『宮城野萩だより』Vol.28
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「逆転の仙台育英」準優勝おめでとう
 
第97回全国高校野球選手権大会で本校硬式野球部は、見事準優勝に輝きました。また、秀光中等教育学校軟式野球部も、第37回全国中学校軟式野球大会で準優勝に輝いています。闘志あふれるプレーと最後まであきらめない粘り強い姿勢で「逆転の仙台育英」を全国に強烈にアピールしました。
 
 
「甲子園の神様」
(フレックスコース3年 父)
 

 それまでとは違う弾道、明らかに高い位置をボールがスタンドに向けて飛んで行く、やがて大観衆の中に飲み込まれ消えた。それは高校野球100年の節目に掴み掛けた東北の夢が、正に崩れた瞬間でした。
 二度の東北勢対決を乗り越え、今大会最注目校の早稲田実業を完璧に退けのぞんだ夢の舞台。甲子園を埋め尽くす大観衆の声援に大きな後押しを頂き、その瞬間は刻々と手の中に入りかけていました。
 ゲームセットの瞬間にこみ上げる悔しさ、充実感、安堵感…が交錯し、自然と大粒の涙が溢れていました。
 仙台育英は強かった。開会式から閉会式まで全六試合、最高の日本一長い夏を過ごさせて頂きました。戦いを終えたチームは地元宮城のみならず、全国の高校野球ファンに大きな感動をもたらしたことでしょう。
 蘇ったエースは今春の選抜大会以降、冴えないその姿を見せていましたが、26年ぶりとなる夏の甲子園大会準優勝に貢献したことでしょう。
 最後に、私は甲子園の神様を見たように思えてなりません。『ここまで見守って頂いて有難う』、『力を貸して下さり有難う』…。
 高校野球ファンの大観衆の皆様へ。『神様ありがとう。忘れる事のない最高の夏になりました。』

 

 
「夏を子供達と共に」
(秀光3M1  父)
 

 この夏、秀光中野球部は全国中学野球大会において、準優勝という結果に終わりました。子供達は昨年の徳島全中優勝後、自分達新チームも日本一を取りに行くという強い気持ちでのスタートとなりました。幾重にも問題がおきては監督の須江先生や各先生方の指導を受け、夏にむけ全員で日本一を目指すことが出来ましたが、連覇という大きなプレッシャーを子供達だけでなく、親の私も感じていたのは事実でした。そのような事もあり厳しい戦いの中、地区予選、県大会と一戦ごとに戦いながら力を付け全国の切符を手にしました。本当に嬉しく安堵しました。そして全国大会、熱く長く感動的な時間を子供達と共に感じ涙した事は、私にとって最高の夏の思い出となりました。
 今後も子供達には、決勝戦敗退の悔しさと支えてくれた多くの人たちに感謝の気持ちを忘れることなく、新たな目標に進んで行って貰いたいと思います。
 そして、感動的な夏をもう一度…。

 
 
 
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