平成17年6月14日
保護者の皆さまへ
 仙台育英学園高等学校
  秀 光 中 等 教 育 学 校
校 長
 加 藤 雄 彦
仙台育英学園父母教師会
会 長 大 学 幹 男
5.22被害者救援委員会
委員長 後 藤 精 哉
 
 
 事故を起こした車輌は ニッサンサファリ 宮城11 ち 5091 とても頑丈な車である。
 事故発生時刻は午前4:15前後である。
 Tさんという人が運転する車輌がクラクションを鳴らしながら、T字路北側から左折し、横断歩道の直前で停車していた。
 そこに、佐藤光被告人の暴走車がTさんの車の右前輪にぶつかリ、左前輪のタイヤがパンクしたため、カーブを描くように曲がり、左歩道の縁せきを乗り越え、奥の建物にぶつかって、停車した。亡くなった3名は、ほぼ1列に並び横断歩道を渡っていたと考えられるが、佐藤光被告の車に当たって亡くなった。
  この時、Tさんの車が衝突の反動で押される格好となり、男性職員を跳ね飛ばし、互野 萌さんがこの車の下敷きになり、骨折と火傷をした。さらに、川村由望香さんも重傷を負った。
  捜査に協力した生徒のなかには、前夜学校に泊ったことすら分らなくなっている者もあったが、巻き添えに遭った多くの生徒のほとんどが、打撲等受けている。
  佐藤光被告人については、5月21日(前日)21:00頃から翌22日未明まで、宮城野区中野栄、多賀城桜木町、青葉区国分町で飲酒し、車を運転して、この重大かつ悲惨な事故を引き起こしたことにより、業務上過失致死の罪で逮捕した。その後、被告の体内の酒の状況を確認したが、政令値以上(0.15mg/P以上)あった。さらに、取り調べの過程で、飲みすぎて運転途中何回か眠くなったと話している。
  飲酒・居眠り運転による重大な死傷事故で、業務上の過失致死罪より重い危険運転致死罪で6月12日起訴した。さらに、けがを負わせたことについて追起訴する形となるだろう。
 
【被告人の加入している保険について】  
 事故を起こした当該車輌については、借り受けているものである。自賠責は入っている。任意保険については、当該車輌そのものには入っていない。
  5月25日時点で、学校から塩竃署に事故の概要等について説明等して良いか、問い合わせたとき「まだ捜査中につき、十分な説明ができないので待ってほしい。」との回答をもらい、事故については一切触れないできた。

  以上、平成17年6月13日午前中、塩釜警察署において本校関係者と確認した内容であることを報告します。
 
【仙台育英学園高等学校カウンセリング体制のお知らせ】
カウンセラーについては各校舎に次の先生を配置しておりますのでご相談ください。
(宮城野校舎)
  小早谷 景伍 先生(火、木、土 午前9時〜午後4時)
  高橋  悠子 先生(月、水、金 午前9時〜午後4時)
※ 奇数の日曜日に上記の先生が交代勤務となります。
(多賀城校舎)
  大内  英子 先生(月〜金 午前9時20分〜午後3時20分)

◎なお、学校として各校舎の状況に応じて、増員する予定です。
 
 
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