『宮城野萩だより』Vol.17
Essay
 

秀光の授業風景
秀光生になって感じたこと
秀光中等教育学校 1-M2 鈴木さん


 期待と不安を胸に臨んだ、入学式から3ヶ月が経ちました。学校や寮の新しい環境にもだいぶ慣れ、充実した日々を送っています。最初は寮の事、勉強の事、友達の事などたくさんの不安を抱えていた私ですが、今はその不安は消えつつあります。
 私は、入学して思った事が3つあります。まず、寮の事です。寮では、同級生を除いて全員が先輩です。先輩と生活しているからこそ、できる事はたくさんあります。例えば、勉強の事です。テスト前の勉強対策や、寮生活でわからない事などたくさん教えてくれました。寮には頼りがいのある先輩がたくさんいます。だから、私も来年入学してくる初めての後輩に頼られるような先輩になりたいです。
 次は、授業の事です。小学校の頃と比べると、格段に難しいし、覚える事もたくさんあります。それに、宿題と少しの自主勉強しかしていなかった、小学校の頃がうそのように、中学校では毎日が予習・復習でいっぱいです。予習をしないとついていけない授業を目の当りにして、ようやく中学校に入ったという実感がわいてきます。
 最後に行事の事です。秀光では、他の学校では体験出来ないような行事がたくさんあります。例えば、ハワイ研修・ユーロスクールです。その国の文化を知ったり、語学を身に付ける事ができる良い機会になると思います。
 このような恵まれた環境にあるからこそ、これからの6年間を悔い無く過ごしたいし、自分が誇りに思える6年間になれるように、頑張ります。
   

   
外国語コースの授業風景
【オーラルコミュニケーション】
仙台育英学園高等学校に入学して
外国語コース 1-G1 木村さん


 「本当にこの学校でよかったのだろうか」。入学してから1ヶ月が経とうとしていた頃、私の胸中にはそんな不安の渦が巻き始めていました。
 幼少から習ってきた空手道に励むべく、また、高い進学率を誇り、よそにはない情操教育に主眼を置くこのコースに大きな魅力を感じ、自ら志願して入学したはずなのに後悔にも似た感情がひしひしと迫ってきました。
 そんな気持ちをどうにか克服するため、万事に全力を注ぐことを決意し、一つ一つのことに懸命に臨みました。私の姿が躍起になっていたのか、先生方もそれ以前にも増して熱心に指導して下さるようになりました。高校生活という、まだ不慣れな環境であらん限りの力を出すことはそう容易ではありませんでしたが、いつしか私の“不安”は仙台育英生であるという“自信”へと変わっていました。自分が努力することにより、多くの人々が応援してくれるということを改めて感じました。
 今となってはこの学校に入学して本当によかったと思います。仙台育英に来たから出会えた人、仙台育英だからこそ学べること、感じられることを少しずつですが実感しています。
 これからは、私を支えてくれる方々の期待を裏切らぬよう、奮励努力していきたいと思います。
 そして、卒業を迎えるときには、素晴らしい高校生活だったと振り返り、次の目標に向けて巣立てることを願っています。
   
   
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