2012 Topics

  新生 陸上競技部、スタート!

 
 


写真上/
長距離男女の合同練習
(利府 加瀬沼公園で)

写真左/
真名子圭・長距離男子監督(左)と釜石慶太・長距離女子監督(右)

 

 
 
 

 本校陸上競技部長距離男子と女子それぞれに新しい監督が着任、新体制でのトレーニングがスタートしました。着任されたのは、長距離男子が真名子圭先生、長距離女子が釜石慶太先生。真名子先生は三重県の高校から。釜石先生は本校卒業後に勤務していた山形県上山市役所から。両監督ともの4月1日に着任、3日から部の指導をスタートしています。
 また、新生陸上競技部長距離の誕生にともなって男子、女子ともに主将も一新。お二人の監督、そして男女主将に、これからの本校陸上競技部にかける思いについて語ってもらいました。

 長距離男子監督から

 

人間教育なしに
競技能力はついてこないと
考えています


長距離男子 監督
真名子 圭(まなこ きよし)

 
《経歴》
1978年9月27日生。三重県四日市工業高校から大東文化大学へ。同大学では4年間、箱根駅伝に出場し、4年生ではキャプテンをつとめる。卒業後、ホンダに。同社に5年間在籍した後、教職免許を取得するため再び母校の大東文化大学へ。在学中は陸上部のコーチも経験。卒業後、三重県の高校に2年間勤務した後、今年4月から陸上競技部長距離男子の監督として本校に。
 
■選手たちを指導するにあたってー
 やる以上、目指すのは高校駅伝で1番をとることですが、生徒を指導するにあたっては、「社会に出て通用する常識を持った人間を育てる」ということに、まず基本を置きたいと思います。勝つことを目的にはしていますが、勝つために手段を選ばずという勝利至上主義的な考えを私はとりません。まずは人間教育。これがいちばんの基本。人間教育なしに競技能力はついてこないと私は考えています。

■具体的にはー
 挨拶がしっかりでき、周囲に感謝の気持ちを持てて、ルールとマナーを守れる。このような選手づくりから、まず、していきます。

■現時点での選手たちについてー
 実力をつけていくのはこれからなのですが、みんな素直で吸収力がある、と見ています。選手一人ひとりの良いところを見つけ出し、それぞれに伸ばしていけば、面白いチームになると実感しています。
 

 長距離女子監督から

 

走ることのできる環境に
感謝しながら、一つひとつの
大会に挑戦していきたい


長距離女子 監督
釜石 慶太

 
《経歴》
仙台育英学園高等学校出身。仙台育英では3年間、陸上競技部に所属、2, 3年生時に全国高校駅伝大会に出場(3連覇の3年間に重なる)。東洋大学に進み、1, 2年生時に箱根駅伝に出場、ともに5区を走る。4年生のときにはキャプテン。大学卒業後は山形県上山市役所に勤務、生涯学習課で小中学生の指導にもあたる。同市役所に2年間勤務後、今年4月から本校陸上競技部長距離女子監督に。1987年4月10日生。
 
■監督に着任してー
 監督を務めるのは初めてです。私自身も選手たちといっしょにつねに前向きの姿勢で練習に臨んでいきたいと思っています。

■指導にあたっての目標はー
 全国高校駅伝を中心に、これまで好成績をあげ続けてきた部です。過去の実績を目標に指導を進めていきたいと考えています。新生陸上競技部となって、まずこの1年は選手一人ひとりが陸上競技をさせてもらっている環境に感謝しながら一つひとつの大会に挑戦していければと思っています。もちろん、勝負できるところは勝負していきたい。

■どのようなチームに育てていきたいかー
 さしあたっては部員数の充実。仙台育英の一般生徒にも積極的に声をかけていきたいと思っています。さまざまな機会で募集をかけていきます。そして、日々の練習では、挨拶から始まって、高校生としての基本的なものの考え方、各大会に向けてのしっかりした取り組み方などについて、他の生徒たちから「一緒に走ってみたい」と思われるような魅力的なチームづくりを心がけていきたいと思っています。
 


 長距離男子主将から

 

新体制の中で、
監督を信じて
頑張っていきます


長距離男子 主将
古澤 徹(ふるさわ てつ)
英進進学コースI類 3年 山形戸沢中出身

 
 新しい監督での新体制となり、いまはとにかく監督を信じて頑張っていきたいと思っています。練習の内容は以前と随分変わりました。いちばん変わったのは基礎トレーニングのやり方。これまでは各自ばらばらでウエイトなどをしていたのですが、いまはみんな一緒になってするようになりました。
 部員はこれから増えていくことになりますが、全国大会に行ける力をつけていきたいというのがいちばんの目標。インターハイや東北大会など、それぞれの大会を着実にクリアして冬には都大路を走りたい、これが最大の夢です。


 長距離女子主将から

 

新陸上競技部一期生の
主将として後輩たちをしっかり
引っ張っていかねばと…


長距離女子 主将
天羽 彩佳(あまは あやか)
特別進学コース3年 埼玉宮原中出身

 
 釜石先生と真名子先生が新しい監督として来てくださって、まったく新しい気持ちでこれからの仙台育英陸上競技部をつくっていきたいと思っています。私自身、“新陸上競技部一期生”の主将として後輩たちをしっかり引っ張っていかねばと気を引き締めています。
 長距離女子の釜石先生は蔵王坊平での合宿のときなども顔を出してくださっていました。仙台育英陸上競技部時代には全国大会で「神の領域」の成績を上げられたチームのメンバーだった方。だからおっしゃることの一つひとつが私たちには参考になることばかりです。私はその考え方を学びとって、自分のものにしていきたいと考えています。