宮城野萩だよりVol.18
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新制! 『生き生き学級』!!
■書道I/コーラス/パソコン/中国語/パン工房/簿記会計/エアロビクス/フラダンス/書道II/スペイン語/卓球■
 
 恒例の研修事業「生き生き学級」が8月2日〜5日、宮城野校舎(2講座)と多賀城校舎(9講座)を会場に行われました。本年度は生徒の夏休み期間の変更に伴い、開設期間が4日限定と例年より大幅に短縮されたにも拘わらず、86名もの参加者が猛暑の中、充実した研修を行いました。
     
     
■書道I講座を受講して
楽しむ書
             丸山 葉子
 まだまだ慣れぬ校舎の4階に上がると、そこには書道室がありました。高校時代、書道を選択していたので、懐かしさと墨の香りがたち込める教室は神聖な雰囲気がありました。  
 「綺麗に美しく書くのが書道」のイメージがあったのですが、今回チャレンジしたのは、色紙に墨で絵を描き一文字を書く。美術が大の苦手な私は…書道を習いに来たのになんで絵?という思いで必死に練習!幸い一日で蟹と分かる絵を完成。色紙というキャンパスにアートな蟹の絵・絶妙なバランスの夏の一文字…なんと上手いではないか!自画自賛。暑い夏、我が家の玄関で涼しさを醸し出してます。  
 池田友信先生には筆使いや余白の使い方、短い時間でしたが、得るものはとても多く、楽しく充実した一日でした。本当にありがとうございました。
     
■コーラス講座を受講して
夏の響き  
            齋藤 春美
 夏の景色になり、今年も歌ってみたいと思いました。   
 8月3日から5日の3日間、コーラス講座に参加させて頂きました。今年で3回目の参加となります。荒井恵子先生の優しく丁寧なご指導のもと、有意義な時間になりました。  
 1日目は、荒井先生のピアノに合わせて、発声練習をしている時、懐かしい気持ちになりました。歌を歌うと子供の頃を思い出しました。2日目は、先生と一対一の練習でした。苦手なところを練習すると、歌えるようになりました。最終日には、歌を歌うと、音楽室に、ピアノの音色と、歌声が響き、心に残る音になりました。「アヴェマリア」「ほたるこい」「桜の栞」が印象的でした。楽しく歌うことができました。  
 その後の茶話会も、楽しい時間を過ごさせて頂きました。来年も参加したいと思っております。  
 荒井先生、「生き生き学級」の担当者の方々ありがとうございました。  
 来年は、多くの皆様に参加して頂きたいと思っております。
     
■パソコン講座を受講して
パソコン“お初”
             浮津 由巳
 アナログ人間の私は、パソコンが苦手で仕方がありませんでした。ボランティア活動する中、パソコンを使って器用に資料や案内状を作ってくれる仲間に尊敬の念と感謝をしながら、自分でも何とかしなければ…と思っていた矢先、生き生き学級の「パソコン講座」を知り、参加させていただきました。  
 不安な気持ちで講座に臨み、感激したことは10名程の参加者のパソコンの知識が様々である中、講師の高階公先生が、的確に、その力量 に合わせ、わかりやすく指導してくださった事です。初歩中の初歩の私には、ソフトキーボードを簡単に教えてくださり、気負っていたのが一気に楽になりました。今回、ワープロ検定3級の各種文書作成の際のワードの機能は、楽しみながら学ぶことができました。表計算は便利で驚きました。  
 懇切丁寧に教えてくださった高階先生に、心から厚く感謝申し上げます。
     
■パン工房講座を受講して
美味しく・楽しいパン作り  





            早坂 尚美
「まだ届かないの?」  
 生き生き学級受講生募集のプリント。7月に入った頃から毎日のように娘に聞いていました。ゆっくり、楽しくパン作りができる【パン工房】を楽しみにしていたのです。  
 学校の中にある小さなパン屋さん。十人も入ると満員の厨房でパン作りが始まります。材料の薄力粉・強力粉・砂糖などを慎重に計量 し、温度管理にも気を配ります。最初はぎこちなかった動作も、いつしか慣れた手つきになっていき、順調に作業が進みました。  
 途中、パンの発酵を待つ間、このパン工房は《学校に来づらい、来てもなかなか馴染めずにいる生徒が、自分の居場所を見つけ、先生や社会と繋がることが出来るように》という趣旨でつくられたことを知りました。きっと、何人かの生徒が、佐々木真野先生と一緒にパンを作りながら楽しい時間を過ごしたのでしょう。  
 私がこの受講を楽しみにしていたのは、パン作りはもちろんですが、真野先生にお会いしたかったからです。昨年初めてお世話になり、すっかり真野先生のファンになってしまったのでした。はじける笑顔で話してくださる色々なお話はどれも楽しく、また、情熱に溢れています。時間や仕事に追われ、忙しく過ごす毎日は、疲れが溜まりますが、真野先生のおしゃべりは私を元気にしてくれるのでした。  
 パン作りは佳境に入ります。生地を分割し、丸め、綿棒で延ばし、具を包み、オーブンで焼く…。厨房の中は和気あいあい、笑顔と歓声で溢れます。出来上がったのは、クリームパン、あんぱん、チョコパン、くるみレーズンパン、ウインナーパンに食パン。どれもふっくら、ほっかほか。同じ生地からこんなにたくさんのパンが出来るのですね。どれから食べようかと迷いながら、全員で試食したパンは、心もお腹も満たし、至福の時をくれました。  
 私たち受講生のために、休む暇もなく丸一日立ちっぱなしでご指導くださった真野先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。また来年お会いしましょう!
     
■中国語講座を受講して
中国語との再会  
             大友 喜恵
 娘が在学中に生き生き学級の中国語講座を初めて受講しました。楊志寛先生の爽やかなお人柄と明るく前向きな受講生の方々の醸し出す雰囲気がとても心地良かったのを覚えています。  
 その後、仲々日程が合わず娘は今年の春に卒業し、仙台育英とのご縁も無くなるのかしらと淋しく思っていた頃、生き生き学級へのお誘いを頂き、大好きな多賀城校舎へ通 うことができるようになりました。  
 10月のハワイ校開校のお祝いでフラダンスの受講生が現地でフラダンスを披露なさったと伺いました。  
 いつの日か、楊先生から習っている中国語を広大な中国で使える機会が来るかもしれないと思いながら、楽しく学習することができました。  
 暑い夏でしたが清々しく充実した毎日をありがとうございました。
     
■簿記会計講座を受講して
充実の一日  
           東海林 亮子
 昨年の夏、初めて「生き生き学級」に参加させて頂いて、今年もいろいろな講座を受講しようと思い、ちょっとほろ苦い思い出が残っている簿記会計に申し込みました。教室では、たった一人の受講生の私のためにやさしい佐藤正行先生が待っておられました。「会計とは」から始まり「簿記で一番わかりにくいのが仕訳で…」となつかしい学生時代の授業を思い出しながら今、娘に勉強しなさい!と怒鳴っていますが、当時どうしてもっと頑張ってチャレンジしなかったんだろう、もったいなかったなあと反省しつつ先生のお話を聞いていました。先生も私も汗を拭きながらの授業でしたが、休憩に頂いたあの冷たいお茶のおいしかったこと。ほんの少しでしたが、学生の頃とは違う充実した一日でした。  
 皆さんもぜひ、青春時代を我が子の学び舎で思い出してみませんか。佐藤先生、本当にありがとうございました。
     
■エアロビクス講座を受講して
アクティブな3日間  
             浮津 由巳
 講師の赤間由樹子先生は、笑顔が眩しいチアリーダー部顧問。現役も兼ね、動きはバリバリ!!少人数で、動きの速さを私に合わせ、丁寧に御指導いただきました。それでも、最初はついていくのに必死で、滝のように流れる汗に自分でもびっくり!次第に慣れて超楽しくステップアップ!軽快な音楽に合わせ、ハードながら身も心もリフレッシュする事ができました。少し若返ったかも!?最終日には、何と、野球部応援練習の声が響く中、甲子園チアの動きワンポイントも伝授。また、休憩には先生や違う学年のお母様とお話する事ができたのも嬉しい限りです。私は娘についての相談もし、アドバイスいただき助かりました。  
 午前には、パソコン、午後にエアロビクスを受講し、充実した3日間を過ごす事ができました。寛容な講師の先生方に心から感謝し、来年も受講したいです。
     
■書道II講座を受講して
書道でポストカード制作  
            多田 直子
 「手軽にきれいに作れちゃう」の甘い言葉に誘われ、久しぶりの「学生」を楽しみにしておりました。ただ年長の子を連れての受講に、不安をかかえながら教室に向かいました。ところが、子どもの分まで道具を用意して下さり、相手をして頂き、渡邊章紀先生はじめ書道部の皆さんの温かく広い心に包まれながら、3日間親子で受講できました。先生や書道部のみなさんのすばらしい作品を見たり、書についての貴重なお話を、たくさんお聞きすることが出来、又、先生の書道への情熱も強く感じました。大変実りある3日間となり、書道が少し身近なものになりました。改めて、先生はじめ書道部の皆さんに、感謝申し上げます。ありがとうございました。
     
■スペイン語講座を受講して
スペインの魅力  
    外国語コース1年 木村 紗矢香
 サグラダ・ファミリアにアルハンブラ宮殿、ピカソ、キュビズム…。以前から欧州の芸術には興味を抱いていましたが、スペインに対する関心は他国と比較しても格別 なものでした。そしていつの間にか、芸術から文化へ、文化から言語へと興味の幅が広がっていたのです。   
 講習では、かんたんな日常会話から地理に文化と広いテリトリーを学ぶことができました。先生方の体験談や映画鑑賞の中で、スペイン人の性格や日本との違いも感じることができ、一層スペインが好きになりました。  
 発音は元より、動詞・名詞の活用など難解な点もありますが、この「生き生き学級」を機にスペインについて学び、実際にその場所を訪れて自らの肌でスペインの情熱を感じてみたいです。
     
■卓球語講座を受講して
3日間の卓球部員  
            木村 英貴
 昨年に引き続き、今年も「生き生き学級」の卓球講座を受講しました。今年は、なんと4名の参加がありました。経験者の方もおられ、後藤有希先生を始め、現役の卓球部員の子どもたちからのご指導もあり、和気あいあいと受講することができました。  
 娘は現役の卓球部員です。以前試合の観戦に行き「なんであんな球が取れないの?」と言うと「卓球を知らないのに言わないで」としかられました。それなら母も経験と昨年初めて受講しました。3日間とても楽しくあっという間に終了しました。  
 今年もぜひ参加したいと思い、申し込みました。卓球の楽しさを知った上に、娘との会話も増え、さらにダイエット?一石三鳥の得をした気分です。受講生のみなさんと「また来年お会いしましょう」と約束をしました。ご指導いただいた先生方にお礼申し上げます。
     
■『第31回まつりインハワイ』に『生き生き学級』からフラダンスチームが参加!
アロハスピリットあふれる笑顔を

 今年度は、受講者が16名となり、ますますにぎやかにレッスンが行われました。多くの保護者の皆様が、通 年で開講されているフラ同好会にも継続され、校内外で発表の機会を得ています。
フラダンスに魅せられて  
               花山 弘子
「さあ、それでは、曲に合わせて踊ってみましょう!」安住陽子先生の、爽やかな、かつ、優しいかけ声が、私達を南国ハワイの地へといざない、「フラガールズ!?」に大変身させてくださいます。(自分で勝手に思い込んでいるだけかな?いやいや、私一人だけではないはずですきっと…)昨年の夏から「生き生き学級」に参加させて頂き、今年で2度目となりました。南国の何とも言えない、ゆったりとした雰囲気をかもし出すハワイ。真っ青な空、白い雲、コバルトブルーの澄みきった海、花の甘い香りが風に乗って、どこからともなく運ばれてくる楽園のオアシス。  

 もちろん観光地ならではの華やかな一面しか知らず、そうでない所は大変なところも数多い事と思います。「もう一度でいいから、ハワイに行ってみたいなあ…お母さんの夢だけどもね…」なんて息子と話していたら、学校でフラダンスを教えて下さるとのお知らせがあり、そうたびたび行ける所でもないし、せめて、曲を聞けるだけでも、踊れるだけでも幸福と思い、即、申し込みました。私自身は、体型的には骨太で、肩幅、胸幅があり、がっちり型で、どちらかというと優雅なフラダンスを踊るというよりも、柔道をやっているような体型ですが、似合う、似合わないもおかまいなしにどんどんフラダンスの魅力に、のめり込んでいる自分がいます。「念ずれば、花ひらく」という言葉通 りなんと、ハワイにも行って踊ることもできたのです。本当に、人生何が起こるのか分からないとつくづく思いました。今年度も、また新しく受講される方も入り、新曲の踊りをマスターしました。  

 和気あいあいと、和やかに過ごせたと思います。冷暖房設備のある、鏡付きの広〜いフロア…本当に仙台育英学園ならではの魅力です。そして、ただ単に踊りだけではなく、ハワイの季刊誌『フラ・ヘブン』という本に安住先生がお書きになっていますが、フラと神話女神たち、フラの教えと学び、そしてハワイの神話世界とフラの関連性などなど、ハワイの事について色々と教えて下さり、大変勉強になります。文字文化のないハワイでは、フラは手話であり言葉が踊りとして伝えられてきたという事、本当になくてはならない踊りだったのですね。  
 
 一期一会、一度の出会いから、育まれてゆく、人と人との関わり、まず、安住陽子先生というフラダンスの師匠との出会い、とっても衝撃的でした。何故って…それは、とっても笑顔が素敵で優しい方なのです。何一つ分からない私達にそれこそ、手取り足取り丁寧に指導して下さいます。先生の持ってらっしゃるフラをする為に生まれて来られたような、独特のオーラに導かれ、いつかは先生のように優雅で上品な踊りができますようにと、叶わぬ 夢を追いつつ、安住先生とフラダンスの虜になっている次第です。  

 自宅にいても、ふっとハワイで踊られた先生の優雅な踊りを思い浮かべ、努力あっての踊りと笑顔なのだとしみじみ思っています。一緒に学んでいる仲間の一人一人の方からも私自身、感心させられたり学ばされる事も多くあり、「生き生き学級」という名の通 り、おかげ様で生き生きと生活の中に張りができた事、きっかけを作って下さった事に心から感謝しております。  

 「今月はフラの練習はいつなの?」と家族から問われる程、関心が高まっているという事は、家族も「フラに魅せられて」いるのかも…。
     
     
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