去る5月22日、本校「第11回さつき祭ウオークラリー」中に起きた交通事故は、私たちに計り知れない深い悲しみと衝撃をもたらしました。
 尊い命を奪われ、輝かしい未来の夢を閉ざされた3人の仲間の無念さ、懸命に怪我と闘い治療に励んだ仲間の苦しみ、事故の惨劇を目にした仲間の衝撃等を思う時、改めて悲しみと悔しさが込み上げてまいります。
 飲酒・居眠り運転、信号無視などの法律違反を重ね、反社会的、非人道的行為を犯した暴走RV車運転手の危険運転には強い憤りを覚えます。
 私たち仙台育英学園高等学校生徒会では、このような悲惨な交通事故は二度とあってはならないという切なる願いのもと、10万人を目指して飲酒運転撲滅の署名運動を展開してまいりました。
 その結果、県内はもちろん、県外の多くの皆様からのご理解とご協力、ご支援により、目標をはるかに超える18万人の皆様から署名をいただくことができました。
 私たちは、この運動を通して、多くの皆様が交通安全、飲酒運動撲滅に対して非常に高い関心を持っておられることを実感いたしました。
 交通事故のない社会は誰しもの願いです。しかし、交通事故は大小を問わずいたるところで起きています。しかも、許されるはずのない飲酒運転による交通事故が、依然としてあとを絶っていないという悲しむべき現実があります。とても残念でなりません。
 どうか、県内外の多くの皆様から寄せられた交通安全・飲酒運転撲滅の願い、熱い思いを真摯に受け止めていただき、今後とも交通安全・飲酒運転撲滅のための徹底した取締り、啓蒙・啓発をさらに強化し、ご指導・ご尽力くださいますよう、ここに要請いたします。
 
平成17年12月14日
仙台育英学園高等学校生徒会
 
<閉じる>