『宮城野萩だより』Vol.11
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卒業生の保護者【柴田支部】から  
   
夢の実現を支えた6年

 平成13年2月、長男は当然受験するはずだった地元の公立進学校を取りやめ、「仙台育英学園に入りたい」と懇願されたのを機に、私達親子と学園とのかかわりが始まりました。
 2人の息子を6年間お世話になる中、私自身は、柴田支部を立ち上げ副支部長を2年間、支部長を四年間務めさせていただきました。
 支部会の中で常に話題にしてきたことは、我が子を本当に良くしたいと思うのなら、小・中学校以上に子どもと学校に興味・関心を持ち、子どもの前では先生方の批判は絶対せず、学校を良く理解する努力をし、立派な学び舎であることを逐一子どもに知らせてほしいことなどである。親が学校や先生を敬えば、子どももおのずと先生を尊敬し、友達の輪を広げ、自分の存在を実感し、自信を持って生活するようになるのではないかと思う。
 また、息子達がボクシング部に所属する中で部長や監督が子どもの良さを引き出し、認め、意欲をかき立て物事に対する達成感を味合わせてくれました。一方では、礼儀・責任感・協調性・忍耐力・奉仕の精神を育くみ、『生きる力』を身につけ、子ども自身も尊敬する大人に出会えたこと等、部活を通し大きな影響を受けた素晴らしい学校であることを支部会員に伝えてきました。
 入学時、第一志望校でなかったとしても、卒業時には、親子共に、「入って良かった、入れて良かった」と実感するのが仙台育英学園だと確信しています。それは、先生方が一人一人の子どもを受容し認め、決して切り捨てることなくその子の夢を叶えるのに努力を惜しまない学校だからなのです。

前柴田支部長
【英進進学コース卒業生  教養コース卒業生・母】

 

   
卒業生の保護者【大崎支部】から  
   

夢が叶えられる学園

 早いもので、仙台育英学園を卒業して4ヵ月、同時に埼玉の草加に引越し、大学生活をスタートした息子。
 彼は小さい頃から英語に興味を持ち、留学したいと考えていました。
 息子が中学の時、従姉がアメリカの大学に通っていましたので、兄と2人で、アメリカに旅行することになり、外国の生活を満喫して来ました。その後、益々留学に意欲的になり、高校は是非、“留学の出来る学校”に行きたいと、強く考えるようになっていました。
 中学の先生方や、インターネットで色々調べ、仙台育英学園が、留学に力を入れていることが分かり、また、留学中修得した単位も学園の単位に認定され、入学した時の生徒と一緒に卒業できるということも決め手になり、進学することに決めました。
 学園では、2年生が留学の対象とのことでしたが、どうしても留学したいという希望が大きかったので、1年生の先生方に相談したところ、“挑戦してみたら”と勧められ、9月にカナダのトロントに旅立ちました。彼が、自分の夢に向かって、一歩、足を踏み出した瞬間でした。
 その間、我が家でも、ハリスと言うカナダからの留学生を、ホームステイ致しました。大変なこともありましたが、忘れられない思い出になり、今も交流があります。
 息子も、カナダで英語力だけでなく、生活習慣など色々学び、大きく成長して、7月に帰国致しました。2年生の時に帰国しましたので、大学進学まで時間があり、ゆっくり自分に合った大学を選ぶことができました。彼も頑張りましたが、担任の小野先生をはじめ、他の先生方には、適切な進路指導をしていただき、指定校推薦で12月初めには、大学が決まりました。先生方には、本当に感謝しております。
 仙台育英学園に通わせて、息子だけでなく、私もほかでは経験出来ないことが沢山でき、良い思い出が作れました。彼は今も大学で、夢に向かってはばたいております。

【英進進学コース卒業生 母】

 
   
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