■アテネ五輪 バレーボール女子 日本代表 大友愛選手の壮行会
大友愛選手の挨拶(全文)
 みなさんこんにちは。ただ今紹介されました仙台育英学園卒業生の大友愛です。間もなく開幕しますアテネオリンピックに女子バレーボール日本代表として出場することになりました。今日は私のためにわざわざ壮行会を開いてくださり本当にありがとうございます。ご来賓の方々をはじめ、加藤校長先生、諸先生方、そして後輩のみなさんに心から感謝を申し上げます。

 私は平成9年に仙台育英学園に入学し、中学時代から続けていたバレー部に入部。監督のご指導のもと、このグローリーホールで仲間たちとともに汗と涙を流しながら部活に励みました。ここに立っておりますとつい昨日のことのように思い出され、懐かしさで胸がいっぱいです。仙台育英学園卒業後、加藤校長先生、監督のお力添えのおかげで、日本電気株式会社NECに入社。女子バレーの名門、NEC・レッドロケッツに入団し、おかげさまで5年目を迎えることができました。ここでレッドロケッツの監督・葛和さんとの出会いが、私のバレー人生の中で大きな支えとなりましたが、何より自分の持っている可能性を引き出していただきました。また、NECの社風とレッドロケッツのチーム力は私の成長を育んでくれた原動力と言えます。中学で始めたバレーボールを、高校と、社会人となって今でも続けられるのは、何より幸せなことだと実感しています。途中であきらめることなくコツコツと続けていくことの大切さを改めて感じています。後輩のみなさん、そしてここにご臨席のみなさん、私はこの仙台育英学園の卒業生であることに自信と誇りを持ち、アテネオリンピックで自分の持てる力と集中力を高めながら全力を尽くしたいと思います。

 仙台育英学園女子バレーボール部が6月、宮城県総合体育大会において、インターハイに出場するという、とてもうれしいニュースを聞きました。私が在籍中に果 たせなかった宿願を達成できたことは、本当によかったですね。おめでとうございます。私と、後輩のバレー部のみなさん、たたかう場は違っても目標は同じはず。負けたくないという気持ちをパワーに変え、これからも頑張ってください。

 最後になりましたが、生徒のみなさんが心を込めて作ってくださった千羽鶴、女子バレー部の活躍、校長先生、教職員の方々、みなさんの身に余る激励の言葉を頂戴し、感謝の気持ちでいっぱいです。感謝を申し上げます。女子バレーボール日本代表として、母校を代表し、みなさんのご声援にひとつでも多く応えられるように、明日からの練習にもしっかり身を入れてがんばりますので、これからも応援よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。