『宮城野萩だより』Vol.6
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  卒業生の保護者【登米支部】から

やっぱ“秀光”だね!

   
   今年の3月に長女が東北大に受かりました。娘は「何とか現役で大学に行きたい」と頑張っていましたので、応援団の副団長(団長はなんといっても妻)の小生も大喜びでした。もっとも、試験が終わるとすぐに海外へ学会出張に出かけ、発表の当日に戻ってくるといういわば“敵前逃亡”を謀っておりましたので、帰宅して、「受かった、イエー! 信じられなければインターネットで」との娘のメッセージを見て一人涙ぐんでおりましたが。
 長女を秀光に行かせることは、小生が一人で決め、妻を説得しました。寮があることは知りませんでした。小生は自分勝手にも単身赴任をし、妻に4人の子育てを押しつけておりましたので、妻の負担の軽減と、親の子離れの促進を図りたかったからです。運良く寮に入れていただけることとなり、宿と食事の心配をしないですみました。最初は心配で、週末の送り迎えを欠かせませんでしたが、親の子離れ以上に子の親離れが進み、我が儘放題だった娘が、急に大人びてきてびっくりしたことを覚えています。ありがとうございました。長女の楽しげな様子を見て妹たちも秀光を目指し、姉同様、規律正しい寮生活を送っているようです。家に帰ると気ままな暮らしをしておりますが、寮では漫画もテレビもテレビゲームもない日々を送っているとのことです。末っ子の長男も姉たちの後を追うべく、準備しています。
 学習の面では、自分で計画を立てて、自分で実行した長女にただただびっくりさせられました。娘もひとりで成し遂げたことに満足しているようです。十分に自立できるよう育てていただいた“秀光”、“仙台育英の寮”に感謝申し上げる次第です 。  

 齋藤 さん(登米)
【秀光中等教育学校3期生卒業生 父】

※齋藤さんのご長女は、今年春、東北大学医学部に現役進学!  おめでとうございます。
   
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