Vol. 105

 
 
 
例年同様、指定校推薦を中心とする推薦・AO入試を利用した多くの先輩(3年生)たちが、人気の高い難関私大への現役合格を成し遂げています。
進学した先輩たちの好評価もあり、本校では全国の難関私大の幅広い系統の学部・学科における指定校推薦枠を獲得しています。 今回は、3年間の努力の積み重ねを存分に活かせる推薦入試を利用し、夢への第一歩を踏み出した先輩たちからのメッセージを紹介します。
 

高橋 くん
特別進学コース3年
大谷中出身

短時間集中のリズムで
野球と勉強を両立し
夢を叶えました


慶應義塾大学 法学部
にAO入試で合格

高橋 くん 


 硬式野球部監督の佐々木先生のもとで野球をやりたい、そして憧れの大学に合格したい。2つの夢を叶えるべく入学しましたが、野球と勉強の両立は想像以上に厳しいものでした。それでも、「やり通してこそ、男だろう!」と自分に言い聞かせ、野球もしつつ勉強も頑張ろうと決意を新たにしました。短時間で集中する生活リズムを工夫し、練習後は必ず授業の予習復習をし授業に集中するよう心掛けました。部活で悩んだ時はクラスの仲間と励まし合い、勉強がうまくいかない時は練習が気分転換になりました。3年間支えてくださった先生や家族、仲間に感謝したい気持ちでいっぱいです。部活と勉強の両方をやり通せたことは自信になりました。これからも佐々木先生のモットー「本気になれば、世界が変わる」を常に頭に置いて国際弁護士を目指していきたいです。

 

 
新堀 さん
特別進学コース3年

宮城教育大学附属中出身
仙台育英の先輩たちの
個性的な学習方法は
大いに参考になります


早稲田大学 創造理工学部
に指定校推薦で合格

新堀 さん

 私の学習方法に関してはちょっとした秘密がありました。図書室に残って勉強する時、成績の良い先輩の隣りに座り、どんな風に勉強しているか、どんな方法で暗記しているか、こっそり盗み見ていたのです。なぜかというと、短時間で効率を上げることができるベストな学習方法を見つけたかったからです。どの先輩方も、教科書をマーカーで色分け、ノートにひたすら書いて覚える、ポイントを抜き出して整理するなど、個性豊かな方法で勉強していました。「これはいい」と思った点は片っ端から真似して、自分の学習方法にどんどん取り入れていきました。自分で学習方法を貪欲に探したからこそ、特別進学コースに設けられたさまざまな学習プログラムをこなし、最高の結果につながったと実感しています。
 

 
吉野 さん
特別進学コース3年

名取第一中出身
内容の濃い70分授業と
仲間の学習意欲が
私を本気にさせました


同志社大学 経済学部
に指定校推薦で合格

吉野 さん

 仙台育英に入って一番印象的だったのは、授業時間の長さです。集中力が保つか心配しましたが、実際は内容がとても濃く、まったく飽きませんでした。面白いから学習意欲が湧き、次の授業も楽しみになります。また、放課後残って勉強していた時には、友人たちの大学合格への熱い意気込みを肌で感じていました。大学受験なんて先とのんびり構えていた私も、結果を残さなくてはと2年次ごろから強く思っていました。私は授業を真面目に受けた以外、特別な勉強は何もしていません。普段から地方行政や経済問題など社会に関するニュースを心に留め、新聞記事にマメに目を通したことくらいでしょうか。興味ある分野から「自分に何ができるのか」を追求して将来の目標を選び、たとえ地道で目立たなくても、毎日努力を重ねることが大切だと思います。
 

 
明本 くん
フレックスコース3年
神奈川日限山中出身
フレックスコースで
ラグビーに打ち込めて
大学にも合格!


青山学院大学 総合文化政策学部
にスポーツ推薦で合格

明本 くん

 学園生活はまさに練習、練習の毎日。監督の厳しい指導に加え、個人的にもウエイトトレーニングに励みました。地道な練習の成果が実り、レギュラーで夢の舞台・花園大会に3度出場できました。ラグビーに打ち込む一方、大学進学は常に意識していました。学校は休むことなく、定期試験も一定の成績をキープ。練習で疲れていても、試験前には必ず机に向かいました。「大学でラグビーをやる」という目標に向かって、仲間と励まし合いながら頑張りました。そして、3年間のラグビーの実績と学校生活が評価され、合格できました。入試で一番のセールスポイントとなった、高校日本代表候補選手に選ばれたのは、3年間ラグビーに思い切り打ち込めたからこその結果です。フレックスコースはラグビーに専念できるベストな環境でした。