『宮城野萩だより』Vol.17
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卒業生の保護者【仙台地区】から  
   

仙台育英学園高での
生活を振り返って

 今年4月、私達親子は大学(薬学部)の入学式を迎えました。いよいよ待ちに待った大学生活がスタートしたのです。
 思い起こせば3年前、場所は違って仙台育英学園のグローリーホールに私達親子は居ました。第一志望は公立高でしたので、どうしてここにいるのか複雑ではありますが、半ばすっきりした気持ちで式に臨んだのをつい昨日のように思い出します。
 入学後、娘はみるみるうちに高校生活に馴染んでいきました。娘から聞く高校の話は、親にとっても大変興味深いものでした。
 とくに学習に関しては、先生と生徒の関係がとても厚く、個々人のレベルに合わせて熱心に指導して下さいました。そのおかげで娘の勉強に取り組む姿勢は大きく変化し、「学ぶ楽しさ」を見つけていったように思います。受験時以上に机に向かっている姿をみて「ちょっと休憩したら?」と声がけしたことも、しばしばありましたが、それでも手を休めることは殆どありませんでした。
 勉強が自分のペースでできるようになると、あらゆることに積極的になり、自分で考えて責任持って行動できるようになりました。2年連続で育英祭の実行委員をつとめましたが、一生懸命に打ち込んでいる娘の姿勢をみて、頼もしく思うと同時に担任の先生やクラスメイトとの信頼を切に感じることができました。仙台育英学園の3年間を通して、勉学のみならず、それ以上に大切なものを見つけ、一回りも二回りも大きくなったように思います。
 娘も大学生になって、はや数ヶ月が経とうとしています。生き生きしている娘の姿を見ていると「本当に自分に合った大学を選択したのだ」と日々実感しています。仙台育英学園あっての今の娘の姿です。本当に有り難うございました。一社会人として立派に成長していけるよう、今後もご教示の程、どうぞ宜しくお願い致します。
 近い将来、我が家では「初めて私が調剤したんだけど、試してくれる?」こんな会話が取り交わされていると思います。私としては、まだまだ長生きしたいので、それだけは勘弁してほしい、そう思う今日この頃です。

仙台地区 【英進進学コース卒業生 母】

 

   
卒業生の保護者【登米支部】から  
   

仙台育英学園に学んで

 娘の進路として、初めて仙台育英学園の名を聞いたのは、中学1年生の頃でした。
 同学年の子を持つお母さん方から、登米市からも優秀な人材が仙台育英学園の特進コースへ入学し、難関大学へ合格しているという事を聞きました。小学校高学年の頃から法律に関わる仕事をしたいと言っていましたし、目標のある子供ならば、高校から目標に合わせた教育をさせる方が良いのではないかと言われました。
 それでも一番目で親も勉強不足でしたし、経済的にも公立高校ならともかくとして、私立高校(ましてや仙台育英といえば全国に名が知れ渡る高校です)に娘を入学させるのは考えられない事でした。
 中学2年生になって異動で転入された先生が担任になり、自己紹介を受け驚いた事に仙台育英学園の特進コースを卒業された先生でした。
 三者面談の際、仙台育英ならばスカラシップという制度もあり、充実した奨学金制度もあるので考えてみた方が良いとの助言を受けました。
 そんな中で、運命的な何かを感じながらオープンキャンパスに参加しましたが、仙台育英の近代的な校舎とたくさん並んだ大型バスに圧倒されて意志決定となりました。
 高校までは親元に居るものと思い、淋しくもありましたが、どんな時でも熱心にご指導下さる先生方と全国にひけを取らないレベルの高い仲間たちの中で、充実した設備と環境に恵まれ、自由で明るく自主性を重んじる仙台育英の校風は娘の性格にも相まって、あっという間の3年間だったと思います。
 親としても娘の姿を通して、感ずる事や有意義な事もたくさんありました。学校へ行く度「この高校へ入学させて良かった」と思い、初めて入学式でお会いする担任の先生に感じた「この先生なら大丈夫」という思いも変わる事なく3年間を過ごしてこれました。
 第一志望の大学に合格し、自分の夢に近づいていく娘と共に校長先生始めお世話になった皆様に心から感謝を申し上げます。

登米支部 【特別進学コース卒業生 母】
 
   
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