現役大学進学者による大学合格体験記
指定校・提携校推薦
 

 

尚絅学院大学
総合人間科学部現代社会学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
五城中出身

高校3年間の目標は学力向上に加え
良き友達と良き思い出をつくること


■10分の休み時間を有効に活用
 評定値を上げる


 仙台育英学園に入学して目標にしていたことは,学力向上と同時に,学校行事を通して様々な生徒達と行動を共にし,良き思い出をつくることでした。3年間の中で現実の厳しさや苦しみに直面したことがあります。しかし,その苦しみにも耐え,目標を実現するために10分の休み時間も有効に利用し,学校行事では合唱コンクールやスポーツ大会などの練習に全力で取り組みました。その結果,評定は1年生の時は伸び悩みましたが,2年生になって成績が上がり始め,3年生で4.0と過去最高の成績を残すことができました。さらに友人も1人また1人と増えていき,学校行事を通して団結力が生まれ,同じクラスの仲間との人間関係を一層深めることができました。私にとっては友人ができたことは何よりうれしいことで,学校生活を充実して送ることのできた理由の一つでもありました。

■1回目2回目の失敗にめげず
 再度挑戦で希望をかなえる


 尚絅学院大学の現代社会学科を志望したのは,社会学,経済学,法律に関する知識を生かして地方公務員の仕事に就き,市役所などの職務に携わりたいという希望からでした。
 指定校枠があったので,挑戦しました。まず校内選考を勝ち取るために夏休みは盆の期間の5日間だけにし,それ以外の日は毎日学校に行って何回も自己推薦書を書く練習をし,基礎学力をつけるために自主的に勉強をしました。しかし,夏休み明けの校内選考では落選。続く2回目も落選し,次第に焦りと不安を感じるようになりました。でも,親と先生に後押していただき,再び挑戦することを決意。3回目でついに校内選考を勝ち取ることができました。その後も油断せずに面接の練習を4回ほど行い,1月の試験本番では,練習した通りに質問に答えることができ,無事に合格の2文字を勝ち取ることができました。



 

石巻専修大学
理工学部基礎理学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
多賀城第二中出身

指定校推薦にチャレンジできたのは
3年間皆勤賞だったことが大きい


■早くから計画を立てて取り組んだことで
 焦らずいい結果につながった


 私は2年の後期頃からいろいろな大学のことを調べ始め,自分がなりたい職業について真剣に考えるようになりました。学力面では,毎回のテストでもしっかりと目標を決めて取り組んでいたので,評定など目に見える評価もそれほど悪くありませんでした。3年になり,次々と指定校やAO入試の日程が分かっていく中,自分の1年間の計画について考えました。今思うと,早くから計画を立てて取り組んだことで,焦らずに提出物を出すことなど,いい結果につながりました。
 指定校推薦に決めたのは,自分の評定が十分だったのと皆勤賞だったからです。しかし,自己推薦文を書くのにはとても苦労しました。何度も書き直して,自分が納得できる文章になるまで頑張りました。そして,合格することができました。
 合格できた大きな理由は,やはり3年間皆勤賞だったことが大きいと思います。皆さんも早いうちに自分の目標を決め,学校に休まず来るように心掛けてください。



 

石巻専修大学
理工学部基礎理学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
青葉中出身

努力することが成功への一番の近道
きっと報われる日がやってくる


■最後まで苦労した自己推薦文
 1カ月あれば十分だと思っていたら大間違い


 石巻専修大学理工学部基礎理学科を目指したのには,二つの理由があります。一つは生物が好きで,大学でさらに多くのことを学びたかったということ。もう一つは県内の学校だということです。
 志望校は2年生までに決めておくべきだと言われていましたが,その頃の私は受験などまだ先の話だと思っていました。しかし,あっという間に1年が過ぎ去り,受験を目前にした3年生になってしまいました。
 石巻専修大学の指定校推薦は8月下旬が締め切りで,それに向け本格的に受験の準備を始めたのは約1カ月前のことでした。始める前は1カ月もあれば十分だと思っていましたが,終わってみればギリギリでした。
 何より大変だったのが自己推薦文を書くことでした。そのネタ集めのため,7月上旬のオープンキャンパスに行ったことから始まり,それからは日々推薦文を書くことに明け暮れました。特に締め切り1週間前は,ほぼ毎日放課後に居残りをして先生の添削を受け,家で書き直して,また見ていただくという作業の繰り返しでした。そして,10枚ぐらい書き,何とか仕上げることができました。もう締め切り前日になっていたと思います。
 その後数カ月が経ち,校内での内定が決まると,それからは大学に出す推薦文や書類を書き始めました。推薦文は以前書いた自己推薦文を参考にすればいいのですが,私の場合,ごく稀なことですが,第二志望で内定が決まったため,以前とは内容がまるっきり違い,また一から考え直さなければなりませんでした。

■失敗した先のことを考えておくのが大切
 次のチャンスのために努力し続けよう


 11月下旬,ようやく大学に入学手続きをしました。しかし,そこで気を緩めてはいけません。次の後期中間テストで評定が規定以下なら,合格を取り消されてしまいます。後輩の皆さんは気を引き締めていってください。
 大学入試で一番大切なことは,おそらくそのうち先生に言われると思いますが,必ず失敗した先のことを考えておくということだと思います。そして,ひたすら努力することです。推薦文を書くにせよ,受験勉強をするにせよ,努力することが成功への一番の近道だと思います。万一,その努力が報われなくても悔やむことなく,次のチャンスのために努力を続けてください。努力していれば,いつになるかは分かりませんが,きっと報われる日がくるはずです。
 最後に勉強について,ある人の受け売りですが一言いっておきます。「勉強とは覚えることではなく知ることである」。これは今までで一番印象に残っている言葉です。
 以上のことを参考にしてくれれば幸いです。受験生の皆さん,頑張って努力してください。



 

石巻専修大学
理工学部機械工学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
鶴巣中出身

合格率の高さや早めの進路決定
指定校推薦はプラスの要素が多い


■校内選考を通るためにも頑張った部活動
 そのお陰で学校生活が充実し成長できた


 将来の目標,夢により近付くために大学進学を目指すようになりました。大学に行けば,自分がやりたいことについて,深く集中して学ぶことができると考えたのです。将来就きたい仕事も,大学卒の方が就職率も上がると思いました。
 指定校推薦を選んだ理由は,ストレートに合格率が高いこと,早めに進路がほぼ決定し,自分の気持ちが楽になることなど,プラスになることが多いと思ったからです。できるだけ早く自分を有利にしたかったのも理由の一つです。校内選考は厳しいものになると思いますので,ある程度のレベルに達したら,それを維持することが重要になってきます。
 選ばれるために心掛けたこと,努力したことは,まずに部活をするということでした。部活を3年間続けたことによって,私は大変大きなものを得ることができました。たくさんの実績を残して認められ,精神的にも身体的にも成長することができたのです。そのお陰で,学校生活を充実させることができたといえます。

■意欲を持って目標に向かって進むこと
 小さなことでも積み重ねていけば道は開く


 高校時代,オープンキャンパスなどの機会を利用して,自分が希望する大学に行ったことがありませんでした。自ら出向いて,情報を収集したり,体験することが一番いいとは思いましたが,部活動があり時間を作ることができなかったのです。行ったからといって必ず受かるものでもありません。資料を集めて眺めるだけでもいいから,まずは自分ができることから少しずつ行うことが大切だと思います。
 私は大学に入ったからには,自分のやりたいことに正面からぶつかり,多くのことを学んでいきたいと思います。
 自分がしたいこと,興味が持てることをしっかり見つけ,それに意欲を持ち続けながら目標に向かって進むことです。失敗しても構わない。当たって砕け散り,たくさんのことを得てください。小さなことでも少しずつ積み重ねていけば,自分の道がゆっくりと,しかし確実に開けていくはずです。



 

石巻専修大学
理工学部機械工学科1年

平成19年3月教養コース卒
西多賀中出身

高校で自動車会社に就職するという
目標を見つけ頑張ることができた


■理系を選択して数学や物理を勉強し
 自動車工学コースのある大学を目指す


 幼い頃から自動車に興味を持ち,将来は自動車に携わる職業に就きたいと考えていました。
 高校3年生を迎えて真剣に将来のことを考え,大学に進学して自動車に関する知識を高め,自動車会社に就職できるように努力したいと思いました。そして,整備士になるための勉強ができる大学を探していたところ,石巻専修大学に自動車工学コースがあることを知り,「2級自動車整備士」の資格も取得できることから,この大学を選びました。
 大学には指定校推薦で入学しようと思い,毎日予習,復習を忘れずにしてきました。また,自分の目標を達成させるために理系を選択し,数学や物理を中心に学びました。根気よく勉強を続けることが大切だと思います。

■少林寺拳法部と勉強の両立は大変だが
 合格したのはそれを実現できたから


 勉強だけではなく,部活動に一生懸命取り組むことも大切です。私は経験のない少林寺拳法部に入部しました。とても厳しい部で,一度は辞めようと思いましたが,今辞めては全てが中途半端になると思い,留まりました。そして,1年生の時から毎日練習を重ねた結果,宮城県で優勝し,全国大会に出場することができました。大会に出場できたのは顧問である佐々木英明先生のご指導のお陰です。先生には他にも礼儀作法や目上の人との接し方など,これからの人生にとって,とても大切なことを教えていただきました。その他にも,たくさんのことを学び,大きく成長することができたと思います。
 勉強と部活の両立はとても大変ですが,両立できたことが合格した一番の要因だと思います。
 高校生活を振り返ると,とても充実した3年間でした。高校で将来の目標を見つけ,目標達成に向けて頑張ることができました。そして,たくさんのことを学ぶことができました。
 大学へ合格するのに一番大切なことは,自分自身がその大学に入りたいと思う気持ちです。後輩の皆さんも志望校に合格できるように頑張って下さい。



 

石巻専修大学
理工学部情報電子工学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
高砂中出身

オープンキャンパスでのアピールが
合格するきっかけを呼び込んだ


■自己推薦書に書く材料が少なかった私に
 訪れたオープンキャンパスというチャンス


 大学に進学しようと思ったのは,自分の夢である警察官への近道になると考えたからです。警察官として,前線の捜査からデスクワークまで,幅広く仕事ができるだけの知識と能力を身に付けるには,大学で学んだ方がいいと思ったのです。それに,石巻専修大学には警察官や教師を目指す人の特別授業もあり,私はここしかないと思いました。
 大学進学を考え始めた頃は,はっきりいって自分の学力で入れる大学ならどこでもいいやという考えでした。その上,指定校推薦にしたいと思ったものの,自己推薦書で自分をアピールするものが,全くといっていいほど何もなかったのです。成績は下から数えた方が早いし,漢検も英検もなければ,部活もしていませんでした。幸いにも1,2年のとき,情報の授業で情報処理検定とワープロ検定の資格を取得していたことと,皆勤賞だけは武器になりそうでした。1年生のときは一度風邪で休んでしまったのですが,2,3年は無遅刻無欠席を貫き通しました。
 しかし,それだけでは自己推薦書は書けません。そこで,オープンキャンパスや大学説明会に行き,大学の先生方に直接質問したり話をして,その内容を推薦書に書くという作戦に出ました。これがなかなかうまくいき,何とか文章を書けるだけの内容が揃いました。

■気が遠くなるほど行数の多い自己推薦書
 何度も書き直し自分を励ましながら頑張った


 でも,本当に大変なのはここからでした。気が遠くなるぐらい行数の多い自己推薦書を提出しては書き直し,提出しては書き直すという繰り返しだったのです。睡魔に襲われながら必死で書いたものが赤ペンで訂正され戻ってくるたびに,何度もやる気がなくなりましたが,ここを乗り切れば楽になるぞと自分を励ましながら頑張りました。
 今回,合格のカギになったのは,オープンキャンパスだったと思います。オープンキャンパスなどで,教授に自分の名前を覚えてもらえるよう精いっぱいアピールすることが大切です。成績が伸びなくて悩んでいる人も,資格を何も持っていない人も,諦めないで頑張ってみてください。



 

石巻専修大学
理工学部生物生産工学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
亘理中出身

指定校推薦枠が多い仙台育英
チャンスを最大限に生かそう


■100%表現できなかった校内選考を反省
 本番に向け自己推薦文に全力を注ぐ


 入学当初から進学を目指していましたが,仙台育英の場合,指定校推薦が多かったので,その道を選ぼうと考えました。1年生の最初のテストはやる気があったため,それなりの点数を取ることができました。しかし,だんだんやる気がなくなって,2年生のときはテスト前の準備時間がぐんと少なくなり,テストの点数が大きく下がってしまいました。指定校推薦を狙うにはまずいなと思いましたが,勉強以外の生活は真面目にやっていました。
 3年生になって指定校推薦を受けるための校内選考に向け,自己推薦文を書き始めました。準備が遅かったので100%満足できるものは書けなかったため,指定校推薦は半ばあきらめ,AO入試の道も考えました。
 不安がいっぱいでしたが,夏休みが終わった後,校内選考で内定が決まりました。2カ月後が本試験です。石巻専修大学は書類選考だけなので,推薦文を書くことに専念しました。頑張っただけあって,校内選考の自己推薦文よりは,上手に書くことができました。
 無事合格できたのは,担任の先生のおかげです。とても感謝しています。



 

石巻専修大学
理工学部生物生産工学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
多賀城中出身

指定校推薦はチャンスも多い
早く不安をなくしたい人にお勧めです


■学校を休まないこと,資格取得,評定平均など
 難題が立ちはだかるが挑む価値はある


 1年生の頃,東北学院大学の工学部を目指して勉強したり,部活でテニスをしたりと真面目に取り組んでいました。遅刻や早退,欠席もせずにただひたすら頑張っていたと思います。しかし,自分の学力やなりたい職業など,東北学院大を目指す上での問題が出てきました。そして私は,石巻専修大学の生物生産工学科に進学先を決め,そのために必要な教科である生物や数学などを中心に学習するようになりました。
 そして,無事合格することができたのですが,目標とする職業を早く決めていた私のそのときの気持ちは,喜びというより安心感だったと思います。指定校推薦では出席日数や評定平均値が大きく関わってきます。合格するには,なるべく学校を休まず(皆勤賞が望ましい),できるなら資格をたくさん取り,大学が提示してきた評定平均をクリアするなど,多くの難題が立ちはだかってきます。しかし,推薦が決まれば不安はなくなり,安心して高校生活を送ることができるのです。

■さまざまな大学に挑戦する
 チャンスを活用してもいいのでは?


 指定校推薦はさまざまな大学に挑戦するチャンスでもあります。1回だけではなく,3回でも4回でも,挑戦できるので,「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」ではありませんが,このチャンスを活用してもいいと思います。もちろん,一つの大学に絞っている人にも指定校推薦は見逃せない制度です。私は自分の目標をはっきり定めて,指定校推薦に臨んだ一人ですが,さまざまな大学に挑戦できることが,やはり一番の利点かもしれません。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
渡波中出身

大きな夢を実現するため
「探す」ことと「努力」することが必要だった


■できるだけ多くの情報を入手し
 チャンスをものにした


 今私は大学合格という高校生活での大きな夢を実現することができましたが,それには日々「探す」こと「努力」することが必要でした。
 志望大学を決めた私は何事にも一生懸命になり皆勤賞を取り続け,オープンスクールや入学試験のお手伝いなどの学校に貢献する仕事も積極的に引き受けてきました。中でも一番努力したのは勉強です。定期テストではクラスでトップになれるのに,校内模試ではあまり納得のいく結果が出なかった私は,指定校推薦という方法を選びました。
 2年生の頃,志望大学について調べていたとき,なぜか私の中にひっかかるような不安がでてきました。私は2度目の大学探しを始め,最終的な将来の夢は何なのかをよく考え直し,ただ大学生活を楽しむだけではなく,夢を実現するための一番の近道を探し,新たに志望大学を決めました。それからは多くの情報を収集し,どのような入学方法があるのか調べてできるだけ大学合格のチャンスを逃さないようにするため,それぞれの日程を確認しました。すると,校内の指定校推薦の締め切り日前にAO入試を受験する際に必要な面談を受けられることが分かり,私は両方に掛けることにしました。結果,校内推薦が内定し書類審査で大学合格の夢を現実にすることができました。

■頑張れば頑張った分だけ
 最後は結果になって現れる


 これから大学受験を経験する後輩への私からのアドバイスは,大学について多くの情報を収集すること。提出物などは締切日を確認し余裕を持って準備すること。自己推薦文や自己アピール文は先生に何度も見ていただき,より良い文に仕上がるようにすること。頑張れることには最善を尽くすこと。以上の点に心掛けるべきです。さらに大切なことは常に目標を持った生活を送ることだと思います。私のように途中で不安な気持ちになる人がいたとしても,決して手を抜いたりせず「努力」することだけは続けて欲しい。頑張れば頑張った分,最後は結果 としてあらわれるはずです。ぜひ目標の大学目指して頑張って下さい。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
利府中出身

学校の説明会で希望を抱く
「自分も大学に行けるのでは?」


■指定校推薦で合格を決め
 より早く大学生活に備えたい


 大学進学をめざしたきっかけは,仙台育英の説明会で進学率が高いことを知り「もしかしたら自分も大学に行けるのではないか」と考えた事が始まりです。最初はこのような漠然とした理由でしたが,後々になって自分のやりたい事がはっきりし,より大学に行きたいという意志が強くなりました。
 大学受験の方法はいくつかありますが,私は指定校推薦を選びました。指定校推薦は通常より早い段階で結果が出て,大学生活に対する準備ができると考えたからです。しかし,指定校推薦は校内の選考を通過しないことには始まりません。そのため様々な面での努力が必要となりました。
 私の場合,テストでは評定平均値で4.0以上を取るというのを目標にしていました。そのためには,まず授業を真面目に受ける事,当たり前かもしれませんが重要なことだと思っています。提出物を出すことで努力点があがり,テストの点数に上乗せされるので,提出物をしっかり出すのも重要です。家では予習復習をしっかり行い,次の日に備えるようにしていました。忙しくて両方できないとしたら,教科書を軽く読んでおく程度,やるのとやらないのでは全く違うと思います。資格取得も大切です。私は英検と漢検しか取得していないので他の資格についてはわかりませんが,最低でも準2級まで取っておくのがいいと思います。

■早め早めの準備を心掛ければ
 余裕を持って受験対策ができる


 部活に入ることも推薦に優位に働きます。私は仙台育英獅子太鼓部に入部していました。太鼓に興味を持っていたし,老人ホーム等でボランティアとして演奏すると聞き,まだ将来のやりたいことが決まっていなかった時期でもあったので入部することにしました。最終的な進路として福祉関係は選びませんでしたが部活を通してやりたいことが見つかると思うので,是非部活に入ってほしいです。
 推薦入試の場合,推薦文を書くことになりますが,これは最低でも提出期限日の1カ月前には書き始めないと大変です。特に文を書くのが苦手な人だったらギリギリまで書くことになるかもしれないからです。面接と小論文はなかったので,詳しいことは分かりませんが,ほぼ同じ事が言えると思います。
 大学を推薦で受験しようと考えている人は,早め早めの準備が必要ですし,テストではできる限り高い点数をとるように心掛けてください。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
明星中出身

最後まであきらめずに努力すれば
必ず結果はついてくる


■簿記の面白さに目覚め
 勉強への意欲がわいてきた


 仙台育英学園に入学してきたばかりの頃は,まったく勉強する気になれず,怠けて過ごしていました。私は,中学生の頃から勉強が大の苦手で,ずっと遊んでばかりいたのが原因で,だらしない性格になったのだと思っていました。でも,私は仙台育英で簿記検定1級の取得を目指して学習していく簿記クラスに入り,簿記に真剣に取り組むようになりました。その結果,3年生までに全国簿記検定2級を取得することに成功しました。そして,3年生の春に担任の先生に「資格を持っていると大学に推薦したときに,すごく有利になる」と言われました。その話を聞く前の私は大学に合格することは無理だと思っていましたが,自信を持てるようになり,指定校推薦で大学を受けることにしたのです。
 3年生の時,私は目指していた第一志望の大学の受験資格を得るために定期テストで良い点数を取り,平均評定を4.0以上でキープするために,1日最低でも1時間は勉強するようにしました。その努力の結果が実って,私は,第一志望の大学に指定校推薦で合格することができました。

■自分のペースに合わせ
 遊ぶ時は遊んでリラックス


 私が気付いたことは,たとえ勉強をする習慣を身に付けるのが遅かったとしても,最後まであきらめずに毎日コツコツ勉強して,日々ひたすら目標に向かって努力し続ければ,かならず良い結果が出るということです。そして,遊ぶ時は思いっきり遊んでリラックスすることも大切です。私はそうやって自分のペースに合わせていたからストレスも溜めることなく,勉強に集中できたのだと思います。
 これからも私は,この気持ちを忘れずに,人生を1歩1歩,歩んでいきたいと思っています。現時点で1年生,2年生の後輩のみなさんには,まだまだ時間はたっぷりとあるので,最後まであきらめないよう頑張ってください。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
玉川中出身

何ができるか,何をすべきか
自分自身を見つめ直す


■学校行事に積極的に参加
 成績以外の部分でも頑張りを見せる


 大学進学を目指したのは父が経営者だったからです。でも,最初から自分の将来について真剣に考えていたわけではありません。父や母からは,毎日のように「将来どうするの? 就職,進学どっちの方向に進むんだ?」と言われ続けていました。2年生の時,父が病気で入院したために,家で1人過ごす時間が増えて,友達と遊んだりゲームばかりしていました。しかし,時間がたつにつれ,「本当に自分はこれで良いのか?」と思うようになり,自分自身を見つめ直すきっかけになりました。
 まず,「自分自身に何ができるか,何をすべきか」を考えました。高校入学後から続けてきた無遅刻,無欠席を3年間通してやり抜くこと。自分が目指す大学を調べ,大学が提示している評定をクリア出来るよう定期テストで頑張ること。また,日々の授業はまじめに受け,提出物は期限内にきちんと提出すること。以上の点を心掛けました。
 私は,決して勉強が出来る方ではありません。成績もクラスでは真ん中ぐらいです。その私が,大学を目指すのですから,成績以外の部分でも頑張るしかありません。梅田川清掃などの学校行事にも積極的に参加しました。

■いろいろな人の意見を取り入れ
 自己推薦書を納得いくまで書き直す


 指定校推薦でなかったら,私は大学に合格していなかったと思います。先生にお願いするだけでなく,友達や親にも自己推薦書を読んでもらって,不自然な表現や誤字の指摘を受け,何度も書き直して,文章をより良いものに変えました。つくづく思ったのは,もっと小論文を練習したり,2年生のうちに自己推薦書の内容を考えたりしておけばよかったということです。早くから取り組んでいれば,もっと楽に合格につながると思うので,後輩の皆さんは頑張って下さい。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
荒浜中出身

3年間で学んだ簿記を追求しながら
多くの経験をしたい


■出席率の高さと評定平均値を考え
 推薦入試をめざす


 大学進学を目指した一番の理由は,まだ,社会に出て働くということを考えられなかったからです。18歳という未熟でまだ何もわからない状態では,社会に出てもやっていけないと考えました。そこで,大学に進み,高校で学んだ簿記などを4年間さらに詳しく勉強しながら,いろいろな経験をしたいと思いました。
 推薦入試をめざした理由は,学力はあまり自信がなかったのですが,3年間で1日しか学校を休んだことがなく,平均評定値が基準を上回っていたからです。高校生活ではいろいろな行事に積極的に参加したほか,老人ホームでボランティアなどもしました。指定校推薦を受けるために,普段の生活態度や授業態度に気を付けました。

■楽しかった思い出に残る高校生活
 もっと本気でぶつかればよかったと反省


 後悔していることは,簿記クラスなのに3級しか取得できなかったことです。勉強をもっときちんとしていればよかったこと,部活動をやめてしまったことも反省点です。部活動にしろ,勉強にしろ,何か一つのことを本気になってやり通せばよかったと思っています。全部中途半端にしてしまいました。楽するだけじゃなく,努力することが必要だと思いました。簿記だけに限らず,他の資格取得にもチャレンジしていればよかったと思っています。でも,高校生活は楽しいことばかりで,友達もたくさんでき,とてもいい思い出になりました。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
中野中出身

参考書や問題集は学校のもので大丈夫
分からない箇所は先生に聞くこと


■推薦入試を意識し始めてから
 勉強への意欲が変わり,高得点が取れるように


 石巻専修大学を目指したのは,高校2年生の時に自分が将来何をしたいかと考え,経営学を学んで将来会社を興したいと思ったのがきっかけでした。経営学部を学べる学校を探したところ,石巻専修大学経営学部経営学科の教え方が私の希望する内容と合致したので,この大学への進学を目指すようになりました。
 高校1年生の頃の成績はクラスでビリの方でした。しかし,推薦を希望するようになってからは授業態度を真面目にし,テストの時も1週間ほど前から勉強するようになりました。その結果,テストで70点〜80点ぐらいは取れるようになりました。
 大学の推薦を受けるにあたっての課題は小論文です。私は1年生の頃から小論文の授業を受けていました。推薦を希望する人は,やはり積極的に受けた方がいいと思います。

■授業のノートをきちんと取り
 休日は一日の予定表に沿って生活を


 部活はサッカー部に入っていましたが,苦労の連続でした。練習はきついし,休みもほとんどなく,何度も辞めてしまおうかなと思いました。しかし,部活の仲間や家族に励まされながら,何とか3年間続けることができました。サッカー部で身体面や精神面などが鍛えられ,努力する大切さを知りました。その努力があったからこそ大学に進学できたのだと思います。
 勉強面で心掛けていたのは,基本ですが,毎回毎回授業でノートをきちんととることです。ルーズリーフはすぐにバラバラになるので,一般的なノートの方が復習しやすくとても便利です。参考書や問題集は買わずに学校でもらったもので勉強し,分からない箇所があれば先生に聞くことが大事だと思います。
 休日や長期休暇期間は,まず一日の予定表を作り,それに沿って生活するのがベストでしょう。私は一日3時間ぐらい,時々休憩を入れて勉強していました。
 受験が迫ってくると緊張したり焦ったりすることもありますが,常に平常心でいることが一番大切なことだと思います。悔いのないように充実した生活を送りましょう。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月教養コース卒
高崎中出身

推薦入試に成功するには積極性が必要
いろいろな活動に参加しよう


■テーマに沿って考えを述べるためにも
 小論文の勉強が不可欠


 私は指定校推薦で石巻専修大学を受験し,見事合格に至るまでたくさんの努力をしてきた。指定校推薦を受ける場合は,まず学校の推薦を通らなくてはならない。推薦を通るためには,大学へ進学をして,大学で何を学びたいかなどを自分自身で把握をしておく必要がある。また,学校生活の中で何でもいいので積極的にいろんな活動に参加をした方がいい。例えば,部活に積極的に参加したり,室長や副室長を自主的に引き受けてほしいと思う。
 大学を目指す後輩に,私が勉強しておいた方がいいと言えるのは小論文である。なぜ小論文を勉強しておいた方がいいかというと,これから大学進学へ向けて頑張っていくわけだから,テーマに沿って自分の考えを述べるためには小論文の勉強が必要不可欠なのだ。また,大学の入試に小論文が出る場合があるので,小論文を書くための力を付けておくことをすすめる。

■オープンキャンパスの
 模擬授業には積極的に参加を


 また,大学のオープンキャンパスに積極的に参加をした方が良い。なぜなら,大学の情報は大抵先生や友達から聞いて知るわけであるが,オープンキャンパスは自分の目で見て,大学の素顔に触れることができるからだ。また,そのオープンキャンパスで模擬授業がある場合は積極的に参加をしておいた方が良い。
 これから大学進学を目指す皆さんへ。将来の自分の目標にたどり着くことができるよう一生懸命頑張ってください。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月教養コース卒
長町中出身

推薦文は志望大学の特色をとらえ
学びたいことと結びつけて書く


■その大学に興味を持つきっかけとなった
 エピソードを書くと説得力が増す


 私は指定校推薦で石巻専修大学を受けました。私の場合,まず推薦文を書き,校内で推薦をいただいたら,さらに大学に提出しました。私は書類審査だけだったので、それほど多くのアドバイスはできませんが,アドバイスできるのは,きちんと授業を受けることと,テストの成績も毎回ある程度取っておくようにということぐらいです。
 推薦文では,自分の行きたい大学の特徴を知った上で,その大学で何を学びたいか,なぜそれを学びたいかを,はっきりわかりやすく書くことです。なぜそれに興味を抱くようになったのか,興味を持つきっかけになったエピソードを書くと説得力が増します。
 なぜ,その大学・学部・学科を志望するのかが明記されていないと,「うちの大学でなくてもいいではないか」と思われてしまいます。必ず志望大学の資料などをよく調べて,特色をとらえ,自分が学びたいことと結びつけて書くことです。

■はっきりとした職業が決まっていなくても
 将来の方向性は書いておこう


 それから,大学で学んだことを将来どのように生かしたいのか,はっきりした職業が決まっていなくても,将来の方向性を書いておくといいでしょう。要は,「将来こういう方向に進むために,私はこの大学で意欲的に勉強したいのです」という姿勢を示すことです。
 以上のようなことを推薦文にまとめれば大丈夫です。頑張って下さい。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月教養コース卒
石巻中出身

高校で簿記を学ぶうち
税理士になりたいという夢が膨らんだ


■勉強をはかどらせるには
 朝早く起きて始めるのが一番


 大学進学を目指した理由は,前々から興味があった税理士になりたいと思ったからです。元々お金に関する職業に就いてみたいと考えていた私は,簿記の勉強を専門的に取り入れているコースに入り,簿記を学んでいました。学んでいくうちに,簿記を活用する仕事なら,私に合っているのではないだろうかと思い,その意志が固まった時,石巻専修大学に進学したいと思ったのです。
 指定校推薦を取るために努力したことは,やはり出席日数です。出席日数は指定校推薦をもらうために非常に重要で,成績の次に大事なことではないかと思います。極力休まず,しっかり学校へ来ていれば問題はないかと思います。
 また,勉強をはかどらせるには,まず朝早く起きて勉強を始めるのが一番だと思います。学習評価を上げてもらうためには,何といっても真面目にすることです。毎日真面目に勉強,出席していれば大丈夫です。

■苦労しながら簿記2級を取得
 簿記は難しいが努力すれば大丈夫


 私は簿記検定の2級を取得していますが,簿記を覚えるのはかなり難しいことでした。訳の分からない科目,公式にあてはめられた計算など,入学してからこれらの問題には苦労してきました。しかし,先生の熱いご指導があったお陰で2級を取得し,1級を目指して頑張っていけるところまできました。早い話,難しいですが努力すれば大丈夫ですよ。
 私の場合,試験に小論文がなく,授業で習っていただけなのですが,大学に進学した時のことを考えて,勉強だけは続けていました。皆さんも小論文がなかったとしても,大学に入って苦労しないようにやっていたほうがいいと思います。
 最後に,これから進学する皆さんにアドバイスがあります。勉強ばかりじゃ滅入ってしまうと思うので,カードゲームやテレビゲームなどをして気分をリフレッシュしましょう。私が言えるのはこれくらいです。では皆さん頑張ってください。



 

石巻専修大学
経営学部経営学科1年

平成19年3月教養コース卒
東華中出身

健康管理や規則正しい生活も
指定校推薦への大切な受験対策


■遅刻や欠席をしないための手洗い,うがい
 時間に余裕を持って行動することも大切


 中学生の頃から大学に行って勉強したいと考えていました。そして,高校の簿記や政治・経済の授業を通して,社会の仕組み,法律・政治・経済などの現象や原理,課題などを学習し,それを大学でさらに実証的に学びたいと思いました。
 一般入試で大学に入るのは難しいと思い,指定校推薦での受験を考えて,さまざまな努力をしました。例えば,遅刻や欠席をしないために,手洗いやうがいをしっかりとやり,時間に余裕を持って行動するなど,毎日規則正しい生活が送れるように心掛けてきました。また,先生の話を集中して聞き,黒板に書いたことをノートにしっかり書くなど,真面目に授業を受けました。
 そして,定期考査で良い点数を取るために,試験範囲を一生懸命に勉強しました。定期考査の前日は約6時間勉強しました。それから,高校1年生の時から簿記の資格を取得するために精一杯勉強し,全国商業簿記実務検定試験1級(会計)に合格することができました。

■授業の予習や復習を中心に
 平日は約3時間,休日は約6時間勉強


 私は平日に約3時間勉強しました。勉強の中心は授業の予習や復習で,自分で書店に行って買った参考書や問題集を使って勉強しました。休日の勉強時間は約6時間で,2時間ぐらい勉強したら,テレビを見たり,読書をするなど,休憩を取って学習しました。テレビのニュースや新聞のチェックもしていました。
 大学では,行事に積極的に参加し,良い思い出をたくさん作るなど,4年という貴重な時間を大切に使いたいと思います。また,大学で専門的な知識をしっかり学び,それを生かして社会貢献をしていき,常に自分を成長に導けるよう努力したいと思っています。



 

仙台大学
体育学部体育学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
宮城野中出身

妥協せず3年間続けた部活の経験を通し
肉体的にも精神的にも成長した


■体育大志望でも部活だけではだめ
 授業をしっかり聞き中間・期末テストの対策を


 以前から,将来体育教師になりたいと思っていました。私が進学したいと考えていた仙台大学は体育大で,スポーツが盛んな上に体育教員の資格が取得できるので志望しました。
 1年生の頃は勉強をあまりせず部活ばかりやっていましたが,学年が上がるにつれ,部活だけやっていてもだめだと思い,少しずつ勉強をするようになりました。具体的には,授業をしっかり聞き,中間や期末テストの際は以前に授業でやったことを復習し,テストに出そうな所を自分でマークして覚えたり,休み時間を使って勉強をして成績を上げるように努力しました。
 部活では最初Bチームでした。先輩たちはとても上手で全く歯が立ちませんでした。早く先輩たちに追いつき,追い抜こうと一生懸命頑張りました。その結果,2年生の終わりぐらいにAチームに上がることができました。途中で部活を辞めたくなったこともありましたが,そこで妥協せず3年間続けました。この経験を通し,肉体的にも精神的にも成長したと思います。

■自己推薦文は最低5回以上書き直さないと
 だめだと聞き必死になって書いた


 3年生になるといよいよ大学受験です。私は第一志望の仙台大学に入れるか心配でした。指定校推薦の枠はとても少なく,体育学科で1人,健康福祉学科で1人しかありませんでした。担任の先生から,自己推薦文は最低5回以上書き直さないとだめだと言われていたので,必死になって書きました。しかし,その時点ではまさか審査に通るとは思いませんでした。ところが,うれしいことに指定校推薦の枠に入ることができたのです。
 大学受験で大切なことは勉強や部活だけではありません。自分が入りたい大学のオープンキャンパスなどに積極的に出向き,将来を真剣に考えること,そして,第一志望の大学に絶対入るのだという気持ちを持ち続けることが大切だと思います。



 

仙台大学
体育学部健康福祉学科1年

平成19年3月英進進学コース卒
南光台中出身

勉強と部活動の両立を心掛け
自分で決めたことに責任を持って生活する


■当たり前のようにいわれる予習・復習だが
 やる気と根性がなければ続かない


 仙台大学体育学部健康福祉学科を目指したきっかけは,母がスポーツインストラクターをしていて,自分もそういう仕事に就きたいと思ったからです。
 私は1年生の頃から勉強と部活動の両立を心掛けてきました。勉強面では予習・復習をすることに重点を置きました。これはみんなが当たり前のようにいっていますが,やる気と根性がなければ続けることはできません。「この先生だから楽できる」だとか,「あの先生は厳しいから真面目にやろう」などという考え方をしている人は,3年生になってから苦労すると思うので考え直しましょう。
 それから,部活動は絶対休まないと決めて,それを実行してきました。また,土日の練習のときは朝早く行って,体育館の掃除をしてから自主練習に励みました。

■大学でやりたいことが見つからない人は
 ボランティアや好きな教科の勉強からスタート


 このように,私は自分で決めたことに責任を持って生活してきました。皆さんも小さなことでもいいので,何かやることを決めて少しずつ達成できるように努力してください。
 大学を選ぶときは,ただ適当に選ぶのではなく,将来自分が何をしたいかをよく考えて判断することが大切です。やりたいことが見つからない人は,いろいろな経験をするといいと思います。ボランティア活動をしたり,好きな教科を深く学んだり,それは皆さんの自由だと思います。
 大学は自分の夢を叶えるための大事な時間を過ごす場所です。夢をしっかり持って,それが叶えられるように頑張ってください。



 

帝京短期大学
生活科学科1年

平成19年3月外国語コース卒
三本木中出身

早めに勉強をスタートさせ
貯金を作っておく


■学ぶことが多かった部活
 強い精神力と体力を養う


 帝京大学の生活科学科を希望したのは,前々からの夢であった「管理栄養士」の資格を取得するための大きな第一歩になると,強く感じたからです。ファーストフードやレトルト食品が増えている現代で,いかにバランスの良い食生活をするかなど,さまざまな場面で栄養士,管理栄養士の役割が重要になって来ています。バランス良い食生活は自分自身の健康にもつながり,毎日を元気に過ごすためにとても大切な事です。私は,世の中の人,家族,そして自分自身のために,栄養管理士の職に就きたいと思いました。
 私は指定校での受験でしたが,推薦を得るために多々の事を心がけて来ました。まずは,部活を精一杯頑張る事。私は,部活を通して本当に沢山の物を得る事が出来ました。強い精神力,体力はもちろん,仲間と一つになる素晴らしさ,難しさを学びました。

■校則を守るのは基本中の基本
 朝夕のあいさつも大事


 次に学習です。指定校推薦は評定が重要になります。私は運動をしている分,他の人よりも勉強する時間が少なかったのですが,自分的に「テストの点数が悪い=運動ばかりしているから」と言われるのが嫌でした。そこで早めにテスト範囲などをまとめ,自分なりに貯金を作っておく工夫をしました。疲れていて少ししか勉強出来なくても,前々からこつこつとやっていれば後が本当に楽です。また,漢字が少し得意だったので,漢字検定にも挑戦しました。資格は,持っていないより持っていた方が,内申書では有利になります。取れる資格は取っていた方が損はしないはずです。
 最後に,普段の生活態度です。校則を守るのは基本中の基本ですし,あまり学校を休まない事も大事です。そして,簡単なようでなかなか出来ないのが,朝や夕方の「おはようございます」や「さようなら」の一声です。この一声で,印象が変わった気がします。以上が私の指定校を受けるために心がけて来た事です。日頃の行いの良し悪しは,絶対に自分に返って来ます。1日,1日を大切に,日々向上出来るように頑張って下さい。



 

尚絅学院大学女子短期大学部
保育科1年

平成19年3月外国語コース卒
名取第一中出身

充実していた高校での3年間が
これからの自分の支えになる


■部活動を通し感謝の心と強い絆が生まれ
 辛かったことが自信に変わった


 以前から保育士になることが夢でした。そこで,保育学科で有名な尚絅学院大に行きたいと思っていましたが,私なんかが行ける大学ではないと諦めていたところがあり,指定校推薦をいただいたときは,嬉しいというより驚きの方が大きかったです。それと同時に,もっとしっかりしなければならないと感じました。
 高校に入学し,剣道部に入りましたが,部活は毎日あり,剣道の実力が足りない私にはとても辛い日々でした。何度も辞めようと思いましたが,仲間の支えもあり,3年間やり通すことができました。部活動を通し,勉強だけでは手に入れることのできないたくさんのことを学び,この3年間で,心身共にとても大きく成長することができたと思います。感謝することの大切さを知り,仲間たちと強い絆を築くことができた今,辛かったことが自分への自信へと変わりました。
 高校3年間,剣道以外のことも教えてくださった監督とコーチにとても感謝しています。ありがとうございました。私のように勉強が得意でない者でも指定校推薦をいただけたのは,決して自分一人の力ではなく,ここまで私をご指導してくださった先生方のお陰です。大学では,常に仙台育英から指定校推薦で入学したという自覚を持って,勉学に励みたいと思います。

■いざとなると言葉にするのは難しい
 面接の練習は早いうちから何度でも


 私が志望した短期学部の推薦入試は面接だけでしたので,先生に面接の練習をしていただきました。頭では分かっているつもりでも,いざ言葉にするとなると緊張して思うように話せませんでした。人それぞれだと思いますが,面接練習は早いうちから何度もしておいた方がいいと思います。
 私にとっての高校生活は,毎日がとても充実しているものでした。きっとこの3年間のことは,これからの人生の中で何度も思い出し,そのたびに自分を支えてくれる大切なものとなるでしょう。最高の先生,友人に出会うことができ,一生の思い出を作ることができました。