『宮城野萩だより』Vol.14 | ||||
Voice | ||||
■在校生の保護者から | ||||
■秀光中等教育学校とニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルとの ジョイントコンサート Viva! New York Symphonic Ensemble Joint Concert |
||||
|
||||
「お母さんも参加してみようかな?」と何気なく話しましたら、「だめ!絶対だめだからね、お母さん!」と覚醒剤撲滅キャンペーンのキャッチ・コピーのように、頑なに、保護者としての参加拒否を娘に言い渡されたのが、第1回目のNew York Symphonic Ensemble Joint Concert でした。以来参加は無理かと考えておりましたら、翌年には、意外にも?娘の方から、「お母さん、参加しないの? 参加してもいいよ」の声掛けがあり、以来今年に至るまで延々と参加させていただいております。春になると「今年もNew York Symphonic Ensemble Joint Concertの季節がやってまいりました。オーケストラと一緒にステージで歌いませんか? たくさんの保護者のみなさんの参加を……」と記された合唱参加者募集のプリントを生徒経由でいただくのが慣わしとなったのですが、二期生だった娘の頃は確実に手元に届きましたが、八期生【秀光中等教育学校一期生】の息子の頃になりますと練習が始まってから、恐る恐るしわくちゃにされたプリントを手渡されたり…とトラブル?もあり、事前に前年度に参加されたお母様方と情報交換しながら、保護者有志として参加させていただいております。世界に名だたるNew York Symphonic Ensembleと毎年ジョイントコンサートを経験できるのは、「Language & Music」の秀光中等教育学校理念のもとに、加藤雄彦校長先生のご理解の賜物と感謝申し上げる次第です。常日頃、声量もなく、「お母さんの音程ずれている!」と子供達から批判されている身としては、大舞台への参加など以ての外なのですが、音楽を楽しみたい保護者は誰でも参加可という担当の牛渡純先生の寛大な精神のおかげで、ステージに上がらせていただいております。我が子と同じステージで歌えるということは人生の中でもなかなか得難い貴重な経験であり、良き思い出となると確信し、時には涙がこぼれそうになることもあります。これまでも大曲と誰もが耳にしている口ずさみ易い曲の選曲だったように思いますが、仙台育英学園にとって痛ましい事故があってからは、亡くなられた方への鎮魂を込めた宗教音楽が多く取り入れられているように思われます。共に学園生活を過ごした生徒の親として、心が痛む想いです。特に宮城県民会館でのコンサートでは、校長先生の悲痛な想いが伝わり、歌いながらも、溢れる涙をどうすることもできませんでした。改めてご冥福をお祈りいたします。 ところで、プログラムに「編曲あるいはオーケストレーション 曽我道雄」と書かれているのをご存じでしょうか?私もつい最近になり、気づいたのですが、曽我道雄先生には、秀光コース創設以来、音楽のご指導をいただいており、ユーロスクールにおける音楽研修のご指導やコンサートで演奏される曲を生徒達用に編曲していただいたり、オーケストラ用に楽譜を興してくださっておられるとのことで「縁の下の力持ち」としてコンサートを支えてくださっておられます。外見からは、かつては、小学校の校長先生を務められたとのことで、一見しますと近寄りがたいようにお見受けしますが【先生、ご免なさい!】反省会と称しての打ち上げ?では、とても温厚でユーモア溢れる貴重なご経験談や演奏会の講評を伺うことができ、それも長く参加を続けられた一因かと思います。合唱を通していろいろな「出会い」があり、それも楽しみのひとつです。来年はステージから、会場を眺めてみませんか? 【秀光中等教育学校 6年生 母】 |
|
|||
■卒業生の保護者から | ||||
夢かなう学園 |
||||
宮城野萩だよりVol.14もくじへ | ||||