SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!
 

東北大学
経済学部

平成27年3月特別進学コース卒
名取第一中出身

やる気が起きない時などは相談すると
課題が見つかることがあります


何よりもまず目標を
 立てることが大事です


 これから進学先を決める上で、進みたい大学が決まっている人は是非それを貫き通し、特に決まっていない人はいわゆる旧帝国大学や私立の難関大学を目指すことを勧めます。例えば東北大学は、高度な研究施設が多く存在し、私にとって非常に魅力的で、目標とすることができました。高いレベルの大学を目指すことで、学習内容を非常に深く理解する必要が生じ、物事をよく考える習慣が身に付きます。これはとても大事なことです。この習慣さえあれば高校生活は間違いなく充実したものになります。
 とにかく目標を立てることを大事にしてください。目標なくして、こうした方が良い、こうすべきだ、などということはありえません。高校3年生が狭義では受験生ですが、第一志望大学に合格したければ、高校3年間がまるごと受験生活であることを忘れないでください。

授業が有意義なものになるかは
 自分の努力次第だと思います

 学校の授業は大学受験に関する内容のほぼ全てを網羅しており、受験勉強の核になります。授業について何よりも大事な事はその内容を理解することです。このためには手段を選んではいけません。予習の段階で理解し、授業で確認するというのがベストですが、時には授業内容が理解できない場合もあるでしょう。そんな時は納得がいくまで先生に質問すべきです。授業が有意義なものになるかどうかは自分の努力次第です。
 勉強時間と内容は特に決めませんでした。調子が良い時は食事を抜いてまで勉強していましたし、調子が悪い時は好きな教科だけ勉強するようにしました。模試の合格判定は1年次にEでした。しかし、全く気にしませんでした。なぜなら模試の結果にかかわらず、やるべきことが勉強であることは変わらないからです。家では勉強に集中できない場合、平日はもちろん休日も図書館等で過ごすのを勧めます。家ではテレビなど誘惑が多いので、なるべく家に居ないように工夫してきました。勉強に気が乗らない時は友達の邪魔にならないように先生に相談しました。人と話すことで自分の課題が見えてくることもあります。大学受験に全力で取り組むことは大切ですが、大学進学が人生のゴールではありません。今後の人生を実りあるものにできるよう、学問に勤しんでください。私もそういう気持ちで頑張っていきます。



 

新潟大学
人文学部 人文学科

平成27年3月特別進学コース卒
住吉台中出身

逆境に陥ったら乗り越えた姿を想像し
自分自身を励ましてください!


勉強方法を工夫し1組の授業に
 ついていけるようになりました


 私は、公立高校の受験に失敗して、滑り止めとして受けたこの仙台育英に入学しました。最初のうちは、受験に失敗したことを悔やんでばかりいました。しかし、このままではいけないと思い、講習を積極的に受けるようにし、宿題も欠かさず提出するようにしました。その結果、2年生からは1組に入ることができました。けれども、そう喜んでばかりはいられません。実際、2年生になってからは様々な壁にぶつかりました。まず、環境がガラリと変わりました。それまでの多賀城校舎から、新たに宮城野校舎で学校生活を送ることになり、さらに見慣れない1組の人たちと勉強することになったのです。また、1年生のときとは違って、言われた通りにただ宿題を提出するようなことだけを続けても、授業についていけなくなりました。これはまずいと思い、今までの勉強スタイルを変えざるを得ませんでした。まず、やった宿題や講習プリント、授業内容を何度も復習する習慣をつけました。次の日にもう一度解く、といった具合に。そうすることで段々と授業にもついていけるようになり、落ち着いてきて周りの環境になじめるようになりました。

文転で苦労しましたが自分を
 追い込み努力を積み重ねました


 そしていよいよ、受験に向けて本格的な勉強を始める3年生になりました。私は3年生になると同時に文転をしました。実は2年生の後半から歴史や考古学に興味を持ち始めたのです。理系科目の成績の伸びが良くなかったという理由も、無かったわけではないですが、それよりもやはり、大学では自分の興味のあることを研究したいと思い、文系に転換したのです。しかし、文転したことで、元々文系だった人たちよりも遅れを取ってしまいました。例えば世界史Bの授業では、最初のうちは先生の質問に全く答えられませんでした。世界史Bは私の場合、3年生になってから取り組んだ科目なので、授業についていくのに精一杯でした。そのような状況でまず私がしたことは、勉強せざるを得ない環境に自分を追い込むことでした。なるべく学校の自習室で勉強したり、自分の部屋からは誘惑となるものを排除しました。そうしてよりストイックに勉強を重ねていくことで、授業に難なくついていけるようになり、特に世界史は最も得意な科目となりました。仙台育英の充実した設備や先生方のおかげで、一般入試の前期で新潟大学に合格することができました。今では仙台育英が母校で本当に良かったと思います。
 さて、これから受験が待っているみなさんに言いたいことがあります。逆境を楽しめ、ということです。みなさんの中には、スランプに陥ったり、周りの人よりも勉強で遅れていると感じる人が出てくることと思います。そのような逆境に陥ったときは、それを乗り越えた自分の姿を想像してみて下さい。「今の状況を乗り越えたら、大きな自信になるはずだ!」と信じて下さい。実際私は逆境に陥ったときはそうやって自分を励ましてきました。そして乗り越えられたときには、それ自体が自分を支える頼もしい経験となります。みなさんには是非実践してみて欲しいです。それではがんばって下さい!



 

宮城大学
食産業学部環境システム学科

平成27年3月特別進学コース卒
宮城野中出身

海外研修の体験が 英語が苦手だった私を
大きく変えてくれました


外国の人と異文化に触れて、
  勉強へのモチベーションがアップ

 私が国公立大学に合格することができたのは、勉強したこともそうですが、仙台育英での様々な体験が私に良い影響を与えてくれたからだと思います。1年生のときの私は勉強が苦手でした。特に英語は進んで勉強する気になれず、やる前から苦手と決め付けていました。そんな私が英語を進んで勉強するようになったきっかけは、1年生の後半にハワイへの海外研修に行ったことです。私はそこで多くの外国の人たちと交流し、異文化に触れたことによって、英語に対する勉強の意欲が湧いてきました。帰国後にまず私が英語の勉強をするにあたって取り組んだことは、英文法と英単語です。この2つの要素は、後に勉強する英作文の作成や英語の長文読解においても、土台となる部分だったので徹底的に勉強しました。英単語は単語を発音しながら書き、その単語を使った例文を作ったりして覚えました。文法は語法を自分の分かりやすいようにノートにまとめ、重要なポイントにはマーカーで色付けをしてテスト前にすぐ見返せるようにしました。また、覚えた英単語や英文法を忘れないために英会話に通っていました。英語を話すことによって書く力だけでなく聴く力や、話す力も身に付きました。高校では話す力はあまり求められませんが、大学に進学して海外留学をするときに必ず必要になると思います。
英語がだんだんと話せるようになってきた私は、外国の友人も増え、異文化に触れる機会が多くなりました。それと同時に語学をもっと学びたいと思うようになり、文系に変わろうかと一時期悩んだことがありました。しかし私は環境系のことも学びたかったので、理系のままで理系は国公立、文系は私立をそれぞれ受けました。この経験から私が言えることは、よほどの決意がない限り、理系の人が文系に変えることをお勧めしません。文系に変えた場合、社会の科目が一つ増えるので勉強が大変だと思うからです。

計画をたてたことで 模試の得点が
  伸びていきました

 私が受験勉強をするにあたっての1日の勉強時間は平日4時間、休日7時間を目標として勉強に取り組んでいました。ただ勉強するだけでなく、どの教科のどの部分を勉強するかを事前に計画するようにしました。そのため勉強の効率が上がり、模試での得点もどんどん伸びていきました。返却後の模試は、得点率が低い分野を中心にノートをまとめ直し、次は間違えないぞという気持ちで勉強しました。このような努力の結果、私は国公立に合格できたのだと思います。



 

明治薬科大学
薬学部 薬学科

平成27年3月特別進学コース卒
仙台白百合中出身

悩んだ時は周りの人に相談して素直に
話を聞くことで成長できると思います


志望大変更の際は先生方に
 背中を押していただきました


 仙台育英での3年間は気がつくと通りすぎていた風のように早い3年間でした。入学当初は中学生の時に描いていた高校生活とは違って校則や授業数の多さに嫌になることが多かったです。しかし授業数が多い分、机に向かって勉強する時間が増え、授業を聴いていれば自主学習しなくても学力がつきました。私は自分がすごくたくさん勉強しているという感覚はありませんでしたが、教室で過ごす時間は自然と友達と勉強や進路の話をしていたおかげで、1年生の頃から自分の目標である薬剤師になるため薬学部へ進学するという気持ちをずっと維持することができました。
 私は3年生の秋に志望大学を変更し、明治薬科大学を目指すようになりました。それまでの私は周りに流されて国立大学を目指していましたが、国家試験合格率の高さや海外の医療現場で学ぶことができることから、私のやりたいことができる大学に進学することが大切であることに気付きました。変更するとき、学校の先生方にはたくさん相談し、様々な意見を聞かせてもらいました。しかしどの先生も最後に決めるのは私自身であると言われ、背中を押されました。志望大学が本当に行きたい大学になってからは、模試の復習をするときは大学の傾向に合う所を自分なりのノートにまとめたり、コピーを取ってまた解けるようにして隙間時間を有効に使うことができるようになりました。

卒業後も他の道を進む友達と
 交流し知識を深めたい


 私にとって大学受験は一人で乗りこえることは絶対にできないものでした。模試の結果を競ったり、成績が落ちて自分ではどうしたらいいのか分からなくなったときに相談に乗ってくれる友達がいたから第一志望に合格することができたんだと思います。1組にいた3年間は友達に助けられることが多く、大学生になっても様々な分野に進んだ友達みんなから色んな話を聞くことができると思います。そのことがまた自分自身の知識を深め、より良い薬剤師になることを助けると思います。
 後輩のみなさんは決して諦めず、悩んだら友達や先生方に相談することの大切さを忘れないでほしいです。後悔先に立たずという言葉の通り、後になって相談すればよかったということにならないよう、素直に周りの人の話を聞くこともみなさんの成長になると思います。



 

亀田医療大学
看護学部 看護学科

平成27年3月特別進学コース卒
寺岡中出身

授業や講習など日々の積み重ねが
自分の力になったと確信しています


命の大切さを考える機会に触れ
 看護系を志すようになりました


 私は高校3年間、生徒会執行部として活動し、生徒会副会長という役職まで務めさせていただきました。
 私が看護の道を志した理由は、仙台育英が取り組んでいる「飲酒運転撲滅運動」や未然に防ぐことができたはずの事故・事件で亡くなられた方々の想いを形にし伝える「命のメッセージ展」など、命について考える行事に生徒会として積極的に参加していた事にあると、私は考えております。
 また、仙台育英ではレポート2000ということをします。これは、自分のやりたい職業について調べてレポートにするというものです。どうしてその職業になりたいと思ったのか、どのような進路を進めば、その職に就けるのか、その職業は社会においてどのような現状にあるか。このようなことを改めて知る機会であり、見直すことができます。
 私はこのレポート2000を通して、看護師というのは進学した先(大学、専門学校、短大)によって初任給や昇格の仕方が違うことや、看護師にどういう人材が求められているかを知り、大学への進学を決意しました。

人生の先輩である先生方の
 ご指導を大切にしましょう


 次に勉強についてですが、私は特に変わった事はしていません。授業中は勝手に自習をしたりせずに先生の話をちゃんと聞いて、定期テストに向けて対策をしていました。
 大学に合格した今になって思うと、授業や講習など、こういった積み重ねが、受験の時に私の力になってくれたのだと思っています。
 最後に、私たちの後輩に一言贈り、締めとさせていただきます。
 これからの仙台育英での経験は、決して無駄ではありません。先生という人生の先輩方の教えて下さることをないがしろにすることなく、一日一日、一つ一つを大切に過ごして下さい。あなた方の夢を応援しています。



 

東北福祉大学
健康科学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻

平成27年3月特別進学コース卒
しらかし台中出身

自分が楽しめるものかどうかを第一に
じっくり進路を考えましょう!


志を曲げずに頑張れたのは
 弓道部の仲間のおかげです


 高校2年の頃にこの医療への道を志し始めました。具体的な理由としては、家族にこのリハビリテーションの道をオススメされた事と、父の働く病院で見学をした際にとても興味を持った分野だったからです。
 私がこの志を曲げず、ここまで来るのには友人の存在が不可欠でした。私は仙台育英に入り、できるだけ多くの目標を持って有意義な学園生活を送りたいと思い、前々から興味を持っていた弓道部に入ることを志願しました。そこではコースは違えど共に高め合う仲間と出会うことができ、楽しくもとても身になる日々を送りました。そして奇しくもその中の友人の数名は私と同じくリハビリテーションの道を目指していて、私は彼らとともによく勉強会を開いたり、時にカラオケや買い物に行ったりもしました。勉強会では互いに分からない所を補うことで互いの学力の向上を目指しました。
 また、個人での学習では学校の予習復習を併行し、定期テストや模擬試験で判明した自身のニガテをまとめて空いた時間に参考書や教科書を利用し、その分野を自分でも分かりやすく絵や図を利用して理解を深めました。特に模擬試験は最終的な入試の勉強ではとても役に立ちました。過去に出会った苦手分野は後々ど忘れなどで自身を苦しめます。そこで自分の過去にどのように間違ってたのかを再確認するのには模擬試験はとても便利な素材です。

好きなことを進路に選べば
 モチベーションにつながります


 また、今進路に迷っている方、将来何になりたいか決まっていないという方は、まだ焦る必要はありません。まだまだ時間はあるので、その生活の中からある日突然閃き、それが進路になるなんて事もあります。一番のお勧めは好きな事を自分の進路にすることです。絵を描くこと、医療などの人助け、ペットだったり植物だったり、やはり好きということはそのまま大学生活でのモチベーション、入試のモチベーションにつながります。
 やりすぎて学習がおろそかになるのは駄目ですが、高校生活を思いっきり楽しむのは大切です。というか楽しんだ者勝ちです。進路選択においても自分が楽しめるものかどうかを第一に、じっくり考えていくと良いでしょう。



 

仙台白百合女子大学
人間学部 健康栄養学科

平成27年3月英進進学コース卒
古川黎明中出身

欠席日数が増えてしまうと
評定に響くので気をつけましょう


先生は本番直前の冬季休業中も
 勉強を教えてくださいました


 私は仙台育英に入学する前から管理栄養士を目指し、大学進学を希望していました。しかし、1年次にMC室に通っていたため、欠席日数が多く、評定も低くなってしまいました。このままでは大学に進学できなくなると思い、2年次から普通学級に戻り、無遅刻無欠席で、授業をしっかりと聴き、理解する努力をしました。そして、授業を聴いて分からないところをすぐに先生に聞いて解決するように心掛けていました。また、定期考査前は1冊のノートにテスト範囲の授業の内容を自分なりにまとめ直すようにしていました。その結果、評定平均値が良くなりました。私はMC室に通っていたことから一般入試で受験することを決めていましたが、第1志望の大学の推薦入試の評定平均値が基準を超え、受験の機会が増えるため推薦入試を受けました。
 指定校推薦枠はなかったため、公募制推薦入試で受験しましたが結果は不合格。元々、一般入試で受験すると決めていたので、すぐに切り替え勉強しました。そして冬季休業中にも先生に英語などを教えてもらいました。勉強で分からないところがあったら先生にどんどん聴いた方が良いと思います。