『宮城野萩だより』Vol.9
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卒業生の保護者【石巻支部】から
   
魅力ある学園に学んで

 夕飯を食べ終え、そわそわしている頃、娘からの定期便が届きます。携帯電話の向こうから、娘の一日の出来事が手に取るように伝わってきます。
 横浜の大学に進学して、はや2ヶ月がたちましたが、気持ち的には一緒に暮らしていた頃と変わりはありません。いやそれ以上に近いような気がしています。
 高校進学は、地元の高校にと漠然と考えていた私でしたが、娘は仙台育英学園高等学校の外国語コースを選択しました。
 娘は「将来英語を生かせる仕事に就きたい。」という強い希望を持っておりましたし、留学先で学んだ教科の単位が認められるということが、最大の決め手となりました。
 入学後は、外国語コースの特色あるカリキュラムのもとで、楽しく充実した学園生活を過ごしたようです。
 2年生の夏には念願だった海外留学試験にも合格し、カナダへ一人で旅立ちました。
 着いた当初は、ホームシックにかかった娘も、翌年の7月には、RとLの使い分けもうまくできるようになって帰国いたしました。
 その頃から心配の種が芽を出しました。それは、大学進学のことでした。帰国クラス11名の担任となられた佐藤先生は、娘には親身になって相談に乗ってくれたり、個性に合わせた進路指導をして下さいました。また、親には定期的に進学説明会の案内や進路の情報を送って下さいました。そんなことで、私の心配もどこかに飛んでしまいました。早い段階で大学を決めることができたのも、仙台育英学園のおかげと感謝いたしております。
 今、娘は夢の実現に向かって、第一歩を踏み出しました。
 一人一人の生徒を大切にご指導下さる先生方の思いに応えられるよう、親としても今後精一杯娘を支えていきたいと思います。

【外国語コース卒業生母】

 

   
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