SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!
栄光への軌跡2013 現役大学進学者による大学合格体験記
 
公募制推薦

山形大学
地域教育文化学部 地域教育文化学科

平成25年3月英進進学コースI類卒
天童第一中出身

3年間一生懸命取り組んだことは
大きな自信となって表れます


面接練習の際、先生方の教育への
 考え方をお聞きすることができました


 高校入学当初から山形大学への進学を希望していました。ゆえに、受験への準備期間は人よりも多い方だったと思います。地元山形から、剣道に思いっきり取り組むために仙台育英に入学したので、卒業後には地元に戻り山形の人材育成・文化継承に尽力したいと思っての進路選択でした。
 学習に関しては、公募制推薦での受験を希望していたので、定期考査には常に力を入れていました。ただ、全国レベルの部活動に所属していたこともあり、勉強にかける時間は比較的とても短い方だったと思います。しかし、限られた時間の使い方や気持ちの切り替えを上手く行うことで、クラスでも上位の成績をキープすることができました。私自身が、進路活動や実際の受験、そして合格を通して痛感したのは、推薦入試の場合経験と言葉の量で差ができるということです。一生懸命取り組んだことがそのまま自分の自信やアピールポイントになってくれたと実感しました。また、先生方とのコミュニケーションも、私の考えをより深くするために重要であったと思います。私の志望が教育学部ということもありますが、面接練習をお願いした際、先生方の教育への思いや教育問題への考えをお聞きすることができ、とても勉強になりました。


部活で仲間と過ごした日々は
 私の青春そのものです


 私にとって高校生活は、本当に何事にも充実していた時間でした。剣道部には入学前から活動に参加し、インターハイの舞台も体験することができました。3年生の時に全国出場を逃したことは今でも悔やまれますが、キャプテンとしてチームをまとめながら、仲間と切磋琢磨した日々は、私の青春そのものです。
 後輩のみなさんに何より伝えたいことは、何かに夢中になって一生懸命取り組んでほしいということです。その事実は、絶対に自分自身の基礎となって夢を叶えるパワーになります。有意義な毎日を送ってください。



 

宮城教育大学
教育学部 初等教育教員養成課程

平成25年3月外国語コース卒
函館 潮見中出身

部活動や資格取得、ボランティア活動…、
この体験を生かすため推薦入試に挑戦


1年生から志望大学を決めて
 計画的な勉強と受験準備を行いました


 将来、教育に関わる職業に就きたいと考えています。具体的には幼稚園や小学校教員です。この大学は、教育養成を目的とした単科の国立大学です。同じ志を持つ仲間と互いに高め合いながら学べることが魅力のひとつです。
 1年生のときから将来の夢や志望大学が決定していたため、積極的にオープンキャンパスに参加していました。2学年次にはその職業や大学に必要なことをできるだけ具体的に調べました。3学年次には、一般入試の準備をし、部活動を引退してからは本や新聞を毎日読むように心がけました。また、課程別課題や面接の練習なども行いました。学習面では普段からノートや提出物をバッチリにしておくことや定期考査の準備もしっかりすることでオール5をキープしました。特に3年生になると、登下校時や学校の休み時間、休日などの時間に勉強をすることで受験との両立に努めました。部活動では、3年間継続して打ち込むことで専門的な技術はもちろんのこと、人間性を高めることができました。机上でペンを動かすだけでは学べないことをたくさん経験しました。この3年間で私は、英検・TOEICなどの資格取得をはじめ、震災後のボランティア活動やハワイ研修と様々なことに挑戦してきました。

可能性を広げるチャンスを見逃さないで
 自分の世界を広げてください!


 推薦入試を目指した理由として「今までの努力や経験してきたことを生かしたい」という思いが一番大きかったと思います。国立大学の試験は課題がたくさんあり傾向もなかったので、大学に何度も足を運んで先生や先輩方と直接話すなどの工夫をしました。最も苦労したことは、やはり両立です。学校の勉強、部活動と予備校での勉強、さらに面接練習などの推薦入試対策を同時にこなすための時間の使い方に苦労したのを覚えています。
 後輩のみなさんには、高校生活での日々の積み重ねを大切にして過ごしてほしいです。勉強にせよ部活動にせよ、その他の活動にしても、みなさんの可能性を広げてくれるチャンスはそこら中に転がっています。「まだ大丈夫…」と思わず、一日一日を大切に!いろいろなことに挑戦し、自分の世界を広げましょう!!地道に積み重ねた努力や経験だけが、実ります。



 

会津大学
コンピュータ理工学部 コンピュータ理工学科

平成25年3月特別進学コース卒
広瀬中出身

競い合える仲間と整った学習環境が
私を合格へと導いてくれました


推薦入試を受けると決めてから
 合格に向けた忙しい日々がスタート


 私は他の推薦入試合格を目指している人に比べてスタートダッシュがかなり遅い人の一人であると思います。なぜなら、推薦入試を受けることを決断したのが、入試本番の1ヶ月前だったからです。今考えてみると忙しい1ヶ月だったなぁと思います。
 もともと私は一般入試で会津大学合格を目指して勉学に励んでいたのですが、ある日会津大学のパンフレットに載っている昨年、一昨年の推薦入試の出願者と出願倍率が、一般入試のそれと比べて少なかったことに気付き、翌日担任の先生に推薦入試を受けることについて相談して、先生からも了承を得て私の忙しい1ヶ月が始まりました。
 決断してから1週間は大学に提出する志望理由書と高校側に推薦していただくことを許可してもらうために必要な自己推薦書を書くことに費やしました。大学の教員で、論文の指導もしている父親と夜遅くまで文章の内容を考え、担任の先生に提出して添削していただくことの繰り返しでした。私の担任の先生は他の生徒の進路のことで多忙にも関わらず、丁寧に添削、ご指導してくださいました。この2つの書類に、自分が会津大学に入学して何をしたいのかを記入することがありました。私はそこで改めて自分の目標や夢を文字で表すことで再確認することができました。私にとって良い機会だったと思います。

20時半まで学校の自習室で勉強、
 仲間たちの真剣な姿に刺激されました


 この学校ではありませんが、ある先生から教えられたある教訓を学びました。それは自身の学力を模試で量ってはいけないことです。私が会津大学の合否判定や偏差値のことで悩んでいたところ、この教訓を学びました。偏差値や合否判定は自分以外の成績も関わっています。ですから、自分が以前より頑張っても自分以外の成績が良ければ、偏差値に反映されません。模試で最も大切なことは、以前の自分よりどれだけ成長できたかということだと教わりました。この教訓からいくら模試の結果が悪くてもめげずに、そしてマイペースに勉学に励むことができ、最終的は合格することができたと思います。
 さらに、私を合格へと導いてくれたのはこの仙台育英の環境と私の友達です。この学校は20時半まで校内の自習室を開放しています。自習室で血眼になって勉強する他の生徒を見て、つらいときも自らを奮い立たせて頑張ることができました。20時半まで私たち生徒が学校で勉強できるのは、親切で協力的な先生方のおかげです。
 また、私のクラスメイトは3年間でほとんど変わっていません。人脈を広げることはできませんでしたが、3年間一緒に協力し合いながら勉強したり、ときにはふざけて遊んだりできた親友がたくさんできました。私が合格したときも、大変喜んでくれました。そんな親友ができたのも、仙台育英のおかげです。
 私が合格することができたのは、自分の努力だけではありません。私のことを支えてくれたすべての人のおかげです。その人たちへの感謝を忘れず、会津大学でも頑張りたいと思います。



 

日本大学
生物資源科学部 獣医学科

平成25年3月特別進学コース卒
増田中出身

授業に集中するため早寝・早起きを心がけ
勉強時間を決めてリズムを整えました


学年と共に上がる勉強の難易度に
 このままではいけないと決意


 仙台育英学園高等学校で過ごしたこの3年間はとても充実した3年間になったと思います。
 仙台育英に入学したてのころは、中学校までと全く違った周囲の環境に慣れることに精一杯で、勉強も並程度しかできませんでした。2学年に上がる直前には、追い討ちをかけるように東日本大震災が発生し、授業も大幅に遅れてしまったのです。勉強内容が更に難しくなってきたにも拘らず、中弛みしていった私は、模試でも不振が続いていました。獣医学科は国立私立関係なくどの大学でも生半可な努力では合格することができないので、このままではいけないと思い、まずは私の生活習慣から変えていこうと考えました。
 そこで私は、2学年の夏期講習から勉強のリズムを意識し、毎日同時刻に勉強するようにしました。睡眠不足で翌日の勉強に支障を来すことのないよう、夜の1時に就寝し、朝の6時に起床することを心がけていたら、授業中に眠くなることも幾分改善されたと思います。その甲斐があり、少しずつではあるものの、成績が良くなり始め、授業にもついていけるようになりました。

忙しくなっても生活習慣は
 変わらないようにしました


 3学年になり、なにより一層忙しくなりましたが、生活習慣が崩れることのないよう過度な努力は控え、なるべく普段通りに過ごしました。しかし、大学に合格するためにはまだまだ勉強が足りなかったので、夏季休暇には睡眠時間以外のほとんどを勉強に使いましたが、フラストレーションが高まったときにはウォーキングやストレッチをして身体を動かしたり、音楽を聞いたりして発散させていました。
 いよいよ入試が近くなり面接練習を受けましたが、私の不手際でその1回のみの練習しかできませんでした。最後の最後で不安を残してしまいましたが、入試当日は私の今まで行ってきたことを信じて試験に臨みました。大学には事前に3回ほど下見に行ったので、スムーズにいくことができ、時間に余裕を持てたので気持ちを落ち着かせることもできましたが、面接は人生で最も緊張したと思います。なんとか受け答えはできましたが、所々間違えてしまい、「きっと不合格だ」と思ってしまいました。しかし、後日送られてきたのは合格通知だったのです。
 受験を終え、思い返してみると私はさまざまな人の助けがあり、ここまでくることが出来たのだとつくづく感じました。特に、両親の助けがなければ、勉強のリズムを作ることも無理だったと思います。忙しい中、私のために時間を割いてくださった先生方にも感謝したいです。大学には合格しましたが、それだけで満足することなく、仙台育英の卒業生として相応しい生徒になれるよう大学でも日々精進して、自分を高めていきたいと思います。そして将来は地域社会に貢献できるような獣医師になりたいです。



 

駒澤大学
仏教学部 禅学科

平成25年3月英進進学コースI類卒
五橋中出身

制服の身だしなみは本番前ではなく
普段から意識して整えておくべきです


生徒会や部活動への所属は
 受験の強みになると感じます


 寺院の家に生まれたので昔から仏教系の大学に入りたいと思っていました。そのために私は仙台育英で評定を上げるため努力してきました。毎日の授業への出席はもちろん、テスト対策や休日の勉強などに力を入れました。
 受験した大学は指定校推薦が無く、公募制推薦で受けました。私の受けた学校の場合は面接口試がメインだったので、志望動機や将来の夢など基本的なことしか聞かれませんでした。ですが、ほとんどの大学は他のことも多く聞かれると思いますので、生徒会や部活動に入った方が受験のときの強みになると思います。私自身、部活動に無所属だったので入部した方が強みになると身を持って感じました。
 それと漢検などの資格も、高校生のうちに取っておいた方が調査書に書くことができるので、ぜひ取ってもらいたいです。服装も普段から第一ボタンを閉めるなどしていないと、いざ受験になったときに忘れてしまうので、常に整えておくべきだと思います。

赤本やテキストを中心にした勉強を
 毎日長時間行いました


 勉強は、一般入試を受ける可能性があったので、高校3年生の夏から勉強を続けてきました。2年生のときに赤本を購入したり、分からない問題を解くなどをしました。その頃は平日6時間、休日8時間勉強をしました。それでも赤本は難しく、解くことが難しかったので“キクタン”で単語を覚えたり、長文読解のテキストを解いていくうちに9・10月頃に赤本がだいぶ解けるようになっていきました。そして11月になり、公募制推薦の練習をしました。たくさんの先生と練習をし、受験に挑みました。練習通り受け答えすることができました。先生との練習は約10回しました。
 そして結果が届き、私は大学に合格することができました。努力次第で大学に受かることができるのだと実感しました。



 

創価大学
経営学部 経営学科

平成25年3月英進進学コースU類卒
富沢中出身

地道に頑張ってきた努力は必ず
結果となって表れます


自信をもって勉強をしてください
 同時にやる気もでてきます


 創価大学を志望した理由は、創価大学が英語教育に力を入れているからでした。英語を効果的に身につけることのできるインターナショナル・プログラムを設けており、ディスカッションやプレゼンテーションの力を鍛えながら、自然に英語力を養えるという点にとても魅力を感じたからです。公募制推薦を選んだ理由は、できるだけ早く大学に合格し、大学に生かすことのできる検定試験を、多く受けたかったからです。
 合格のために心がけたことは、自信を持つことです。自信を持って勉強することで、やる気も出て勉強もはかどります。

無理をしない程度に休憩をとりながら
 少しでも机に向かいましょう


 私は1年生の頃から、指定校推薦のことを考えて定期テストは毎回とても頑張っていました。そして3年生の夏、部活も引退し、たくさんの大学のオープンキャンパスに行きました。指定校推薦で大学に行くつもりでしたが、そのオ−プンキャンパスで創価大学に行きたいと思い公募制推薦まで必死に勉強しました。書類審査では、定期テストや部活をやっていたこともあってとても良かったです。1年生からコツコツと頑張れば、必ず良い結果がついてくるのだとそのとき気付きました。
 資格などでは、英進U類に在籍していたこともあって、情報処理の資格を取ることができました。やはり資格は後々自分の強いアピールにポイントになると3年生の受験シーズンに気付きました。1・2年生の時間のあるときに、資格を取っておくべきです。
 公募制推薦までの勉強時間は、毎日4時間していました。集中力が切れてしまったら無理して勉強せずに、こまめに休憩を入れて少しでも机の前に座ることを心がけましょう。
 私がおすすめしたいことは、多くの教材を買わないことです。一つの問題集を何回もして、問題文を見ただけで完璧に答えられるようになったら別の問題集を使うという勉強法をすることをおすすめします。



 

神奈川大学
外国語学部 英語英文学科

平成25年3月英進進学コースI類卒
八乙女中出身

スポーツ推薦では運動と勉強の
2つを両立させることが重要です


志望大学に自分をアピールできるので
 積極的にチャレンジすることが大事


 神奈川大学に公募制のスポーツ推薦で合格しました。
 仙台育英に入学するときには、指定校推薦をつかって大学に進学すると決めていましたが、3年生の夏に小学生から続けていたサッカーの全国大会でベスト8という結果を残すことができて、選手としての自信がつき、そのときに大学へスポーツ推薦で受験することを決めました。そして、自分が知っているスポーツ推薦についての知識を少しお話します。
 まず、大学のスポーツ推薦に合格するには3つのことが必要だと考えます。まず一つは、全国大会などの大きな大会に出場し、良い結果を残すことです。大学によっては、スポーツ推薦を受験可能な条件が全国ベスト8だったり、実技試験がなく、小論文と書類だけで判断する大学もあるからです。
 2つ目は勉強をしっかりとして、評定平均値がある程度なくてはならないということです。これも大学によってですが、ほとんどの大学は相当良い選手でなければ、勉強もしっかりできて、スポーツと両立できる選手をとります。ちなみに私が合格した神奈川大学は、練習会の際に「神奈川大学はサッカーだけでなく勉強もしっかりやってもらわなくてはいけません」とはっきり言われました。
 3つ目は行きたい大学に自分をアピールすることです。大学のスポーツ推薦では、受験やセレクションの前にすでに合格が決定していることもあります。そういった人達は大きな大会などに視察に来ている大学の方の前でよいパフォーマンスを見せて、声をかけられたり、セレクションの前に大学の練習に参加し、声を掛けられる人もいます。このように大学は、時期にもよりますが普段の練習に参加はさせてくれるので、積極的にチャレンジすることが大事です。もし失敗しても、セレクションに参加したときに覚えてもらえていれば、他の選手よりもプレーを見ていただけるので絶対にチャレンジした方が良いです。
 このように、スポーツ推薦は他の受験の方法と違ってあまり知られていないこともありますが、スポーツ推薦で受験しようと考えている人は、勉強もスポーツも両立して頑張ってください。



 

目白大学
外国語学部 韓国語学科

平成25年3月外国語コース卒
鶴が丘中出身

大学入学への熱意で成績トップを目指し
関連するものは何でも挑戦しました


誰にも負けないと思いながら
 毎日の受験勉強をしていました


 そもそも目白大学の国語学部韓国語学科に入学したいと思ったきっかけは、外国語コースの授業の中にある第2外国語で韓国語を学んだからです。高校で第2外国語として学ぶ韓国語には限度があり、大学でより専門的に韓国語を学びたいと考え、目白大学に入学しようと決意しました。
 行きたい大学を決めたのは良かったのですが韓流ブームもあり、韓国語学科はとても人気があるので指定校推薦がありませんでした。そうなると公募制推薦・AO入試で受験しなければいけません。指定校推薦とは違い、どれだけ自分が大学側の理想に適した人物かを伝えなければいけません。そのため受験をするにあたって周りの人より一つでも多くのアピールポイントを作るように努力しました。私は韓国語学科に入りたかったので第2外国語で学ぶ韓国語の成績は3年間常にトップを目指しました。また、ハングル検定も取得し、外国語コースで年に一度行われるスピーチコンテストでは英語のスピーチはもちろん、韓国語でのデモンストレーションスピーチも行いました。韓国語学科に関係すること、韓国語に関係することはとにかく全て挑戦しました。実際受験の際もハングル検定やスピーチコンテストなどについて大学の先生方からお褒めの言葉をいただきました。
 また、韓国語学科を受験するにあたって「韓国」について話をしようとしても韓国の文化や日韓の問題を全く知らず、かといってK-POPや韓流ドラマについて話すことなんてできません。私自身、日韓の問題や日韓の文化について勉強不足だったため韓国についての本をたくさん読みました。日韓のテーブルマナーや従軍慰安婦問題などを中心に本を読んでいきました。日韓の関係については難しい問題ですが、しっかりと説明できるように調べておきました。努力する方法は人それぞれですが、韓国語への熱意は誰にも負けないと思いながら毎日受験勉強をしていました。

一番大切なことは自分が行きたいと
 思える大学かどうかです


 私にとって大学とは、自分の将来の夢に一番近づける場所だと考えているし、本当に自分がやりたいことを専門的に学べる神聖な場所だと考えています。だからこそ大学を選ぶにあたって本当にたくさん悩むと思います。周りの人からいろいろな意見も貰うことだと思います。ですが、一番大切なことは「自分の意見」です。皆さんが一番行きたいと思える大学に出会えたら良いなと思います。
 また、高校生活は外国語コースに所属していたため女子のみのクラスで3年間で生活してきました。第2外国語や日本伝統文化の授業、ハワイ研修もあり仙台育英の外国語コースならではの経験をすることができました。その特別な経験を大学で生かしていきたいと考えています。大学受験にあたっていろいろな壁にぶつかることもあると思いますが大学合格までの辛抱です。有意義な大学生活4年間を勝ち取るためにもぜひ大学受験を頑張ってほしいと思います。



 

東北福祉大学
総合福祉学部 社会教育学科

平成25年3月英進進学コースI類卒
多賀城第二中出身

3年間柔道部として精一杯活動したことが
認められて合格することができました


大学でも柔道を続けることで
 柔道そのものに恩返しをしたい


 高校生活で頑張ったことは、部活動です。毎日の部活動に力を入れていました。私が大学を合格できたのは、私の恩師である柔道部の先生のおかげです。
 いまだに私が後悔しているのは、1年生のときから勉強をしていなかったことです。1年生のときから勉強をしていたら、柔道の成績も学校での生活も上がったと思うからです。やはり、勉強はとても大切です。私には、柔道しかないので柔道に恩返しをしなければならないと思います。そのためには、大学で精一杯柔道を頑張り、スポーツ推薦という自覚を持って生活をしなければならない、それが義務だと思います。逆に指定校推薦で入学した人は勉強を一生懸命頑張ることが義務だと思います。また、AO入試で合格した人は、アピールしたことを実現することが義務だと思います。

周りの誰かに支えられて
 合格できたことを忘れないで


 スポーツ推薦も、指定校推薦も、AO入試も、このような入試は全て自分だけの力じゃ合格できません。誰かに支えられて合格できるのです。このことは絶対に忘れてはいけないと思います。私の場合は柔道をはじめさせてくれた親と、今まで私に柔道を指導してくださった柔道の先生に感謝しています。
 私が努力したところは、毎日部活動が終わってから走り込みをしたことです。少しでも体力をつけようというつもりで、毎日走り込みを続けてきました。その結果、県大会で上位に入賞し、東北大会でも勝つことができました。私の最大の目標であったインターハイ出場は叶いませんでしたが、とても充実した3年間となりました。後輩の皆さんには、ぜひ学校生活で精一杯努力してほしいと思います。



 

東北福祉大学
子ども科学部 子ども教育学科

平成25年3月外国語コース卒
亘理中出身

先生方のサポートと練習のおかげで
本番まで有意義な時間を過ごせました


通うならこの大学だと確信して
 入念に対策・準備を行いました


 東北福祉大学を志望するきっかけとなったのは、オープンキャンパスです。私は、幼稚園教諭になりたいと考えていたのですが、志望大学を決めかねていました。そんな中参加したオープンキャンパスで模擬講義や大学の雰囲気に魅力を感じ、「自分が通うのならこの大学が良い」と確信しました。
 志望大学を決めてからは、先生方のサポートのもと面接練習や小論文対策をして受験までの時間を無駄のないように過ごしました。私は受験の機会をなるべく多くしたいと考えていたので、AO入試T期にまず挑戦しましたが、二次審査で落ちてしまいました。残念な結果でしたが、そのような経験から向上心をより強く持つことができましたし、面接の内容などを深く知ることができたので、良い経験になったと思います。

面接はたくさんの先生に
 練習に付き合っていただきました


 私はAOの次に、推薦A方式を受験しました。受験内容が、小論文と面接ということで、毎日小論文を書くように心懸けていました。仙台育英では、代わる代わる先生方が面接練習に付き合ってくださったので、面接本番まで有意義な時間を過ごすことができました。
 受験準備は大変なことばかりですが、先生方のサポートもあり、貴重な体験でした。特にAO入試では、「自分の目標」について深く聞かれたので、明確に力強く意志表示することが大切だと思います。仙台育英の生徒として、高校生活を送れたことでより目標を意識することができました。



 

東北文化学園大学
医療福祉学部 看護学科

平成25年3月英進進学コースI類卒
大和中出身

受験に向けて看護師の一日体験をするなど
積極的に自己アピールポイントを作りました


1年生のうちからしっかりと勉強し
 評定を上げることを常に意識


 看護師になろうと思ったきっかけは、多くの人々の手助けや心の寄り所になれるような人になりたいと思い、自分に向いている職業を考えた上、看護師になろうと思いました。
 看護師は大学から短大、専門学校などたくさん学校があり、進学先を決めるのに悩みました。大学・短大・専門学校の良さを見つけ、どこが自分に合っているのかをまず決めることが大切だと思います。私の場合は、大学の方がたくさんのカリキュラムが学べ、正看護師の資格を取ることもできるからです。
 私は、合格のために1年生のうちに大学の資料を取り寄せて大学のことについて調べました。また、自己アピールのためにボランティア活動や看護の一日体験や、短期海外留学、部活動に入ることなどをしました。普段の学習やテストでは、1年生のうちからしっかり勉強し、提出物を提出することや、家庭学習をすることが大切です。テストのときは、なるべく評定を上げることを常に意識し、自分が分からないところを積極的に先生に聞き、分からないところがなるべく無い状態でテストに臨むことで成績UPにつながると思います。

看護科は医療のテーマを多くこなせば
 小論文の本番も自信を持てます


 小論文対策では、仙台育英は小論文の授業があり、基礎はしっかり学べると思います。しかし、看護科は医療のテーマが多く受験で出題されるので、先生に小論文の添削をしていただき、なるべく多くの問題をこなすことで、本番では自信を持って問題に取り組めると思います。
 後輩の皆さん、受験は決して楽ではないので、自分にとってベストな状態で受験に臨んでください。残りの高校生活を有意義に過ごし、頑張ってください。



 

東北薬科大学
薬学部 薬学科

平成25年3月特別進学コース卒
五橋中出身

高校生活はあっという間です
自分の夢の実現に向けて動きましょう


進路を早めに決定して大学生活への
 準備を整えたいと推薦を選択


 薬剤師に憧れをもっていました。薬剤師は患者さんの病気の相談にのったり、薬の飲み方、飲み合わせや副作用について丁寧に説明します。そのことで患者さんは健康を回復し、普段の生活を取り戻せます。このように薬を通じて社会に役立つ姿は素晴らしいと思っていました。私も薬剤師になり、薬を通じて社会貢献したいと思いました。自分の進路は早くから決めていましたから、その実現のためには公募制推薦を受験し早く合格を決め、大学生活を踏まえた準備を早くから整えることができると思いました。
 高校生活では、普段の授業にはしっかり取り組み、遅れを取らないように勉強していました。薬学部に必要な数学、化学、英語は好きでしたし、ある程度できたと思いました。授業のみの勉強だけでなく、数学検定試験を受験し2級を取得しました。

入試の過去問題を全て解いたことで
 緊張せずに実力を発揮できました


 語学では、APEC仙台開催の記念大会コンテストに応募し、入選することができました。授業では味わえない体験ができ、楽しかったです、受験対策は、大学入試過去問題をすべて解いてみました。解いてみると、入試問題の傾向が分かるようになりました。そのセッションを重点的に対策を講じたので、本番入試では緊張せず普段の実力が発揮できました。大学では人間の生命と健康にかかわる者として、思いやりの心と高い倫理観を持ち、高度で専門的な知識と技能を習得し、地域および社会に貢献できる人間に成長していきます。高校生活3年間はあっという間に過ぎてしまいます。自分のやりたいこと・興味のあることを早く見つけて、その実現に向かって悔いのない生活を送ってください。



 

東北薬科大学
薬学部 薬学科

平成25年3月特別進学コース卒
吉成中出身

将来への目標はきちんと持っておくこと
後悔しないように覚悟を決めて大学進学を


積極的に行事参加をしていたら
 たくさんの楽しい思い出が増えました


 行きたい大学を選ぶにあたって、皆さんは将来自分のやりたいことや、目標を持っているでしょうか。単に有名だから、レベルが高いからなどの理由で大学を選ぶと、後々後悔することになると思います。私には中学校の頃から将来の夢や目標がありました。それは薬剤師になり、病気の人を助けたいというものです。だから私の場合はその時点で入りたい大学は決まっていました。
 そして、この仙台育英に入学し、この高校には指定校推薦があるということを知りました。指定校推薦は学力だけではなく、他に学校にどれだけ貢献してきたか、ということも問われるので、私はその枠を獲得するために3年間室長を務め、文化祭の演劇や課外行事など、自分にできることはできるだけ積極的にやってきました。こういうことが面倒だと思う人もいるとは思いますが、これら一連のことを通して、いつの間にか高校生活に楽しい思い出がたくさんできました。最後の関門には校内模試が待っていました。しかし、私は最後の最後でヘマをしてしまい、指定校推薦の枠を獲得することができませんでした。ものすごく悔しかったです。しかし、私には中学校時代から叶えたい夢があったので、この悔しさはすぐに次への頑張りへのバネになりました。

やってきたことに対して
 自信が持てると余裕が生まれます


 次のチャンスには公募制推薦があったので、次こそは本当の自分の実力で勝負しようとチャレンジしました。このときの勉強量は、今までこなしたことのない量で、徹底してやりました。そして、3年間の努力がしっかり役に立ちました。例年より受験者数が多かったのですが、今まで自分がやってきたことを振り返ると自然と余裕が生まれ、見事に合格を手にすることができました。やはり、自分の実力で合格できたときの喜びは本当に素晴らしいものです。ぜひ皆さんにも味わってもらいたいと思います。
 こうして合格を果たした私ですが、努力できたのも保護者をはじめ、多くの先生方の支えがあったからです。皆さんには日頃から感謝の気持ちを忘れずに生活して欲しいと思います。それを理由のひとつに、「高校の次は大学」のような簡単な気持ちなら、大学には行かないほうが良いと思います。それなりの覚悟を持って挑んだ方が、自分のためになります。
 私の体験と皆さんへのアドバイスは以上です。少しでも皆さんのためになれば嬉しいです。それでは皆さんも自分自身の明るい未来のために頑張ってください。



 

仙台大学
体育学部 運動栄養学科

平成25年3月Tフレックスコース・現フレックスコースI類卒
高砂中出身

震災や社会人サッカーで得た経験…
進学に向け高い意識で学校に通うように


震災のときに運動と
 栄養の大切さを実感しました


 仙台大学体育学部運動栄養学科を目指したきっかけとなったのは、2011年の東日本大震災です。私たち家族は避難を強いられる生活が続きました。そんなときに、運動などをすることができないのはもちろん、栄養も考えずあるものだけを食べるという生活が続きました。そのときに運動と栄養の大切さが分かり、運動と栄養に関する知識をつけたいと思うようになり仙台大学を志望することにしました。
 仙台大学を志望するまで私はあまり何かを意識するということもなく、学校生活を送っていました。学校に行って授業を受け帰宅するという生活でした。仙台大学に行きたいと考えはじめた後は、その何気なく通っていた学校に高い意識を持って通うことができたと思っています。定期テストでは常に良い点数をとるため、何度も何度も問題を解いて覚えたりと努力してきました。

将来のことはまだ早いと思わずに
 少しでも考えるのが自分のためです


 仙台育英の部活動にはサッカー部がありますが、それとは異なる社会人サッカーをしてきました。社会人サッカーでは、目上の人たちとサッカーをすることによって、コミュニケーションをとることはもちろん、対応力や大人に対する尊敬など改めて実感することができました。幅広い年齢の人と繋がっていくことで、将来私が目指し取得していきたい栄養士にとても役立つと思います。
 しかし、大学合格は簡単なことではありません。私は一度仙台大学を落ちてしまい、諦めたこともありました。しかし、担任の先生や親の協力もあり、二度目の挑戦で合格することができました。大切なことは諦めないということと、高校の生活がとても大事ということです。欠席の日数や、授業態度、評定など当たり前のことがとても重要です。
 高校1年生の時は大学など考えずにただ生活を送っていた自分。先生に言われてもまだ先のことだと思っていたのに、3年間はあっという間です。一つ言えることは、将来のことを考えるのは早いかもしれませんが先生の話をちゃんと聞き、何が必要か、何がしたいかなどは、少しでも考えていた方が楽になるし自分のためにもなるということです。そして、少しでも多く何度も面接練習をしたほうが気持ちに余裕が生まれます。高校生活を大事にし、諦めず頑張ることが大切です。