『宮城野萩だより』Vol.28
Topics
 

生涯にわたっての自己研修【生き生き学級】

 父母教師会主催の研修事業が、7月21日(火)〜7月24日(金)まで本学園の先生方を講師に宮城野校舎と多賀城校舎の充実した教育施設を活用して行われました。
 11講座にのべ57名が参加し、講師の先生との親睦も図られて、楽しい時間を過ごしました。

 
学習講座
ラクロス・ 実用書道・書道I・スペイン語・パティシエ&ベーカリー・
パソコン・中国語・簿記会計・普通救急講習I・
チアダンス リーディング・ 卓球と健康づくり
 
 
ラクロス講座を受講して


エンジョイラクロス

 今回で二回目のラクロス講座ですが今年も事務局の方々をはじめ、ラクロス部員、OGの協力があり、ご父兄をお迎えすることができました。
 ラクロスという名は知っているけれど、どのようなスポーツなのか分からない。そのような声をよくお聞きします。この講座では、ラクロスの歴史についての紹介から始まり、競技の説明、そして実践へと移りました。
 新しく何かを始めることは腰が重くなってしまうものですが、本校のご父母の皆様はとてもエネルギッシュに挑戦されていらっしゃいました。
 自由な発想でスポーツを楽しむ。
 今後もこの活動を続け、皆様と一緒に仙台育英ラクロスの歴史をつくっていきたいと思っております。

 
 
実用書道講座を受講して

美文字に挑戦

 
 生き生き学級の実用書道(細字・ペン字)の講座を2日間に渡り受講させていただきました。この講座を選んだ理由は、最近テレビ等で外国人が和文化を学ぶため日本に留学したり、技術取得のため、体験学習をしている様子が報道されているのを見て、私も何か和文化を体験してみたいと思ったことと、あまり字がきれいでない息子に何かアドバイス出来ることがあればと思い、参加を決めました。
 私の書道体験を言えば、小学校低学年に3年間教室に通ったことと、社会人になってからきれいな文字で書類を書きたいと思い、1年間教室に通ったくらいのもので、プロの先生に教えていただくのは久しぶりでした。
 初日はペン字を教えていただいたのですが、案の定、緊張しているせいで肩に力が入り、なかなか思うように字を書くことができませんでした。それでも渡邊先生から「少しずつ線がきれいになってきましたよ」と言われ、少し気が軽くなり、2日目に臨みました。
 2日目は筆ペンを使っての細字に挑戦です。少し慣れてきたせいか、肩の力は抜けてきたのですが、お手本のような字には程遠いといった感じでした。そこで先生にきれいな字を書くコツを聞いてみると「書道は芸なので続けることがうまくなるコツですよ」と言われ、積み重ねることの大切さを実感させられました。
 今回2日間という短い時間でしたが、メールや携帯電話等で文字を書く機会の減っている昨今ですが、時にはペンを取ってきれいな文字で手紙を書いてみたいと思わされる体験でした。親切に御指導くださいました渡邊先生に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
 
書道I「楽書」講座を受講して

「絆」の一字に思いを込めて


 初めて参加した「生き生き学級」。どれも魅力があって、悩んだ結果「玄関に飾れる」という言葉に惹かれ、書を楽しむことにしました。
 ご指導いただいた先生は仙台育英の卒業生で、ゼルコバホールのフロア南壁面に縦3メートル、横8メートル、復興を願っての書画を8ヶ月かけて書かれた池田僊雲先生でした。
 選んでくださった「絆」は、とても難しいけれど東日本大震災の復興を願い、さらに支倉常長がローマに派遣されて四百年になることで、県が先生の書を、ローマ法王・イタリア大統領に献上した記念すべき文字でした。
 濃墨・淡墨の楽しみ方、水墨画の描き方を学び、参加者全員に先生の直筆の短冊に印を押していただきプレゼントしてもらいました。
 心地良い緊張のもと書いた「色紙」と先生の「短冊」が玄関の涼を感じさせてます。
 2日間とても有意義な時間を嬉しく思います。本当にありがとうございました。
 
 
簿記会計講座を受講して

学生時代を思い出す


 初めての参加、少人数ではありましたが、とても和やかな時間を過ごさせていただき、生徒の机に座った時、自分の学生時代をふと思い出しました。私も仕事上、経理に携わっており、パソコンに数字を入力するだけで機械が全部振り分けしてくれる優れ物。受講してみて、手書きで計算機を使用しながら丁寧に教えていただき、簿記の意味が良く解りました。この様な場を設けていただき、学生気分も味わい、本当にありがとうございました。
 
 
パティシエ&ベーカリー講座を受講して

作るの大好き


 生き生き学級のパティシエ&ベーカリー講座を初めて受講してから4年目になりました。
 思い返せば、東日本大震災が発生した年に息子が入学。無事1年が過ぎ、学校生活にも慣れ、2年生に進級したある日、生き生き学級のお便りを子どもから渡されました。
 案内を見た時、色々な講座がある中でベーカリー講座に目が留まり、20数年前に一度体験したことを思い出し、パン作りに参加したくなり申し込んだのがきっかけでした。一年目はパン作りのみでしたが、大型のオーブンやミキサー等の設備が整っていること、ミキサーが精密で機能性が高いことを聞き、驚きと共に感心しました。
 また、原料の計量や温度管理も丁寧に指導していただきました。様々なパンを成形している時も、次はどんなパンを作るのだろうとワクワクしました。そして、焼き上がったときの感動はひとしおでした。
 二年目は、パン作りが忘れられず、お便りを渡された時、真っ先にベーカリー講座を申し込みました。この年から発酵時間を利用してスウィーツ作りが始まりました。パン作りとスウィーツ作りの二本立てに、またまた感動し、パン作りが大好きになりました。
 三年目の年は、前回参加した時「息子が卒業するので、もう受講できない。残念です」と話したら、一緒に受講された保護者の方に「卒業しても、お便りが送られてきますよ」と教えていただいていたので、とても楽しみにして参加させていただきました。家ではパンを作ることがないので、焼きたてが食べられるという醍醐味は、講座ならではですね。参加できて、本当に良かったと思いました。
 四年目の今年も、パン作りが楽しみで早速申し込みました。今回はなんとメロンパンも作ると知り、半年前からメロンパンにはまっていた私には、受講中に作れる上に、出来たてを試食できるという最高の喜びを味わいました。スウィーツも毎年違うデザートを作るので、とても楽しく、スウィーツとパン作りが増々大好きになりました。
 試食の時は、参加した方々といろいろな話ができ、交流を深めることができました。
 この様に、参加者と親睦を深めながら楽しい時間を過ごせたのは、生き生き学級の講座に参加できたことと、子どもが卒業しても参加できるシステム、学校側の施設・設備利用の協力、講師を引き受けてくださった先生方、企画主催された父母教師会の方々のご配慮のおかげだと、深く感謝しています。本当に、ありがとうございました。
 
 
パソコン講座を受講して

一歩前進?!


 息子が進路に向かって積極的に勉強し、各種検定に合格し、学習面でも成果を上げどんどん成長し、自信をつけている姿を見ていて、親として嬉しく人としても羨ましく思っていた時に「生き生き学級」の募集案内に目が留まり、これだ!!と申し込みさせていただきました。
 3日間と短い期間でしたが、内容も分かり易く、時に雑学的なお話を聞くことが出来、パソコンの知識も少し増え自信を持って活用出来そうです。
 学ぶ事の喜びと楽しさを久し振りに感じることが出来、教えてくださいました高階先生、山崎先生、ありがとうございました。
 
 
中国語講座を受講して

出会った皆さんに謝謝!


 「中国語の基礎を学びながら中国語の歌を歌ったり、楽しく中国の文化に触れていただきます」の講座紹介と「定員は何人でも!」との文章に誘われ、ちょっぴり中国語に惹かれていた私は自分の語学の力のなさも顧みず参加を決めました。この講座のリピーターの方、また、娘さんの勉強に付き合ううちに検定まで受けられた方のなかゼロからのスタートだった私ですが、他の皆さんが「そこ難しいよね」「続けないと忘れるよねえ」などと、私と同じ目線で話をしてくださったことがどんなに心強かったことか。楊先生の軽妙なお話と上手な歌をお聴きし(もちろん私たちも歌いましたが)中国象棋や碁目並べ、トランプなど中国で親しまれているゲームを楽しみながらの学習。そのなかで、発音の仕方なども繰り返し学びました。中国の生徒さんたちがスペシャルゲストとして話をしてくれるというサプライズもあり、中国語で会話をしてみたいという気持ちがより強まりました。3日間、ありがとうございました。
 
 
チアダンス・リーディングを受講して

チャレンジの連続


 私は、テレビでチアを見て、みんな楽しそうに踊ったり、人に乗ったり飛んだりしていたので、おもしろそうなので参加しました。まず、先生にすすめられて、チアの衣装を着ました。ちょっとはずかしかったけど、お姉さんたちに「かわいい」と言われてうれしくなりました。次に、お姉さんたちの演技を見ました。「今日は、みんなとこれを踊るよ」と言われて、一瞬びっくりしたけど、演技を見てやってみたい、がんばろうと思いました。そして何とかダンスを覚えると、今度は私が一番やってみたかった、人に乗る練習をしました。私は、落ちないかなぁという不安でいっぱいでした。でもチアダンス・リーディングのお姉さんたちに支えてもらって簡単に乗ることができました。しかし、一番高い所に乗る練習は、難しかったです。私は、最初にこの練習をした時、落ちてしまいました。けれども、お姉さんたちのアドバイスを受けて何とか出来るようになりました。最後に全員で踊って、演技をして、楽しくてうれしかったです。
 
 
普通救急講習Tを受講して

「大切な人」を救うために


 
「1秒でも早く、傷病者の元へ—」その思いを胸に、救急車その場へと向かう救急隊員。しかし、到着するまでの間、何も処置をされていなかったら? また、道路が混んでいたら? 近くの救急隊が、出動できない状態だったら? 当然、傷病者が助かる可能性は低くなりますよね。もしその時、救急講習を受けている「あなた」が居たらどうでしょう。助かる可能性も格段に上がりますし、軽症ですむことだってあるかもしれません。そんなことを、原町消防署の方から三時間しっかりと教えていただきました。
 心肺蘇生は、胸骨圧迫、気道確保、人工呼吸、とどれ一つとっても年齢等で処置が異なったりするため、臨機応変な処置が必要です。しかし、難しく考えずに、一度講習を受けてみてはいかがですか。あなたの「大切な人」の為に。
 
 
卓球と健康づくりを受講し

いろいろな技に挑戦

 私は今年、小学校のクラブ活動で、卓球クラブに入ったので卓球に興味があって参加しました。サーブやバックをやった事がなくて、できたらいいなとずっと思っていました。なので今回いろんな技を覚えて、学校で勝てるようになりたい!と思いました。
 まずは基本の「フォア」の練習をしました。私はラケットが上に向いていて、ボールが上に行ってしまうので、ラケットを垂直にしたり、かぶせたりしてボールに当てることを教えてもらいました。すると、だんだん上手に打てるようになりました。次は「バック」の練習をしました。バックは、やったことがなくて出来るか不安だったけど、やってみると上手くできたので良かったです。最後に「ミドル」の練習をしました。ボールが真ん中にきてしまったらどう対応するのかなぁ、と思っていました。すると「その時は、左に動けばいいよ」と教えてくれました。だから、もし真ん中にボールが来た時も安心です。私は、この卓球と健康づくりで「フォア」、「ミドル」、「バック」を覚えました。これからも忘れないようにします。今回教えてもらった事を、学校でも生かして卓球が上手くなればいいな、と思っています。優しく教えてくださった猪股先生、ありがとうございました。

 

スペイン語講座を受講し


学ぶことの幸せ


 初めての生き生き学級、まして、スペイン語は全くの初心者の私が、そもそも参加して良いものなのかと、はじめは不安でした。それが2日間受講し終えて、もっと通いたい!もっと学びたい!と思っている自分がおりました。
 安住先生の留学時の体験談を交えての導入では、楽しいトークでスペインの魅力が大変良く伝わり、最終的には簡単な会話表現や基本的な動詞の活用を教えていただきました。巷にあふれている語学本を読みあさるよりも、はるかに分かりやすかったです。復習をして、もう少し単語やフレーズを覚えたいと思った程です。
 正直、この歳になってここまで学びたいと思ったことに、私自身も大変驚いております。いくつになっても、生涯にわたって学ぶことは幸せなことだと思いました。このような素晴らしい企画を、今度はたくさんの方々と共有できればと、願っております。そして最後に、楽しく、親切にご指導くださいました安住先生、どうもありがとうございました!
Muchisimas gracias !!
 
 
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