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フレッシュマン・デイ 会津研修を終えて 考えたこと
今年度からスタートした『フレッシュマン・デイ会津研修』(5月に実施)。3人の生徒のレポートを紹介します。
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加藤利吉先生がめざした 学校方針に少しでも近づきたい 特別進学コース1年 菖蒲くん 5月8日、仙台育英学園の創立者 加藤利吉先生の顕彰碑を参詣し、利吉先生の生き方や学園の歴史を学ぶことによって仙台育英学園の「建学の精神」について理解を深める、という目的で僕たちは福島県に行きました。 バスに約3時間乗車し、最初に向かったのは会津藩校「日新館」です。この「日新館」は江戸時代、全国三百藩校の中でも規模・内容ともに随一とされていた学校だそうです。 広さはとても大きいものでした。幕末に飯盛山で自刃した白虎隊の少年たちも勉学はもちろんのこと、「ならぬものはならぬ」の精神を学び、未来に夢をはせていました。 その後、戊辰戦争において、焼失してしまった日新館ですが、昭和62年に会津の精神文化を後世に伝えようと、完全復活しました。 実際に中に入ってみると、至る所に木で作られた建物や、僕達が昼食をとった草などが見える場所など、自然を大切にしているんだなと感心する反面当時の少年(学生)たちはこういった緑のあふれる環境で勉学に励んだり成長をしていったのか、とも思いました。 「日新館」で昼食をとった後、バスに乗って次に向かったのは今回の研修の目的である加藤利吉先生の顕彰碑の参詣をする飯盛山です。利吉先生の顕彰碑には先生の顔の立体像があり、僕達は碑に向かって合掌をした後、利吉先生についての話を聞きました。話の内容は、前に見た映画『北の国へ』での話も多く出てきて、この学校が設立されるまでの歴史や学校設立後の苦難などを聞きました。あらためて仙台育英学園の歴史を知り、僕は今後、仙台育英学園高等学校の生徒の一員として恥じることのない、そして利吉先生が目指した学校方針に少しでも近づいていける生徒になれればいいな、と思いました。 顕彰碑の参詣と同時に、以前起きた事故の交通安全地蔵尊の参拝を行いました。僕は二度とこのような事故が起こらないように願い、命の尊さを学んでいきたいと思います。 |
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日新館で当時の学校の様子を学び、
建物を見学しました 外国語コース1年 篠原さん 会津研修に参加し、たくさんのことを学びました。 私が会津に行ったのは小学校6年生の修学旅行以来で、何だかとても懐かしい気持ちになりました。 行きのバスの中では、1G1の皆と話をしたりして、より仲良くなることができました。 日新館では、昔の学校の様子がわかる映像を見たり、建物を見学したり、お弁当を一緒に食べたりとすごく楽しかったです。この時、『女子のクラスっていいな』と思いました。 その後、飯盛山にある加藤利吉先生の顕彰碑と交通地蔵尊の前で、利吉先生のお話と5月22日に起きた交通事故のお話を聞きました。お話を聞いて、利吉先生は改めてすごい人だと思いました。 また、事故の話を聞いたとき、中学校1年生の時を思い出しました。なぜなら、被害にあわれた生徒さんの一人と知り合いだったからです。あの時のような事故は二度と起こってほしくありません。 会津研修では、いろいろなことを思い出したり、経験することができました。 |
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3人の先輩方の分も 高校生として頑張ることを誓いました フレックスコース1年 米谷さん 会津に向かうバスの中でビデオ『北の国へ ー加藤利吉物語ー』を見て、加藤利吉先生の努力と精神を学びました。学校が火事で燃えてしまっても、挫けることなく、またやり直す。会津に誇りを持ち、自分の理想実現をめざして、つねに自分から勉強をしていこうという姿勢で生きていく。そこに感動して、私も加藤利吉先生を見習いたいと思いました。 飯盛山の顕彰碑の場所では交通安全地蔵尊の前で事故にあわれた先輩方のご冥福をお祈りしました。志半ばで命を失ってしまったことの無念さはどれほどのものだったでしょう。 私自身も、決して自分を見失うことなく高校生としての生活を頑張っていこうと心に誓いました。 |
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