学校法人仙台育英学園 仙台育英学園高等学校 広域通信制課程 学校法人仙台育英学園 仙台育英学園高等学校 広域通信制課程

MENU
CLOSE

INFORMATION INFORMATION

2022.03.30

ILC宮城 令和3年度第24回後期卒業式

同窓生のヒューマンネットワークで
どんな局面も乗り越えていこう

 3月5日(土)、仙台育英学園高等学校 広域通信制課程ILC宮城の令和3年度第24回後期卒業式が行われました。この日卒業を迎えたILC宮城の卒業生は40名。新型コロナウイルスの感染対策を万全にした上で進行されました。
 高校卒業資格となる卒業証書は、加藤雄彦校長先生自ら卒業生一人ひとりに手渡されました。校長先生の式辞では、次のように温かい激励の言葉がありました。
「皆さんが社会に出て出身校を聞かれることがあればぜひ、仙台育英学園高等学校です、と答えてください。本校には7万5千人を超える卒業生がいますので、もしかしたら先輩と出会えるかもしれません。そのときには同窓生同士で協力して、困難なときも乗り越えられるようなヒューマンネットワークを作ってほしい。今までは当たり前だと思っていたことが覆されることが今、目の前で起きています。仙台育英で身につけた“真心”を持って、これからの時代を生き抜いてほしいと思います」
 答辞では卒業生代表が、「全日制課程との教育環境の違いに入学当初は戸惑いつつも先生方や友人に支えながら勉強が続けられた」と学校生活を振り返りながら、春からの新生活に向けて「ここまで支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れず、これからも成長していきたいと思います」と力強い抱負を述べました。
 

卒業生代表答辞【全文】

 
 冬の厳しい寒さも和らぎ始め、春の足音が間近に感じられますこの佳き日、加藤雄彦理事長校長先生はじめ、諸先生方にご列席を賜り誠にありがとうございます。
 私達卒業生40名に対し、かくも盛大な卒業式を挙行いただきましたこと、卒業生一同感謝の念に堪えません。
 
 仙台育英学園高等学校広域通信制課程で学んだ日々は私にとって貴重な時間でした。スクーリングヘの出席・リポート提出・定期考査の受験による単位修得など、全日制課程とのシステムの違いに入学当初は戸惑うことが多くありました。リポートの分からないところは、「学Lネット」で学習し、教科書・学習書で調べ、それでも分からない時は学習室で担当教科の先生に質問し教えていただきました。入学当初に感じていた不安は徐々に消えていきました。それに通信制課程には小・中学校からの友達が二人いて、どんな時も三人で励まし合って乗り切ることができました。
 
 昨年11月に梱ヶ岡公園での公園清掃ボランティアに参加し、青空の下、友人や先生方と一緒に落ち葉やゴミを拾ううちに、汚れていた公園が自分達の手によってみるみる綺麗になっていく様子に清々しい気持ちになったのを覚えています。卒業後もボランティア活動を続けていきたいと思っています。
 
 今、ここに私が通信制課程での学びを終え、専門学校へ進学することが出来たのは家族の支えがあったからです。特に母には本当に感謝しています。普段なかなか伝えることはできませんが、これからの姿でそれを伝えていきたいと思います。
 
 私は卒業後、仙台の保育専門学校に進学をして、幼稚園教諭の資格を取得したいと思っています。保育士という職業は男性が少なく可能性を感じています。夢を実現させ、社会人として自立していきます。
 
 ここにいる40名には、それぞれの目標・夢があります。ここまで支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れず、これからも成長していきたいと思います。
 
 最後になりますが、仙台育英学園高等学校の益々の御発展と、加藤雄彦理事長校長先生をはじめ諸先生方の御多幸をお祈りしまして、答辞とさせていただきます。


令和4年3月5日
卒業生代表

INFORMATION