SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!
 

東北大学
工学部機械知能・航空工学科

平成24年3月特別進学コース卒
利府西中出身

勉強の楽しさに気付かせてくれた
授業や学習環境に感謝しています

定期テストや学校行事に合わせて
学習スケジュールを工夫しました


 大学進学を具体的に考え始めたのは高校に入った頃でした。当時、漠然と大学という所に行ってみたいとは思っていたものの、私には大学についての知識が余りありませんでしたが、周りの意識の高い同級生と話すうちに、何故大学に行くのか、どうやって大学に進学するのか、大学で何をするのか、といったことを真剣に考えるようになりました。
 1年生から2年生の初めの方までは、受験をあまり意識せず勉強していました。定期テストの時以外は予習復習の後にやりたい分野を勉強していました(主に英語、数学)。2年生の育英祭を終えると使える時間が増したので、余り得意ではなかった理科の勉強を始めました。受験を意識し始めたのはこの頃だったと思います。時間がたくさんあったので勉強もはかどり、次々新しいことが学べてとても楽しかったのを覚えています。3年生になってからは、それまで以上に予習復習をきちんとこなし、基本のおさらいをすることに力を入れました。センター対策や2次対策といったことを余り意識しないで、授業や補講でやることをこなしていました。センター直前とセンター後は復習によりウエイトを置いて勉強しました。参考書類はあまり買わず、学校で貰ったものを主に使っていました。


得意教科の勉強が楽しかったので
苦手教科も乗り越えられました


 夜遅くに眠い目をこすりながら勉強するのが嫌だったので、早く寝て朝4時位には起きて勉強していました。学校では図書室や学習室をよく利用していました。
 「受験勉強は辛く苦しいものだ」というのが世間一般の共通理解のようですが、私にとってはそうではありませんでした。高1の春、家に帰ってもやることがないからという理由で学校に残り、数学の問題集を暇つぶしに解いているうちにどんどん楽しくなって行って自習の習慣が付きました。もちろん辛い時も苦しい時もありました。嫌いな教科も勉強するのは嫌でした。しかし、それは好きな教科を勉強する楽しさに勝るものでは決してありませんでした。私にとって勉強は基本的には楽しいものでした。3年間学校を辞めなかったのもそう思えたからだと思います。私に勉強を楽しいと思わせて下さった先生方に深く感謝しています。




 

山形大学
工学部物質化学工学科

平成24年3月特別進学コース卒
宮教大附属中出身

仙台育英の学習環境をフル活用!
先生にも頼り切りました

『プラン2000』を通して
受験への心構えが身に付きました


 私は1年の時からずっと国公立大学を志望していました。小学校の時から理科あるいは数学の教員になりたくて資格を取得できる学部に行こうと思っていました。しかし、初めは受験して合格するまでの大変さを分からず甘く見ていました。その気持ちを変えてくれたのが『プラン2000』でした。金曜から土曜日の1泊2日で午後11時まで自習し、5〜6時間眠って、1〜2時間目に体育。こんなハードなスケジュールでしたが、これによって集中力、身体、精神面とそれぞれ向上したと思います。特別授業でもお薦めする問題集と勉強法を伝授して下さり、お陰で勉強の大切さを改めて感じました。
 また、先生方は授業だけでなく課外でも熱心で分かりやすく丁寧で、このような先生方から教えていただけるなんてもったいないくらいでした。私が「この単元が苦手」と話すと、プリントを刷って下さって「これをやると良いよ」等とアドバイスをして下さり、常に私達のことを考えてくれます。更に学習する環境面でも、学習室、図書館も午後8時半まで開いていて、家で集中できない人達に適しています。良い条件がたくさん揃っているので、是非フル活用して欲しいと思います。


「努力は人を裏切らない」というのは
本当だと受験を通して実感しました


 昨年3月11日の大震災から授業も5月初旬に再スタートし遅れを取っていましたが、先生の励ましもあり自分の目標である国公立大学に入学することができました。ぜひ皆さんにはたくさんのことにチャレンジしてほしいです。そして、決して諦めないで下さい。私もこの学科の合格判定はC判定で大丈夫かなと不安がたくさんありました。でも、今やれることだけをやろうと1ヶ月ずっと信じ続け結果が出ました。「努力は人を裏切らない」本当にそうだと今実感しています。是非、先生方に頼って、施設をフル活用して、自分の行きたい場所へ突っ走って下さい!



 

山形大学
工学部情報科学科

平成24年3月特別進学コース卒
高森中出身

「結果が全て」と何度も言い聞かせ
常に前向きに努力を続けました

第一志望不合格でどん底にいた私を
先生の一言が救ってくれました


 大学進学を志した時期は2年生の秋でした。理由は、少し興味のあった防衛大学校の開校祭に行ったときに防衛大学校に魅せられたからです。防衛大学校を第一志望にしてからは防衛大学校にしか目が行かなくてセンター試験の勉強など二の次でした。ですから、防衛大学校の推薦や一般入試に落ちたときは目の前が真っ暗になりました。今思えばこの落ちた日からが私の本当の受験生活だったと思います。
 3年生の12月初旬に返却された模試で化学が20点台でした。他の教科も決して明るい点数とは言えませんでした。担任との面談では一番偏差値の低い国立も考えておけと言われました。これがセンター試験1ヶ月前の私です。精神的にも本当にきつかったです。親との進路相談では結果もろくに出していない私が何も言える訳がありませんでした。
 そんなどん底にいた私を救ってくれた言葉がありました。「遠藤の将来が楽しみだなぁ」英語の今泉先生が授業中に唐突に言った言葉でした。授業中だというのに涙が出そうになりました。今泉先生はお世辞で言ったのかも知れませんが、あの時の私には何よりの栄養剤になりました。めちゃくちゃ嬉しかったです。


挫折を乗り越え合格を果たし
将来への希望を見出しました


 それからの私は「結果が全て、結果が全て」と心の中で何度も唱えながら必死に勉強しました。すると、あの地獄の模試返却の1、2週間後のセンター試験では化学が8割後半を記録しました。まぐれだったのかも知れませんが、死ぬ気で勉強したらしっかり結果が付いて来ることに喜びを感じました。
 その後センター試験までの日数が残り少ないにも関わらず再び挫折しながらも、何とかセンター試験まである程度間に合わせることができました。
 そして、とうとう最終進路決定の三者面談です。私は関東周辺の大学を志望していたのですが、最終的に私の受験先は山形大学になりました。センター試験から二次試験の長期間の間で両親の気持ちや自分の将来を真剣に考えた結果、山形大学で精一杯頑張れば絶対面白い人生になると思いました。
 無事合格できたわけですが、これも3年間叱り続けて下さった担任の先生を含めた先生方を始めとして、両親、クラスメート等のお陰だと思っています。本当にありがとうございました。




 

横浜市立大学
国際総合科学部国際総合科学科

平成24年3月英進進学コース卒
将監東中出身

成績が伸び悩んだ時も
最後まで諦めずに努力しましょう!

震災で学習パターンが崩れましたが
時間を有効に使う努力をしました


 私は最初から推薦で大学に進学するつもりはありませんでした。なぜなら国公立大学に行きたかったからです。本格的に大学受験のことを考えたのは高校2年の冬からでした。しかし、3月11日に大きな地震があったので生活のリズムが崩れ、勉強をやらなくなりました。本格的に勉強を始めたのは高校3年生の春からでした。勉強時間は平日は5時間、休日は10時間以上を目標に勉強しました。また、私は電車で通っていたので空いた時間も単語を覚えたりして、時間を有効に使う努力をしました。夏休みが終わる頃には徐々に成績が伸びてきました。しかし第一志望はE判定でした。なかなか成績が伸びない時期もありましたが諦めずに勉強を続けると、秋頃には成績が伸びてきました。
 私が受験に成功した勝因は諦めなかったことだと思います。成績が伸びなかったりして辛い時期もありましたが、最後まで諦めず勉強を続けたから第一志望に合格できたのだと思います。辛いこともありますが諦めずに後輩の皆さんも頑張って下さい。




 

慶應義塾大学
経済学部経済学科

平成24年3月特別進学コース卒
郡山中出身

先生からの厳しい言葉で
受験への姿勢が一変しました

入学当初の先生との面談で
厳しい現実を思い知りました


 私が大学に合格することができた理由に、毎日コツコツと勉強して来たことが挙げられると思います。一日一日の積み重ねが結果として合格に繋がるのです。
 しかし、入学当初、私は毎日勉強しようという気はありませんでした。授業が終わったらそのまま家に帰ってグダグダするのが日課となっていました。その怠慢な生活からしっかり勉強する生活に変える契機となったのは、入学してから数ヶ月後に行われた担任の先生との面談でした。面談では主に進路、新入生実力テストの結果、今後の生活の3つの話をされました。先ず進路を聞かれ、このままだと志望大学合格はきついということを言われました。その次に実力テストの結果、私はこのテストでクラス29人中29番目の成績だったため、先生から「これでは今後は危ういな」と、そして「これから放課後8時半まで残って勉強していきなさい」と厳しい言葉をいただいてしまったのです。今思えばこの時に「マイペースで行け」と優しく励まされていたら、3年後に大学合格を果たすことはできなかったと思います。


自習室は入室してしまえば
一気に集中力が高まります


 それから私の生活は変わっていきました。自習室という勉強に適した環境の中では、家で自学学習をするよりも数倍効率良く、そして集中して勉強することができました。勉強の意欲というのは勉強し始めてから起こるものです。最初やる気がなくても「取り敢えず自習室に」的なノリで入ってしまえば、後は自習室が閉まるまで勉強できます。そのような意味でも自習室を利用するのは効果的です。
 大学受験を通して私が思うことは、大学合格に必要なものは生まれ持った才能でもセンスでもなく、今まで積み重ねてきた勉強量であるということです。その勉強量を増やしていくかは、やはり毎日勉強していくしかない。自発的でも強制的でもよいので、とにかく量をこなすことが合格に繋がる道だと思います。




 

日本映画大学
映画学部映画学科

平成24年3月英進進学コース卒
福島 いわき泉中出身

身の回りのことを真剣に考え
自分の言葉を見つけましょう

芸術系を志望するならば
国語や英語の基礎固めを!


 私は映画が好きで将来は映画監督になりたいと思っていました。ですが現実は厳しく、第1、第2志望大学は不合格。諦めずに頑張って第3志望の日本映画大学に合格しました。芸術系を志望している方は芸大だからといって勉強を怠ってはいけないと思います。試験の内容は芸術系の問題が多いので、その方面の知識も勉強するべきです、特に国語や英語は基礎をしっかり固めておきましょう。
 本番では、個性的な志願者が普通大学に比べて比較的多いですが、自分は自分だと思って適度にリラックスして臨みましょう。
 最後に常に何かを考えて下さい。命や愛という大きなテーマでも身の回りの小さなことについても真剣に考えることが大事です。考えないことを考えることだってできます。考えなければ芸術は始まりません。自分で答えを探し経験を積んで下さい。そして自分の言葉で話しましょう。




 

東北学院大学
工学部電気情報工学科

平成24年3月英進進学コース卒
吉成中出身

周りの人に堂々と頼って
孤独な闘いを乗り切りましょう!

 勉強に励むということは孤独な闘いに身を投じるということです。しかし、だからと言って本当に孤独になってはいけません。周りには優しい友達、頼れる先生方、あなたのことを常に思っている両親がいるのだから。私も友達に頼ってばかりでした。そして勉強しているうちに新しい友達もできました。そう、勉強することで友達が増えるんです…とまでは言えませんが、頼ることは恥ではありませんということを言いたいです。
 「センター試験まであと数日あるからまだ良い」と思っている人は8割は泣くことになります。「もう数日しかない!」と勉強することが賢い選択です。他人事ではないですよ。これが現実です。合格発表で皆さんに後悔してほしくはないので、四の五の言わないで勉強しましょう。
 皆で笑って1年後過ごせますように。




 

東北福祉大学
子ども科学部子ども教育学科

平成24年3月英進進学コース卒
中野中出身

周りが先に合格しても焦らずに
強い気持ちで臨みましょう

推薦入試の面接では質問に対する
答えについて深く問われました


 私は最初に推薦入試を受け、その後の一般入試で合格しました。ですから、その両方の観点から書こうと思います。
 先ず推薦入試ですが、私はとにかく小論文に力を注ぎました。テーマは過去に出題されたテーマを調べて書いてみることです。最初は上手く書けなくても、何度も書いていくうちに自信もつき費やす時間も短くなって行くと思いますが、短期間で書けるものではないのでできる限り早めに取り組んでおくのが良いと思います。1日1題書ければ良いのですが難しい場合は2日に1題でも良いと思います。とにかく小論文は練習しなければ実力は付かないので何枚も書くことです。次に面接対策ですが、面接は学校の先生の指導に添って練習すれば大方は大丈夫だと思います。自分が答えた質問に対して深く尋ねられることが多いので、いい加減なことを言うのはNGです。また、志望動機など聞かれそうなことを文章に書いて暗記することもやらない方が良いと思います。


過去問をしっかり分析し
出題パターンに慣れましょう


 次に一般入試についてです。一般入試の勉強方法としては私は赤本を中心に勉強し、英語の長文対策や現代文の問題演習などと合わせて勉強しました。赤本は必ず解き出題パターンに慣れることが重要です。英語の勉強の際は英単語を覚えなくてはならないと思いますが、単語帳を見て1つの単語を単体で覚えるよりも、似たような意味を持つ単語などと一緒に覚えたり、長文の中で覚えるなどと工夫して覚えた方が覚えやすく忘れにくいです。長文は色々な文を何度も読んで和訳と照らし合わせて勉強しました。現代文は、記述問題にも対応している問題集をやった方が良いと思います。
 周りの人達が推薦やAO入試でどんどん決まって行くとプレッシャーも感じると思いますが、同じ一般入試で受験する人と話をし辛い気持ちを共用することで不安は軽減されると思います。「自分は絶対合格するんだ」という強い気持ちを持つことが大切です。