『宮城野萩だより』Vol.9
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平成18年度 父母教師会会長交替
   
 
新会長 就任
仙台育英学園父母教師会新会長
中野 広光
『就任のご挨拶』

 このたびの総会におきまして、皆様のご信任により新たに会長に就任することとなりました、中野と申します。私自身は、これまで副会長を務めてきた以外に他校でのPTA役員の経験もなかったのですが、仙台育英学園という百年の伝統と三千人を超える生徒を擁する名門の父母教師会の会長という大役を仰せつかり、まさに身の引き締まる思いです。
 さて、昨今の子供たちを取り巻く環境は私たちの時代に比べ大きく変化してきています。世の中が便利になる一方で、今までは考えられなかった新たな危険も生まれてきています。このような中で、子供たちを一人前の人間として社会に送り出すために、学校では先生方が、家庭では保護者が、また地域の皆様とも連携して私たち大人全体で、子供たちを守り育てていかなければならないと考えています。そのような父母教師会の役割のために、私自身は微力ではありますが、会員の皆様のご協力のもとで、精一杯努めて参りたいと思います。会員の皆様には、向こう一年間よろしくお願いいたします。
   

   
仙台育英学園父母教師会前会長
大學 幹男
会長を退任するにあたって

 会員の皆様におかれましては、ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。
 さて、平成十四年度から平成十七年度までの四年間、会長としての任にあたらせていただきましたが、これも偏に皆様方のあたたかいご理解とご協力のたまものと深く感謝を申し上げます。
 本学園は、進学、就職共にその実績はすばらしく、今日全国に名をとどろかせる学校の一つになりました。これも先生方をはじめ保護者の皆様のご支援によるものです。
 昨年は創立百周年を迎えられ、創立者加藤利吉先生の建学の精神である「至誠・質実剛健・自治進取」にますます磨きをかけられ、二十一世紀を担う人間性に満ちたお子様の育成に努力されている本学園に感謝を申し上げます。
 しかし、私たちはあの五月二十二日の悲惨な事故を決して忘れることはできません。三人の尊い命が奪われ、深刻な傷を負われた方々もおり、ご家族のご心労を思うとき父母教師会としてもできる限りのご援助に努めてまいりました。
 役割中途で、中野広光会長にバトンをお渡しすることになりましたが、引き続き監事をやらせていただきますので、これまで同様何卒よろしくお願いいたします。
   
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  平成18年度 父母教師会定例総会
5月17日(水)多賀城校舎グローリーホール
   
   平成十八年度の総会が、去る五月十七日(水)多賀城校舎グローリーホールを会場に午後二時から全会員三千二百名のうち、二百八十九名(委任状は二千百九十三名)の出席のもと、熱心に審議が行われました。
 開会の挨拶では、大學幹男会長から「日頃の父母教師会活動に対するご理解・ご支援への敬意、また5・22交通事故募金に対する篤志への感謝」が述べられました。
 次に本会顧問の加藤雄彦校長からは、人のいのちの尊さについて考える場として「安全と安寧のつどい」を実施すること、落ち着いた学校生活の様子、本学園での学習指導の取組等が紹介されました。また、学校経営の面で、三つの心配「鳥インフルエンザなどの感染症、宮城県沖地震の発生、5・22事故に関すること」について話されました。
 小坂信雄教育振興会長・同窓会長より祝辞をいただき、「保護者の皆様、子供たちそして先生と三者が心をひとつにしてスポーツや進学面において目標を達成すること、六万を超える卒業生が全国的な規模で活躍していることなど」のお話がありました。
 その後、審議に入り、(1)平成十七年度事業報告と収支決算報告・監査報告、(2)平成十八年度事業計画案と収支予算案、(3)会則の一部改正、(4)役員選出について拍手で承認されました。
 特に、十八年度の収支予算案では、科目や内容の変更について、「収入科目の受託収入(各種検定等の収入)は支出科目の事務費の事務員手当で相殺されること。今年度から、支出科目の渉外費を負担金と支部活動費に分けたこと」の説明がありました。
 また、事務局より提案された「会費値上げ」については、役員会で一年間検討し、次年度から実施することが承認されました。
 なお、四年間会長職にあられた大學幹男氏が退任され、新会長に中野広光前副会長が選出されました。
 
 
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