SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!
 

東京大学
文科一類

平成22年3月特別進学コース卒
米山中出身

仙台育英で学ぶうちに
東大受験を決意しました


学校の授業内容は
 
ハイレベルかつ濃密

 東京大学。3年前の私は入れるとも入りたいとも思っていませんでした。郡部の公立小中学校でのんびり過ごしてきた私が東大に受かるはずはないだろうと思っていましたし、『ドラゴン桜』がもたらした東大ブームに対しても「東大だけが大学ではない」と反発していたのです。しかし、仙台育英で学ぶうちに、「日本一の大学でもっと幅広く学んでみたい」という気持ちが強まり、高1の冬に東大受験を決意しました。  
 東大合格に向けて受験勉強をするにあたり、いつも念頭に置いていたことが一つあります。「当たり前のことを当たり前にこなす」ということです。これは担任の渡部進先生がよくおっしゃっていたことです。例えば、日々の学校の授業や講習をきちんと受ける、予習復習を欠かさない、学校の課題をちゃんとやるなど・・・とても単純なようですが、これが意外に大変でした。というのも、仙台育英の授業の内容はハイレベルでかつ濃密なものなので、毎日の予習復習や課題だけでも結構時間がかかるからです。ですが、この授業重視の勉強方法を受験直前まで貫き通すことで、着実に実力をつけることができたのだと思います。


先生に質問しているうちに
 苦手な数学が得意に…


 しかし、3年間いつも順調だったわけではありません。1年生の時には数学で非常に苦しみました。入学後の最初の実力テストでは、クラスでも下の方でしたし、授業についていけず涙したこともありました。泣いてばかりもいられないので、学校の問題集を何度も繰り返し、先生やチューターに分からないところを聞いて解決するなどしていくうちに、数学が得意科目になりました。また、受験勉強が行き詰まったときには先生や先輩に相談してアドバイスしていただきました。  
 最後になりましたが、仙台育英の後輩の皆さん、そしてこれから入学される皆さんが、仙台育英で有意義な3年間を送られ、夢の実現への切符を手にされることを心から願っています。



東北大学
経済学部経済学科

平成22年3月特別進学コース卒
角田中出身

素晴らしい先生方がいる
快適な学習環境です


最も重要なのは
 3年生の夏以降の過ごし方です


 仙台育英の特別進学コースで過ごした3年間は、決して楽なものではありませんでした。1年生のときは授業についていくのがやっとで、授業の予習と宿題を終わらせると疲れて寝てしまう、というのが日常でした。特に数学と英語は、中学校の授業との難易度のギャップに苦しめられました。   私は具体的に目標とする進学先を決めていなかったのですが、周りの仲間達に負けたくない一心で、勉強していた気がします。2年生になってからも、基本的な勉強スタイルは変わりませんでした。授業の予習と復習がメインで、暗記ものを空いた時間にやる、といったものでした。駿台などの模試もなるべく数をこなして試験に慣れるようにしていきました。親も模試の多さに驚くほどでしたが、お陰で本番にはほどよい緊張感で臨むことができました。  
 私の経験上、最も重要なのは3年生の夏以降の過ごし方です。私はサマースクール期間中は学校の学習室や予備校の自習室を利用しできるだけまとまった学習時間をとるように心がけました。その頃からはセンター試験の勉強も量を増やして、主に苦手な理科をやりこみました。センター試験の問題集を繰り返し解き、苦手分野の克服に努めました。


積極的に質問・添削をお願いするのが
 目標達成への近道

 秋からは毎週のように模試の予定が入ってくる中、いかに自分の足りない箇所を補う勉強をするかがポイントだったと思います。体調管理をしながら、電車に乗っている時間も無駄にしないように心がけました。赤本など具体的な2次試験対策はセンター試験の後から始めましたが、1ヶ月みっちり問題を解けば充分に間に合います。ですが、1・2年生のうちに主要3教科の土台をしっかり作っておくことをお薦めします。  
 仙台育英は快適な学習環境で、素晴らしい先生方がいらっしゃいます。積極的に質問に行ったり、添削をお願いしたりして、自分にプラスになる学習をするのが、目標達成への一番の近道だと思います。また、友達と励まし合い、教え合いながら勉強をするのも効果的です。私は、直前期に学習室で勉強していましたが、周りの友達の頑張っている姿に何度も励まされました。  
 最後になりましたが、常に目標を少し高めに設定し、それに向かって努力を続ければ、絶対に報われます。後輩の皆さんには、是非頑張って欲しいと思います。


埼玉大学
工学部電気電子システム工学科

平成22年3月英進進学コース卒
柳生中出身


先生のお話で一転、
数学で全国1位にまでなりました


自分も頑張れば、
 大学に入れるかも知れないと思った

 実は、僕は高校2年生の夏まで、自分から勉強をしようと思ったことはほとんどありませんでした。小学校の頃から、かなりの勉強嫌いで、学校以外では、宿題を含めて一切勉強というものをしていなかった記憶があります。高校入試のときの受験勉強すら、まともにやったことはありませんでした。  
 この状況が変わったのは、2年生のときの6月のある日でした。2年生から始まったライティング授業の担当の山本先生が、授業中に、勉強をしっかりしない人が多すぎるといった内容のお話を始めたのです。山本先生に対しては、少し怖いイメージを持っていたのですが、お話の内容を聞いていると、どれも自分に当てはまることばかりで、とても強い感銘を受けてしまったのです。僕でも頑張って勉強すれば、頭のいい大学に入れるかも知れないと思ったのです。  
 それまで自分から勉強したことが無かった僕は、取り敢えず自分の好きな数学の勉強から始めることにしました。そのために、まず数学の参考書とノートを買って、そこに参考書の内容を写したり、問題を解くなどして、数学の復習と予習をすることにしました。のちに他の教科の勉強を始めたときも、同じスタイルで勉強をしていました。ノートに書いて覚えるのが、一番覚えやすかったように思います。  
 勉強を始めた頃、僕には将来やりたいことが特に無かったので、目標は設定せずに、とにかく偏差値を高くすることを目標として勉強しました。そうすれば、いざ受験する大学を決めるときに、多くの大学の中から選ぶことができると考えたからです。そうして数学だけを必死で勉強した結果、2年の1月の模試では、数学で200点中198点、全国1位という成績を出すことが出来ました。レベルが低い方の模試だったとはいえ、それまで努力というものを知らなかった僕は、頑張って努力すれば、それが結果として表れるのだということを身をもって実感したのです。


先生方のおかげで
 人生を変えることができました


 その後、得意教科の数学だけでなく、英語や化学などの教科も真面目に勉強を始めました。その際、先生方には、本当に多くのサポートを頂き、とても勉強の助けになりました。特に、アドバイスや教材などをたくさんいただいた英語の猪狩先生、山本先生、化学の鈴木先生、国語の菅野先生には本当に感謝しています。  
 先生方のサポートのおかげで、センターの2、3ヶ月前には、国立大学でも充分なほどの成績になっていました。志望大学を決めたのはこの少し前でしたが、埼玉大学にした理由は、関東に進学したかったからというのと、周囲の環境がとても良く、まさに自分にとって理想だと感じたからです。入試難度もこれまでしてきた勉強のおかげでそんなに高いと感じることはなく、入試前には苦労することもあまりありませんでした。  
 僕がこうして埼玉大学に受かることが出来たのは、本当にたくさんのサポートや応援をくださった先生方、一緒に勉強した友達のおかげです。また、最初の山本先生のお話が無ければ、そもそも勉強しようと思うことさえなかったでしょう。努力の大切さを知ることができたのは、人生のうえでも本当に大きな経験であり、自分の人生をずっと良いものへ変えてくれたと思います。


宮城教育大学
教育学部初等教育教員養成課程

平成22年3月特別進学コース卒
利府中出身

勉強に対する
意識の高いクラス


受験を意識したのは
  2年の終わりです


 仙台育英に入学してみて、特進の勉強に対する意識の高さを実感しました。本格的に受験勉強を意識したのは、2年生の終わり頃でした。それまでの間にも、多くの模試や授業の予習・復習があったおかげで、勉強の習慣はついていたと思います。受験を意識するようになってからは、平日は朝や放課後に学校の図書室で、休日は自習室で勉強していました。周りの受験生が必死に勉強している中で、勉強できたことは、良い刺激を受けていたと思います。  
 不得意科目を克服するために、学校の講習と添削指導を利用しました。私は数学と現代文が苦手でしたが、数学は朝の講習に参加し、現代文は添削指導を受けていました。数学が苦手な私にとって、数学の授業はついていくのがやっとでした。そのため基礎問題を中心とする朝の補講に参加することを決めました。朝早く起きるのがつらく、授業の予習・復習もあったので、さらに補習の予習もするのは大変でしたが、できる限り休まずに参加しました。また、現代文の添削指導では、答案に毎回のように「否」という印を押されて落ち込むこともありましたが、「合」という印を押されるまで何度も提出し続けました。このように最後まで講習に参加し、何度も問題に取り組んだことが苦手克服へとつながったと思います。


高い目標を持ち
 先生方を信じて頑張ってください


 宮城教育大学を受験することを決めたのは、センター試験が終わってからでした。センター試験が目標点まで届かず、それまで志望していた大学の受験を諦めなければなりませんでした。教育学部への進学を深く考えたことはありませんでしたが、具体的な将来の目標もなかった自分に、教員免許取得という大きな目標が見つかり、良い選択だったと思っています。今は、小学校だけでなく、中学、高校の免許も取ろうと考えています。  最後に、後輩のみなさんは、高い目標を持ち、先生方を信じ、友達と互いに励ましあいながら頑張って下さい。


宮城大学
看護学部看護学科

平成22年3月特別進学コース卒
米沢第四中出身

面談で先生方が丁寧に
指導してくださいました


朝補習は最初つらいですが、
 慣れてくると楽しくなります

 私の受験勉強は1年生から始まりました。高校に入学したての頃は授業についていくことに必死で、泣きながら数学や英語を勉強していたことを覚えています。つらいこともありましたが、クラスメートや寮生の友達と励まし合いながら頑張りました。放課後、残って勉強したことやプラン2000で一緒に勉強したことはとてもいい思い出です。  
 私は吹奏楽部に所属していたため、度々、勉強との両立で悩むこともありましたが、甲子園で応援したり吹奏楽の大会に出場したりと充実した日々を過ごすことが出来ました。何より、勉強以外の場においてもお互い高め合うことの出来る仲間を持てたことが私の高校生活に良い影響を与えてくれたのだと思います。  
 2年生になり、文系理系が分かれ、講習が本格的に始まりました。朝の講習は、早く起きることが苦手な私にとって多少つらいものではありましたが、慣れてくると早起きして勉強することがかえって楽しくなりました。放課後の講習も、予習復習を大変に思うこともありましたが、同じ講習に出ている仲間がいたおかげで乗り切れたと思います。


自分の意志をしっかり持つことで
 周りが協力してくれます

 3年生で、本格的な受験生活が始まります。勉強にさらに力をいれることはもちろんですが、進路についても真剣に考えなければいけません。進路決定に関しては、担任の先生との二者面談や三者面談を重ねていきます。先生方はとても丁寧に指導してくださり、志望大学に入るために頑張ろうという気持ちがより大きくなりました。  
 長期休み中は講習があり、一人一人の弱点や苦手な分野を先生が一生懸命指導して下さいます。受験勉強で最も大切なことは、自分の意志をしっかり持つことだと思います。意志を持っていれば、先生方や友達も協力してくれます。メリハリつけて、充実した高校生活を送ってほしいと思います。



神奈川大学
外国語学部国際文化交流学科

平成22年3月特別進学コース卒
若柳中出身

塾に通わなくても
合格できました


閉門ギリギリまで、
 図書室や受験対策室にいました

 大学受験を迎えるにあたって最も大切なことは、その大学に入りたいという強い気持ちだと思います。今考えても、私の大学合格への日々はとても辛く、何度ももう逃げたいという衝動に駆られました。しかし、それを乗り越えた時の達成感は言葉に出来ないほど素晴らしいものとなり、大きな自信を得られたのです。まず、皆さんには「絶対この大学に行くんだ!」という決意をしていただきたいと思います。  
 大学が決まるまでの道のりは厳しいものになるかもしれません。ですが、みなさんにはまだ時間も体力もありますし、何より、その強い決意が支えとなってくれるはずです。合格を勝ちとった自分を想像しつつ勉強に励んでください。  
 私の仙台育英での3年間は与えられた宿題をこなし、テスト勉強に一生懸命打ち込み、欠席や遅刻のないように生活するという一見、当たり前のような毎日でした。朝早くから学校の図書室で勉強し、補講は必ず受けて閉門ギリギリまで図書室や受験対策室に残る習慣がついていたと思います。塾に通うことや特別何かをしていたわけではありません。そんな私でも、大学に合格することができました。つまり、何事にもコツコツとサボらす真面目に取り組むことが大切なのです。残念ながら楽に合格する方法はないのですが、近道といえば、とにかく努力することだと思います。

最後の最後まで
 伸びるのが大学受験です


 高校3年生での1年間は模試やプレテストがたくさん行われます。自分の実力や大学までの距離を知る絶好の機会なので、必ず受験してください。結果が戻ってきたときに落ち込むことや、勉強の成果が現れず悔しい思いをするかもしれませんが、重要なのはその後です。そこでやめてしまうか、間違えた問題を確認するか、この2つの違いは後に大きく響きます。当たっていても別解あれば、そちらも見ておくことをおすすめします。模試の問題冊子と解答は保管しておき、時間が経ってから時間を計って再度、解いてみるのも良いのではないでしょうか。  
 みなさんは、先生やご家族の方から耳にタコができるほど「規則正しい生活をしなさい」と聞かされていることと思います。なぜそこまで何度も聞かされるのかというと、それだけ大切なことだからです。食事や睡眠は脳の働きに関係していることは既にご存知だと思いますが、もう一度自分の生活を振り返ってください。勉強も何でもまずは体が資本です。私はテスト前、睡眠をとらず朝食をとろうとしたところ手に力が入らず、箸が使えなくなるという経験をしました。これでは折角の勉強の成果が出ません。少し大げさな例でしたが、みなさんにはこんな思いはして欲しくないので生活が乱れがちな受験期は特に気をつけていただきたいです。これから先、辛いことや苦しいことがあっても決してあきらめないでください。最後の最後まで伸びるのが大学受験です。後輩のみなさんが第一志望の大学に合格できることを心から祈っています。



石巻専修大学
経営学部経営学科

平成22年3月英進進学コース卒
中野中出身

受験で一番大切なのは
“分かるまでやること”



部活動を通して国際交流などができ、

 充実した高校生活でした


 高校に入学したときから大学への進学を考えていました。しかし大学のことを考える以前にやらなければならないことがありました。その中のひとつは、定期テストです。私は1年のうちから学力における基盤をしっかりとするために高校ではいい成績をとろうと努力して勉強に取り組みました。初めての定期テストでは予想以上の結果を得ることができました。  
 私は仙台育英獅子太鼓部に所属していました。獅子太鼓部は学校内での行事やイベント以外にも国際交流や夏祭りなどの地域に密着したイベントにも多数参加しています。部活動をしていたおかげで自分の意志を強く持つことができ充実した高校生活を送ることができました。  
 受験勉強を始めたのは、2年生の3学期の頃でした。おもに英語、政治経済、日本史で特に英語に力を入れました。英語は、ほとんどの大学の試験科目にあるので、特に重点的に勉強したほうがいいと思います。それから特に私立大学を受けようと考えている人は、早いうちからどの科目を受けるか決めてその中で得意科目を最低1科目はつくっておいたほうがいいと思います。

“合格”は自分で
 勝ち取るものです


 受験勉強をするうえで一番大切なのは“分かるまでやること”に限ると思います。分からない箇所があったら、教科書や参考書をどんなに使ってもいい、先生に質問しながら、分かるまでとことんと取り組む。そして絶対に途中で投げ出したりしないこと。途中で投げ出したら今までやってきた苦労がすべて水の泡になってしまうからです。  
 合格というのは参考書や予備校が与えてくれるものではなく、自分自身で勝ち取るものだということを決して忘れないでください。受験でも人生にしても決してラクな道などありはしない。努力を惜しまず強い意志で頑張り抜けば、自然に結果がついてくると思います。  
 私の具体的な受験対策は、過去問題を解くことでした。本屋や学校にある赤本を3冊分ほど解きました。英語は文法・構文・長文読解・単語をまんべんなくやってみてください。その中で、文法・構文の勉強の仕方としては、例文を理解し、それから問題演習をくり返してやればいいと思います。また、1日2時間は単語・熟語をくり返し書いて覚えたほうが長文読解は解きやすいと思います。政治経済では、授業で習ったことだけでなく、新聞を見て世界中での出来事を目に通しておくことも大切だと思います。また問題を選ぶのなら解説が分かりやすいものがよいと思います。日本史では時代別に原始から現代まで多く出題されるので教科書で太字になっているところを勉強したほうがよいと思います。  
 そのほか注意する点として、睡眠時間は8時間ぐらいはしっかりとるべきだと思います。最後に健康に気を付けて、最後の最後まで決して諦めないで、不屈の精神で頑張ってください。そして一人でも多くの人が栄光を勝ち取ることを心から願っています。



石巻専修大学
経営学部経営学科

平成22年3月英進進学コース卒
槻木中出身

AO・センター・一般入試
気持ちを切り替えながら取り組みました


県内3つの大学を
 受験することに決めました


 大学受験を考え始めたのは、2年生の2月のころからでした。当時は受験のことはあまり本気で考えておらず部活や定期テストなどを優先していました。  
 3年生になり、大学について色々調べ始めました。仙台や学校で行われる大学説明会やインターネットにある大学のサイト、オープンキャンパスなどに行って色々な大学を調べました。そして私は、東北学院大学、石巻専修大学、東北文化学園大学の3つの大学を受験することを決め、東北学院大学を第一志望としました。  
 まず私は東北学院大学のAO入試のために大学を調べ、AO入試用のエントリーシートの作成のために夏休みも学校に登校し、先生に見ていただき何度も書き直し、面接の練習も行い、図書館に行き経営について調べたりと準備を整えてきました。しかし、AO入試は不合格でした。

AO入試の失敗にくじけず、
 すぐに一般入試の準備へ


 AO入試の失敗にくじけずに、すぐ一般入試にとりかかりました。オープンキャンパスや大学説明会でもらった入試の過去問を使い、出題される主な範囲を調べ、市販の問題集を使っての勉強をしていました。センター入試でも市販の問題集を使っていました。  
 大学では、経営学について学び、サークル活動にも参加し、充実した大学生活をおくりたいです。


帝京短期大学
こども教育学科

平成22年3月通信制課程卒
秀光中等教育学校出身

先生からアドバイスを
いただき無事合格


将来は保育系の仕事を
 したいと思い受験を決意

 
 高校1年生の終わりまで、仙台育英の全日制に通っていました。学校は楽しくて、友達もみんな好きだし、お世話になった先生方にも感謝しています。だけど勉強が苦手だったので学校を辞めました。辞めてからはアルバイトをしようと考えていましたが、担任の先生から通信制の話を聞いて、高校2年生から通信制に通うことを決めました。  
 最初は進学するのか就職するのかも考えずに、高校を卒業できればいいかなとだけ思っていました。3年生になってから少しずつ進路のことを考えるようになり、進学したいと思うようになりました。私は子供が好きなので、将来は幼稚園の先生か保育士になりたいと思っていました。それで保育系の専門学校か短大に行くことに決めました。専門は試験が3月頃まであるので、短大を受験してみようと思いました。でも、受験すると決めたのが11月で、試験日が1月だったので短時間で集中して勉強するように心がけました。


あきらめなくて
 本当に良かったです


 私が受験した帝京短期大学のこども教育学科の試験は一般入試でしたが、国語・数学・英語・生物・化学・小論文の中から1科目だけ選択だったので気が楽でした。その中から私は国語を選び、現代文の問題集を使って勉強していました。進路を決めるときに、あきらめなくて本当に良かったと思いました。帝京短期大学には、附属の幼稚園があり、そこで教育実習なども行われるらしいので、これからも楽しみです。  通信制から大学に進学するのは不安でしたが、先生方の話を聞いたりして、短大に行くことを決めて合格もできたので、とても感謝しています。ありがとうございました。


聖和学園短期大学
キャリア開発総合学科

平成22年3月通信制課程卒
岩手湯田中出身

「夢を見るのではなく、夢に向かう道」を
歩んでいってください


自分をしっかり見つめ直し
 目標を定めます


 仙台育英学園の通信制に入学し、約1年半の月日を過ごしました。ここでは、私が一番苦労したと考えている「受験」をするにあたって自分なりに見つけたものを書いていこうと思います。  
 初めに、なぜ受験をするのか?という理由ですが、私は将来の目標をより明瞭にするためだと考えています。もちろん、就職などの道を歩む人がいると思いますが、まだ様々なことを体験し、挑戦したいと考えている人の方が多いと私は思っています。そこで、進学をし、自分の夢を目標に近付けようとするのが大学という場で、社会に適応するための下準備を行う場であるとも思います。今から受験を考えている人は、自分をしっかりと見つめ直し、目標を定めて欲しいと思います。

日々の授業を真剣に聞き
  向上するという気持ちを持つこと


 次に私が「受験」において重点を置いたのが勉強方法です。私は前いた高校を1年半で辞めてしまっていたので、高校1年生の知識しかありませんでした。数学・英語など全ての学力を上げることは時期的にも無理がありました。そこで自分の得意科目をひたすら勉強することで、その得意科目に賭けようという気持ちでした。全ての教科を勉強したところで焦りが出て、結局は全てが中途半端になると考えたからです。実際、私の場合失敗に終わってしまいましたが、自信がある教科が少ない場合は有効だと思います。しかし、基本は全ての教科で、ある程度の点数を取れることが望ましいので、日々の授業を真剣に聞いて、向上する心があれば合格も難しくなくなってくるのではないでしょうか。  
 最後に、周りの人が推薦などで受かっていく人がいても、焦らずに今自分がすべきことに集中してください。常に自分の目標を見失わず、希望を持ち続けて「夢を見るのではなく、夢に向かう道」を歩んでください。