『宮城野萩だより』Vol.5
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お茶室「英松庵」多賀城校舎に移築

この素晴らしいお茶室「英松庵」を
巣立った生徒たちが、国際人として
世界にお茶の心を伝えられれば…

 
 5月12日、この日は、初夏を思わせる好天気に恵まれ、午後3時より、多賀城校舎の北辰館2階に、茶室(英松庵)が宮城野校舎から移築され、お祝いのお茶室開きにお招きを頂きました。
 加藤雄彦校長先生をはじめ、設計、施工業者、各教頭先生、外国語コースの諸先生、茶道の御指導をくださっておられる先生、並びに茶道部の生徒さん40名余りが出席されて、裏千家のお茶会が盛大にとり行われ、すばらしいお茶室開きでした。
 私事、お茶でしたら日常生活の中で、欠かすことの出来ないことですが、これに道が付きますと、全く知識がなく、参加をためらいましたが先生のすすめもあり、参加の決心をいたしました。
 当初は、緊張しておりましたが、教頭先生のお話を聞いておりましたら緊張も解れ、また参加されておりました先生方も、正座から安座に崩されておりました。しかし、和やかな雰囲気の中にも、式は、厳粛に執り行われました。
 新しい床の間には茶花が、右隣に水屋と、見ているだけでも心が和みます。
 茶の湯は、日本の伝統的な生活文化の中でも、華道と共に最も代表的な文化。そして海外でも日本ブームが伝えられる昨今、残念乍ら日本の若い人達は、日本の伝統文化に見向きもせず、このままではすばらしい伝統文化がすたれていってしまいそうな気がいたします。
 そんな中、外国語コースでは、学校教育に茶道を持ち込み、校長先生のご配慮で立派なお茶室を造って頂き、一人でも多くの生徒にこのすばらしい文化を伝えようとしている姿を見ますと、仙台育英生は非常に恵まれていると思います。
 3年間の研修で入門、小習、茶箱点を賜るとお聞きいたしました。このすばらしい英松庵を巣立った生徒達が国際人として、世界の人々に、すばらしい茶道を伝えて下さるよう期待いたします。
   
剣道場も一新!
宮城野校舎 剣道場も新しく
生まれ変わって

(宮城野校舎記念一号館内)
   
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