SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!

明治大学
法学部法律学科

平成21年3月特別進学コース卒
南光台中出身

心の強さだけが勝敗を決める射撃
大学受験も同じです


仲間と切磋琢磨して
 勉強した人は強い


 高校で射撃という競技を続けてきた。射撃とは、まさに自分にどれだけ勝ち続けられるかを競う競技であった。技術や力の強さ、体力、性別などこの競技の上では全く意味を持たない。心の強さだけが勝敗を決めるのである。
 受験もこれと同じである。体力のある人と心の強さを持った人では、心の強さを持った人が勝つのだ。日本の一流と呼ばれる人であってもメンタルトレーニングが最も困難だと感じている。それほど心の強さを持つことは難しく、また、どんなに困難でもトレーニングを続けるほど、心の強さとは重要な武器になるのだ。
 私も練習時間の多くをメンタルトレーニングに費やした。そして勝った試合と負けた試合の心理状態をノートに書き続けた結果、いくつかの法則を見出した。1つ目は仲間を持った人は強いということ。そして、もう1つは不安やマイナス思考がプラスに作用することは無いということである。
 仲間と一つの目標へ向かう時、人は何倍にも強くなれる。これは勉強においても同じである。友人と互いに切磋琢磨しながら勉強した人は受験においても強い。逆に不安にかられ、人の足を引っ張ろうなどと考えてしまった人は弱いのである。


マイナス思考は良くない
 自分のベストを尽くす


 不安などのマイナス思考が良くないということは、医学的にも実証されている。人は一つのことに集中したとき、脳の中でそれを実行する上でベストな状態が整えられる。しかし、マイナス思考になってしまった瞬間にベストな状態が崩れてしまうのである。つまり、マイナス思考は脳にストップをかけてしまうのだ。
 受験とは人生の分岐点であると思う。受験方法も多様になり、どのような道を通るかは、その人の考え方次第である。自分のベストをつくし頑張ることに意義があると思う。人生を自身で切り開いていくべきだ。明日や明後日、1カ月後などを考えるのではなく、今どう生きるかである。
 最後に、今まで私を支えてくださった方々にこの場をお借りして感謝を申し上げたい。校長先生をはじめとする仙台育英学園高等学校の先生方、監督、コーチ、宮城ライフル教会の方々、また東北高校射撃部の方々、部員の皆に先輩方、そして何より一番近くで見守り続けてくれた両親、本当にありがとうございました。決して一人の力で頑張ってきたわけではない。たくさんの人に助けられて今の私があるのだ。そんな私にとってかけがえのない人への感謝の気持ちをいつまでも持ち続けていたい。



法政大学
経済学部経済学科

平成21年3月フレックスコース卒
亘理中出身

ラグビー中心の生活で
学んだことが合格へ繋がりました


特別なことをするのではなく
 一日一日の積み重ねが大切


 私は、ラグビー部に所属していました。仙台育英での3年間を振り返ってみると、やはりラグビーのことばかりでした。毎日毎日、夜遅くまで練習をしたり、ウエイトトレーニングをしたりと、私の生活の中心は常にラグビーでした。この3年間は私にとって、書ききれないほどのたくさんの思い出があり、とても有意義で、体だけではなく、心も成長することができました。
 そして、仙台育英に入学してラグビーを通して学んだことは、何事にも常に本気で取り組むといったことや、当たり前のことを当たり前にできる人になること、そして、最後まで諦めないという気持ちです。このようなことを仙台育英で学ぶことができたからこそ、目標の法政大学合格に繋がったのだと思います。
 スポーツ推薦を受けるにあたって、特別なことをしたわけではありません。ただ、毎日の授業を積極的に受け、ノートをとり、挨拶や生活態度をしっかりして、高校生として当たり前のことを当たり前にできるようにしようと心がけて生活してきました。特別なことはしていないので、やはり日々の積み重ねが大切だといったことを改めて思いました。
 大学進学を目指している人たちは、受験生だからといって、特別なことをするのではなく、当たり前のことを当たり前にすること、そして日々の積み重ねが一番大切だと思うので、一日一日を大切にし、悔いのないように自分の目標に向かって頑張ってください。



中央大学
商学部会計学科

平成21年3月フレックスコース卒
東京府中第四中出身

「全国大会優勝」の目標があったので
3年間、頑張ることができました


何か一つ目標を掲げ
 高校生活を無駄にしないこと


 私は、スポーツ推薦入試を受け、大学に合格しました。私の高校生活のほとんどは部活動で過ごし、全国大会優勝を目標に毎日練習に励みました。
 1・2年生の時は部活に夢中で進路のことを全く考えていなくて、3年生になって初めて進路のことについて考えました。改めて思うと、自分には資格もなく、将来、何になりたいのかさえ分からず、すごく悩んだ時期がありました。1・2年生の時から進路に真剣に取り組んで、色々な資格を取得したり、将来の夢を考えておけば良かったと後悔しています。
 大学の推薦入試は普段の学校での生活態度が重要です。試験では様々な質問を受けます。学校行事についてだったり、授業内容を詳しく質問されたりと普段の生活をきちんとやっておかなければ答えられません。
 面接では、礼儀や言葉使い、あいさつなどが出来なければいけません。なので、普段から意識をして、先生へのあいさつ、言葉使いなどを練習しておいた方が良いと思います。
 私はラグビーで「全国大会優勝」という目標があったので、3年間つらい練習も頑張ることができました。なので、みなさんも何か一つ目標を掲げて、その目標に向かって3年間しかない高校生活を1日も無駄にしないように頑張ってください。



駒澤大学
法学部政治学科

平成21年3月特別進学コース卒
福岡日の里中出身

東大選抜クラスで陸上競技部
「文武両道」を実践してきました


効率良く勉強するための工夫
 宿題などは授業の合間に済ませる


 駒澤大学を志望した理由は、箱根駅伝で走りたいという夢を実現させたかったからです。
 高校での3年間を特別進学コースの東大選抜クラスに在籍し、部活動は陸上競技部に所属し、文武両道を実践してきました。陸上競技部は練習もきつく、実際にはあまり勉強する時間もなく、他のクラスメイトとは勉強時間の差がかなりありました。
 そこで、私は効率よく勉強できるように色々と工夫をしました。できるだけ授業に集中して先生のお話を聞くようにし、宿題や予復習は授業の合間に済ませるようにしました。部活を終えて帰寮してからは、英語や数学などの勉強に時間をかけ、かつ難しい教科を重点的に勉強しました。
 部活動においても、部の目標である全国高校駅伝優勝を目指して、毎日厳しい練習をこなしていきました。陸上競技部は全国から強い選手が集まってきていて、チーム内での競争も激しかったので何回も挫折しかけました。私自身、出身は福岡なのですが、3年間頑張ることが出来たのは、強くなりたいという向上心と全国大会で活躍したいという目標、そして挫折して家に帰るようなことは絶対にしたくないという覚悟があったからだと思います。誰でも夢を持っていると思いますが、夢は持っているだけでは絶対に実現しません。あえて自分を厳しい環境におくことで自分自身の人間性を高め、だらだらせずに日々努力出来るのです。そうして一日一日頑張った結果、夢を実現させることが出来ると私は考えています。


一日一日を大切にしていれば
 進路選択の幅が広がる


 3年生の春に進路を決める時、重大な選択を迫られます。勉強と陸上、どちらを優先して大学を決めるかで私は迷いました。私は2年生まで、陸上で思うような結果を残せず、大学では勉強に専念しようと思っていました。ところが、3年生になってからはこれまでの努力が実を結んだのか、自分でもびっくりするような結果を出すことが出来ました。そして、ついに名門駒澤大学から声がかかったのです。そこで、私は忘れかけていた夢をもう一度追いかけようと決心しました。
 高校生活はたったの3年間です。長いように感じて、適当に生活しているとあっという間に受験が近づいてきます。一日一日を大切にして生活していれば、進路の選択の幅を拡げることが出来ます。スポーツでも勉強でも自分の持っている夢を叶えようとすることは将来、自分が社会に出た時に活きてくると思います。皆さんも短い高校生活を全力で駆け抜けてください。



東海大学
体育学部生涯スポーツ学科

平成21年3月フレックスコース卒
万石浦中出身

継続することの大切さを
部活動で学びました


担任の出身大学を志望
 話を聞き志望意欲高まる


 東海大学を志望した理由は、東海大学出身者である担任の先生の話を聞けたことや両親の勧めもあったので、決めました。東海大学は施設、設備などラグビーをする上で、大変良い環境だということを知り、ますます志望動機が強まりました。
 私自身、学校生活は充実したものであり、3年間楽しく過ごすことができました。クラスでは室長も務め、学習にも積極的に取り組むことが出来ました。
 私は高校生活で最も力を入れたものがあります。それは部活動のラグビーです。そのラグビーを通して学んだことがたくさんあります。それは「努力を継続することの大切さ」「辛いこと、苦しいことを乗り越える強さ」「最後まであきらめず続けること」「お世話になった方々へ感謝すること」です。


部活動でのつらい練習を
 乗り越え、成長できました


 部活動では楽しいことが多くありましたが、それと同じくらい辛いこともたくさんありました。夏合宿や遠征、走り込みの練習など、それら一つ一つを乗り越えたことで、私自身が成長したのだと今思います。ケガをしたこともその一つです。私はケガをしたことで試合のメンバーから外れてしまったことがありました。その時も、時間を無駄にせず、リハビリやトレーニングを続けた結果、またメンバーに入ることが出来ました。あきらめないで続ければ、良いことがあるんだと、その時に思いました。
 私にとって高校とは、様々な経験と様々な知識を学ぶところだと考えています。後輩の皆さんも様々な経験と知識を学び、頑張ってください。応援しています。



帝京大学
経済学部経済学科

平成21年3月フレックスコース卒
東京府中第一中出身

ラグビーの強い大学で
自分の力を試したい!


論文練習のために
 毎日、本を読みました


 仙台育英に入学してから、ラグビー部に所属して部活動に集中していました。ラグビー部は全国大会に毎年出場しているチームなので、練習は厳しくて決して楽ではありませんでした。しかし、全国優勝という目標があり、とてもやりがいのある部活でした。私は、部活動に集中していたために、あまり大学進学のことを考えていませんでした。
 しかし、私の兄が帝京大学に入学していて、兄から大学の話を聞き、帝京大学は設備がしっかりしていて、ラグビー部のレベルも高く、大学選手権で優勝を狙えるチームだということを知り、私もそこでどこまで通用するか挑戦したくなり大学進学を考えました。
 帝京大学にスポーツ推薦で入学するためには、高校の部活を努力して一生懸命行い、体を大きくすることが大切だと考えました。その他にも、試験では論文も書かなくてはいけなかったので、文を書く練習も必要だと考えました。私は、文を書くことがあまり得意ではなかったので、毎日、本を読むことにしました。最初のうちは、部活動で疲れてしまい、読まないで寝てしまうこともありましたが、なるべく毎日、読むように心掛けていました。本を読むようになってからは、読む前より論文などが書けるようになりました。その成果が出て大学の試験では、しっかり論文が書け合格することができました。
 私が大学受験をしてみて感じたことは、日々の努力がとても大切だということです。



日本体育大学
体育学部体育学科

平成21年3月フレックスコース卒
宮崎中出身

限界をつくらないで
目標に向かっていく


インターハイ代表になった時は
 涙が出るほど嬉しく思いました


 高校3年間、部活動に力を入れて毎日、一生懸命練習に励んできました。入学当初は仙台育英という名門の名前を背負って試合に臨むことにプレッシャーを感じていましたが、インターハイ優勝というチームの目標に向けて少しでも貢献できるように1年生の頃から人一倍努力してきたと思っています。日々の部活動では、常に試合を想定することを心がけ、向上心を持ちながら練習してきました。
 また、部活動が終わった後も、自主的にトレーニングを重ね体力の向上に努めました。2年生の時、思うように試合で力を発揮することが出来ず、どんなに頑張っても大事な試合で勝てなくなってしまった時がありました。その時は何をしたら良いのかが分からなくなり、自分に自信を持てなくなっていました。しかし、私はそこで諦めずに練習に打ち込み、筋肉トレーニングやランニングなど今まで以上に努力しました。その結果、インターハイ代表になった時は涙が出るほど嬉しかったことを今でも覚えています。


体育の教師になるのが夢
 小論文の練習も毎日行いました


 私には将来、体育の教師になるという夢があり、そのために1年生の頃から大学進学を念頭におき、勉学にも力を入れてきました。特に3年生では、入試科目であった小論文の練習を毎日、頑張りました。始めは書けなかった小論文も、諦めずに書き続けた結果、本番の入試では緊張せずに練習の成果を出し切ることが出来ました。
 私は、高校生活を通して何事にも限界をつくらず、最後まで自分の夢や目標に向かって努力し続ければ、必ず良い方向に導くことが出来るということを学びました。
 最後になりましたが、後輩の皆さんも夢や目標を持って諦めずに努力してほしいと思っています。そして、諦めなければ目標は必ず達成するということを実感してほしいと思います。



城西大学
経営学部マネジメント総合学科

平成21年3月英進進学コース卒
台原中出身

「この道を歩んで良かった」と
思える瞬間があります


今の自分があるのは
 部活動での3年間があるから


 スポーツ推薦で大学に合格するまで、つらい練習をしてきました。しかし、ラグビー部での3年間があったからこそ、大学に合格することができ、今の自分があると思っています。
 ラグビーを始めた時は、3年後の大学進学のことなど考えていませんでした。しかし、先輩達の進学を見てきて、ついに自分の大学進学の番になり、いよいよこの年がきたのかと実感するようになりました。そんな風に思いながらも毎日、冬の全国大会に向け練習してきました。
 3年間というのは本当に早いもので、この間入学したかと思えばすぐ卒業です。この3年間は私にとってとても充実したものになりました。
 2年半前に入部した時は「新しいスポーツに挑戦しよう」といった目標でしたが、2年半を通してその目標は「全国大会、絶対優勝しよう」といった目標に変わっていました。その目標を果たすために高校の3年間、ラグビーに費やしてきました。


一つの目標に向かってきたことが
 結果的に大学進学へ結びつきました


 決して、大学に進学するためにラグビーをしてきた訳ではありません。ただ、3年間一つの目標に向かって歩んできたことが、大学進学へと繋がったのです。最初は大学進学なんて考えは私にはなかったです。たまたま入部したおかげで大学へ進学させてもらえたのです。
 下級生の皆さんは、必ず何か一つは目標を持つべきです。目標があれば、そこに向かって歩いて行き、その目標までの道のりで必ず、この道を歩んできて良かったと思う瞬間があるのです。間違いありません。その途中、辞めたいと思うときもあるでしょう。しかし、それも乗り越えるのです。そうすれば最後には良い結果が待っているはずです。
 下級生の皆さん、必ず何か一つは目標や夢を持ちましょう。必ず後には楽しみがあるはずです。



常磐大学
人間科学学部コミュニケーション学科

平成21年3月フレックスコース卒
埼玉花園中出身

4度も甲子園出場 !!
一日一日が結果に繋がる


練習・練習また練習
 思い出はグラウンド


 高校入学当時から大学進学を望んでいて、その望みを叶えることができ、大変嬉しく思っています。
 高校生活を充実させようとしてきました。私は硬式野球部に所属していました。当然、高校生活の主は野球でした。来る日も来る日も、真夏の太陽の下でも、真冬の雪が降っている時も、練習・練習、また練習でした。
 今、振り返っても、高校生活の思い出は、クラスよりもグラウンドの方が圧倒的に多いです。それだけ、野球しかなかったのですが、それでも高校生活は充実していたと思います。その結果、自分達は4度も甲子園に出場することができ、自分も最後の年はレギュラーとして甲子園でプレーすることができて、仲間と一緒に泣き、笑い、最高の思いを感じることができました。その一日一日、1つ1つが大学進学につながっていたのだと思います。


“今”を充実させることが
 将来への大きな架け橋となります


 私は勉強も頑張り、テストの点数も野球部の中ではトップの方にいました。大学進学のためにと思ってやったことは、この少しの勉強くらいです。
 今、大学進学の方法は様々です。勉強でいくのが主だとしても、私のようにスポーツでだったり、何か一芸で進学するというのも少なくないですし、今はそれが尊重される時代です。あくまで、自分の意見ですが、大学進学のため、一番に考えることは、今、高校生活は充実しているか、ということだと思います。先のことを考えるのも大切ですが、先を見過ぎるのではなく、今を精一杯過ごすことが、この先への大きな架け橋になると、私は思います。



大阪産業大学
経営学部経営学科

平成21年3月フレックスコース卒
福岡中間南中出身

授業・部活を1度も
休まなかったことが大きな自信に


無遅刻無欠席は
 先生方も応援してくださいます


 大学合格に向けて、必要だと考えることは、毎日遅刻せずに、しっかりと学校に行くということです。当たり前のように思えますが、これが大切です。高校の時に毎日遅刻をしていたり、休みが多かったりすれば大学の先生方に、高校生活でこのような状態であれば、大学でも同じだろうと思われてしまい、みんなより差が開いてしまいます。出来れば遅刻や休みは少なくした方が高校の先生方も喜んで応援してくださり、色々な面で助けていただけることが増えてくると思います。大学に進学したいのならば毎日遅刻せずに学校に行くことで、合格に一歩近づくと私は考えます。
 また、部活動をしている人たちは大会で良い成績を残したり、何かの選抜に選ばれたりすれば進学に有利になると考えます。そのためには毎日の練習を無駄にせずに頑張ってください。自分自身が頑張って努力をしていれば、おのずと将来の道も開けてくるので、頑張ってほしいと思います。


休まないということは
 努力の継続


 ラグビー部に所属していましたが、毎日の練習が辛く、辞めたくなったこともありました。しかし、私は学校はもちろん部活動を1度も休んだことはありませんでした。このことが学習面、部活動の両方で大きな自信となり、のびのびとやることができました。
 学校に休まず行くということは、努力を継続するということです。今まで少しでも休んでしまったことのある人も今からでも遅くないと思います。だれでも簡単にできると思うので頑張ってみてください。
 この様なことをしっかりとやることで、学習面においても結果がついてくると思います。進路実現に向けて全力で頑張ってください。



大阪産業大学
経営学部経営学科

平成21年3月フレックスコース卒
京都修学院中出身

大きな喜びを得るためには
諦めず努力をすること


「文武両道」は簡単ではない
 自分に厳しく取り組んできました


 入学当初、就職希望でしたが、先輩方が大学の良さや、大学の学習環境や、大学生活などを教えてくれました。そこで私は、大学進学も頭に入れ始め、最終的には大学進学という道を選択しました。
 仙台育英に入学してからの3年間、ラグビー部に所属していましたが、大学進学を選ぶまでは部活動ばかりに集中してしまっていたため、学習面にあまり力を入れることが出来ていませんでした。行きたい大学も少しずつ決まり始め、私は徐々に学習面にも力を入れてきました。
 文武両道ということは、口で言うのは簡単でしたが、実際にやってみるとそう簡単なことではありませんでした。テスト前に大会や合宿があったりと苦労したことも数多くありましたが、私は自分に厳しく取り組んで来ることができました。


上を目指す者同士は互いに切磋琢磨
 一歩でも引いたら負け


 部活動では、2年生の時から試合に出させてもらい、全国大会でもプレーすることができました。私は3年間、ラグビーを通じて学んだことが2つあります。それは、「諦めないこと」と「日々の努力の大切さ」です。この2つのことは、学習面においても同じことが言えると思います。上を目指していく者達は、互いに切磋琢磨していくと思います。そこで1歩でも引いてしまえば、自分の負けです。今苦しみ、今努力することができれば、目標を達成したその時の喜びはとても大きなものになると思います。
 進路実現に向け、また、大きな喜びを得るためにも、諦めず努力してみてください。必ず花が開くと思います。心から応援しています。



富士大学
経済学部経営法学科

平成21年3月英進進学コース卒
東仙台中出身

部活動での好成績は
監督や担任のおかげです


小論文の基本を教えていただき
 入試本番はスラスラ書くことが出来ました


 富士大学を志望した理由は、高校3年間で簿記を学習し、それを大学でも活かして、部活でも硬式野球をやりたいと思い、この大学を志望しました。
 富士大学を知ったのは、高校3年の8月頃で、夏の大会が終わってすぐに野球部のセレクションを受けてきました。その時の野球部の雰囲気が良く、良い環境で野球に打ち込めると思い受験を決めました。
 受験当日は、小論文か基礎学力試験を選べる方式で気軽に受験出来ました。小論文の問題もあまり難しくなくなかったので、結構書けました。受験の2週間位前から、小論文の先生に小論文の基本を教わったので、かなり助かりました。


部活動の全国大会出場
 簿記検定の取得がアピールポイント


 高校生活では、部活動を頑張りました。高校1年の夏に全国大会と国体に出場できたので、受験の時にアピールできる材料になりました。その他、全国商業簿記2級と宮城県商業簿記検定の2級を取得できたので良かったと思います。
 大学での目標は、まず秋の神宮大会に出場して活躍することです。そして、学習面では、日本商業簿記検定2級を取得し、1級に挑戦することです。この目標を達成できるように日々頑張っていきたいと考えています。
 私が受験に合格した一番の勝因は、部活動を頑張ったことだと思います。部活動で良い成績を残せたのも自分の力だけではないし、監督や担任、いろいろな人に感謝しています。大学でも感謝の気持ちを忘れず頑張りたいと思います。



東北学院大学
文学部英文学科

平成21年3月英進進学コース卒
日吉台中出身

好きな本の言葉を支えに
スランプを乗り切りました


後輩に抜かれたことが
 逆にチャンスとなりました


 部活はライフル射撃部でした。入部してすぐの頃、私は1年生の中では上手いと言われていましたが、それは最初だけで、2年間は大会で良い成績を出せずに、悩んでいました。
 その中で転機が訪れたのは、後輩が成長してきて、実力で抜かされた頃です。初のレギュラー落ちを味わいました。この時は本当にどん底で、自分はこの競技に向いていない、辞めようと思った時期でもありました。しかし、周りが活躍しているのを見て、自分もそのようになりたいと思い、続けることにしました。
 それからは、このままではいけないと思い、自分は才能がなくて向いていない分、周りよりも多く努力し、よく考えて練習するようになりました。メンタル面のことを独自に勉強したり、基本を見直したりもしました。
 しばらくすると、大会で少しずつ結果を残せるようになり、自分の練習の方向は間違いでないと確信できました。結果、3年の引退試合であるインターハイで、団体優勝、個人4位という成績を修めることができ、大学へのスポーツ推薦につながりました。


努力をすれば
 結果は必ずついてきます


 合格できたのは、向いていないからと言って諦めなかったことだと思います。好きな本にこのような言葉がありました。「不器用を恥じることはない。不器用なことを認識していれば熱心に研究するし、対策を考える」。正にその通りです。後輩のみなさんの中にも、何かをするに当たって、向いていないというような理由で諦めている人がいるでしょう。しかし、そこでめげずに努力すれば、必ず結果は後からついてきます。どうか諦めずに最後まで頑張ってください。


東北学院大学
経済学部経済学科

平成21年3月フレックスコース卒
富沢中出身

成績を残さなければ
大学進学ができないプレッシャー


部活動で疲れていても
 ノートはきちんと書いていました


 私は高校に入り、2年次から東北学院大学の経済学部への進学を意識するようになりました。そこで、私はスポーツ推薦で受験しようと考え、部活動はもちろん、学校生活もしっかりして、今まで以上に部活動や授業に真剣に取り組みました。
 部活動では、先輩方が引退して不安になることもありました。そんな不安や、成績を残さないと大学に行くことができないというプレッシャーもあり、思うようにプレーできない時期もありました。しかし、そんな時、監督やチームメイトが支えてくれたおかげで調子を取り戻すことができました。そして、そんな良い仲間と3年間苦しみながらも、共に練習を乗り越えてこれたのが結果につながったのだと思います。
 学習面では、推薦基準を満たすように頑張りました。部活動や自主学習などで疲れていても授業は丁寧にノートを取るように心がけていました。試験前は対策プリントを何度も繰り返し学習しました。


小論文に力を入れすぎて
 面接練習が疎かに


 大学受験前に力を入れたことは、小論文対策です。私は今まで全くと言って良いほど、小論文を書いたことがなかったので、書店で小論文のテキストを買い、毎日、家に帰ってから目を通しました。そして、先生方のお力を借りて徹底的に小論文に力を入れました。そのため、試験当日には満足するほどに書くことができました。
 しかし、小論文に力を入れすぎたため、面接練習が疎かになり、本番ではとても緊張し、思うように話せませんでした。小論文はもちろん、面接練習もした方が良いと感じました。
 来年受験する後輩達へ「何事にも緊張感を持ち取り組む」ということが、私からのアドバイスです。本当に今回の入試を通して、日々の取り組みが重要だと感じました。



東北学院大学
経済学部共生社会経済学科

平成21年3月フレックスコース卒
高崎中出身

信じれば何かが起こります!
追い続けた夢を掴みました


楽しかった夏
 不安で辛かった秋・冬


 僕には、仙台育英に入学して叶えたい『夢』がありました。それは、3年の夏、レギュラーになって甲子園に行くことです。始めに目標を見せてくれたのは、2・3年生の先輩達でした。2つ上の先輩には1度、1つ上の先輩には3季連続となる春・夏2度の甲子園に連れて行ってもらいました。そこで甲子園がどれだけ楽しい所かということを先輩達には教えてもらったのです。
 しかし、良いことばかりではありませんでした。新チームになって実際に自分達が試合をやってみると、レベルの違いがわかったのです。
 秋の県大会2回戦、対東北高校。自分達はこの試合に勝ち、東北大会へ行って優勝し4季連続の甲子園に行くはずでした。しかし、現実は甘くありませんでした。8対0の7回コールド負け。あまりの大差、どうすることも出来ませんでした。相手の東北は順調に勝ち進み東北大会を制覇、神宮では名門横浜高校と接戦の後、敗れはしたものの全国ベスト4。東北高校と自分達との差がものすごく広く感じて、最後の夏、本当に東北に勝てるのか不安でいっぱいでした。
 冬は色々な意味で本当に辛いものでした。月日は流れ、翌年の春、県大会予選決勝で2度目の対決となる試合は乱打線、結果は20対10で負けはしましたが両チームエースは投げませんでした。


今でも鮮明に思い出す
 春の県大会決勝戦


 春の県大会決勝、またも試合は乱打線になり10対8で今回は自分達が勝ったのです。しかし、今回も両エースは投げず夏の甲子園をかけた試合を迎えます。春の選抜にも出て2季連続の甲子園がかかった試合、圧倒的に東北が優勢と言われていました。試合も乱打線になるなど予想していましたが一転、両チーム1点を追う接戦、2人のエースが見事なピッチングで点を与えませんでした。しかし、試合は動きます。相手ピッチャーのフォアボールで2アウト1塁、決してチャンスではありませんでしたが、続くバッターがスリーベースで自分達が先制したのです。その後も両チームチャンスは作りますが、なかなか点が入らないまま9回裏を迎えます。先頭打者、続く打者共に3振で2アウト、バッターは相手チームのキャプテン、2−3と追い込んでから次の球にホームラン制の打球を打たれますがファール、最後はファーストファールフライでゲームセット。自分達が3季連続の甲子園を決めました。今までやってきたことが正しかったと思える瞬間でした。
 甲子園は3回戦まで進み、あの横浜高校と試合をし3−2で敗れはしたものの大健闘でした。日本一になることは出来ませんでしたが、帰ってきた後に達成感はありました。先輩方に夢を見せていただき、諦めず夢を追い掛けた自分達は夢を掴むことが出来ました。
 信じれば必ず何かが起こります。次は新しい夢に向かって突き進んでいきたいです。



東北学院大学
経済学部共生社会経済学科

平成21年3月フレックスコース卒
高崎中出身

仙台育英での生活は“財産”
「今」という時を大切に


「目標」は目の前におくものではなく
 「行動する」こと


 仙台育英に入学したと同時に体育会、硬式野球部に入部しました。部活動を通じて色々な個性豊かな仲間達と出会えることが出来ました。目標としていた全国制覇は成し遂げることは出来ませんでしたが、仲間達と一緒に過ごし、一つの目標に向かって努力したことは決して無駄ではないと思います。
 高校野球生活が終わり、今は、なんとなく日々を過ごしていますが、新たな目標に向かっています。目標というものはただ口だけで言って自分の目の前においているだけではいけないと思います。野球部にはこんな言葉がありました。「目標とは常に挑戦し、超えるもの」。私はこの言葉を聞き、ただ口だけで言っているのではなく、「行動」をしなければいけないことが分かりました。
 これから先も色々な目標が出来るかもしれませんが、それに立ち向かっていき、負けないようにしてください。高校生活は、今思えばあっという間だったと思います。仙台育英での生活は自分にとって財産になると思います。「今」という時を大切に過ごしていけば大丈夫だと私は思います。目標に向かって頑張ってください。



東北学院大学
法学部法律学科

平成21年3月フレックスコース卒
宮城野中出身

警察官になりたい!
法律が学べて、レスリングが出来る大学へ


高校入学前から大学進学を意識
 レスリングに力を入れた


 大学を受験するに当たって次のことを考えました。はじめに、自分が将来どんな仕事に就きたいかです。私の場合は警察官になりたいと思っていたので、法律が学べる大学を探しました。また、レスリングをしていたため、そのスポーツがある大学に進学したいと考えました。皆さんも自分が将来したいことを考えて、自分にあった大学を探してほしいと思います。
 次に、私の受験方法はスポーツ推薦だったので部活動のことを説明します。私はさきほど書いたようにレスリングをしていました。スポーツ推薦では自分自身のスポーツの戦績が非常に重要に関係してきます。3年間、部活を続けていたか、また、その大学の出願資格に書いてある評定平均値より上であるか、いろいろあります。
 高校を受験する前から大学に行きたいと考えていたので、レスリングの大会の試合で勝って成績を残すために一所懸命練習しました。また、レスリング部に入部してからも練習に励みました。その成果かわかりませんが、1年生の秋に宮城県高等学校新人大会での個人の部で優勝できました。また、2年生・3年生になってからも優勝とはいきませんでしたが、各大会で準優勝することができました。


受験を考えているなら
 毎日を有効に使う


 勉学には力を入れなかったために、受験日にあった小論文では自分で何を書いているのかわからなくなってしまい、結果的には小論文の問題をほとんど写してしまい散々でした。面接は家で上手に話せるように練習していたため意外と緊張することなく受け答えをすることができました。
 受験を考えている人たちは、今から毎日の時を有効に使って、受験に向かって黙々と頑張ってほしいと思います。