*デービッド・カーター・ニュージーランド国会議長のご挨拶
 
《日本語通訳全文》
 訪日一団を代表いたしまして、このように温かい歓迎を感謝いたします。

 まず、私どもはニュージーランド国会を代表して日本に参りました。そしてこの仙台という土地を訪れる非常に大切な機会をいただきまして、次の若い世代の教育というとても重要な役割を担ってらっしゃる仙台育英学園を訪問させていただいたことに、大変感謝しております。加藤雄彦校長先生の話でもありましたように、トレーシー・マーティン議員の非常に大きな貢献についても触れていただきましたけれども、後ほどトレーシー議員からも一言頂戴したいと思います。

 それから、今のお話にありましたように、姉妹校としてはニュージーランドと日本は非常に強く密接な友好関係を築いているということを意味しています。そしてこの仙台育英学園高校では非常に姉妹校の活動に力を入れていらっしゃいまして、ニュージーランド国内でも、また私個人的に出身であるクライストチャーチ市の方にもたくさん姉妹校をお持ちということを改めて知りまして、非常に感激しております。

 クライストチャーチもご存知の通り、大地震に見舞われた土地でございますが、このクライストチャーチを訪問されたことがあるかどうか…といったところでございますけれどもクライストチャーチ・ボーイズハイスクール(Christchurch Boys’High School)という学校の建物が非常に素晴らしい、強い造りになっておりましてクライストチャーチのカンタベリー地震の際にもほとんど被害が出なかったということで非常に有名な建物になっております。比較して申し上げますと、私の街の新しい建物である学校は震災で完全に崩壊してしまいました。

 そして昨今政府の方から発表がでたことでありますが、この崩壊した校舎を再建するという計画が打ち出されました。そしてこの高校の再建にあたりまして、同じ敷地内に小学校の建物をつくり、まったく新しい環境で学生たちが学ぶことができるもの、そして21世紀においての若い世代を輩出するという、非常に大切な役割を担う学校として、政府が打ち出した計画でございます。
 あらためまして、非常に温かい歓迎をいただきましてありがとうございます。
   
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