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2022.10.27

ILC宮城 令和4年度 第25回前期卒業式

何事もプラスにとらえれば
困難があっても乗り越えられます

 広域通信制課程ILC宮城の令和4年度第25回前期卒業式が9月17日(土)、宮城野校舎のオークルームで挙行されました。ILC宮城の卒業生は9名。一人一人に校長先生から卒業証書が手渡されました。
 校長先生は式辞の中で、今年の夏の甲子園(第104回全国高校野球選手権大会)でのエピソードとして「準決勝、聖光学院(福島)との試合終了後に本校硬式野球部の佐藤主将が、聖光学院の選手に“明日は優勝してくれよ。仙台育英は東北代表なんだから”と声をかけられたそうです。佐藤主将はこの瞬間からプラス思考に切り替わり、東北代表なら味方が900万人に増えたと考え、何も怖いものがなくなったそうです。その話を主将から聞いた仲間たちも前向きな気持ちで決勝に臨むことができた、とのことです」と語られました。そして「本学園には、学園創立者 加藤利吉先生から受け継がれた3つの要素の掛け算がある」とし、「一つ目は熱意。二つ目は能力。でもこの2つだけではうまくいかない。大切なのはプラス思考を持つこと。皆さんはこの掛け算を実践したからこそ、高校卒業という目標を成就することができました。どんなに苦境に立たされていても考え方としてプラス思考があれば必ず乗り越えられます。これからも、そのように生活を送ってほしいと思います」と、温かいエールを贈られました。
 卒業生代表による答辞では「ここで知り合った友人と一緒にわからない問題を解いたり、スクーリングでは教科担当の先生に丁寧な解説をしたいただいたおかげで今日の日を迎えることができました」と学校生活を振り返りながら「多くの思い出を胸に私達卒業生9名はこれからも成長していきます」と力強い抱負で締め括りました。

 
 

卒業生代表答辞【全文】

 
 爽やかな秋晴れのこの佳き日、私達卒業生9名は仙台育英学園高等学校広域通信制課程を巣立ってまいります。
 本日は、私達卒業生のためにかくも盛大な卒業式を挙行していただき、ありがとうございます。また加藤雄彦理事長校長先生より大変温かいお言葉をいただき、卒業生を代表して心より御礼申し上げます。
 私達9名は、今まで優しく指導してくださった加藤雄彦理事長校長先生、通信制課程の先生方、どんな時も私達のことを真剣に考えてくれた家族に見守られながら、卒業証書を手に新しい人生の扉を開こうとしています。
 
 私は前籍校で、部活と学業の両立に悩み、ストレスで体調を崩し休みがちになりました。悩んだ末仙台育英学園高等学校広域通信制課程に入学し、それまでの不安が楽しく充実したものに変わりました。
 中でも7月13日の科学館学習のタブレットを使った学習では植物や昆虫の標本を見て問題を解くことで、普段のスクーリングとは違った新鮮な学びがありました。
 通信制課程での時間は勉強とアルバイトの両立に追われました。しかしここで知り合った友人と一緒にわからない問題を解いたり、スクーリングでは教科担当の先生に丁寧な解説をしたいただいたおかげで今日の日を迎えることができました。
 卒業後は美術大学への進学を目指し、予備校でデッサンや着彩の勉強を続けていきます。
 
 これまでの生活を振り返ると、家族にはたくさんの心配と迷惑をかけてきました。両親に学校までの送迎をしてもらい、祖父母に励まされこうして卒業できることに感謝しています。
 8月に夏の甲子園大会での仙台育英学園高等学校の優勝は選手の好プレーや名場面に沢山の勇気と感動をもらいました。自分の在学期間にこのような劇的瞬間に立ち会えたこと、そして応援という形で密な時間を共有できたことを大変嬉しく思います。
 
 多くの思い出を胸に私達卒業生9名はこれからも成長していきます。先生方・保護者の皆様、まだまだ未熟な私達をこれからもどうぞ温かく見守りご指導くださいますようお願いいたします。
 最後になりますが、仙台育英学園高等学校の益々のご発展と、この場にいらっしゃる皆様のご多幸をお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。
 
 
令和4年9月17日
卒業生代表

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