『宮城野萩だより』Vol.8
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卒業生の保護者【柴田支部】から
   
 

子供を育む学園

「仙台育英学園に行く。他は行かない」
「公立も受けた方が良いんじゃないか?」
「受けない。仙台育英にしか行かない」
  中学時代に外国での短期ホームスティを経験し、留学が可能な高校を探していた娘が宣言。昔から気が変わるのも早いが、決断も早く、こうと決めたら他人の意見には左右されない娘です。決断したら行動も早く、早々と中学校の推薦を受けて一番に入学を決めてしまいました。
 二年の初めに、「これで一年留学する」と学校で見つけたパンフレットを片手に宣言。
 そして四人のクラスメートとともに春の終わりには渡米しました。
 中学時代の二週間の短期ホームスティとは違い、一年四ヶ月暮らしてみて、さまざまな経験をしたと思います。
 戻ってきて、留学生だけのクラスに入りましたが、元々、自分たちで志願して途中留学した子供達ばかりのクラスであり、個性派ばかりで、自己主張も強い(強くなった?)子供達なので担任の先生もさぞ戸惑ったことだと思います。しかし、クラスの全員が早々と卒業後の進路を決めてしまったのは、この自己主張と自立心のお陰だと思います。
 今、娘はまた自分の希望を叶えるべく米国の大学に行っています。この大学も今までと同じく娘が決めたものでした。
 娘がここまでなれたのも、学校の先生方が温かな目で子供達を見守り、いろんな面で応援してくださり、子供達も「自分達は仙台育英学園の生徒であり、戻れる場所がある」という安心感があったからこそだと思います。学校のバックアップ体制があったからこそ、安心して姉妹校でもない米国の高校に留学でき、同じ様な環境に居た子供達と同じクラスになり、卒業後の進路も検討することが出来たのです。
 
実際には二年弱しか登校していませんが、ただ単に勉強を押し付ける傾向のありがちな学校ではなく、子供達の個性や能力を育む学校で過ごせたことは、娘にとって大変有意義であったと思います。  

【外国語コース卒業生 父(大河原町)】

   
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