『宮城野萩だより』Vol.10
運動部特集 2

I-Lion、大躍進 !!
2006年度を振り返って

   
硬式野球
 
心をひとつに
硬式野球部親の会  会長 齋藤 匡

 夏の宮城大会決勝、対東北戦延長十五回0対0の引き分け、再試合6対2の快勝。記憶に残っている方々は多いと思われます。仙台育英硬式野球部は「復活」の名の下、5年振り19回目甲子園出場を果たしました。
 これも加藤雄彦校長先生の絶大なご支援をはじめ関係者各位の心温まる協力により成し得たものと、会を代表しここに深くお礼を申し上げます。
 また佐々木順一朗監督はじめ指導者の方々には言葉には言い表せない程のご尽力をいただき感謝の念でいっぱいです。一方では親バカの立場から子ども達はよく努力してくれたと感動を味わっております。野球を通じて人間的成長を期待している親にとってはこの上ない幸せを感じ、子ども達の様子を「こんなに大人になるのか」と学校教育の賜物と一同感謝をしています。
 会長として常に言葉にしてきた事は「子ども達の為、学校や指導者の方々のやりやすいように何を為すべきか、そしてできる事の援助を!!」と。会員の皆様にはこの趣旨をよく理解していただき会員一人も欠けることなく協力していただきました。会員の方々にこの場をかりて深く感謝申し上げます。
 硬式野球部の活躍は県民の方々から多大な賞賛を得ました。これに驕る事なく更に精進をし成長してくれるものと確信をします。
 昨年不測の事故でお亡くなられた方々の何等かの力になれれば有難い事と念じながら。合掌。
 仙台育英学園の存在感を全国の皆さんに浸透させ、文武両道の学園の発展を願いながらおわりにします。
   
陸上競技
 
ダブル入賞!!
男子・女子全国駅伝出場を 振り返って
 
陸上競技部を応援する会  代表 斉藤 恒夫


 「負けないことは立派。負けたことに負けないことはなお立派」。関東中学剣道連盟の会長さんがおっしゃられた言葉であるが、勝って驕るな、負けて腐るなと言う意味です。
 男子は四連覇を目指しての本大会でしたが準優勝。女子は第三位とダブル入賞は果たすことができました。常勝を求められる男子の結果についてはどうしても「敗北」「完敗」という評価をされてしまいます。しかし男女で表彰台に立てたことは名実ともに実力日本一を意味する結果ではないでしょうか。大会終了後、加藤校長先生より、負けたことに負けないように励ましの言葉を賜われたこと。さらに渡辺高夫監督からは負けを経験してからの仙台育英は必ず強くなれる。そのプロセスをあえて踏ませていただいている人間教育に感謝する次第です。
 日頃のご指導に感謝申し上げるとともに、来年大会の男女アベック優勝を目指すためにも、応援する会も全力で学校と渡辺監督を支援して参りたいと思います。
   
ラグビー
 
ベスト8!!
全国大会出場を 振り返って
 
父母会  代表 太田 勝宏


 初めに、今大会でのラグビー部の活躍に対して、ご支援、ご協力をいただいた方々へ心より感謝申し上げます。
 昨年の年頭よりスタッフ・部員・父母会が三位一体となり「全国制覇」をチーム戦略に掲げ、また、「考えるラグビー」をチームコンセプトとして活動して参りました。我々父母会も、今、何をすべきかを考え、知恵を絞り部のサポートに努めた一年であったと思います。
 今大会も、父母会として最大限何が出来るのかを考え、試合開始一時間前に集合し、応援席の確保、横断幕の準備、応援グッズの配布等々、父母会一丸となり準備に当たりました。相手応援団に人数で劣ってもハートで勝り、一致団結して各試合に臨んできました。
 チームは、逆転に次ぐ逆転にて準々決勝に駒を進め、必ずや素晴らしい結果を出すものと信じておりました。しかし、健闘虚しく三年振り二度目の「ベスト8」進出にて終了いたしました。
 12月30日に大阪に入り1月3日までの5日間、毎日、感動と興奮で、眠れぬ夜を過ごし、美酒と喜びに浸った思い出は、私の一生の宝物です。
 森主将が花園を去る際に、我々父母会の前で深々と頭を下げ「最強のチームにはなれませんでしたが、最高のチームで最高の試合が出来ました。」と言った事が私の耳から離れません。彼が言った最高のチームとはスタッフ・部員・父母会の三位一体となったチームのことではないでしょうか。
 「全国制覇」は、次のチームに委ねられましたが、今回のような組織運営が定着すれば夢の実現も、すぐそこに来ているように思います。スタッフの皆様、そして選手の皆さん素晴らしい時間を作ってくれてありがとう。
   
   
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