試合には出られないし練習はきつく,何度も挫折しそうになり,やめたいとも思ったこともありました。
 しかし仲間たちに支えられ,頑張ることができ新人戦,インターハイとメンバー入りすることができました。3年間頑張り続けたこと,サッカー部としての学校生活での態度が指定校推薦の内定に大きく影響があったと思います。
 部活は学校が終ったあとに夜遅くまで練習し土曜日,日曜日をつぶして練習してきた3年間は楽しいことばかりではありませんでした。遊ぶ時間はほとんどありませんでした。
 しかし,私は部活動をしたことによって精神的にも体力的にも大きくなったことを自覚することができ,遊ぶことよりも楽しく大切な時間をすごすことができました。
 私の高校生活は部活中心でしたがとても充実した学園生活を過ごせました。



 

千葉科学大学
危機管理学部危機管理システム学科1年

平成19年3月教養コース卒
将監中出身

臨床心理士になる夢は
千葉科学大学との出合いから始まった


■大学のオープンキャンパスは
 自分をアピールするチャンスの場でもある


 大学合格までの道のりは,まず千葉科学大学を知ることから始まりました。私の将来の夢は臨床心理士になることです。そのために必要なのが国の指定する大学院の卒業です。そのため,指定校推薦のある大学の中から,さらに国の指定する大学院への進学制度を設けている大学を探した結果,千葉科学大学にたどり着いたのです。
 その次に私がしたのは,大学のオープンキャンパスに行くことでした。オープンキャンパスでは,大学の先生方が相談を受けてくださったり,先輩達がアドバイスをしてくれたり,模擬授業も受けることができます。しかも,そこで積極的にアピールすれば,大学への自分のイメージがより良いものになると思うので,ぜひ行ってみることをお勧めします。

■自己推薦文は何度も書き直しをするが
 根気よくやることが肝心


 それから,自己推薦文を書きました。自己推薦文はまず自分で思い付くことを書いて,国語の先生に見ていただくといいと思います。何度も書き直しを命じられると思いますが,根気よくやることが肝心です。
 そして試験当日。私の場合,試験は面接だけでした。面接では前もって何度も練習することが必要です。練習することによって本番で緊張が少しほぐれ,楽に受けることができます。以上が私の大学までの体験です。



 

東京工科大学
メディア学部メディア学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
田子中出身

高校3年間での人との出会いは
大きな幸せであり宝物です


■指定校推薦を狙うなら模範生を目指そう
 定期考査は2週間前から勉強開始


 この大学を受けようと思ったのは,他の大学に比べて専門分野をしっかりと学べるし,人間性を高めるであろう少人数の学習方法に魅力を感じたからです。
 私の場合,オープンキャンパスに参加したことが,志望校決定の一番の決め手になりました。これは絶対に行った方がいいです。教授や先輩の方々の話を聞くことは,きっとプラスになります。
 指定校推薦を受けるためには,学校の模範生でなければいけません。私はそのためにいろいろな努力をしました。まず評定値を下げないように,定期考査では2週間前から勉強を始めました。そして,学校生活以外でもボランティア活動をしたり,部活動が休みの日も積極的に動いて,充実した時間を過ごしました。
 正直いって勉強と部活動,それ以外の活動の両立は大変でしたが,どれも欠けることなく頑張り続けることができたのは,先生方や部活動の仲間,友達,そして何より家族の支えがあったからだと思っています。

■部活動を通してスポーツの楽しさ,辛さを知り
 親や先生方,仲間の大切さを実感した


 部活動を通して,スポーツの楽しさや辛さを知り,親や先生方のありがたみが分かりました。また,共に頑張ってきたことで仲間の大切さを痛感しましたし,そこには強い絆が生まれたと思います。部活を続けてきて本当に良かったです。
 この3年間でたくさんの人に出会いました。その出会いによって,私は多くのことを学び成長したと思います。これは私にとって大きな幸せであり,宝物です。皆さんも人との出会いは大切にしてください。
 後輩の皆さん,高校生活の3年間は本当にあっという間です。常に感謝の気持ちを忘れず,一日一日を大切にして,最後まで諦めずに目標(夢)に向かって頑張ってください。応援しています!



 

東洋大学
文学部哲学科1年

平成19年3月教養コース卒
仙台第一中出身

絶対に納得のいく形で卒業したい
入学時の決意を実現できた仙台育英に感謝


■努力した分自分にかえってくると実感し
 机に向かって勉強する習慣ができた


 中学生の時サッカー部に入部しており,毎日の部活の練習に疲れ,ほとんど勉強することはありませんでした。部活動を引退後も余韻が残ってしまい,上手く受験モードに切り替えることができませんでした。その結果,テストでは良い成績を残すことができず,第一希望の公立高校の受験にも失敗し,仙台育英への入学が決まりました。
 入学式の校長先生のお話の中で,特に印象に残ったのが,「逆転の仙台育英」ということでした。友達のほとんどが公立高校に合格し,自分だけが私立の高校だということを悔しく思っていた私は,3年後の卒業時には,絶対に自分の納得いく形で終えようと決心しました。素直に自分を見つめ直し,学力不足を反省した私は,3年間この仙台育英で勉強し大学へ行こうと決めたのです。
 そのためには,毎日努力が大切で,授業は真面目に受けるようにしてきました。中学生の時には,机の中に置きっぱなしにしていた教科書も,高校ではテスト数日前にしっかりと持ち帰り,テストに向けての勉強に必死に励みました。テスト範囲をきちんと勉強していれば,自ずと良い結果が出るものです。努力をすれば,その分だけ自分にかえってくるということを実感し,テスト前には必ず机に向かって勉強するという習慣ができました。先の事ばかりに囚われるのではなく,まず目の前の事から真剣に取り組み,それを積み重ねることが大事だと気付かされました。

■司書という資格に関心を持ち志望校も決定
 「逆転の仙台育英」を身をもって体験した


 仙台育英の先生方は,とても親切で丁寧に教えてくださる方ばかりでした。面談や授業の時には,私にどのような大学の学科が合っているかといったことをアドバイスしてくれました。
 3年になって,志望大学を決めるためいろいろと調べたところ,司書・司書教諭という資格を知り,本が好きな私はこれにとても関心を持ちました。そして,東洋大学文学部でもその資格が取得できることが分かり,志望大学をここに決めました。
 その後,高校に入学してからの日々の努力が認められ,指定校推薦の枠をいただくことができました。校内推薦では,担任の青木信介先生をはじめ,多くの先生方に協力していただき,感謝の気持ちでいっぱいです。東洋大学OBの宝槻先生のお話もとても参考になり,指導していただきながら,絶対に合格したいという気持ちが強くなりました。先生方,ありがとうございました。
 面接対策も自分なりにしっかり行い,本番当日の面接では,緊張せずに自分の意志を主張することができました。
 結果は,東洋大学文学部・哲学科に合格することができました。大学でも怠けることなく,学べる喜びを噛みしめて目標を達成したいと思います。
 今,振り返ってみると,公立高校に入学するよりも,仙台育英に来て良かったと思います。「逆転の仙台育英」が実現できたことに喜び,そして,感謝したいと思います。ありがとう,仙台育英。



 

東洋大学
文学部インド哲学科1年

平成19年3月外国語コース卒
青森南中出身

障害や挫折が多い方が
より深い人生を送ることができる


■ケガで剣道ができなくなったときに
 父から渡された1冊の本との出合い


 私は剣道をするために,青森からこの仙台育英学園に入学した。練習は想像どおりに厳しく,ついて行くのがやっとだったが,一日一日がすごく充実していた。夢は日本一になること。それだけのためにひたすら練習した。
 仙台の生活にも部活にも慣れてきた1年生の2月に,私の人生を変える出来事が起きた。練習中にアキレス腱全切断。そのケガを私は初め受け入れることができなかった。私から剣道をとったら何も残らない。毎日泣いていた。私の足には背屈,低屈障害が残り,部活ができなくなった。ここにいる意味はない,学校を辞めようと思った。痛みを我慢してリハビリも頑張ったが,全然良くならなかった。
 全てが嫌になったそんなとき,父に1冊の本を渡された。その本は伊藤肇著の「左遷の哲学」で,「人生はリハーサルなしにそれぞれの役を演じなければならない。そのために,障害や挫折はつきものである」ということが書いてあった。

■立ち直ることができた後
 哲学に興味を持ち志望学科も決まった


 この本から,障害や挫折が多い方が,より深い人生を送ることができると学び,私は立ち直ることができた。そして,哲学にすごく興味を持つようになった。生きるということは仏教と関係が深く,その仏教を知るためにはインドを学ぶことだと思うようになっていた。
 そして私は,東洋大学のインド哲学科を選んだ。入試の面接では志望理由と大学に入ったら何をしたいかを聞かれたが,しっかり答えることができたと思う。大学でも初心を忘れず,しっかりと学んでいきたい。



 

東洋大学
文学部日本文学文化学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
万石浦中出身

評定を意識し毎日の予習を大切に
校内模試は気を入れて取り組む


■苦手教科の克服に成功
 どの科目も平均的に勉強する大切さを知る


 入学当初から,指定校での大学合格を考えていました。そのため,評定4.5以上を必ず取るように,なるべく毎日英語の予習はするようにしていました。1年生の定期テストのときは,得意科目ばかり集中して勉強していたため,苦手教科の点数は一向に上がらず,苦しい思いをしていました。それをきっかけに,2,3年生の時は,1週間ぐらい前から苦手教科を少しでも理解できるまで勉強しました。その成果が出て,いい点をとることができました。しかし,苦手教科ばかり勉強したために,今まで得意だった教科の成績が下がってしまったこともあったので,すべての教科を平均的に勉強することが大切だと思います。

■塾に行かず学校の授業中心で
 1時間の通学時間を効果的に活用


 塾に通っていなかったので,学校の授業だけで何とか理解しなければという意識があり,眠いのをこらえて頑張って勉強に取り組みました。また,1時間の通学時間を利用して,友達と問題を出し合ったり,教科書を読んだりして,時間を無駄にしないようにしました。
 私は部活もしていなかったため,指定校推薦での合格は難しいと思っていました。部活をやっている人と対等に渡り合うためには,英語検定や漢字検定などの資格が必要になると思ったので,目標を準2級に設定し,いろいろな資格を取りました。そして,学校のためになるような手伝いにも,できる限り頑張って参加するようにしました。
 そして何よりも大切だと思うのは,推薦にかかわるときの校内模試です。このテストは何度も先生から大事だと言われていたので,気持ちを入れて取り組んだ結果,思ったよりも上位の成績を収めることができ,自信につながりました。
 最終的に言えることは,1回1回のテストは気を抜かずに最後まで集中し,またなるべく学校を休まないことが大切だということです。努力した分だけ成果が得られるということを忘れずに,学校生活を送るべきだと思いました。



 

東洋大学
経済学部経済学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
盛岡 城西中出身

一つのことに本気になれない者は
何をやっても中途半端に終わる


■大学に進学することで
 その先の進路選択の視野が広がる


 大学進学を意識し始めたのは,中学校2年生の頃でした。小学校時代から野球が好きで,中学になると同時に野球のシニアリーグに入り無我夢中で練習していました。そのクラブのコーチの1人が立教大学を卒業した人で,すごくお世話になりましたし,自分を成長させてくださった人でもありました。練習の休憩中にそのコーチと話をして,大学は先の視野を広げてくれる場所だから行った方がいいと勧められたのです。その時の私にはその言葉の意味が分かりませんでした。でも,今になって「進路選択の視野が広がる」ということを言っているのだと気付きました。
 自分で言うのもおかしいけれど,私は「結構真面目な奴」だったと思います。
 遊びを犠牲にしてでも野球がやりたかったので,一生懸命練習をしました。野球の名門,仙台育英に入学できたのは,たくさんの繋がりと支えがあったからだと思います。そして3年の夏には,甲子園に行くこともできました。

■覚悟なしには何もできないと
 野球が教えてくれた


 部活動が終わると本格的に大学進学を考えるようになり,忙しい毎日になりました。提出物が多く,しかも1日でできるようなものではありません。2,3日かけて提出すると,直されて戻ってくる原稿用紙。嫌になりそうになりながらも提出物を仕上げ,指定校推薦で合格することができました。頑張って良かったと思います。
 私には夢があり,その夢を叶えるための努力をする覚悟はあります。覚悟なしには何もできないと,野球を通して学びました。夢を叶えたいのなら,何にでも真剣に取り組み,必要だと思う部分を吸収する。自分の知識を増やし,利口になる努力をすることです。一つのことに本気になれない者は,何でも中途半端で終わります。そうならないようにするのは,他人ではなく自分自身です。そのことに気付いたら,きっと努力できると思います。



 

東洋大学
経営学部マーケティング学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
加茂中出身

間際になると焦ってしまう
毎日少しずつの積み重ねが大事


■頑張って資格に挑戦
 勉強面でのマイナスをカバー


 大学進学を考えたのは2年生の時でした。クラスも理系と文系に分かれ,その頃に指定校推薦を知り,大学というものを意識し始めました。勉強の苦手な自分でも大学に行けると思ったからです。そのため私は,まず資格をたくさん取ろうと思いました。いろいろな資格を持っていれば,選考するときに多少は考慮されると思ったからです。頑張って資格に挑戦した結果,漢検準2級,英検3級,また簿記検定2級を取ることが出来ました。
 ほかに私は,定期考査で評定を下げないように努力しました。しかし,常日頃,勉強をそれほどしない私は,テストの前になると,勉強しなきゃというあせりと眠気との戦いでした。その中で,私は,3年間4.0以上の評定を保つことができました。東洋大学の評定平均値の基準も4.0以上だったため,基準をクリアすることができたのです。このことから私は,テストの前だけ勉強するのではなく,毎日少しずつでも続けることが大切なのだと思いました。そうすれば,私のようにテスト前にあせることもなくなり,また徹夜することもなくなると思います。

■小論文が書けるようになるため
 新聞や本を読んで土台づくりをする


 指定校推薦を受けるために,まず自己推薦文を書きました。1回書いては先生に添削していただき,それを何回も何回も書き直しました。私は,文を書くのがそれほど得意ではないため,書くのに非常に苦労しました。
 次に,小論文を書く練習をしました。最初は書くことが思い浮かばず,全然書けませんでした。そのため,新聞や本を読むように努力したところ,小論文がだんだん書けるようになり,文の読解力がついたり,漢字の知識が増えたりといったことを実感できました。改めて,前もって準備をすることの大切さを学びました。



 

東洋大学
法学部法律学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
金ヶ瀬中出身

決して楽でない推薦入試
あらゆる角度から対策を練る


■1年次から評定を意識
 休み時間や電車の中でも勉強


 私は1年生の時から指定校推薦を考えていました。そのため1年次から定期考査に力を入れ,評定を意識し,どの教科も一生懸命勉強しました。評定だけでなく,クラス順位,学年順位なども意識していました。そのため休み時間や電車の中でも勉強しました。さらに,定期考査だけでなく,資格にも取り組みました。漢検,英検,数検,情報処理検定,ワープロ検定など積極的に受けた結果,たくさんの資格を取得してきました。資格取得への取り組みは,勉強の基礎固めにもなりました。授業では先生の話をよく聞き,なるべく授業時間内で覚えることにし,その復習を家でやるようにしていました。また,平常点を少しでも多くもらえるよう,授業態度も意識しました。

■自己推薦書の内容を吟味
 志望動機と自己アピールを重視


 推薦では生活面も重視されます。そのため,クラス内の係などを積極的に行い,内申書についても意識していました。さらに3年間皆勤を目指し,無遅刻無欠席をモットーにしていました。このように指定校推薦のため,一生懸命努力しました。
 推薦では自己推薦書を書くのですが,直接紙に書くのではなく,ワープロで打って印刷し,先生に添削していただきました。より良い推薦書にするために,夏休み中も毎日学校に行き,何回も見ていただきました。推薦書の内容については,志望動機と自己PRが最も重要になります。志望動機では,どうしてその大学を志望したのか,なぜその学部なのかを明確に書くことです。自己PRはとにかく自分の長所を前面に出すことです。大学への強い意志を書くことで,より自分をアピールすることができます。推薦を受けるにあたって重要なのは,進路をなるべく早く決定し,推薦書を書く練習を何日もすることです。
 推薦入試というのは一見楽なように思えますが,実は大変です。特に1,2年生の成績が主になるので,1年生の時からしっかりやっておけば,必ず結果は出ます。以上のようなことを踏まえ,これからの学校生活に生かしてほしいと思います。



 

東洋大学
社会学部メディアコミュニケーション学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
名取第二中出身

途中で妥協せず徹底して調査
自分に合った大学を探す


■評定値が低ければ門前払いになる
 気を緩めず日々の勉強を


 県内,県外といろいろな大学を調べ,自分の進みたい道を探していましたが,そんなに都合よくは見つからず,大変でした。毎日,少しずつ調べて東洋大学に辿り着くまでには,結構時間がかかりました。ですが,調べるのに費やした時間は無駄ではなく,自分に合った大学はあるのだなあと実感する事ができ,自分自身の成長に,また一歩近づいたと思っています。
 私は,1年生の時から,指定校推薦での大学進学を実現させたいと思っており,今まで様々な活動に打ち込んできました。学習面で最も心掛けていた事は,第一に評定を上げる事でした。それぞれの大学によって評定基準が違います。基準よりも下だった場合は,推薦を希望することすら不可能なので,日々の勉強をきちんと行わなくてはなりません。1回の気の緩みが,目標の障害となる場合が出てくるからです。

■部活動だけの毎日では後悔する
 多少でも勉強する時間を取り入れよう


 私は,高校3年間,部活動を続けてきました。部活動は,とても充実していて,学習後の気分転換にもなり,自分のペースで高校生活を送ることが出来ました。勉学の他に打ち込む事が見つかって,どちらも共に頑張ろうという気持ちになりました。
 毎日の積み重ねが,きっと,自分の目標の実現への大きな近道となるでしょう。部活動をやっている人達は,部活動だけで過ごすような毎日にせず,生活の中に多少でも勉強する時間を取り入れる事が大切です。同じ事を何度も聞かされていると思いますが,本当にその通りなのです。私の文章が,これから大学進学を希望する後輩達にとって役立つものであってほしいと思います。



 

東洋大学
工学部電子情報工学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
西根中出身

自己推薦書の志望理由と入学後に
研究したいことは独創的に書こう


■中学での反省を生かし
 音楽,家庭科,保健にも真面目に取り組んだ


 仙台育英学園高校に入学してから,中学生のときの自分を反省し,克服しよう全教科に力を入れて頑張りました。
 中学生の頃には音楽や家庭科,保健を真面目にやらず,この3教科はいつも赤点でした。そのためもあってか公立高校の受験に失敗しました。しかし,仙台育英入学後はこの3教科も頑張り,思った以上の成績を取ることができました。
 私は中学3年の頃から薬剤師を目指していました。しかし,高校2年の夏に,やはり自分が一番好きな分野に進みたいと思うようになり,工学系を志望しました。薬学系から工学系への変更により,生物から物理への科目変更がありましたが,その時点で学校での変更は無理だったので,塾で物理を勉強しました。

■テスト前に慌てて勉強してもダメ
 家で集中できない人は図書館を活用しよう


 家ではあまり勉強に集中できなかったので,ほとんど毎日塾で勉強しました。勉強の中心は以前から好きだった英語と数学でした。指定校推薦で重要な意味を持つ校内模試の1カ月前からは,本気で英語と数学に取り組みましたが,結果はあまり良くありませんでした。このことから,勉強はテスト直前になって慌ててやっても良い結果につながらないことが分かったので,後輩の皆さんには早期からコツコツ勉強することをお勧めします。また,家で勉強に集中できないという人は,図書館で勉強することも勧めます。
 指定校推薦の校内推薦に提出する自己推薦書は最も重要です。これを書くとき,絶対に記入しなければならないのが,その大学への志望理由と大学に入ってから研究したいことです。この2つを独創的に書けば,内定の確率もぐっと上がると思います。



 

東洋大学
工学部機能ロボティクス学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
桃生中出身

大学は夢の実現の第一歩
人の役に立つロボットを作りたい


■大学の説明会に参加し
 機能ロボティクス学科と出合った


 東洋大学を目指したきっかけは,大学の説明会に参加してパンフレットを貰ったからです。私は将来,人の役に立てるロボットを作りたいと思っていたので,東洋大学に機能ロボティクス学科というのを見つけた時には,ぜひ進学したいと思いました。
 指定校推薦をとるために努力してきたことは,定期考査の時に評定を少しでも上げられるように,授業中にまじめにノートをとるようにしたことです。その結果,大学で決められた評定平均以上をとることができました。生活面では,学校を休まず遅刻もしないで3年間を過ごすことができました。
 そのおかげで指定校推薦に受かることができました。



 

武蔵工業大学
工学部電気電子工学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
小牛田中出身

機械の改良や開発に携わりたくて
工業大学への進学を決意


■その場しのぎを反省
 基礎からやり直して苦手を克服


 私は機械いじりが好きだったので中学時代は工業高校への進学を考えており,大学進学を考えていませんでした。しかし3年の後半,テレビ番組のプロジェクトXの影響もあり,自分も機械の改良や開発に携わりたいと強く思うようになりました。しかし,地方の工業高校から大学への進学は難しくまた,予備校等に通う時間や交通の便を考えるとかなり困難に思えました。その時,仙台育英の大学現役合格の宣伝にひかれ入学しました。
 しかし,1年,2年と成績が低迷し“地をはう”ような状態でした。推薦入学には皆勤賞が絶対有利だと聞いていたので1年,2年と皆勤賞を頂けるよう健康管理には注意しました。遅刻や欠席が無いという事は,真面目に取り組むという姿勢にもつながり大切な事です。大学の推薦入試の面接でもその点評価して頂き,よかったと思いました。真面目に取り組む姿勢だけでなく,どうして成績が上がらないのかを反省し,その場しのぎの理解ではなく基礎からやり直してみました。その成果が実り,3年生では推薦資格の評定まで上げることができました。

■仙台育英が持っている指定校推薦枠は
 ぜひ活用したい貴重な制度


 高校進学を決める時,地方の県立高でなく仙台育英に進学して正解だったと大学合格を決めて強く思いました。なぜなら,指定校推薦の枠はどの高校も持っているわけではなく,今までの実績で仙台育英が持っている貴重な制度だったからです。
 最後に,ご指導頂いた担任の遠藤睦子先生をはじめ,お世話になった先生方に感謝いたします。本当にありがとうございました。



 

関東学院大学
経済学部経済学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
柳生中出身

合格を勝ち取るために自分の軸と
なるものに精いっぱい打ち込もう


■仙台育英と同様にスポーツに力を入れ
 結果を残している大学に好印象を抱いて


 関東学院大学を知ったのは,ある一つのスポーツニュースでした。関東学院大学はラグビーが強いのです。そのニュースは,関東学院大学ラグビー部が大会で好成績を残したというものでした。仙台育英のようにスポーツに力を入れていて,結果を残している学校は,とても雰囲気のある良い学校というイメージを持っていたので,関東学院大学に入学したいという気持ちになりました。
 野球部を引退した8月中旬,関東学院大学のオープンキャンパスに参加しました。大学の学生を中心としたキャンパス案内や学習相談など,さまざまなものに触れ,学内の雰囲気とサポートがしっかりしていることが決め手となって,関東学院大学を志望することになりました。

■面接でも我が校の知名度の高さを実感
 試験官は野球の強い仙台育英を知っていた


 志望校を決めてからは,自己推薦文を徹底的に書きました。現代文の先生に添削をお願いし,何回も訂正し,帰宅後も夜中まで書き続けました。自分の納得いく自己推薦文を完成し提出した結果,約2週間後,内定をいただきました。
 そして11月,本試験を受けに関東学院大学へ行きました。その時は面接だけでしたが,試験官の方々は野球の強い仙台育英をご存知でした。改めて我が校の知名度の高さを実感しました。
 11月下旬,ついに結果が届き,見事合格が決まりました。この合格は,自分だけでは成し遂げられなかったことだと思います。硬式野球に所属し,挨拶や礼儀を学び,当たり前のことを当たり前にできるようになったことも,評価の一つになったのではないでしょうか。推薦文を書いて下さった,野球部の先生と部長,担任の先生,そして,校長先生,全ての方に感謝しています。ありがとうございました。
 合格を勝ち取るためには,自分のできることや,今取り組めることに徹底的に打ち込むことです。私はたまたま硬式野球でしたが,何でもいいのです。自分の軸となるものに,精一杯打ち込むことが一番大切だと思います。自分の志望校を目指して頑張って下さい。



 

関東学院大学
経済学部経済学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
高森中出身

推薦入試なら特進でなくても
難関大学合格へのチャンスがある


■高校からも大学からも信頼を得るために
 毎日授業に出てしっかり勉強すること


 大学進学を選んだ理由は,経営学について学びたいと思ったからです。将来どのような職業に就きたいのかがはっきりしていなかったので,いろいろな職業で役に立つであろう経営学を学ぶことにしたのです。
 関東学院大学に入学するために選んだ方法は指定校推薦でした。どうしてもこの大学に入りたかったので,AO入試や一般受験より合格の可能性が高い指定校推薦を利用することにしました。
 指定校推薦を受けるために心掛けたのは,なるべく遅刻と欠席をしないようにすることです。そして,毎日授業に出席し,しっかりと勉強することが,高校からも大学からも信頼を得るためにとても重要だと思います。さらに,英語検定や漢字検定の級を持っていると進学にとても有利になります。私はどちらの資格も持っていなかったのですが,もし持っていれば,AOでも公募でも指定校推薦でも,大きな力になるはずです。私はこれらの資格を取らなかったことを後悔しました。皆さんは私のように後悔しないよう,頑張ってチャレンジしてください。
 また,指定校推薦のためには,評定を4.0以下に落さないよう努力しました。テスト前の授業で渡されるプリントや,先生が出すと言った所をしっかり勉強していれば,全ての教科で5をとることもそんなに難しいことではないと思います。部活動をやっている人は,それもとても有利だと思います。
 私は普段ほとんど勉強していませんでしたが,テスト直前に集中的に勉強して乗り切ってきました。しかし,私のテスト勉強は,授業で渡されたプリントをやるだけということが多かったので,模擬テストではいつもとんでもない点数を取っていました。こういう人は私だけではなくたくさんいると思いますが,特に自分の学力よりずっと上の大学を目指している人は,もっともっと普段からの勉強が必要だと思います。

■推薦入試は3年間何事にも
 まじめに取り組んだ人へのごほうび


 指定校推薦の校内選考でとても驚いたことがありました。一つは実力テストの点数も結構重要だということ。もう一つは一般入試では絶対に入れないような難関大学でも,指定校推薦なら英進進学コースの人にもチャンスがあるということです。
 この学校では推薦入試を使って大学に行く人がとても多いです。推薦入試とは,3年間何事にもまじめに取り組んだ人へのごほうびだと思っています。私は3年間一日も休まずに登校し,一度も遅刻することなく学校生活を送ることができました。こういったことが大学進学につながったのでしょう。
 私が3年間,学校で充実した生活を送ることができたのは,両親や友人,そして仙台育英の先生方のお陰だと思っています。指定校推薦で合格したということは,同時に仙台育英の代表としての責任を持つことだと思うので,後輩のためにも頑張りたいです。



 

関東学院大学
工学部建築学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
名取第二中出身

何かに向かって努力することは
人間にとって最大の成長のチャンス


■硬式野球部の厳しい練習を乗り越え
 甲子園の思い出と推薦合格を手にした


 関東学院大学に指定校推薦で合格した要因は三つあると思います。
 まず一つめは勉強です。私は1年の頃から,テストでできるだけ点数を取るような努力をしていました。例えば,ノートをしっかり取り,大切な部分は色を使ってチェックするなど,当たり前のことですが,その当たり前のことが点数に結びついたのだと改めて感じました。
 二つめは部活動です。私は硬式野球部に入っていました。毎日毎日厳しい練習の連続で,しかもレギュラ−ではなかったので,余計憂鬱になったこともありました。しかし,その辛い日々を乗り越えられたからこそ,甲子園に行き,仲間と最高の思い出を作ることができたのだと思います。何かに向かって努力をするということは,人間にとって最大の成長のチャンスだと感じました。

■学校を休まないことも
 強力な合格要因である


 そして三つめは学校を休まないということです。私は一度も学校を休みませんでした。これは硬式野球部ということもあり,たとえ風邪をひいても頑張って行くようにしていました。その結果がこうして推薦につながったのでしょう。
 以上の三つのことが,私を指定校推薦合格へと導いてくれたのだと思います。



 

湘南工科大学
工学部情報工学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
富谷中出身

小さな日々の努力の積み重ねが
合格につながる


■情報関係を学べる大学を探し
 積極的にオープンキャンパスに参加


 将来情報関係の仕事に就きたいと考えていたので,たくさんの情報関係の大学に指定校推薦の希望を出しました。A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,Kと日程が分けられている中,B,C,D,E,F,G,Kに希望を出しました。
 私は部活動をやっていなかったので,大学のオープンキャンパスに積極的に参加しました。高校生活では,特にこれを頑張ったと言えるものはなかったのですが,問題を起こさずにまじめに過ごしました。

■自己推薦文を書くために
 ありったけの力を注ぐ


 自己推薦文を書くにあたっては,本を参考にして大学の特徴を詳しく調べ,7枚もの文を書きました。3年間の生活より指定校推薦を受けるための自己推薦文を書くのに力を注いだと言っても言い過ぎではありません。
 大学の指定校推薦をいただくには,頑張って勉強して評定平均を超え,しっかりした生活態度をとることが大切だと思います。私は無遅刻でした。これも重要だったと思います。小さな日々の努力の積み重ねが大学合格の秘訣だと思います。後輩のみなさん頑張って下さい。



 

東京工芸大学
工学部コンピュータ応用学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
鶴が丘中出身

志望大学を決めるときは
好きなことを優先して考えてみては?


■コンピュータ操作が好きだったことから
 興味を持ったシステムエンジニアという職業


 この大学を目指そうと決めたのは,高校2年生のときでした。それまでは,将来やってみたいことが自分の中で定まっておらず,比較的簡単に入学できそうな大学ならどこでもいいかなという安易な考えを持っていました。
 ある日,職業ガイドを何気なく眺めていると,システムエンジニアの項目にふと目が止まりました。元々コンピュータを操作するのが好きな私は,この職業なら自分に向いているかもしれないと思い,システムエンジニアに対して強く興味を持つようになりました。
 システムエンジニアになるためには,まずそれなりの知識や技術を身に付けなければなりません。私はそう考えて,志望大学を工学部がある大学だけに絞り,その結果,この東京工芸大学を最終的に強く志望するようになりました。

■指定校推薦で合格することを目指し
 ワープロ検定や英検にも挑戦


 3年生に進級し,私は指定校推薦で合格するために,ワープロ検定や英検を受験するなど,より一層努力を重ねるようになりました。見事指定校推薦で合格をもらえたときは,本当に嬉しかったのを覚えています。
 私が後輩の皆さんに特に言いたいのは,志望大学を決めるとき,まず自分が将来何をやりたいのか,しっかり考えるということです。自分の趣味や興味があること,例えば,建築に興味があるなら工学部がある大学の建築学科を志望するなど,好きなことをまず優先して考えるのがいいと思います。自分の一生を左右することなので,よく考え,自分の好きな道に進んでください。



 

東洋英和女学院大学
国際社会学部国際社会学科1年

平成19年3月外国語コース卒
湊中出身

外国語コースで芽生えた留学への憧れ
交換留学生として夢を実現


■ホームシックを克服し
 コミュニケーションの奥深さを学ぶ


 大きな憧れを抱いて入学した仙台育英学園の外国語コースは,英語はもちろんのこと,第2外国語として中国語,韓国語,スペイン語も選択で勉強することができた。またJSLの生徒やネイティブスピーカーの先生が常に近くにいるという環境からか,私の英語や異国に対する興味,関心をさらに大きいものにしてくれた。そして自然と芽生えた「留学したい」という思いは,アメリカ合衆国へ10カ月の交換留学という形で実現することができた。
 不安と期待でいっぱいだったアメリカ生活は,初めの3カ月は,ひどいホームシックと言葉の壁や生活習慣の違いから1日の終わりには無性に悲しくなったり,ひどく疲れきって毎晩のように部屋で涙を流したりしたこともあった。だが,言葉や生活にも慣れ始め,親身になって支えてくれるホストファミリーや学校の友達,日本から応援してくれている家族や友達のおかげでホームシックも克服できた頃,やっとまわりのことに目を向けられるようになり,たくさんのことに興味を持つようになった。英語でのコミュニケーションの難しさや奥深さを身をもって学んだため,私はこれからももっと勉強していかなければと実感しているし,違う言語にも挑戦したい。外国の人に日本をもっと知ってもらいたい。

■資格取得で大きな自信
 向上心が芽生えた


 漠然とはしているけど,1つの目標みたいなものがわかった。そのためには,もっと自国について勉強する必要があるし,異国の歴史や世界の情勢や様々な諸問題にも目を向けなければと思った。そのような勉強ができる大学を探したところ,担任の先生からの勧めもあって,東洋英和女子学院大学国際社会学部国際社会学科国際コミュニケーション専攻を,指定校推薦で受験することになった。
 大学進学を希望する人ははっきりとした目的意識を持つことが大事だと思う。自分の興味や関心のあること,好きなことを大切にして日々の生活や勉強を一生懸命すること。そうすれば,担任の先生は応援してくれるはずだ。
 高校生活では本当にたくさんのことを学んだ。チアリーダー部での活動では,みんなで一つの技に挑戦するため日々努力を重ね,出来たときは大きな喜びを仲間と分かち合うことができた。また英検2級合格は大きな自信となり,さらに上を目指そうという向上心が芽生えた。
 皆さんもたくさんのことに挑戦し,常に目標に向かって頑張ってください。