『宮城野萩だより』Vol.14
講演会報告
 
石巻支部 講演会
   
 
グローバルな視野で学ぼう
   著しいアジアの成長の中で


石巻支部長

 年の瀬の押し詰まった12月6日(土)石巻グランドホテルで平成20年度支部最大の事業であります教育講演会を開催し、支部約250人のうち63名の保護者が参加しました。
 隔年開催で実施しております教育講演会の講師を加藤雄彦校長先生にお願いしましたところ、快くお引き受けいただき念願の講演となりました。
 講演内容は、近年目覚ましい成長を遂げているアジア地域に注目し、高度成長を実現した中国について「最近の教育事情ー中国ー」と題しまして、校長先生の海外経験をいかした国際感覚豊かな講演をいただき、中国と日本の関係に皆さん興味深く聞き入りました。
 私たちの住んでいる石巻支部の中心市である石巻市は中華人民共和国中国浙江省及び温洲市との間に友好都市交流を行っており、私たちにとりましても、いろいろな面で大いに参考になりました。校長先生の教育や学園に対する日常の強い情熱と新しい発想、人間の魅力を感じるすばらしい講演を通じて、また校長先生に対するファンが増えたのではないでしょうか。
 講演が終わり懇親の部に入ると、今度は和気あいあいと保護者と先生方が交流を楽しみ一体感を醸成でき、支部の活性化にも寄与できたのではないでしょうか。
 最後に「建学の精神」を継承し今後の学園のさらなる発展を願うとともに、ご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ石巻支部の報告といたします。
   
登米支部 講演会
講師 須江 航 先生
出会いと言葉
   野球が中学生に教えてくれること


登米支部監事

 講師の須江航先生の第一印象は『スポーツ青年』といった、若くてさわやかな好感度バツグンの先生でした。小学校一年から野球を始め、高校・大学時代は学生コーチとして活躍、平成18年秀光中等教育学校野球部監督に就任。就任の時(生徒たちとの出会い)からこれまでの苦悩の数々と、その時々に耳にした『言葉』に対し先生が感じ、そこから学んだことについて熱く語られたことがとても印象的でした。
 特に、野球というスポーツを通じ『失敗から学ぶ・失敗から何を学ぶかーそのプロセスが大切だ』『野球には、間がある。自分に今求められていることは何かを考え、自分の進む道を決めることができる』ということを生徒たちに伝え、導いていることを強く感じられました。
 野球部監督就任からこれまでの経緯についての話を聞き、また生徒たちの野球ノートに綴られた思いのこもった手記を読み、生徒は一人一人皆考え方が違い、そしてそれぞれ無限の可能性を秘めている。私たち大人や友人との“出会い”と“言葉”という環境によって生き方を変えていくことができるんだなあということを再認識することができました。  このような機会を与えていただいたことに感謝します。
   
   
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