『宮城野萩だより』Vol.5
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入学式での加藤校長式辞
ブルーは地球の海の色
イエローは大地の色…
 

 この春、仙台育英学園に入学した新入生は、秀光中等教育学校64名、仙台育英学園高等学校1,136名。入学式は、4月3日多賀城校舎グローリーホール(秀光中等教育学校)と、4月9日宮城野校舎体育館鵬翼(仙台育英学園高等学校)において行われました。入学式での加藤雄彦校長先生の式辞を紹介しましょう。

 
 新入生の皆さんをお迎えできて大変うれしく思います。
 今から98年前、学園の創立者である加藤利吉先生が、母体となる育英塾を開きました。それにあたって掲げた建学の精神があります。自らを鍛え物事の本質を見極める「質実剛健」、何事にも果 敢に取り組んでいく「自治進取」。そして「至誠」です。これは真心を尽くすという意味です。「質実剛健」、「自治進取」という気概を持って「至誠」という人間として大切なものを守り通 していく。それがこの学校の理念です。
 皆さんの胸についているバッジなどにも描かれているI-LIONのマークがありますね。育英ライオンです。「ライオン」というのは、98年前の生徒が利吉先生のことをライオン先生と呼んでいたことに由来します。このライオンは、王冠をかぶり、翼を生やしています。王冠は「栄光」を意味します。翼は「飛躍」を表します。栄光に向かって飛躍する、ということでI-LIONのマークがあるのです。
 そしてそれを彩っているのが本学園のスクールカラー、ブルーとイエロー。ブルーは地球の海の色です。イエローは大地の色です。地球規模で活躍してほしい、そんな願いを込めています。これから、校舎の至るところに、あるいはお互いの胸のバッジに、たくさんのI-LIONを目にすると思います。「栄光」への第一歩をスタートしていく皆さんを、I-LIONはいつも見守っているのです。
 皆さん方はひとりで歩んでいくのではありません。仲間とともに、先生方とともに、応援してくださっている多くの仙台育英のファンの方々、そしてお父さま、お母さま方の多くの支援を頂きながら、これから世の中に踏み出していくための準備をしてください。
 皆さんには、このことを心に刻んで努力精励し、学園生活を過ごし、勉強に励んでほしい、そう願っています。
   

平成16年度仙台育英学園父母教師会総会
平成16年度仙台育英学園父母教師会総会
大きな拍手とともに終了


 平成16年度の父母教師会総会が、去る5月18日(火)午後二時から宮城野校舎体育館「鵬翼」を会場に、会員211名(委任状2,421名)が出席し開催された。
 開会の挨拶で、大學幹男会長は、「現時点で進学実績現役786名、就職率98.6%(県91.1%)の達成は、生徒の努力はもとより、先生方、保護者、OBの方々の協力によるものである。この熱意こそ仙台育英学園の教育の原点である。」と話された。
 加藤雄彦校長先生からは、「大学合格者総数は、1,117名(高等学校1,009名、秀光中等教育学校108名)、就職率は現時点で98.6%である。未内定者は本校IIS(育英インターシップスクール)に所属し、合格を目指し頑張っている。このような実績も、学校・家庭の連携・協力の賜であり感謝したい。」というお話があった。また、大学進学に対して一部誤解を招く報道があり、心配をおかけしたことに対するお詫びと平成十六年度の取り組みについて力強いお話をいただいた。
 次に、小坂信雄教育振興会会長・同窓会会長から、少子化にもかかわらず、就職・進学の実績を上げ、受験生の確保に努力されたことに対して、父母教師会とOBの方々への感謝の言葉があり、今後とも子供の幸せを願いご協力をお願いしたい旨の祝辞をいただいた。
 その後、大學幹男会長を議長に議事の審議に入り、
(1)平成15年度事業報告
(2)同収支決算報告、監査報告
(3)平成16年度事業計画案
(4)同収支予算案
(5)平成16年度役員案が原案通り承認された。
 その他の事項では、教育振興会予算・決算に対する質疑や生徒の学習態度についての感想・要望や会員同士の意見の交換があり、会員のよい研修の機会にもなった。
 その後、「勇壮に響け 学園に」をテーマに育英獅子太鼓と獅子踊りが仙台育英獅子太鼓部員によって披露され、大きな拍手とともに総会は終了した。
   
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