2012 Topics

 清貴さんミニライブ&トークショー

 
 
 

 9月18日(火)、仙台出身・ニューヨーク在住のシンガーソングライターである清貴(Ki-yo)さんによるミニライブ&トークショーが、多賀城校舎のサウスウィング中講義室で行われました。
 公演は全部で3回。仙台育英学園高等学校 外国語コース2・3年生、英進進学コース1年生、秀光中等教育学校2・3・4年生の生徒が入れ替わりで参加しました。


 清貴さんは、幼少時からピアノを始め、高校在学中にデビュー。ライブやミュージカルの音楽監督、ラジオDJ等のさまざまななシーンで活躍し、2010年から活動拠点を米国ニューヨークに移します。全米最大のゴスペルイベント『Mcdonalds Gospel Festival 2010』で日本人として初優勝。ニューヨークの有名なライブハウス『The Bitter End』での公演を大成功させるなど、これからさらなる飛躍が期待されるアーティストです。
 今回の公演は、本校のアイェレット先生が米国ニューヨークで活躍している日本人のひとりとして、生徒との交流の機会をつくりたいと清貴さんに依頼しました。今年の秀光中等教育学校ニューヨーク研修(NYSA)での『3.11Survivors』イベントでも生徒と歌を歌って頂いた縁があります。


震災の後、音楽で何が出来るか
ずっと考えていた


 はじめに清貴さんの映像が流れ、「ニューヨークという場所は自分を客観的に見つめ、成長させるきっかけを作ってくれた」、「東日本大震災が起こった時、すぐに日本に帰れる状況ではなかったため、音楽で何が出来るかをずっと考えていた」など、清貴さんの思いが紹介されました。
 ピアノの前に清貴さんが登場すると、生徒から歓声と拍手が。清貴さんは英語と日本語を交えて自己紹介をしながら、「みんなも一緒に歌って下さい」と『#1』(ナンバーワン)を演奏。生徒は、最初は照れながら口ずさんでいましたが、力強いピアノ演奏の合間に「せーの!」と声をあげ、楽しそうに歌う清貴さんに、生徒も次第にリズムに乗り、笑顔で歌っていました。続いて、東日本大震災の被災者のことを想いながら作った2曲目『Heart to Heart』、35万枚のセールスをあげた『The only one』など、シングル曲を中心に魅力的なナンバーが披露されました。


好きという気持ちで続ければ
夢はきっと叶う


 合間のトークでは、生徒から清貴さんへの英語と日本語での質問もありました。
 「好きなアーティストは誰ですか」、「音楽を作ろうと思ったきっかけはなんですか」という音楽に関するものから、「携帯電話の番号を教えて下さい!」といった内容まで、趣向は様々です。その中での「夢をあきらめないコツはありますか」という質問には、「夢の対象をずっと好きでいることが何より大事。自分も音楽が好きでずっとやってきたけど、好きでいれば上達するし、いつか仕事になるかもしれない。続けることが大切です」。
 質問者にはサイン入りの写真カードが配られました。そしてサイン入りCDを懸けた、全員参加のじゃんけん大会も実施され、会場には英語のじゃんけんの掛け声“Rock, paper, scissors, set shoot!”と笑い声があふれました。
 世界中のたくさんの人に歌を聴いてもらいたいと日本とアメリカを渡り、活躍の場を広げる清貴さん。その明るくパワフルな歌と演奏で、生徒たちもたくさんの“元気”をもらったようです。

【清貴さんへの Interview 】