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▲3年生の男子部員と一緒に
前列左:菊池香里さん、中央:鈴木恵理佳さん、右:羽田くるみさん |
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本校・ライフル射撃部女子が7月末に広島で開催された『平成21年度
第47回全国高等学校ライフル射撃競技選手権大会』ビーム・ライフル少年少女立射40発競技団体において、念願の“団体初優勝!”を成し遂げました。 団体は3人の選手の総合点によって競われるのですが、3人の点数の合計は1237.4点で、これは“大会新”にして“日本新”とのこと。まさに快挙です。 ▼高校3年間の部活動の最後に 最高の思い出を残すことが… なぜ、このような素晴らしい成績で優勝することができたのか。「3人の気持ちが大会の会場で一つになり、3人の力がそれぞれ良い方向に作用したから」と、チームの一人である菊池香里さん(フレックスコース3年・岩切中出身)は話します。 「団体戦で一緒に戦ったメンバーの一人、羽田くるみ(フレックスコース3年・七郷中出身)とは1年生のときからのライフル射撃部の仲間で、初めのうちは相手より少しでも良い点数を、と互いに張り合っていたときもありました。ですが、ビームライフル(ライフル射撃)というのは、精神的なものがとても大きく点数に作用する競技。何度か大会を経験するうちにそのことを強く感じるようになり、互いに精神的な面で支え合えるようになりました。その結果が今回の成績。高校3年間の部活動の最後に、最高の思い出を残すことができました」(菊池さん) ▼1、2点差で負けた涙を 1、2点差で優勝のパワーに! 3人のメンバーのうちのもうひとり、鈴木恵理佳さん(英進進学コース3年・多賀城二中出身)は、2年生の秋からの参加。「女子部員が2人しかいなくて団体が組めないからと、なかば無理矢理引っ張られて…」とのこと。「ですが、撃ってみると10点に入ったりする。そうすると夢中になってしまうのですね。“良い点数が出ると楽しい”という気持ちだけで練習に熱中してきました」(鈴木さん) 3人での初の団体戦は今年4月に岐阜で行われた大会。結果は4位で、優勝チームとは1、2点の差。「部長の阿部綾子先生にはこの1、2点での負けを“1、2点差での優勝に持ち込もう”と励まされながら今回の大会に臨みました」(羽田さん) ちなみに、5回の優勝経験を持つ男子は今回、惜しくも5位。男女団体アベック優勝の夢が実現しなかったことが、ちょっと残念なところです。 ▼仙台育英ライフル射撃の伝統を 守るために、ぜひ、女子の入部を!! 今回の大会を最後に仙台育英・ライフル射撃部を去る3人ですが、心残りがひとつ。それは、いま、女子部員が1年生に1人しかいないことです。「ライフル射撃はみんな高校に入ってから始めるものですから、1年生からでも2年生からでも、始めてみれば大会に出場できるチャンスがあります」(羽田さん) 仙台育英ライフル射撃部の伝統を守るためにもぜひ、特に女子の入部を、と3人は話します。 |
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