将来の理想実現に向け、大学現役進学をめざす!
   
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在卒懇での先輩たちの
話を通して、自分自身の
“将来像”を描いてほしい
   
  最初に壇上に立った
東京大学の白石くん

 6月2日土曜日、宮城野校舎講堂を会場に、特別 進学コースの在卒懇が開かれました。在卒懇とは大学進学をめざす在校生と、受験勉強を乗り越えて大学に進んだ卒業生との懇談会。この日、最初に壇上に立ったのは、春に東京大学文科III類に進学した白石くん(登米中田中出身)。
 白石くんの言葉は「私がかつて仙台育英に在籍していたときに出席した在卒懇で印象に残っているのは…」から始まり、「大学受験を終えてすがすがしい気持ちで大学生活を楽しんでいる先輩の方々の姿。この姿を見て、私自身、“受験勉強を頑張って早く終えて充実した大学生活を送ろう、そのために今の受験勉強に対して前向きな姿勢を持ち続けよう”と心に誓ったものです」と続きました。
   
  あなたが生涯をかけて
やりたいことは…

 講堂には23人に及ぶ先輩たちが集まってくれました。さらにこの日、在校生たちには1枚の手紙が配られました。平成10年春に特進から現役で自治医科大学医学部へと進み、現在は宮城野校舎近くにある仙台医療センターに勤務する早坂さん(若柳中出身)からのメッセージです。中にはこんな言葉が書かれていました。
 「あなたが生涯をかけて一番やりたいことはなんですか? もし、まだ見いだせていないとしたら、どういう努力をすれば見つけやすいと思いますか? どういう出会いの場、勉強の場が必要ですか? もう一度じっくり考えてみてください…」
 
   
  大学生、社会人としての
“将来像”を

 在卒懇について、特別進学コースの渡部進先生は、このように話します。
 「日々、受験勉強に取り組む生徒たちには、在卒懇で壇上に立ち、語る先輩たちの姿を見ながら、自分自身の大学生としての姿、社会人としてのあり方をイメージしてほしい…。これが在卒懇を開くいちばんの目的なのです。自分は将来、社会の中でどんな役割を担い、世の中に貢献していきたいか。そして、そのためには何を今しなければならないのか。まず、このことをじっくり考えてほしいのです」
 じっくり考え、将来への目標を定める。その目標実現に向けて精一杯努力する。そこにこそ意味があり、“実りある受験勉強”は、そこから始まるのでしょう。