5.22被害者救援委員会の発足

 5月22日に遭遇した悲惨な交通事故による被害者を救援するため、仙台育英学園父母教師会では、会則に則り、「5.22被害者救援委員会」(専門委員会)を、5月30日(月)に発足いたしました。
 これまで4回の救援委員会を開催しましたが,その委員会の内容をご報告いたします。
 

 
■第1回救援委員会報告 (平成17年6月9日(木))
   
[1] 被害者救援のさしあたっての活動について
  (1)父母教師会会計予算からの一時立替えによる見舞金を差し上げたい
(2)被害者へは一律ではなく、入院者の家族の経済的支援を優先させたい
   
[2] カウンセリング体制の整備についての要望
  (1)精神的なショックや苦痛を受けた生徒への心のケアを充実して欲しい
(2)カウンセラーを増やし、また常駐させて欲しい
   
[3] 学校の救援体制について
  (1)学校も被害者の対策のために委員会を設置して欲しい
(2)学校(対策委員会)と被害者(救援委員会)とが連携して、
   今後の課題に対応していきたい
(3)対策の内容について、常時情報を発信してほしい
   
[4] 募金活動について
  (1)募金の趣旨を明確にし、会員の賛同が得られるようにしたい
   (任意保険への加入が不明確である)
(2)募金の募集範囲を以下にお願いする
   *父母教師会会員(保護者・教職員)
   *同窓生
   *教育振興会会員
   *一般賛同者(法人・企業も含む)
(3)募金の使途は、被害者への経済的支援と民事裁判の費用とする
   
[5] 情報開示について
  (1)インターネットのHPを工夫してほしい
 

 
■第2回救援委員会報告 (平成17年6月18日(土))
   
[1] 学校でも、対策委員会を設置した
   
[2] 対策委員会(学校)からの報告
  (1)被害者生徒の現況や治療費支払い等についての報告があった
(2)カウンセリングの取り組み
   *事故直後、3日間で、県内のカウンセラー40名で対応した
   *今後のカウンセラーの充当については、現在常駐は3名であり、
    さらに増員を計画中である
   
[3] 対策委員会への要望と質問
  (1)今後予想される後遺症についての対応は
(2)授業の遅れている入院生徒への対応は
   *課題学習や個別指導の実施
   
[4] 募金活動について
  (1)募金の金額(1口1万円)とする
(2)7月9日を第1次締め切りとする
(3)募金の配分については、募金要項を作成する
   
[5] 学校体制づくりと今後のビジョンについて示して欲しい
 

 
■第3回救援委員会報告 (平成17年7月9日(土))
   
[1] 心のケアについて
  (1)各生徒の学校・家庭での様子を十分注意していく
   
[2] 学校体制づくりの一環としての行動計画について・・・(対策委員会から)
  (1)OB・OGによる「激励会」の実施
(2)飲酒運転撲滅署名運動の実施(10万人目標)
   *「要望書」に止まらず,「請願」まで頑張って欲しい
(3)同窓会より指定体育着の寄贈
(4)ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル・ジョイント
   コンサート実施(I-LION DAYメモリアルコンサート)
(5)メモリアル塔の建立
   
[3] 学校への要望・質問
  (1)学校も被害者としての立場から、加害者にどう対応していくのか
(2)この事故をどう受け止め、今後の学校体制づくりにどう生かしていくのか
(3)学校として、被害者への対応をどうしていくのか
   
[4] 後遺症に関して
  (1)通院治療を継続的に(例えば1ヶ月単位 )行っている場合
   自賠責保険の対象となり得る
(2)一旦治療を終了し、数ヶ月以上経過して治療となった場合は、適用され
   にくい。よって後遺症の心配がある場合は、継続的な治療が必要
   
[5] 募金の使途について
  (1)募金配分の要項を作成した
(2)募金の使途については、種々の情報を検討し次回までに決定したい
   
[6] 募金活動の継続について
  (1)目標額を達成したので、募金の募集を一旦停止したい
(2)目標額の一千万円相当は弔慰金・見舞金に使い、残額は加害者への
   訴訟費用等に充当したい
   
[7] 学校への要望
 

(1)被害者全員に対して、対策委員会(学校)・救援委員会(父母教師会)
   の活動内容を伝えて欲しい
   *入院生徒の保護者へ情報が伝わっていないため
   *今後の被害生徒に対するケアに関して統一した学校の考えを伝えてほしいため
(2)同日16:00より入院生徒の保護者へ情報を伝える
(3)7/16 13:00より通院生徒の保護者へ情報を伝える

 

 
■第4回救援委員会報告 (平成17年7月16日(土))
   
[1] 弔慰金・見舞金について
  (1)基本的な考え方
  *募金目標額が一千万円なので、これを基本に考える
  *対象者は被害者25名としたい。   
(2)弔慰金・見舞金の配分について
  *見舞金としての総額は1,250万円とする
  *見舞金の内訳は、遺族450万円(3家族)、入院者440万円(4家族)、
   通院者360万円(18家族)とする
  *一人当たりそれぞれ150万円、110万円、20万円とする
(3)弔慰金・見舞金の配布について
  *弔慰金・見舞金の趣旨を添え、現金持参とする
   
[2] 平成17年8月9日の裁判の傍聴について
  (1)救援委員会から3名の傍聴  
  *希望者は、8月5日まで申し出る
   
[3] 次回(第5回)の被害者救援委員会の開催について      
  *8月20日(土曜) 午前10時から
*場所:多賀城校舎
 
第4回救援委員会関連資料
 
 
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