『宮城野萩だより』Vol.25
 
Essay
 
あきらめない心を胸に

秀光中等教育学校 1年 加藤くん
 
 今年の春、僕は秀光中等教育学校に入学しました。そこでの「新しい出会い」に中学校生活の始まりを実感しました。それと同時に優れた環境の中で六年間、勉強や部活動を行える事に、悔いなく、両立できるよう、何事もあきらめずに挑戦しようと決意しました。
 まず、勉強についてです。僕は英語の授業が好きです。その中でも、グローバルコミュニケーションという、外国人の先生とオールイングリッシュで行う授業が好きです。僕は外国の人との会話により、お互いの国の文化について知れれば、そこで理解が深まり「世界観」が広がると考えています。今は全く英語で話せませんが、授業はもちろん、来年のハワイ研修などを通し、高い英語力を身に付け、世界について知りたいと思っています。
 次に、部活動です。サッカー部に入部して間もなく、中総体がありました。この大会に向けて三年生の先輩を中心に毎日練習をしました。しかし、大会初日に僕は怪我をしてしまい、出場できない辛い思いをしました。そこで、自分の「弱さ」を知らされました。チームは、目標である優勝を逃しましたがこの大会から先輩方の「あきらめない心」を学びました。これからは、僕がキャプテンとしてチームを作っていきます。この大会での経験を、これからの生活に生かしたいと思います。文武両道。また、加藤利吉先生が築いた仙台育英学園の「至誠・質実剛健・自治進取」という建学の精神。これらを胸に、秀光生として尊敬される人物になるため、「あきらめない心」で精一杯努力していきたいです。


 

 
英松庵お茶室披き

外国語コース 3年 茶道部部長 吉岡 さん
 
 今回の英松庵お茶室披きは、私達生徒一同にとって大変貴重な経験となり、又御家元様のご講演は自分自身を見つめ直す良い機会となりました。
 茶道部はこのお茶室披きの為に何ヵ月も前から準備を始め、お点前の稽古はもちろんのこと、部員皆でお運びの稽古や礼の仕方等の確認を重ね当日に向けて意識を高めていきました。限られた時間の中でやらなければならないことが多く、不安や戸惑いもありましたが、皆それぞれ一生懸命自分の課題を解決していきました。
 そしてお茶室披き当日、茶道部員は本番のため早くお茶室に集まり、リハーサル後に改めて確認をした後、本番に臨みました。私は半東をさせていただいたのですが、お茶室に御家元様がいらっしゃった時はとても緊張しました。しかし、御家元様は和やかな雰囲気の御方で、場をほぐしてくださいました。そして御家元様が優しくお声を掛けてくださったおかげで私達も落ちついて一服差し上げることができました。お茶室披きが終わった後、写真撮影をし、NCホールにて御家元様のご講演を聞かせていただきました。そのご講演で御家元様は、御家元様の参加されたボランティアでの体験や、訪ねられた国々でのお話をお話くださいました。そのお話の数々は私たちに多くのことを問いかけ、又、今自分が身を置いている環境がどれだけ豊かで幸せなものなのかを改めて実感させられるものでした。
 お茶室披きの体験を活かして、これからこの英松庵で更に稽古に励んでいきたいと思います。

 

 
ヒップホップ検定を受けて

外国語コース3年 寺島 さん
 
 6月8日に宮城野校舎で行われた子供ダンス検定をチアリーダー部で受けました。東京の方から講師の先生が来て、基礎的なことから教えてもらいました。
 今回私達は、十級〜八級を受けました。内容はステップ1のダウン、アップ・ステップ2のアロンティ、連動・ステップ3の基本ステップでした。ステップが上がるにつれて体の使う部分なども違っていて習っていてとても楽しかったです。
 普段、私達はチアリーディングというスタンツがメインの練習をしています。なので、私たちにとってこのヒップホップ検定はとても新鮮でためになるものでした。リズム感覚を養うことができ、今後I - LIONSのダンスにも習ったことを生かしていきたいです。また機会があれば、ぜひ上の級を受けてみたいと思いました。
 
 
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