宮城野萩だよりVol.18
支部だより
支部活動の紹介
■大崎支部
子供達の成長を
見守りながら
   
大崎支部長 
星 秀二
 
 今年も10月23日(土)に、仙台育英学園・秀光中等教育学校父母教師会大崎支部総会が多くの会員と学校の先生方のご参加のもと、和やかに開催されました。大崎支部では例年の様に平成22年度加藤利吉・会津未来賞作文コンクールを行い、「自己実現の道2010」をテーマに子供達から寄せられた作文の表彰が行われました。  

 今年は仙台育英学園創立105周年に当たり、仙台育英学園高等学校野球部創部80周年、秀光中等教育学校設立15周年、そしてI-LION HAWAII SCHOOL開校と、記念すべき事業が重なりました。学園が着実に進歩し、かつ地歩を固めつつあると感じられる年でした。  

 そのことは子供達の作文にも現れております。仙台育英学園高校・秀光中等教育学校で学ぶ自らを見つめ、いかに研鑽を積み、そして将来に向けどのように自らを高めるかというテーマが語られています。  

 ともすれば事業も計画も縮小後退する事が多い昨今、生徒の通う学園が着実に発展を続けている事が生徒達を励ましているのだと思います。そして、学園の創立者、加藤利吉先生の不撓不屈の精神に学び、勇気を持って自らの人生を切り拓いてほしいと願っています。  

 そのような企図で大崎支部ではすでに11回の作文コンクールを行ってきました。毎年、作文を通 じて子供達の成長を感じることが出来ます。その成長には目を見張るものがあります。我々大人達がそれを見守り、作文集という形にしてゆく事が父母教師会の役割の一つなのだと、改めて認識している所です。  

 最後になりましたが、いつも大崎支部の作文コンクールの事業にご理解とご支援をいただいている加藤雄彦校長先生はじめ、関係各位 の先生方に深く感謝し御礼申し上げます。
     
■石巻支部
判断力と自立心を
育てるために
   
石巻支部長
井上 一
 
 石巻支部は、石巻市・東松島市・女川町から構成されており、現在200名、189世帯の会員数です。支部では例年7月に総会を開き、12月に教育講演会を開いていますが、今年度の総会はちょうど硬式野球部の夏の選手権宮城大会決勝と重なり、それも試合が雨で3時間の中断となるなど、時間調整も難しい中で開催されたため、小坂信雄教育振興会会長はじめ諸先生方、鈴木父母教師会会長には、無理を押して会場までお越しいただきました。心より御礼を申し上げます。総会では協議事項がスムーズに承認されましたが、特には会則の改正がありました。役員をスリム化し運営をシンプルにやりやすくすることを狙いとして、22年度から支部を7地区分けて運営をしていくこととしました。また、懇親会では、先生方から学校の紹介と生徒との関わりを楽しくお話いただき、和やかな懇親となりました。  

 さて、昨今は、情報の多様化によって起こる若年層の事件、そして親や友人との関係性の希薄さなどが原因で様々な問題が起きることも少なくないように感じます。そういう社会の中で子供たちがこれから生きていく上では、自分で何が正しいのか?を考え自分自身で主体的に取り組んでいく「判断力と自立心」を持っていることが大切だと思います。その心を育てるためには、家庭、学校、住む地域が連携を取り合い関わっていく必要があるように思います。諸先生方には、日頃から子供たちへの愛情深いご指導を賜って誠に感謝しております。だからこそ、それに加えて私たち保護者と地域も一緒に子供たちを育てていかなければならないでしょう。将来への希望あふれる子供が社会へ旅立つ過程として。  

 今年一年、連携した教育のために努力して参りますので、ご協力とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
     
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